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川崎市職員と銀行員が高校の文化祭でチアダンス盗撮し逮捕

 神奈川県警相模原南署は9月10日までに、相模原市南区の神奈川県立高校の文化祭でチアダンスを踊っていた女子高生を、デジタルカメラで撮影したとして、県迷惑行為防止条例違反(卑わいな言動)と建造物侵入の現行犯で、川崎市役所の危機管理室主任・杉本直紀容疑者(36=横浜市磯子区杉田)と、みずほ信託銀行本店営業部次長・藤本英伸容疑者(43=東京都江戸川区東葛西)を逮捕した。

 逮捕容疑は9日午後0時25分頃、同市の県立高校で開催されていた文化祭で、ステージでチアダンスをしていた27人の女子高生をデジタルカメラで撮影した上、そのうちの同校2年の女子生徒(17)の下半身をビデオカメラで撮影した疑い。

 2人は最前列に座っていたが、舞台袖にいた顧問の教師が不審な動きをしている2人に気づき、職員室で事情聴取。教師らで撮影された映像を確認したところ、スカート内や太ももなど、下半身ばかり撮影していたため、同署に通報した。2人は「趣味で欲求を晴らすためにやった」と話しているという。

 同署によると、2人は別の場所で盗撮行為中に知り合って意気投合した盗撮仲間。これまでに2人で誘い合わせて、複数回、盗撮行為を行っていたとみられ、この日は藤本容疑者が杉本容疑者を「文化祭があるので行ってみないか」と誘ったという。同署では、他にも盗撮行為を行った可能性が高いとみて、捜査を進める。

 杉本容疑者の上司にあたる川崎市の小林哲喜危機管理室長は、「公務員としてあるまじき行為。詳細を確認の上、厳正に対応する」とコメントしている。
(蔵元英二)

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