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札幌記念 マツリダゴッホが復活ののろし

 夏競馬のメーンイベント「第43回札幌記念」(JpnIII 札幌芝2000m 19日)が今週のメーン。最終追い切りが今朝、札幌、函館の両競馬場で行われ、函館組の4歳馬マツリダゴッホが絶好調をアピールした。前走の天皇賞・春(11着)はGIの壁に阻まれたが、中距離のローカル戦なら巻き返しのシーンは十分だ。
 中距離ではいまだ底を見せていない関東の雄・マツリダゴッホ。
 天皇賞・春こそ11着に終わったが、AJC杯を5馬身差で圧勝したように、「ハマッたときの爆発力はすごい。厩舎としてはGI級の能力があると思ってやっている。もともと藤井(調厩員)君が担当していたけど、乗れば『走る馬』と分かる」と福田調厩員の評価は高い。
 (1)(1)(2)着の鉄砲、<2001>の札幌コースなど、今回はその爆発力を発揮する条件がそろった。下半期の大目標でもある天皇賞・秋に向けても、ここは負けられない一戦といえる。

 【最終追いVTR】Wコースで併せたサイレントプライド(内)を追いかける形。6Fから馬体を併せ、最後は鞍上が抑えるほどの手応え。馬なりのまま同時にフィニッシュした。久々だが、鉄砲の利くタイプらしく動きにもムダがない。態勢は九分通り整っている。

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