レジャー
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レジャー 2007年10月24日 15時00分
遠い記憶 八王子競馬の歴史(1)
東京競馬場が建設されるはるか前、東京・三多摩地区にもうひとつ競馬場が存在していたことをご存知であろうか。1928(昭和3)年に産声をあげた八王子競馬場がそれである。 時は大正時代にさかのぼる。当時の東京府南多摩郡小宮村中野(現八王子市中野町、中野上町付近)では、神社の祭礼の余興として「お祭り競馬」が催されていた。 近隣の農家が自家用の農耕馬を出走させ、村の若衆がジョッキーを務める草競馬である。が、侮れるなかれ。この草競馬は東京、横浜などからも見物客が集まるほどの盛況ぶりだった。そんな折、27(昭和2)年、地方競馬規則が制定されると、当地ではブームに乗って「多摩八王子競馬会」が設立された。 ただ、その当初は地方競馬規則により、東京府内に認められた競馬場は1カ所だけであった。当時の東京には9つの馬匹畜産組合があり、競馬開催をめぐって争奪戦が展開された。 そこで、これらを統括する立場にあった東京府馬匹畜産連合会は、事態の収拾に動き出す。競馬事業の一層の振興を目指し、農林省に対して東京府内に新たに2個所、計3箇所の競馬場が建設できるよう規約の改正を求める上申を行った。それに伴い9つあった馬匹畜産組合を荏原・豊多摩・東京、江東・足立・北豊島、八王子・西多摩・南多摩の3組織に統合した。間もなく農林省は新たに1箇所の競馬場建設を許可を出す。 こうして八王子市、南多摩郡、西多摩郡によって組織された「多摩八王子競馬会」(事務所・八王子)は、28年(昭和3)年8月25日、競馬施行許可を受けた後、小宮村西中野に1周1000m、幅員16mの八王子競馬場を建設。この年の11月17日、「第1回多摩八王子競馬」が施行された。 ※参考文献(大井競馬の歩み/悲運の多摩八王子競馬/八王子の歴史と文化)
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レジャー 2007年10月23日 15時00分
メイショウサムソン 国内最強を証明する
日本競馬を揺るがした8・16インフルエンザ騒動…そのあおりをモロに食らったのがメイショウサムソンだった。悲願の海外遠征は断念することになったが、決して夢をあきらめたわけではない。チャンスは必ずもう一度ある。仏・ロンシャンの舞台を再び目指して、メイショウサムソンが「第136回天皇賞・秋」(GI 東京芝2000m 28日)で始動する。 「凱旋門賞へと続く道」。今年の秋3戦を高橋成調教師はこう位置づける。8月に断念することになった憧れの舞台に立つためにも、この秋、もう一度、強いサムソンをファンの前で証明する。 「本当に残念なことになったけど、来年に向けてのいい経験ができた。それに、やはりサムソンが海外で走る姿を僕自身が見たい。そのためにも秋は全力で3つ取りにいく」 インフルエンザの陽性反応、そして移動制限、海外遠征断念…8月31日の栗東帰厩まで見えない敵との戦いに陣営も疲労困ぱいとなった。しかし、9月9日に再び、坂路で時計を出し始めてからは人馬ともに新たな目標へと気持ちを切り替えた。 「前走の宝塚記念後は一度も体を緩めずにずっと乗っていたからね。だから間隔はあいているけど、仕上げも楽だった。あともう一本追い切ればほぼ態勢は整うだろう」 高橋成調教師は仕切り直しの一戦に向けて万全の構えを強調した。日本での再スタートを前に、1週前追いには新たなパートナー・武豊が騎乗した。 「元気がある。きっちり体さえできていれば走ってくれそう。ダービー馬なので緊張するけど、この大役に応えたい」。 天皇賞、JC、そして有馬記念…その先にはある海外に向けても、国内最強を改めて見せつける。アンラッキーな4歳夏を送ったサムソンの新たなる挑戦が始まった。
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レジャー 2007年10月23日 15時00分
ダイワメジャー 秋の盾連覇へ視界良好
1番人気に推された毎日王冠は3着に敗れたダイワメジャーだが、あくまでも休み明けの前哨戦。史上2頭目の秋の盾連覇に向けて、体調は確実にアップしている。 今年は海外から始動し、ドバイデューティーフリーで3着に好走。帰国初戦の安田記念は好時計で圧勝を飾った。が、次の宝塚記念はよもやの12着惨敗。ひと息入れて馬体を回復させ、万全の状態で臨んだはずの毎日王冠では、格下のチョウサンにあっさりと差し切られてしまった。 宝塚記念は大幅な体重減(16kg)が敗因としても、毎日王冠については「インフルエンザ騒動で帰厩が遅れたけど、影響はまったくない」(上原師)のであれば、敗因は? 「展開のアヤかな。先行した馬のなかでは唯一、掲示板に残っているし、最先着は果たせたからね。力は示せたよ。結果的にはもっと行った方が良かったと思うけど、内容はそれほど悲観していない」と師。続けて、「上位2頭に外から一気にこられてしまった。もし馬体を併せる形になっていたら、違う結果になっていたかもしれない」と冷静に分析している。 その後の経過は至って順調。「前走の疲れはすぐに取れた。日曜(21日)に坂路で少しやって、来週はWコースで」と師。その21日には軽快な脚さばきで坂路800m53秒9→39秒7→12秒9をマーク。いつも通りの調整方法で、愛馬を100%のデキに仕上げる腹積もりだ。 「一回使った上積みがあるからね」トレーナーの視線の先には、すでに2つめの“盾”が見えている。
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レジャー 2007年10月22日 15時00分
天皇賞・秋 アドマイヤムーン 極上の切れ味見せつける
世界が認めたその脚をもう一度見せつける。同期の宿敵メイショウサムソンを競り落とし、宝塚記念を快勝。古馬中距離王にのし上がったアドマイヤムーンが「第136回天皇賞・秋」(GI 芝2000m 28日)でその地位を確固たるものにするつもりだ。ダーレーJFへ電撃トレードされた後も、引き続き松田博厩舎で鍛錬を続けている。休み明けでも仕上がり上々。府中の長い直線で極上の切れ味を発揮する。 一度奪った王座を二度と譲るつもりはない。「あの内容なら何度やっても勝ってたやろな」松田博師は、すさまじいまでの自信をさらけ出した。 春のグランプリ・宝塚記念。アドマイヤムーンはドバイデューティーフリーに続くGI2勝目を挙げた。ムーンにとってこの勝利は非常に大きな意味を持っていた。3歳時はどうしてもかなわなかった2冠馬メイショウサムソンに競り勝ったのだ。着差はわずかに半馬身。だが、その内容には決定的な差があったという。 「直線でサムソンが追ってくればくるほど、こちらは伸びていた。あの内容なら…」 仕掛けた時の反応の鋭さ。馬体を並べると絶対抜かせまいとする勝負根性。それを競ったら現役最強と思われていたサムソン相手に発揮したのだから、ムーンへの信頼が深まって当然だろう。 その強さは世界にも認められた。宝塚記念の後、世界的競馬組織、ゴドルフィンの日本支部的存在ダーレーJFへのトレードが決まったのだ。 天皇賞・秋でもう一度宿敵サムソンを下せば、王者としての地位を確固たるものにするのはもちろん、世界への扉を大きく押すことになる。 ぶっつけ本番になったが、それも当初の予定通りだ。放牧先の北海道ノーザンファームから戻ったのは9月14日。以来、丹念に乗り込まれている。17日の1週前は栗東のDWコースで6F85秒8、ラスト1Fは12秒2をマークした。長めから終い重点に追われる松田博流。ラストの反応、回転の速いフットワークは健在だった。 「その前の週にアドマイヤキッスと併せて目いっぱいやったし、順調にきている。気性的にもポン駆けが利くから」 サムソンの鞍上には以前、ムーンの主戦を務めた武豊が座る。厳しい戦いになるだろう。しかし松田博師に不安の色はない。 「当然、春にあのメンバー相手に強い競馬をした自信はある。今後のローテーションは分からんけど、まずはここを勝つことやな」 絶対王者へ。進むべき道は明るく照らされている。
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レジャー 2007年10月22日 15時00分
天皇賞・秋(GI 東京芝2000m 28日) バルク 悲願の国内GI奪取へ意欲
天皇賞・秋で国内GI初制覇を目指すホッカイドウ競馬のコスモバルクが出走馬の先陣を切って、21日、門別競馬場で最終追い切りを行った。 田部和師を背に、馬場の八分どころを回り、5F66秒6、ラスト1F12秒6を馬なりでマーク。田部和師は「馬場が湿っていたとはいえ、フットワークは素晴らしかった。追い切った後の馬体重は514kg。何とかこの体重を維持して東京へ向かいたい」と最終追いを無事に終え、まずはホッとした様子を浮かべていた。 この後、25日に門別競馬場を出発し、26日の午前9時ごろに東京競馬場へ到着予定。前日の27日に馬場入りをして盾に挑む。
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レジャー 2007年10月22日 15時00分
菊花賞 アサクサキングスが乱菊を制覇
3冠レースの最後の決戦「第68回菊花賞」(JpnI 京都芝3000m 21日)は単勝4番人気のアサクサキングス(四位騎手騎乗)が3分5秒1(良)のタイムで優勝。賞金1億1200万円を獲得した。関西馬は菊花賞6連勝。四位騎手は菊花賞初勝利で史上17人目、現役では武豊騎手に続く2人目の3冠ジョッキーになった。また、大久保龍師は初のGIがクラシック制覇となった。 荒れる猪年。桜花賞から始まった中央のGI(JpnI)レースの1番人気は、とうとう12連敗となった。 スタートから重い重圧がのしかった1番人気のロックドゥカンブは「1周目3コーナーでいい位置が取れた」と柴山騎手は振り返ったが、その表情は青ざめていた。1、2着馬は、はるか前方を走っていた。この時点で、勝利から完全に見離されたといえる。ゴール前、馬群の内から鋭く追い込んだが、最後のあがきといっていいだろう。 1、2着馬は好ポジションだった。ダービー2着のアサクサキングスは、先行4頭を前に見ながらマイペース。2周目4コーナーからジワッと進出。ゴール前200mで一気に先頭に躍り出た。 「きっちり仕上げてくれた。いい状態で走れたことが、最大の勝因ですね。仕掛けるのが早すぎた、といわれそうだけど、この馬の強さは知っていますからね。並ばれてからがしぶといのでね。追い比べで、負けるとは全然思わなかった」とは四位騎手だ。 春のダービーは牝馬ウオッカが優勝。そのウオッカの手綱を取ったのが四位騎手。ダービー馬不在の競馬なら、ダービー2着のアサクサキングスが一番強い。この自信が、キングスに最後の栄冠をもたらした。 前半から掛かり気味。アラナスラインは苦しい競馬だった。それでも、ラスト100mからアサクサキングスを猛追した。その差、アタマ差だから悔しい敗戦か。 春の主役フサイチホウオーは8着完敗。武豊・マジックが期待された神戸新聞杯の覇者ドリームジャーニーは5着でも、関係者から笑みがこぼれた。マイルのGIホースが3000mのスタミナ争いでも5着に頑張ったのだからほめるべきなのか。 ダービー馬が走らなかった「3歳最強馬決定戦」はダービー2着馬が、改めてその強さを証明した。「距離の長いレースが合っていますね。もっと長いほうがいいかな」3冠ジョッキーは早くも来春の天皇賞・春(GI 芝3200m)に標準を合わせている。
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レジャー 2007年10月22日 15時00分
先週の新馬勝ち馬(東京)
21日(土)の芝1400m戦は逃げた5番人気のホッカイカンティ(牡、父パラダイスクリーク、母シンコウバレリーナ=美浦・柴田人厩舎)が直線で二の脚を使い、4馬身差の圧勝を飾った。勝ち時計は1分23秒3(良)。 「ゲート入りは悪いが、出たら速いと聞いていました。直線は人気馬がくるのを待って追い出したら、また伸びてくれました」と武士沢騎手。「まだ全体的に緩いし、これからの馬だけど、距離は延びても問題ない。抑える競馬もできます」と将来性も買っていた。 同日のダ1400m戦は主導権争いを制した2番人気のフェスティバルイヴ(牡、父フォレストキャンプ、母ベルズフォーマーリン=美浦・和田厩舎)が、後続に3馬身半差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分26秒0(良)。 「返し馬からカッカしていたので、待つより、行ってしまって追いかけられた方がいいと思った。もう少し落ち着きがほしいが、この内容ならマイルくらいまでは大丈夫。芝もこなせそうだね。走る馬だよ」と蛯名騎手は話していた。 20日(土)の芝1800m戦は中団待機の7番人気ロスペトリュス(牡、父タイキシャトル、母ロスマリヌス=栗東・大久保龍厩舎)が、直線鮮やかに差し切った。勝ち時計は1分51秒5(稍重)。 評判馬がそろっていた中での勝利に、「生ズルいと聞いていたが、問題なかった。新馬だし、いい内容だったんじゃないかな」と横山典騎手は合格点。大久保龍師も「スローペースがプラスに出た。追って味があるタイプだから、ぴったりの展開になったね。これから良くなってくる馬。アサクサキングスも東京のこの時期に勝ったし、楽しみだよ」と笑顔を見せていた。
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レジャー 2007年10月22日 15時00分
先週の新馬勝ち馬(京都)
今週の新馬戦は計3鞍。「大物は秋から」の例え通り、21日(日)の芝2000m戦で期待のホープが誕生した。ゴール前、ドリームジャーニーの妹アルスノヴァをアタマ差振り切って快勝したダノンイサオ(牡、父Swain、母Freudenau=栗東・音無厩舎)がそれだ。勝ち時計の2分7秒1(良)は平凡だが、ラスト3Fを33秒9でまとめた切れ味は特筆できる。 「超スローでも引っ掛からなかった。差はわずかだけど、あのまま行っても、多分、負けなかった」と武豊騎手。488kgの堂々たる馬体の持ち主。音無師は「坂路の調教では目立たないが、トビが大きくバネがいい。これからが楽しみになってきた」と将来を嘱望していた。
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レジャー 2007年10月22日 15時00分
富士S マイネルシーガル混戦制す
マイルCS(11月18日)の前哨戦「第10回富士S」(GIII 東京芝1600m 20日)は、好位追走から早めに抜け出した3歳馬マイネルシーガルが押し切った。 「最近は後ろからいっても反応が鈍いので、先生(国枝師)とも相談して前々の競馬をした。抜け出す時の脚がすごくて、そこまでは格好良かったんですけど…」と後藤騎手。坂下で先頭に立ったが、そこから後続が急襲。ゴール前は横一線の叩き合いになった。「直線が長かったですね。人も馬も必死でした」クビ差しのいだところが、うれしい初重賞Vのゴールだった。 「いい競馬だったね。この後はマイルCSへいきます」と国枝師。アストンマーチャンがスプリンターズSを制すなど、レベルが高い今年の3歳馬。「もともと素質は高かった馬がどんどん成長している」と後藤騎手が言うだけに、本番でも台風の目になりそうだ。
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レジャー 2007年10月20日 15時00分
菊花賞 佐藤藍子はトリッキーに“二刀流”で勝負
大荒れか、堅い決着か。何が勝ってもおかしくない今年の「第68回菊花賞」(JpnI 京都芝3000m)がいよいよ21日にゲートイン。混迷を極めるなか、女優・佐藤藍子は軸を決めずに先行型と差し・追い込み型で馬券を2極化する荒業。本線はヴィクトリーとアサクサキングスの馬連というが、真意はいかに。 今回は軸を決めず、先行型は先行馬同士、差し・追い込み型は差し・追い込み馬同士で馬券をまとめることにしました。まず真っ先に挙げたいのはヴィクトリーとアサクサキングスの先行勢の組み合わせです。 ヴィクトリーは春の皐月賞でお世話になった馬ですが、春のヤンチャぶりが嘘のように、ここにきて精神面の成長を感じます。中間は馬の後ろで我慢させたり、調教にもいろいろと工夫をこらしていますからね。今の精神面なら三千に距離が延びても折り合えると思います。岩田騎手も牧場でかなり乗り込んでいる力の入れよう。春とは違う大人の競馬を見せてくれそうです。 アサクサキングスの充実ぶりは目を見張るものがあります。馬体の張りも良さそうだし、何よりハナにこだわらない脚質が魅力です。この2頭の前残りのシーンがもう想像できています。 次にドリームジャーニーとロックドゥカンブの差し・追い込み勢の組み合わせ。 ドリームジャーニーは血統的にこの距離もこなせるはずです。小さい馬なので心配はありますが、そこは天才・武豊騎手。もまれない位置取りで、最後は大外一気という絵をすでに頭の中で描いているんじゃないかな。 ロックドゥカンブはディープインパクトっぽいニオイがします。頭がよくて、さらに心肺機能も優れている。カリカリしない気性は三千にピッタリ。早めにロックが動き、外からドリームが追い込むというシーンも十分、現実的でしょう。 もちろん、ヴィクトリーとドリームの馬連も抑えときます。有馬記念(一昨年)のルメール騎手(ハーツクライ)のように博打することも頭に入れておかないと(笑)。 穴っぽいところではアルナスラインとホクトスルタン。アルナスの雄大な馬体はいかにもスタミナがありそうだし、ホクトの父は菊を勝っているメジロマックイーン。パーソロンから続くこの血統は突如として傑出馬を出すので、もしかしてこの馬が、という期待もあります。 馬券は枠連で(2)(5)(6)(8)のBOXに各200円、馬連で(10)(18) (4)(16) (16)(18)に各200円、3連複で(4)(12)(16) (10)(17)(18)に各100円、計2000円で勝負です!
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