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先週の新馬勝ち馬(東京)

 21日(土)の芝1400m戦は逃げた5番人気のホッカイカンティ(牡、父パラダイスクリーク、母シンコウバレリーナ=美浦・柴田人厩舎)が直線で二の脚を使い、4馬身差の圧勝を飾った。勝ち時計は1分23秒3(良)。
 「ゲート入りは悪いが、出たら速いと聞いていました。直線は人気馬がくるのを待って追い出したら、また伸びてくれました」と武士沢騎手。「まだ全体的に緩いし、これからの馬だけど、距離は延びても問題ない。抑える競馬もできます」と将来性も買っていた。

 同日のダ1400m戦は主導権争いを制した2番人気のフェスティバルイヴ(牡、父フォレストキャンプ、母ベルズフォーマーリン=美浦・和田厩舎)が、後続に3馬身半差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分26秒0(良)。
 「返し馬からカッカしていたので、待つより、行ってしまって追いかけられた方がいいと思った。もう少し落ち着きがほしいが、この内容ならマイルくらいまでは大丈夫。芝もこなせそうだね。走る馬だよ」と蛯名騎手は話していた。
 20日(土)の芝1800m戦は中団待機の7番人気ロスペトリュス(牡、父タイキシャトル、母ロスマリヌス=栗東・大久保龍厩舎)が、直線鮮やかに差し切った。勝ち時計は1分51秒5(稍重)。
 評判馬がそろっていた中での勝利に、「生ズルいと聞いていたが、問題なかった。新馬だし、いい内容だったんじゃないかな」と横山典騎手は合格点。大久保龍師も「スローペースがプラスに出た。追って味があるタイプだから、ぴったりの展開になったね。これから良くなってくる馬。アサクサキングスも東京のこの時期に勝ったし、楽しみだよ」と笑顔を見せていた。

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