中学1年生の時、ワタシに対して唯一、評価の辛かった意地悪な数学の教師みたいで、何だか申し訳ないが、芝1600メートル1分39秒4の勝ち時計は、昨年のツルマルジャパン(2着は0秒1差でセイウンワンダー)と比較すると、ほぼ同じコンディションだというのに4秒遅れ。定番のスローの上がり勝負にしろ、ラスト2Fのレースラップは11秒7→11秒6。競馬をしたのはゴール前1Fのみでロスの多い内容だったとはいえ、クラシックうんぬんを語るなら、11秒を切るか切らないかの数字がほしかった。
まっ、若干馬体が薄く、アグネスタキオン×ディープインパクト一族だけに、当然伸びしろはある。武豊クンもカッとする気性をおもんぱかり、すぐに次走でも、なるたけタメを利かし、直線勝負の追い込み型にスイッチしてくるんでしょうが(逃げ馬にはしない)、諸々の課題を含めると評価は3.5が妥当かと…。
エーシンダックマンの芝1200メートル1分9秒7は、走破タイム自体としてはマズマズ。ただし、スタート後の2〜6Fをソツなく11秒台のラップでまとめた割には(1400メートルまでなら距離延長はOK)、6F戦というのに10秒台の厳しいラップを踏んでいないのが気がかり。仕上がり切っていた馬体を考えると、2歳戦がギリギリかも。
リネンパズルの芝1000メートル57秒9は、昨年のコスモユウコリンに0秒8遅れ。同じ芝1000メートル戦では、札幌組のコスモソルティスの57秒6、サンディエゴシチーの1分10秒5も、特筆すべきタイムではない。
一方、芝1200メートル1分12秒1と時計は平凡ながら、チェリーソウマの母は、旧函館3歳S優勝馬。筋っぽい血統だけに、後々はダート転身も見越し(調教駆けする)、1600万到達の余地を残している。ちなみに、白面の大流星も派手だが、あの青い目に見つめられると、おじさん、クラクラして、どうにかなっちゃいそう(笑)。