レースは終始、2番手をがっちりキープ。逃げ粘るフリオーソをゴール直前で交わした。「4角の内側の砂が深くて少々手間取ったが、最後の直線は反応良く動いてくれた。パーフェクトホースだね」とルメール騎手も絶賛。あわや逃げ切りの見せ場をつくったフリオーソを抑え、東京大賞典に続いて非凡な勝負強さを見せつけた。
次走は「フェブラリーS」(GI、東京ダ1600メートル、2月22日)へ。奇跡の復活を遂げた名馬がGI8勝目の新記録を射程に捕らえた。
2着フリオーソ
戸崎圭騎手「道中は思い通りだったが、もう少し脚の使いどころを考えれば…。あと半馬身がどうにかならなかったものか」
3着サクセスブロッケン
内田博騎手「ハナへ行きたかったが、スタートでバランスを崩したので無理はしなかった。力んで走っていたが、これがいい経験になれば」
○レコード更新
昨年のJRA最優秀ダート馬カネヒキリの参戦により、今年の川崎記念はレース売得金額がレコードを更新。これまでの6億515万5700円(2007年)を一気に突破し、7億7147万5400円の売上を記録した。