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兵庫県立高校の校長が路上で女性の胸をお触り

 酔っ払ったら、教師としてのモラルも吹っ飛んでしまうのだろうか。あってはならない教師の不祥事が起きてしまった。

 大阪府警曽根崎署は12月10日、路上で通行人の20代女性の上半身を触ったとして、府迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで、兵庫県立尼崎小田高校(同県尼崎市長洲中通)の校長・森井清博容疑者(58=神戸市北区淡河町萩原)を現行犯逮捕した。

 逮捕当時、森井容疑者は酒を飲んでおり、「よく覚えていません」などと、容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は同日午後11時頃、大阪府大阪市北区堂山町の路上で、友人らと歩いていた20代の女子大学生の胸をコートの上から、すれ違いざまに触った疑い。

 同署によると、森井容疑者が逃げたため、友人の男子大学生が追い掛けて、約200メートル先で取り押さえた。別の友人が110番通報し、駆け付けた警察官に引き渡した。森井容疑者は1人だった。

 兵庫県教育委員会によると、森井容疑者は物理担当の教員で、昨年4月から同高の校長を務めている。

 事件当日は神戸市内で開かれた理科の研究会に出席のため、学校には出勤していなかった。研究会の後には、懇親会に参加したとみられる。

 森井容疑者は県立高校の現職の校長で、痴漢行為は由々しき問題。酔っていたからというのは、理由にならない。
(蔵元英二)

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