逮捕容疑は9日午後0時25分頃、同市の県立高校で開催されていた文化祭で、ステージでチアダンスをしていた27人の女子高生をデジタルカメラで撮影した上、そのうちの同校2年の女子生徒(17)の下半身をビデオカメラで撮影した疑い。
2人は最前列に座っていたが、舞台袖にいた顧問の教師が不審な動きをしている2人に気づき、職員室で事情聴取。教師らで撮影された映像を確認したところ、スカート内や太ももなど、下半身ばかり撮影していたため、同署に通報した。2人は「趣味で欲求を晴らすためにやった」と話しているという。
同署によると、2人は別の場所で盗撮行為中に知り合って意気投合した盗撮仲間。これまでに2人で誘い合わせて、複数回、盗撮行為を行っていたとみられ、この日は藤本容疑者が杉本容疑者を「文化祭があるので行ってみないか」と誘ったという。同署では、他にも盗撮行為を行った可能性が高いとみて、捜査を進める。
杉本容疑者の上司にあたる川崎市の小林哲喜危機管理室長は、「公務員としてあるまじき行為。詳細を確認の上、厳正に対応する」とコメントしている。
(蔵元英二)