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マスターベータソン 9時間58分オナニーし続けた世界記録保持者に直撃

 東京からロサンゼルスまで飛行機で約10時間。その間あなたはずっとオナニーし続けることができるだろうか。世界各国からつわものたちが集い、己の自慰を競い合うオナニーの天下一武道会「マスターベータソン」がこのほど、米サンフランシスコで開かれた。9時間58分間オナニーし続け、世界チャンピオンの座に就いたのは、なんと日本人男性だった!

 「マスターベータソン」とは、マスターベーション(自慰)に向けられる根強いタブー感をぬぐい去ることを目的に、NPO主催で開かれる世界的イベント。5月には米サンフランシスコで熱戦が繰り広げられた。
 競技は男女競合で、女性の参加者もいる。100人以上の観客に見守られながら9時間58分の世界記録を樹立して優勝したのは、日本から出場した佐藤雅信さん(26)。あの大人気オナニーグッズ「TENGA」で有名な典雅(東京・中野区)の若き取締役でもある。
 種目は3部門に分かれ、佐藤さんが出場したのは勃起しなくなったら負けという「耐久力」部門。ほかに、アレをどれだけ飛ばせるかを競う「飛距離」部門と、イッた回数を争う「回数」部門がある。ちなみに飛距離の世界記録はアメリカ人男性による1.6メートルだった。
 実は佐藤さんは昨年も出場して見事優勝しており、堂々たる2連覇を達成。大会に出場する理由は、オナニーが好きだということと、大会の趣旨に賛同して。オナニーは何らやましいことではないというのが、佐藤さんの信念だ。
 連覇と自身の持つワールドレコード更新に挑んだ佐藤さんは今回、2日前に現地入りし、ホテルで“調整”したうえで大会に臨んだ。競技中に使う道具は自由。手淫もいれば、女性参加者たちはバイブなどを使用する。佐藤さんが使用したのはもちろん自社の「TENGA」。

 「同じ刺激だとマヒしてきちゃうので10種30個と500ミリリットルのローションを現地に持ち込みました」。空港の持ち物チェックをクリアできたのは驚異というほかない。
 大会では“オナネタ”の持ち込みも認められている。佐藤さんが用意したのはアダルトDVD。「最近は希崎ジェシカがお気に入り」とはにかむ佐藤さんだが、ジェシカちゃんを使ったのはラストの2時間だけ。
 「(ネタの)基本は周りの参加女性です。若い女性が丸見えで声出してやってるんですから(笑)。それと、今回は前回優勝したからか大会側が日本語のできる通訳をつけてくれたんです。20代後半の現地の女性で、けっこうカワイくて。競技中もついてる必要ないのにずっとそばにいるもんだから、彼女のことを妄想しちゃいました(笑)」
 ネタ切れとともに大変なのが、長時間にわたってシゴキ続ける手。ルールでは1時間に5分、休憩を取ることが認められている。だが、佐藤さんは一回も休憩を取らず、食事も抜きで戦い続けた。
 「本当は8時間経過前に優勝が決まったんですが、記録更新を目指しました。会場からワールドレコード更新のアナウンスが聞こえ、最後はプレッシャーで萎えちゃいましたね」
 世界に誇る大人のオモチャ「TENGA」と超人的妄想力で、人類の新たな歴史の1ページを刻んだ佐藤さん。約10時間戦い続けた“宝刀”は「1週間はツヤが全くなくなってマット処理されたようになっちゃった」というオチ。
 さて、大会で優勝して何が変わったのか。佐藤さんは「20年間続けてきたオナニーに自信が持てた」と真っすぐな視線で語る。では最後に、佐藤さんにとってマスターベーションとは?
 「誰にも迷惑掛けず、好きな時に好きなだけできる最高のクリエーティブでありエンターテインメント。これを機にセルフリラクゼーションの境地であるマスターベーションのポジティブな面をできるだけ多くの人に知ってもらいたいです!」
 来年の世界王者はあなたかもしれない。

<プロフィール>
 さとう・まさのぶ アルバイトから典雅に入社し4年目。現在は商品開発担当取締役。世界を制した自慰は5歳の時から。未婚、彼女あり。

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