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菊花賞 佐藤藍子はトリッキーに“二刀流”で勝負

 大荒れか、堅い決着か。何が勝ってもおかしくない今年の「第68回菊花賞」(JpnI 京都芝3000m)がいよいよ21日にゲートイン。混迷を極めるなか、女優・佐藤藍子は軸を決めずに先行型と差し・追い込み型で馬券を2極化する荒業。本線はヴィクトリーとアサクサキングスの馬連というが、真意はいかに。
 今回は軸を決めず、先行型は先行馬同士、差し・追い込み型は差し・追い込み馬同士で馬券をまとめることにしました。まず真っ先に挙げたいのはヴィクトリーとアサクサキングスの先行勢の組み合わせです。
 ヴィクトリーは春の皐月賞でお世話になった馬ですが、春のヤンチャぶりが嘘のように、ここにきて精神面の成長を感じます。中間は馬の後ろで我慢させたり、調教にもいろいろと工夫をこらしていますからね。今の精神面なら三千に距離が延びても折り合えると思います。岩田騎手も牧場でかなり乗り込んでいる力の入れよう。春とは違う大人の競馬を見せてくれそうです。
 アサクサキングスの充実ぶりは目を見張るものがあります。馬体の張りも良さそうだし、何よりハナにこだわらない脚質が魅力です。この2頭の前残りのシーンがもう想像できています。

 次にドリームジャーニーとロックドゥカンブの差し・追い込み勢の組み合わせ。
 ドリームジャーニーは血統的にこの距離もこなせるはずです。小さい馬なので心配はありますが、そこは天才・武豊騎手。もまれない位置取りで、最後は大外一気という絵をすでに頭の中で描いているんじゃないかな。
 ロックドゥカンブはディープインパクトっぽいニオイがします。頭がよくて、さらに心肺機能も優れている。カリカリしない気性は三千にピッタリ。早めにロックが動き、外からドリームが追い込むというシーンも十分、現実的でしょう。
 もちろん、ヴィクトリーとドリームの馬連も抑えときます。有馬記念(一昨年)のルメール騎手(ハーツクライ)のように博打することも頭に入れておかないと(笑)。
 穴っぽいところではアルナスラインとホクトスルタン。アルナスの雄大な馬体はいかにもスタミナがありそうだし、ホクトの父は菊を勝っているメジロマックイーン。パーソロンから続くこの血統は突如として傑出馬を出すので、もしかしてこの馬が、という期待もあります。
 馬券は枠連で(2)(5)(6)(8)のBOXに各200円、馬連で(10)(18) (4)(16) (16)(18)に各200円、3連複で(4)(12)(16) (10)(17)(18)に各100円、計2000円で勝負です!

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