>>阪神・福留、ロッテ・楽天は獲得の価値アリ?バットの実力以外にも、44歳の大ベテランがもたらすメリットとは<<
今回動画に出演した福留は来季以降の現役続行を目指す理由や、今季阪神の二軍で過ごした際に抱いた若手選手の印象などについてトーク。具体名は明かさなかったが、「お前体力ねえな」と呆れた阪神選手が複数いたことなどを暴露した。
問題となっているのは、今季出場した43試合のうち28試合で経験した代打起用についての発言。福留は「(代打は)本当に難しいし慣れなかった。最後まで自分のリズムが(作れ)なかった」と、代打でのプレーに苦慮していたことを告白。
続けて、「今までは(スタメンで)4打席(立つ中で)考えて自分の中でゲームを作ってたから、それを一打席でってなると『こうかな、ああかな』といろいろなことを考えてしまうし、それでうまくいくかどうかも分からない」と、一打席勝負で状況に応じた打撃が求められ、頭の中で考えすぎてしまうことを苦戦の理由に挙げた。
また、「シーズンの中で『今日は(スタメン出場は)休み』と言われて代打に行くのと(比べて)、シーズン通して代打で出ていくことの難しさはあった」ともコメント。スタメン休養日の一時的な代打起用と比べ、最初から代打で使われることはモチベーションの面でも悪影響があると語っていた。
今回の動画を受け、ネット上には「スタメンが当たり前の選手だったから気持ちの持っていき方が難しいのは分かる」、「自分の中のリズムが狂うんだろうな、イチローも松中(信彦)も1打席で試合に入るのは難しいって過去に言ってるし」、「スタメンは4打席で1回でも打てば評価につながるけど、代打は一打席のみで結果が求められるからそりゃ大変だよ」といった反応が多数寄せられている。
一方、「『何で俺を難しい代打ばかりで使ったのか』っていう球団批判のようにも聞こえる」、「新天地探しに影響あるかもしれないのに代打は厳しかったって言うって相当阪神への不満が溜まってそう」とのコメントも複数見受けられた。
「阪神を戦力外となって退団した福留には古巣の中日を含め複数球団が獲得に動いていると伝えられていますが、どの球団も獲得すれば代打起用を軸に起用するとみられています。そのため、代打起用に懸念を抱えているのなら獲得に動いている球団が二の足を踏むことや、仮に移籍が実現しても新天地で結果を残せない可能性は高いと言わざるを得ませんが、福留がその弱点を自ら暴露したことに驚いたファンは少なくなかったようです。また、福留は今回の動画で『自分の野球人生の終わりがこのままだったら後悔しか残らない』と今季が消化不良だったことを退団の理由に挙げている上、これまでの報道では阪神側からコーチ打診などがないまま10分で戦力外を一方的に告げられたとも伝えられているため、阪神にかなりの不信感を抱いているのではと推測しているファンもいるようですね」(野球ライター)
来季44歳を迎える現役最年長選手の福留。阪神からグラウンド内外で“冷遇”を受けたことが退団、そして現役続行を決断した一因なのかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
湊川誠隆氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCi5yHFLf6iOnMJP4uzRVq3A