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京王杯SC(GII、東京芝1400メートル、16日) アベコーの気になる推奨馬は!?

 みなさん、お元気ですか。アベコーこと阿部幸太郎です。
  
 はっきりとした根拠は分からないのですが、土俵上で横綱が格下に敗れると、土俵下でそれを見ていた横綱も続けて敗れてしまうという不思議な現象があります。春のGIシリーズは、皐月賞で単勝1・7倍の圧倒的な人気に推されたロジユニヴァースが14着に大惨敗。続く天皇賞では同じく1番人気だったアサクサキングスが9着。そして、先週のNHKマイルCで1番人気ブレイクランアウトがこれまた9着に惨敗。まさにGI戦線は1番人気馬のドミノ倒し状態です。

 今週のヴィクトリアマイル。土俵下で待つ1番人気は、間違いなくウオッカ。そして、来週のオークスが4連勝中の桜花賞馬ブエナビスタ。負けてはいけないという騎乗者の精神的プレッシャーは相当なものがありそうです。さあ、先週のブレイクランアウトの雪辱を期す武豊・ウオッカ。どんなレースを見せてくれるのか興味津々です。

 さて、土曜の東京メーンは安田記念の前哨戦「京王杯SC」。このレースはハッキリとした傾向があります。過去7年の勝ち馬の前走はいずれもマイラーズCか、ダービー卿CT、そして高松宮記念だったこと。それも4〜6歳馬。それを踏まえて狙ったのがマヤノツルギです。

 前走のダービー卿CTでも◎に推して応援していたのですが、当時は約3カ月ぶりの実戦だったことがこたえたのか7着に失速。とはいえ、優勝したタケミカヅチと、わずか0秒3差。主導権を取り、4角で一気に内と外からこられたことも少なからず影響したのかもしれません。

 その点、東京コースにかわる今回は、マイネルファルケ、タケミカヅチがダービー卿CTに比べ、仕掛けを遅らせてくる可能性が大。となると、マヤノツルギにとっては、願ってもない単騎逃げが見込めます。マイラーズCの大敗から一転、見事な逃げ切り勝ちを決めた7年前のゴッドオブチャンス。3年前のオレハマッテルゼの圧逃劇。そのケースが今回も再現されそうです。

 6F戦を中心に走っていた馬で距離短縮も歓迎。さらに主戦、藤田騎手を迎えての一戦。楽しみです。

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