☆東京11R「ジャパンカップ」(芝2400メートル)
◎3ゴールドアクター
○16リアルスティール
▲1キタサンブラック
△4ルージュバック、9ディーマジェスティ
心身とも充実著しいゴールドアクターに期待。「休み明けで1度使えばもっと良くなる」(中川調教師)状態で臨んだ秋緒戦のオールカマー、58キロを背負って快勝したのがその証し。まさしく、大器晩成。4歳の昨シーズン以降、グランプリ有馬記念を含め7戦6勝だから凄い。唯一の12着は春の天皇賞だが、敗因は歴然。ゴールデンウィークの交通事情を考慮して、早めに移動したことが結果的に裏目に出てしまった。いつも以上に入れ込みが激しく不完全燃焼に終わったが、0秒8差と大負けしなかったのはさすがでもちろん、度外視できる。1度使ってすべての面で上積みは大きいし、道悪のアルゼンチン共和国杯を快勝しているように、馬場状態に左右されない点も強み。勝利のお膳立ては整っており、父スクリーンヒーロー(08年)に続く親子制覇の可能性は高い。相手は、ムーア騎手とコンビを組む天皇賞(秋)2着のリアルスティール。逆転候補は、春の天皇賞馬キタサンブラック。1枠1番と絶好の枠順を引いた。
☆東京10R「ウェルカムS」(芝1800メートル)
◎6メートルダール
○9レッドライジェル
▲8ナスノセイカン
△3トーセンデューク、11キャンベルジュニア
精進湖特別を圧勝(0秒3差、上り33秒2はメンバー最速)、勢いに乗るメートルダールでもう一丁。昇級は形だけ。春は京成杯、共同通信杯連続3着が示す通り、実力は重賞レベル。飛躍の秋を迎えて一皮むけたとなれば、ここはあくまで通過点に過ぎない。当面の相手は、もう1頭の上り馬レッドライジェル。休み明け2戦目で走り頃のナスノセイカンが、この後に続く。
☆東京9R「オリエンタル賞」(芝2000メートル)
◎8フォワードカフェ
○5トーセンマタコイヤ
▲7タイセイサミット
△2サトノメサイア、3リノリオ
今春の2回中山開催でここと同条件の、館山特別を快勝しているフォワードカフェに期待する。近走は、(2)(3)(6)(4)着と勝ち運に恵まれないが、実力を疑う余地はない。レースセンスが良く展開は問わないが、メンバーを見渡したところ逃げ馬不在。この馬が主導権を取れそうだし、先手必勝の勝ちパターンが決まると見た。相手は、トーセンマタコイヤ。休み明け以降、(3)(2)着と復調著しい。休養前にこの条件を勝っているし、実力はフォワードカフェに勝るとも劣らない。良馬場なら代わってのチャンスも十分考えられる。
☆京都12R「京阪杯」(芝1200メートル)
◎18エイシンスパルタン
○1フミノムーン
▲17メラグラーナ
△3セカンドテーブル、9クリスマス
コース巧者(5戦3勝、3着1回)の、エイシンスパルタンが、休み明け2戦目で本領を発揮する。そのスワンSは3着と最後は甘くなったが、0秒2差に逃げ粘った内容はここに大きく望みをつなぐもの。1200メートルは1戦1勝、3走前の春雷Sを1分7秒6と好タイムで圧勝(0秒3差)しているのを見れば適性の高さは明らか。調子上昇に加えて、京都の内回り1200メートルと条件も好転しチャンスは大きく広がった。相手は、充実著しい上り馬のフミノムーン。
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。