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今週の注目新馬(札幌)

 早々とクラシック候補の出現が期待できるのが、素質馬が終結する2日目(日)の芝1800m戦。なかでも、注目を集めるのは藤沢和厩舎(美浦)が万全の態勢で送り出すエールドクラージュ(牝、父シンボリクリスエス、母ジョウノマチエール)だろう。
 1週前追い切りで芝5F59秒9の驚がく時計をマーク。「兄(ウインラディウス)と似て気の強いタイプだけど、併せてファイトをむき出しにする調教の動きからもこれが実戦に行っていい方向に出そう」と土田助手は期待度大の口ぶりだ。
 ただ、ライバルも多士済々。今週の追い切りで芝5F60秒9を計時したサブジェクト(牡、父フジキセキ、母アランセラ=栗東・池江朗厩舎)は、芝の短距離で4勝した母譲りのスピードを秘める。「母よりコントロールが利きそうだし、乗り込みも抱負だからね」と大久保助手は素質を評価。
 さらに、新種牡馬ゴールドアリュール産駒のアリューバニヤン(牡、母ハウズテースト=栗東・鮫島厩舎)も、「馬っぷりが良く、すでに新馬勝ちしたベストオブミーをアオるくらいだから」と鮫島師が一発を狙っている。

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