▼コース分析 12月の中山は9月の中山と比べ、平均配当が高い。特に2000メートル戦は平均(馬連)が5500円も高く、一番差が少ない1800メートルでも1000円近くも高い。“冬の中山芝は、どの距離も荒れる”。
▼1番人気(騎手) 中山で1番人気に強いのは、横山典、藤田、蛯名、田中勝、ペリエ。横山典は、2005年のクリスマスS以降、1番人気では(2)(2)(2)(2)(1)(1)(1)(2)(1)(3)着と連対率9割、複勝率に至っては100%を誇る。逆に弱いのは、江田照、デザーモ、後藤、柴田善あたり。
▼1番人気(種牡馬) 1番人気になって強いのは、ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、アグネスタキオン、フジキセキ。一方、人気に弱い種牡馬はサクラバクシンオー。産駒が1番人気に推されたレースは7回あるが、そのうち5戦で連を外している。短距離とはいえ、過信は禁物だ。
▼人気薄(騎手) 7番人気以下のデータを調べたところ、人気薄で激走を繰り返している騎手は、吉田隼、蛯名、石橋脩、後藤。吉田隼は牝馬に強く、蛯名は牡馬に強い。
▼人気薄(種牡馬) オペラハウス、トウカイテイオーあたり。オペラハウスは16番人気が1着した“実績”があるのを含め、10番人気以下で複勝率2割に近い好成績!どんな人気薄でも見逃せない!
▼もうかる騎手 中山芝コースで騎手別のあらゆるデータを分析し、もうかる、損するを指数化、『儲かる指数』として表現した。集計対象は、過去5年の12月の中山開催、芝コースで20戦以上、なおかつ10連対以上の騎手12人である。
1位 139P ルメー
2位 121P 蛯名
3位 113P 吉田隼
4位 104P 勝浦
5位 88P ペリエ
6位 85P 北村宏
7位 84P 吉田豊
8位 84P 横山典
9位 79P 後藤
10位 68P 田中勝
11位 63P 柴田善
12位 61P 武豊
一番もうけやすいのはルメール。もし、芝コースでルメールの単複を1万円ずつ買い続けていたら、52万円が94万円まで増えていた計算になる。その上、複勝率も62%と高く、3連単の軸としても頼りになる。逆に損するのは武豊。現在は骨折療養中だが、参考まで記すと、今年は人気馬ばかりに騎乗しているにもかかわらず、連対率31%、複勝率41%と微妙な成績。1万円ずつ買い続けた収支は、78万円の投資で37万円のマイナスと散々だ。