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ヤクルト・山田、残留決断は巨人の影響か 懸念は成績以外にも? 球界トップ選手の獲得から“降りた”ワケは

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山田哲人

 東京ヤクルトスワローズが今季、国内フリーエージェント権(以下=FA)を取得した山田哲人内野手の残留をめざし、「7年総額45億円」という超破格の条件提示をしたという。実質エースの小川泰弘、クローザーの石山泰稚の両投手も国内FA権を取得しており、この3人の流出阻止がチームの命運を決めると言っても過言ではない。

 特に、山田の流出は痛い。今季は成績不振だったが、トリプルスリー(打率3割、本塁打30、盗塁30)を3度も決めたスラッガーである。FA権を行使すれば、ソフトバンクなど複数の球団が獲得に名乗りを上げるのは必至。しかし、ここに来て、山田獲得の最有力候補と見られていた巨人が「降りた」との情報も出始めた。

 「今年のドラフトですよ。二遊間を守れる高校生内野手を支配下と育成で1人ずつ指名しました。山田の定位置であるセカンドにしても、原辰徳監督は終盤戦で吉川尚輝をほぼ固定してしました」(ベテラン記者)

 原巨人では内野の若手が順調に育っている。何よりも、チームの内情が大きい。主将・坂本勇人の存在だ。阿部慎之助二軍監督が引退し、名実ともに「チームの顔」となったが、その坂本の推定年俸は5億円プラス出来高。来季はその5億円で交わした5年契約の3年目であり、山田を獲るとなれば、現推定年俸の5億円以上を提示しなければならない。つまり、坂本よりも外様の山田の方が「上」になってしまうのだ。

 「年俸による上下関係って、けっこう大事なんですよ。18-19年オフに丸佳浩をFA獲得する際、坂本よりも上にしてはならない、でも、広島に残留するよりも高額でなければ誠意は伝わりませんし…」(球界関係者)

 ヤクルトは山田に対し、「宣言残留」も認めている。山田が他球団の評価(提示額)を聞いた後、さらに上乗せする準備があるというわけだ。坂本が5億円だから、現在5億円の山田に対し、ダウン提示で交渉するわけにはいかないだろう。

 「今季の山田を見ると、気になるところがあります。今季、盗塁を12回試みて成功したのは、8回。昨季は36回仕掛けて、成功は33回。試合数が減ったことや体調不良もあったとは思いますが、脚力のダウンが山田の魅力を半減させてしまいました」(プロ野球解説者)

 昨年オフ、原巨人はFA交渉に失敗し、美馬学、鈴木大地は他球団を選択した。「FA=巨人行きが前提」というこれまでの常識も通用しなくなってきた。

 また、FA移籍の経験者の中には「移籍することによる精神的疲労」を挙げる声もないわけではない。

 投手部門で注目されていた中日・大野雄大は早々に残留を表明した。結局、山田も19日に残留を表明しているが、FA行使に踏み切らなかったのは巨人の低評価を聞かされたからかもしれない。(スポーツライター・飯山満)

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