レジャー
-
レジャー 2007年08月09日 15時00分
今週の注目新馬(札幌)
早々とクラシック候補の出現が期待できるのが、素質馬が終結する2日目(日)の芝1800m戦。なかでも、注目を集めるのは藤沢和厩舎(美浦)が万全の態勢で送り出すエールドクラージュ(牝、父シンボリクリスエス、母ジョウノマチエール)だろう。 1週前追い切りで芝5F59秒9の驚がく時計をマーク。「兄(ウインラディウス)と似て気の強いタイプだけど、併せてファイトをむき出しにする調教の動きからもこれが実戦に行っていい方向に出そう」と土田助手は期待度大の口ぶりだ。 ただ、ライバルも多士済々。今週の追い切りで芝5F60秒9を計時したサブジェクト(牡、父フジキセキ、母アランセラ=栗東・池江朗厩舎)は、芝の短距離で4勝した母譲りのスピードを秘める。「母よりコントロールが利きそうだし、乗り込みも抱負だからね」と大久保助手は素質を評価。 さらに、新種牡馬ゴールドアリュール産駒のアリューバニヤン(牡、母ハウズテースト=栗東・鮫島厩舎)も、「馬っぷりが良く、すでに新馬勝ちしたベストオブミーをアオるくらいだから」と鮫島師が一発を狙っている。
-
レジャー 2007年08月09日 15時00分
今週の注目新馬(小倉)
2日目(日)の芝1200m戦はニューホープ(牡、父ゼンノエルシド、母ピアプリモ=栗東・藤岡範厩舎)の仕上がりの良さが目立っている。 6月中旬に栗東トレセンに入厩して約1カ月半近くみっちりと調教が積まれてきた。1週前には坂路で800m52秒7の水準以上の時計をマークしている。「2歳馬だけど勝負根性がすごくあって、乗り味もいい。動き自体もしっかりしていて、ゲートさえうまく出れば大丈夫だろう」と藤岡範師。石橋守騎手を背に初戦突破を狙う。 初日(土)の芝1200mの牝馬限定戦では素質馬エイユーフェアリー(父アントレプレナー、母セイジュン=栗東・柴田光厩舎)がスタンバイ。父は1997年の英国2000ギニーの勝ち馬で日本でも産駒が30頭近く走っている。まだ目立った活躍馬こそ出ていないが、「フットワークが素軽く、日本の馬場に向いていそう。ソエでデビューが遅れたけど、その分、攻め馬を十分すぎるほどやれていて仕上がりはいいよ」と柴田光師。太宰騎手とのコンビでデビューを飾る。
-
レジャー 2007年08月09日 15時00分
“裏函”便り 21歳の新人が北海道で得たものとは
今週から札幌が開幕。2開催を終えた函館競馬場は札幌競馬の期間中、トレセンがわりとして利用されている。この閉幕後の函館を関係者の間では俗称、「裏函」と呼ぶ。 この「裏函」…4、5年前までは開催している札幌以上に活気に満ちていたが、近年は札幌に腰を据える陣営が多くなり、今年も7日から8日にかけ、一気に120頭もの競走馬、数多くの騎手が去っていった。 1、2回函館にフル参戦した丸田恭介騎手もその一人で、8日の追い切り後、札幌に旅立った。 「『函館の競馬は厳しい』と聞いていたが、やっぱり厳しかったですね」とこの2カ月間を振り返る丸田騎手。確かに28回騎乗して1勝では満足のいく数字とはいえない。 ただ、今年、騎手免許を取得したばかりの21歳の新人にとって、学ぶべきものは地元の海産物のように多かった。例えば北海道特有の洋芝。「合う馬、合わない馬が容易に分かる。実際、乗ってみて感じるところはありますね」 美浦、栗東の人間が一堂に集まることも大きいという。「美浦とは雰囲気が全然違う。最後、関西馬2頭に乗せてもらったのも大きかった。攻め馬にしても美浦よりたくさん乗れますからね」勝ち鞍に恵まれなくとも、函館滞在は普段に比べ、濃密な時間をすごせたようだ。 函館で培ったノウハウを北海道シリーズの後半戦で生かせるか。彼の奮闘ぶりを見守りたい。
-
-
レジャー 2007年08月08日 15時00分
北九州記念 “韋駄天娘”アストンマーチャンがいよいよ始動
狙いすました復活だ。最強スプリンターを目指してアストンマーチャンが「第42回北九州記念」(GIII 芝1200m 8月12日)で主役を張る。桜花賞の後はじっくり充電。1週前追い切りで51秒1をマークするなど、いきなりかっ飛ばす態勢が整っている。 たくましい胸前。褐色の皮膚に包み込まれたトモの張りもまるで男馬のようだ。桜花賞から4カ月。アストンマーチャンがさらにスケールアップして帰ってきた。 「7月上旬に栗東に戻ってきた。しっかり乗り込んでいるよ」と石坂師は満足げだ。1日に坂路で行われた1週前。まだ余分な脂肪も残る体つきながら、800m51秒1→37秒1→12秒5の超速時計をマークした。2歳時から際立っていたそのスピードにさらに磨きがかかった印象だ。 桜花賞は自身の限界に挑む舞台だった。「牝馬にとって一生に一度の晴れ舞台」と距離が長いのを承知で出走。7着とダイワスカーレット、ウオッカの後塵を拝した。 しかし裏を返せば、スプリンターとして強烈な矜持を見せつけた結果ともいえる。道中は折り合い名人の武豊を持ってしても、なだめ切れない強烈な意志と速さを発揮。 石坂師は「本質的には1400mまでのスプリンター」と話し、上田助手も「昨年の小倉2歳Sでテンの3Fを32秒5でいった。抑えながら古馬GI級のラップを刻むんだから、当時からスプリンターの資質は相当高いと思っていた」と証言した。 今回の小倉1200mはその2歳Sと同じ設定。復活を印象付けるにはこれ以上ない条件だ。 「ここでいい結果を出してセントウルS、スプリンターズSに向かいたい」。かつてダイタクヤマトを育てた石坂師は秋を見据えた。 もう迷うことはない。自分のスピードをひたすら信じて、飛ばすだけでいい。 【最終追いVTR】1週前に坂路で51秒1をマーク。すでに体はできあがっているだけに、今朝は馬なりで軽く反応を確かめられただけ。それでも、時計以上のスピード感で牝馬らしい軽快さ。馬体も引き締まっていて力を出せる状態だ。
-
レジャー 2007年08月08日 15時00分
クイーンS ディアチャンス切れた5F64秒6
6歳にして初重賞制覇を成し遂げたディアチャンスがいよいよその晩成の血を開花させた。札幌遠征は4年連続となり、滞在競馬もお手の物だけに、一気に夏の女王へと君臨する勢いだ。 本格化の予兆は4走前のゴールデンホイップTにさかのぼる。後に京王杯SCを制したエイシンドーバーに僅差(0秒1)の2着。「そのあたりから体もしっかりしてきて、使い減りもしなくなった」と松水助手は断言する。 一昨年のクイーンSは7着、昨年の札幌遠征は2戦してともに3着という結果に終わっているが、同助手の言葉を借りれば現在は「当時とは別馬」だけに参考外だろう。 さらに、強調材料が前走で土をつけたサンレイジャスパーの小倉記念制覇だ。「前走でも距離が少し長いかなと思っていたのに、内々でうまく立ち回っての差し切り勝ちだからね。サンレイが重賞を勝っているように、このメンバーでもそこまで差はないのでは」とトーンは高い。 本格化した今なら一線級牝馬にも太刀打ちしていい。【最終追いVTR(札幌)】単走で強めに追われ、5F64秒6、終い11秒9(芝コース)を計時。自ら行く気を見せ、最後も一糸乱れぬ脚取りでフィニッシュした。
-
-
レジャー 2007年08月08日 15時00分
ウオッカ 今秋の目標を秋華賞へスウィッチ
蹄球炎のため、凱旋門賞を含む仏遠征をいったん白紙に戻したウオッカ(牝3歳、栗東・角居厩舎)が今日8日、正式に渡仏を断念。今秋の目標を秋華賞(JpnI 京都芝2000m 10月14日)に切り替えることになった。 角居師「昨日の夕方に決断した。凱旋門賞は重いレースだが、それがすべてではないし、勇気ある撤退も必要。次はちゃんと直して挑戦させたい。二千で走らせたら世界で一番かもしれないし(笑)、ダイワスカーレットとの再戦を期待する声もあるので、この後は秋華賞を目指します」
-
レジャー 2007年08月08日 15時00分
新コラム「遠い記憶」 目黒競馬場の歴史 part1
東京・目黒区を地図で見ると、下目黒4丁目から5丁目にかけて、南北にカーブを描く道が走っている。一見、住宅地の中にある何の変哲もないこの道路…戦前、ここは競馬場のコーナーだった。 現在、「目黒記念」に名を残す目黒競馬場は、現在の日本競馬の礎を築いた競馬場でもある。目黒通りには「元競馬場」というバス停があり、その近くの元競馬場交差点の脇には、初代ダービー馬ワカタカの父である「大種牡馬トウルヌソル」の小さな銅像が建っている。大鳥元競馬場通り商店街とJRAが1983年に建てた目黒競馬場跡の記念碑だ。そこに刻み込まれているのは「明治40年、政府の馬質改良推奨により、この場に競馬場を設立した」と記されている。 第1回の今回は目黒競馬場の誕生までをお伝えしたい。当時、日本の競馬場で馬券(勝ち馬投票券)が発売されていたのは、外国人経営の根岸競馬場だけだった。しかし、日本馬の改良を急務にした政府は競馬人気を高めるため、馬券の導入に踏み切った。 明治39(1906)年には政財界の音頭で、馬券付き競馬運営の母体「東京競馬会」が発足。総裁には閑院宮親王が就任し、名誉会員には元老、大臣、元帥、陸海軍大将、各国大公使らが名を連ねた。この馬券付き競馬の人気は全国に波及し、法人組織の競馬会の許可および出願は、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡等、全国10数カ所に及び、各地に競馬場が相次いで発足した。 そして、その年、東京競馬会は池上競馬場(大田区池上)を開設。同年11月24日には、この競馬場で本邦初の本格的馬券付き競馬、東京競馬会第1回秋季競馬が行われた。池上競馬場には、多くのファンが殺到。大盛況となり、以後、全国の競馬場で馬券が発売され、競馬人気を呼んだ。 それから1年後の明治40(1907)年、東京ジョッキー倶楽部が板橋競馬場(現・板橋区栄町)を開設したのと合わせ、目黒競馬場は東京府荏原郡下目黒村(当時)に、日本競馬会主催の下、“産声”を上げた。 ※参考文献=目黒区50年史/月刊めぐろ(80年5月号)/みどりの散歩道
-
レジャー 2007年08月07日 15時00分
ウオッカ 仏遠征断念
凱旋門賞(仏GI 芝2400m 10月7日)を秋の最大目標に渡仏を予定していたウオッカ(牝3歳、栗東・角居厩舎)が、脚部不安により遠征を断念することになった。 8日、角居師が明らかにしたもの。同馬は輸出検疫を美浦トレセンで受けるため、15日に栗東を出発する予定だったが、これを取りやめ、今後のローテーションはいったん白紙に戻される。 角居師「先週、木曜の調教後、右トモの歩様に乱れが生じた。おそらく蹄球炎だろう。仏遠征は勝つための挑戦。万全の態勢で出れない以上は見送ります。ただ、回復次第では(凱旋門賞の)ぶっつけも考えている」
-
レジャー 2007年08月07日 15時00分
クイーンS ここが試金石 上がり馬ディアチャンスが一線級に挑戦状
いよいよ今週から札幌競馬が開幕する。その第1弾となる「第55回クイーンS」(JpnIII 芝1800m 12日)はアサヒライジング、アドマイヤキッス、フサイチパンドラなど現役牝馬のトップクラスが名を連ねた。その実績陣に立ち向かうのが前走で初重賞制覇を達成したディアチャンス。急成長した夏の上り馬がこの一戦で秋への飛躍を期す。 自信から確信へ。愛馬ディアチャンスへの信頼はさらに揺るぎないものとなった。それを認識させてくれたのが2週前に行われた小倉記念での結果だった。 「あのレースで勝ったのがサンレイジャスパーで、ウチはその相手をマーメイドSで0秒2退けていている。振り返れば結構、強い相手に勝ったわけだし、メンバーがそろったここでも胸を張って臨める」と土屋助手は重賞連覇に意欲をのぞかせる。 昨夏の札幌では1000万条件の身だったが、今春には準オープン→GIIIを連勝。その原動力となったのが体質強化だ。 「昨年まではカイバ食いが悪くてどうしてもビッシリと攻め馬ができなかった。それが解消したおかげでケイコも目いっぱいにやれるようになって体質が改善した」 カイバ食いの悪かった昨年でもこの札幌では(3)(3)着。1000万での結果とはいえ、同馬にとっては得意とするコースのひとつだ。最高の舞台がそろったここで今後に向けて試金石となる一戦。現役ではトップクラスに位置する有力馬との初対戦を迎える。 「距離も前走の二千よりこの千八の方がベスト。力をつけた今、この相手とどんな競馬ができるか。アッサリ勝つようなら秋への期待が膨らむだけに楽しみにしている」 狙うは最強牝馬の称号だ。その頂きも本格化した今のディアチャンスにとっては決して夢ではない。
-
-
レジャー 2007年08月07日 15時00分
北九州記念 サンアディユが再びサプライズを起こす
驚きの連発だ。単勝13番人気の低評価を覆してアイビスSDを制したサンアディユが「第42回北九州記念」(JpnIII 小倉芝1200m 12日)で重賞連覇を狙う。初の芝で見事な劇走を見せた前走。新しい短距離女王を目指してまずはサマースプリントのタイトルをがっちり奪いにいく。だれもが驚いた。「この前は距離も合うし、一度芝の適性を試したいという意味合いもあった。それにしても、こちらが思っていた以上の能力があったんだね」管理する音無師をもうならせる強さをサンアディユは秘めていた。 アイビスSD。初の芝という実績不足を嫌われ、単勝は13番人気だった。しかし、その中身は決してフロックではない。 「直線の千で出遅れたらなかなか…」道中は9番手。前が競り合う展開になったとはいえ、道悪をものともせず不利な馬場のインに潜り込み差し切った。「本当に強かった」それはスプリント界にシンデレラが舞い降りた瞬間だった。 その後は北九州記念に照準を絞り、しっかり乗り込まれてきた。「やっぱり夏は牝馬だね」という通り、本番を迎えた暑さのなかも順調に仕上がっている。難しい気性の持ち主で、かつては栗東の坂路で転倒、重い脳震盪(のうしんとう)を起こしたこともある。ここまで苦労も多かっただけに、今の充実ぶりには師も目を見張る。 今回のポイントはコーナーリング。普段もコーナーに差しかかると引っ掛かるため、坂路でしか調教が行えない。 「多頭数をどうさばくか。勝ったのはもまれなかった時だけだから。でも、前走は控える競馬で結果を出してくれたし、千二なら何とか…」 勝てばサマースプリントの女王に大きく前進する。夢へ大きく踏み出すか、個性あふれるサンアディユが再びサプライズを起こす!
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分