レジャー
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レジャー 2007年08月18日 15時00分
競馬再開にメドたたず JRAは迷走
「この事態を沈静化することが先決。正常な状態で競馬開催を行うべく最大限の努力をする」。1時間半に及んだ記者会見で日本中央競馬会(JRA)はこの文言に終始した。 16日にいったん今週の競馬開催にゴーサインを出したJRAだが、17日に各場の出走予定馬を検査したところ、検査頭数163頭の内29頭(函館競馬場32頭中9頭、美浦トレセン110頭中19頭、栗東トレセン21頭中1頭)にインフルエンザの陽性反応が出た。具体名は明かさなかったが、「検査は過去に発熱した馬が出た厩舎と陽性が出た厩舎の馬に絞った」なかで約2割の馬が保菌していたこと、「残念ながら感染が拡大傾向にある」ことから、「楽しみにされているお客さまが期待している競馬を行うことは困難とみて開催中止に踏み切った」と経緯を説明した。 が、感染源や終息への見通し、代替え競馬の有無については「まだわからない」「決まり次第発表する」を連発。迷走ぶりを露呈した。一応、19日(日曜)に行う次週の新潟記念を含む特別競走登録は受け付ける見込みだが、開催のメドは立っていない。1992年、香港のシャティン競馬場でおこった馬インフルエンザ騒動では終息に2週間かかった。「当時より、検査態勢は発達している」というが、ファンの信頼回復という大命題がクリアされていない現状で競馬を行うことは極めて難しい。
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レジャー 2007年08月18日 15時00分
18日の大井競馬が中止
JRAでの馬インフルエンザ発生により、TCK特別区競馬組合では17日までに各厩舎在厩馬について獣医師による体温測定などの検査を行ったが、感染馬が確認されなかったため、18日(土)は通常通り開催される。 来週の船橋競馬についても、千葉県競馬組合は17日までに職員(獣医師3人、一般職員9人)による厩舎巡回を行い、感染馬がいないことを確認。開催に影響はないため、通常通りレースを行う予定だ。 また、南関東4競馬場では、当面の措置としてJRA所属馬を含む他地区の所属馬、南関東地区内での転厩馬、牧場からの入厩馬について制限を設けるほか、防疫を強化。在厩馬の健康確認、出入り車両および厩舎地区の消毒、出入りする関係者を制限する。 とくに関係者の出入りに際しては、JRA関係施設を経由した人間も遠慮していただく旨の通知が出されており、JRA関係者および中央競馬に携わる報道陣も事実上の“出禁”となる。 さらに、競馬開催に関する対応については当分の間、JRAおよび他地区との交流競走は実施せず、南関東4競馬場で馬インフルエンザ感染馬が確認された場合は交流の制限、当該競馬場の中止も視野に入れ、検討を行うとしている。※馬インフルエンザの感染予防のため18日の大井競馬は中止になりました。
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レジャー 2007年08月18日 15時00分
今朝の表情(栗東トレセン)
今朝の栗東トレセンは感染の拡大を暗に示すかのように、通常の土曜日に比べて馬場入りする馬はまばら。 ディープインパクトの調教役として知られる池江敏行助手は「どんどん感染していってる。いま思うと、毎週、競馬ができていたことをありがたく思う」とコメント。また、佐々木晶師は「昔みたいに競馬場ごとに厩舎がわかれていた時代とは違うからな。一頭ゴホンとすると、みんなにうつる。競馬に携わる人すべての死活問題」と話していた。
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レジャー 2007年08月18日 15時00分
今朝の表情(札幌競馬場)
札幌競馬場では今朝から報道関係者に消毒を義務付けた。調教スタンド、厩舎に出入りする際は靴底を消毒するという仰々しいもの。 札幌記念に向けて調整されていたフサイチパンドラを管理する白井師は「来週、もし、札幌記念がスライド開催していれば使う。ただ、まだ検査結果が出ていないので、感染していたらもちろん使わない」と戸惑いの表情を浮かべた。 池江郎師は「収まるのを待つしかない。とにかく早く開催すればいい」と早期解決を願っていた。さらに、札幌競馬場の厩舎では今日と明日で全馬房を消毒する予定だという。
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レジャー 2007年08月17日 15時00分
中央競馬 開催中止 感染広がる馬インフルエンザ
世紀の大失態とあえていわせてもらう!馬インフルエンザ騒動の“火種”がくすぶったまま16日、今週の中央競馬(新潟、小倉、札幌)の強行開催を発表した日本中央競馬会(JRA)は、一夜明けた今日17日になって、開催中止を発表した。 大混乱の“24時間”だった。JRAは16日、20頭の競走馬が馬インフルエンザに感染したと発表した。 JRAによると、15日に美浦、栗東の両トレーニングセンターで感染の疑いのある競走馬を確認。16日午後1時現在、東西計2888頭のうち、発熱の症状が出た馬を検査し、美浦で3頭、栗東で17頭に陽性反応が出た。 JRAは今後の対応を検討し、「発症馬の数が発見されるにとどまっている。出走馬の健康状態の把握に万全を期す」として、小倉、新潟、札幌競馬場を開催する方向で16日夕、通常より約2時間遅れで枠順未確定の出馬を発表。だが、その後に競走馬の発熱が相次ぎ急きょ、今週末の開催が中止された。 馬インフルエンザは人や他の動物には感染せず、高熱、鼻水やせきといった症状があるという。馬インフルエンザが猛威を振るった71年12月末から翌年2月末にかけて、中山、東京競馬の開催が約2カ月間取りやめとなっている。その後、ワクチンの普及により感染馬は減り、開催が危ぶまれることはなかった。(写真=昨16日、馬インフルエンザの説明および開催決行の会見を行ったJRA関係者だが…)
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レジャー 2007年08月17日 15時00分
中央競馬中止 本紙担当・橋本千春が物申す!
16日に枠順の確定しない出馬を発表してから、土曜、日曜の2日間で20頭が取り消す非常事態に陥った。しかし、これは当初から予測されたことで、あらためてJRAの危機管理意識の甘さが露呈された。 ある調教師は、JRAの甘い体質をこう非難する。「賞味期限を偽造して販売した“白い恋人”チョコレート事件と同じ。灰色の馬を出走させて公正競馬といえるのか。こんな疑惑にまみれた馬券をファンは買わないですよ」 それにしても、なぜ勇気ある撤退をしなかったのか。ファンの中央競馬に対する不信感を増幅させた責任は重い。JRAは非難の集中砲火にさらされるだろう。 売り上げ至上主義が最悪の結末を招いてしまった。本紙既報通り、馬インフルエンザ騒動が完全に収束し、平常開催に戻るまでどのぐらいの期間がかかるのか、まったく見通しは立っていない。 ここに至って、JRAの釈明会見を聞いてもただただ空しさが募るばかりだ。(写真=トレセンの各門には感染拡大を防止するため、消毒用のマットが敷かれている=17日、栗東トレセン)
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レジャー 2007年08月16日 15時00分
今週の中央競馬 開催中止か
今週の中央競馬(新潟、小倉、札幌)は開催中止のピンチに陥った。 36年ぶりの悪夢が中央競馬を襲った。昨15日、美浦トレーニングセンターで「馬インフルエンザ」に罹患(りかん)した馬5頭が確認され、美浦、栗東の両トレセンと函館競馬場(札幌開催に備えた馬が滞在)からの馬の移動は全面ストップされ、今週の競馬開催は事実上不可能になった。 これまでの経緯は…。先週末から東西のトレセンで熱発する馬が続出。美浦トレセンでインフルエンザに罹患した疑いのある馬の鼻汁を競走馬総合研究所栃木支所に送り検査した結果、陽性反応が出た。現在までに5頭が確認されているが、「これからさらに増える可能性がある」と美浦トレセン診療所の本城所長は憂える。 馬インフルエンザは過去にも猛威を振るっている。今から36年前の1971年(昭和46年)末に大流行。翌72年の1月、2月は関東圏の開催が中止に追い込まれ、中央競馬はパニック状態に陥った。これを教訓に、ワクチン接種が徹底された。生れた年に2本、その後は半年ごとに1本接種することが義務付けられた。 そのため、「36年前のような非常事態にはならないでしょう」と本城所長は話すが、予断を許さない状況にあることは間違いない。ちなみに、栗東トレセンでインフルエンザの疑いのある馬はまだ、簡易検査の段階。栃木の総研で検査中だ。 日本中央競馬会は(JRA)は監督官庁(農林水産省)と今週以降の競馬開催について協議を重ねている。リミットは出馬登録が始まる12時。JRAは、「札幌だけでも開催できないか、監督官庁に要請する」意向だが、函館に滞在している馬の移動がストップされている以上、単独開催も難しい。 果たして、開催中止がいつまで続くのか、関係者はもとよりファンも当分は、気の休まらない日が続きそうだ。 ◇馬インフルエンザ◇届出伝染病に指定されている馬特有の発熱を伴った急性の呼吸器疾患。感染力が著しく高く、性別、年齢に関係なく発症し、発見されたときにはすでに複数の馬が感染しているケースが多い。 感染は人のインフルエンザと同様、空気中に飛散したウイルスを吸い込むことによって伝染する。日本では36年ぶりの罹患となったが、欧米では現在でも毎年、発病が確認されている。 病原体はオルソミクソウイルス科のA型インフルエンザウイルスで、ウマ1型(H7N7)とウマ2型(H3N8)の亜型がある。とくに、ウマ2型ウイルスは病原性が強く1994年の中国では137万頭が感染し、1万9000頭が死亡したと伝えられている。 治療は安静療法が有効で軽症の場合は1週間、重症でも10日から2週間ほどで回復する。
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レジャー 2007年08月16日 15時00分
黒潮盃 東海ダービー馬マルヨフェニックスが優勝
東海の雄がダービー馬の存在感を見せつけた。15日、大井競馬場で行われた「第41回黒潮盃」(SII 1800m)は3番手を追走した尾島徹騎手騎乗のマルヨフェニックス(牡3歳、笠松・柴田高厩舎)が直線で抜け出し、3馬身半差をつけて完勝した(勝ち時計1分53秒0・良) 初物づくしのJDDは普段おとなしい同馬が激しくイレ込み、12着惨敗に終わった。不甲斐ないレースぶりに、東海ダービー馬は9番人気という低評価を受けたが、2度目の東上で底力を発揮。ハイレベルといわれる南関勢を退け、きっちり汚名を返上した。 今後は「第22回ダービーGP」(JpnI 盛岡2000m 3歳 9月17日)を目指す予定だ。
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レジャー 2007年08月15日 15時00分
札幌記念 マツリダゴッホが復活ののろし
夏競馬のメーンイベント「第43回札幌記念」(JpnIII 札幌芝2000m 19日)が今週のメーン。最終追い切りが今朝、札幌、函館の両競馬場で行われ、函館組の4歳馬マツリダゴッホが絶好調をアピールした。前走の天皇賞・春(11着)はGIの壁に阻まれたが、中距離のローカル戦なら巻き返しのシーンは十分だ。 中距離ではいまだ底を見せていない関東の雄・マツリダゴッホ。 天皇賞・春こそ11着に終わったが、AJC杯を5馬身差で圧勝したように、「ハマッたときの爆発力はすごい。厩舎としてはGI級の能力があると思ってやっている。もともと藤井(調厩員)君が担当していたけど、乗れば『走る馬』と分かる」と福田調厩員の評価は高い。 (1)(1)(2)着の鉄砲、<2001>の札幌コースなど、今回はその爆発力を発揮する条件がそろった。下半期の大目標でもある天皇賞・秋に向けても、ここは負けられない一戦といえる。 【最終追いVTR】Wコースで併せたサイレントプライド(内)を追いかける形。6Fから馬体を併せ、最後は鞍上が抑えるほどの手応え。馬なりのまま同時にフィニッシュした。久々だが、鉄砲の利くタイプらしく動きにもムダがない。態勢は九分通り整っている。
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レジャー 2007年08月15日 15時00分
メイショウサムソンが栗東を出発
10月7日に仏ロンシャン競馬場で行われる「凱旋門賞」(GI 芝2400m)に挑戦するメイショウサムソン(牡4歳、栗東・高橋成厩舎)が、15日早朝、輸出検疫を受けるため、栗東トレセンから美浦トレセンへと向かった。同馬は22日に渡仏する予定。
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