>>前編:<実録!不倫カップルの顛末>したたかな女が演じた嘘と打算の危うい関係とは?<<
「彼の奥さんが来たときは、正直驚きました。ただ、考えれば私にあれだけ“独身だ”というバレバレの嘘を付いていたY郎が、奥さんに不倫相手の存在を上手く隠せる訳はありませんよね。
私は彼が既婚者だとは知らないことになっていたので、慰謝料を請求されても突っぱねることができると思ってたんです。ここが見せ場だと思って、奥さんには彼が独身であると偽っていたことを涙ながらに訴えました。証拠として、LINEやメールのやりとりも見せて説明しました。奥さんは“こんな若くて純粋な子をたぶらかすなんて…!”と激怒してました」
本当はY郎が既婚者だと知っていた麗香さんだったが、一世一代の名演技とばかりに既婚男性に騙され、ショックを受けているか弱い女性を演じたという。
「私の訴えを信じてくれた奥さんに、彼とは別れることを約束しました。もともと、そろそろ潮時だと思っていたのでちょうど良いタイミングでしたしね。その後、少し奥さんとも話しましたが、“夫に愛情は無いが子供もいるし、稼ぎは良いので離婚はする気はない”と言っていました。私もなんでも買ってくれる羽振りの良い彼が好きだったので、気持ちは良く分かりましたけど…さすがに少し彼に同情しちゃいましたね」
その後、不倫相手のY郎とは連絡を取っていないという麗香さん。自分のした“嘘”は「お互い様」ということでまったく後悔はしていないという。男女の愛憎劇でうまく立ち回るには演技力も必要だ。
相手をうまく騙していると思っているのは、案外自分だけなのかも知れない。