帰厩当初は見るからにゴツく映った馬体もひと追いごとに絞れ、先週の時点で前走時と同じ522キロまでシェイプアップしてきた。となれば、元来がカン性がきつく、久々を苦にしない気性。いきなり能力全開が期待される。
「乗っていてすごくいい感じ。ホント、うまくリフレッシュできたよ」と放牧効果を口にするのは古川助手。「レコード決着の前走は、本質的なマイル適性を問われた分の差。その点、今回は言い訳のきかない大井の二千。もちろん、ベストパフォーマンスを見せるつもりでいるよ」と王者復権へ意気軒高だ。
メンバーも例年に比べて小粒な印象。ディフェンディングチャンピオンのプライドにかけても、ここは譲れない一戦だ。
◎前日発売
24日(水)に大井競馬場で行われる「第32回帝王賞(JpnI)」を23日(火)に前日発売する。