6月中旬に栗東トレセンに入厩して約1カ月半近くみっちりと調教が積まれてきた。1週前には坂路で800m52秒7の水準以上の時計をマークしている。「2歳馬だけど勝負根性がすごくあって、乗り味もいい。動き自体もしっかりしていて、ゲートさえうまく出れば大丈夫だろう」と藤岡範師。石橋守騎手を背に初戦突破を狙う。
初日(土)の芝1200mの牝馬限定戦では素質馬エイユーフェアリー(父アントレプレナー、母セイジュン=栗東・柴田光厩舎)がスタンバイ。父は1997年の英国2000ギニーの勝ち馬で日本でも産駒が30頭近く走っている。まだ目立った活躍馬こそ出ていないが、「フットワークが素軽く、日本の馬場に向いていそう。ソエでデビューが遅れたけど、その分、攻め馬を十分すぎるほどやれていて仕上がりはいいよ」と柴田光師。太宰騎手とのコンビでデビューを飾る。