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競馬再開にメドたたず JRAは迷走

 「この事態を沈静化することが先決。正常な状態で競馬開催を行うべく最大限の努力をする」。1時間半に及んだ記者会見で日本中央競馬会(JRA)はこの文言に終始した。
 16日にいったん今週の競馬開催にゴーサインを出したJRAだが、17日に各場の出走予定馬を検査したところ、検査頭数163頭の内29頭(函館競馬場32頭中9頭、美浦トレセン110頭中19頭、栗東トレセン21頭中1頭)にインフルエンザの陽性反応が出た。具体名は明かさなかったが、「検査は過去に発熱した馬が出た厩舎と陽性が出た厩舎の馬に絞った」なかで約2割の馬が保菌していたこと、「残念ながら感染が拡大傾向にある」ことから、「楽しみにされているお客さまが期待している競馬を行うことは困難とみて開催中止に踏み切った」と経緯を説明した。
 が、感染源や終息への見通し、代替え競馬の有無については「まだわからない」「決まり次第発表する」を連発。迷走ぶりを露呈した。一応、19日(日曜)に行う次週の新潟記念を含む特別競走登録は受け付ける見込みだが、開催のメドは立っていない。1992年、香港のシャティン競馬場でおこった馬インフルエンザ騒動では終息に2週間かかった。「当時より、検査態勢は発達している」というが、ファンの信頼回復という大命題がクリアされていない現状で競馬を行うことは極めて難しい。

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