侍ジャパン
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スポーツ 2021年08月07日 11時00分
侍ジャパン・栗林、五輪後も大活躍は間違い無しか 極限状況で続く好投、その実力は既に新人離れ?
「与えられたポジションでしっかり自分の力を発揮して日本の金メダルに貢献できるようにやっていきたい」 今年6月、東京五輪に挑む野球日本代表メンバーが発表され、初選出となった広島カープの栗林良吏はそうコメントを残している。 迎えた東京五輪、栗林に『与えられたポジション』はゲームを締める投手、クローザーという役割だった。今回の自国開催のオリンピック、金メダル獲得のために選ばれたメンバーにはそうそうたる顔触れがそろっており、一昨年の世界一を経験している選手がベースとなっている。その中で、極めてプレッシャーのかかるポジションを担い、そして期待以上のパフォーマンスを見せ続けた。 初戦のドミニカ共和国戦からマウンドに立ち、重圧の中の初登板を1失点にとどめその裏のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。開催国として負けることができないオープニングゲーム、最後にマウンドに送られた意味は、栗林の今大会での位置付けが改めて明確となるものだった。 次のメキシコ戦では打者3人で抑え、3点のリードを守り見事にゲームを締めくくり、3度目の登板はノックアウトステージ初戦のアメリカ戦。国際大会独特のシチュエーションでも、その力を存分に発揮した。二転三転する試合展開から迎えた延長10回、ノーアウト、ランナー2人を背負う場面から始まるタイブレークを、1点も許すことなくアメリカ打線を封じる圧巻のピッチング。日本はその裏、1点をもぎ取り大会2度目のサヨナラでの勝利を手にしている。極限の状況での栗林の好投がここでも日本に勢いをもたらしたことは明らかだった。 ルーキーで代表トップチーム初選出となった今大会。日の丸をつけての大舞台での投げっぷりはプロ1年目であることを、まるで感じさせないほどだ。ペナントレースでも防御率0点台はもちろん、奪三振数54という数字もリリーフ投手ではリーグトップと、前半戦の主役の一人と言える成績を残してきた。そしてその存在感、注目度は五輪での戦いを終えたシーズン再開後もさらに大きくなっていくはずだ。 東京五輪というアスリートの憧れであり、選ばれた者だけが立てるステージにおいて、自身の言葉通りその役割を確実に果たしてきた栗林良吏。始まったばかりのプロキャリアには、1ページ目より輝かしい実績が加えられることとなった。そしてこの先にも長きにわたり、その力強いマウンド姿でまばゆいストーリーが紡がれていくことは間違いないだろう。(佐藤文孝)
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スポーツ 2021年08月06日 11時00分
侍ジャパン決勝の相手はアメリカに決定!ハマスタ本拠地のオースティンが脅威
東京オリンピック野球の敗者復活3回戦(事実上の準決勝)が5日、神奈川・横浜スタジアムで行われ、アメリカと韓国が対戦。アメリカが韓国に勝利し、日本(侍ジャパン)が4日に決めている決勝戦(7日19時、横浜スタジアム)に駒を進めている。 試合は2回にジャック・ロペスのタイムリーで先制に成功したアメリカが、1点リードで迎えた6回、2番の横浜DeNAに所属しているタイラー・オースティンが細かい継投で決勝進出を狙う韓国ピッチャー陣からタイムリーを放つなど、一挙5得点のビッグイニングを作ると、そのまま7対2で快勝した。ジョー・ライアンが勝利投手になっている。韓国は7日のデーゲームで、ドミニカ共和国と3位決定戦を行う。 オリンピックにおけるアメリカ代表はメジャーリーガーの参戦は無いものの、初めてプロ選手の参加が容認された2000年のシドニーオリンピックで、キューバ代表との最強対決(当時)を決勝で破って金メダルを獲得。2004年のアテネ大会は予選敗退で出場できなかったが、2008年の北京大会でも3位決定戦で侍ジャパンに勝利して銅メダルを獲得するなど強さを発揮している。 2019年に行われたプレミア12では、3位決定戦でメキシコに敗れてオリンピック出場権を逃したが、今年6月にフロリダで行われたアメリカ大陸予選ではドミニカ共和国、ベネズエラといった強豪国相手に全勝し、オリンピックへの切符を手にしている。メジャーリーガーはいないが、マイナーリーグで将来有望な選手を集めた形だ。 今大会では、現役で日本の球団に所属する3選手が代表に加わっている。今季途中からクローザーに回り、安定した投球を見せている東京ヤクルトのスコット・マクガフ、2018年に来日して以降、最高の投球内容を今季残している決勝戦先発予定の福岡ソフトバンクのニック・マルティネス、セ・リーグの首位打者争いに加わり、本塁打も量産している横浜DeNAのオースティンは今大会も伸び伸びと試合をしており、オースティンは横浜スタジアムをホームにしているだけに、侍ジャパンにとっては一度勝っているものの、代表チームでも投打の中心選手として活躍している3選手は厄介な存在になりそうだ。(どら増田 / 写真・長津耀月)
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スポーツ 2021年08月05日 17時00分
侍ジャパン・伊藤、韓国戦の“クレーム無視”は勘違い?「間を開けてくれと言う指摘だと…」試合後の真相告白に納得の声
4日に横浜スタジアムで行われた五輪野球準決勝・日本対韓国戦に登板し、「2回無失点・被安打1・3奪三振」の好投で勝利に貢献した侍ジャパン・伊藤大海(日本ハム)。その伊藤が試合後に自身の公式ツイッターに投稿し、試合中の“クレーム無視”の真相を明かした。 >>侍ジャパン伊藤大海の快投に山田哲人ら打線が応えて決勝進出!銀メダル以上が確定<< 伊藤が韓国側からクレームを受けたのは、「2-2」と両チーム同点で迎えた7回表2死の場面。伊藤が2球目を投じカウントを「1-1」とした直後、打席のパク・ヘミンが審判の方を振り向き、右手を広げるジェスチャーをしながら何かを伝える。直後にはキム・ギョンムン監督もベンチを出て審判と言葉を交わしたが、同戦で解説を務めた新井貴浩氏(元広島他)はこの様子を見て「伊藤選手がロジンをたくさんつけるので、リリースの瞬間にロジン(の粉)が飛んでリリースポイントが見づらいというクレームが入ったと思う」と指摘した。 ロジンを手につける量についての規定はなく伊藤がルール違反を犯しているわけではなかったが、韓国側の抗議により試合は10秒ほど中断。しかし、監督との会話を終えた審判が試合を再開した直後、伊藤はそれまで通りにロジンを手につける。クレームを全く意に介していないような伊藤の行動を受けたパク・ヘミンはあ然とした表情を浮かべ、ネット上も「クレーム完全無視とかメンタルヤバすぎる」、「韓国打者も明らかにドン引きしてるな」と騒然となった。 ただ、試合後に自身のツイッターに投稿した伊藤は、韓国側のクレームについて「付けた際の舞ってる粉を指摘されたのかと思い、少し間を開けてくれと言う指摘だと思いました(原文ママ)」と、リリースの瞬間ではなくロジンをつけた直後の粉の舞い方にクレームをつけられたと内容を勘違いしていたことを告白。実際、クレーム直後の伊藤はそれまで通りに右手にロジンをつけたものの、その後に右手の指先を振りロジンの粉を落とすような仕草を見せていた。 伊藤の投稿を受け、ネット上には「クレームに全く動じてなかったのは勘違いが原因だったのか」、「その後もロジンつけまくってたけど、別に相手を煽ってたわけじゃなかったんだな」、「一応粉を落とすような仕草はしてたし、言い訳をしてる感じでも無さそう」、「ルールで禁止されてるわけじゃないし、これからも別に気にしなくていいんじゃない?」といった反応が多数寄せられている。 勘違いもあったとはいえ、韓国側のクレームに動じず仕事を果たした伊藤。ただ、同投稿では「打者が見えづらいのであれば、一度、ユニフォームで粉を叩くなど、投手側の配慮も必要だと思いました」と、今後の試合では注意したいという旨も表明している。文 / 柴田雅人記事内の引用について伊藤大海の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/hiromi151
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スポーツ 2021年08月05日 16時30分
東京五輪野球韓国代表イ・ジョンフ「山本からは絶対打ちたかった」侍ジャパン山本由伸から2安打!
東京オリンピック野球の決勝トーナメントであるノックアウトステージ準決勝が4日19時から神奈川・横浜スタジアムで行われ、アメリカとの最強対決を制して準決勝にコマを進めた日本(侍ジャパン)は、国際試合のたびに激戦を繰り広げてきた韓国と対戦したが、韓国チームの中で侍ジャパン先発の山本由伸へ並々ならぬ闘志を剥き出しにしていた選手がいた。 韓国はオリンピック予選も兼ねた2019年のプレミア12では決勝で日本に敗れたが、アメリカやメキシコを倒した上で、準優勝を果たしている。今回はアジア・オセアニア枠の1位としてオリンピック切符を獲得している。 今回も韓国球界に多いサイドスロー投手が複数選出されており、技巧派の先発がある程度試合を作り、サウスポーや速球派リリーフも組み込んだ細かい継投でカバーする形で、準決勝まで上がってきた。一方の野手陣は若いスター選手が次々に台頭しており、中日で活躍したイ・ジョンボムの息子としても知られるイ・ジョンフは高卒1年目から4年連続で3割を記録している巧打の外野手。このイ・ジョンフはプレミア12で山本由伸に抑え込まれており、「山本からは絶対に打ちたい」とリベンジに燃えていた。イ・ジョンフは4日の試合で山本由伸から2安打を放っており、試合には敗れたが、個人的なリベンジを果たした。 韓国では、高卒1年目から29本塁打を放つなどの活躍を見せ、パワーだけでなく高打率を残せる技術も兼ね備えている主砲のカン・ベクホのほか、北京オリンピックを経験しているベテラン捕手のカン・ミンホやMLB経験も持つキム・ヒョンスの両選手も選出されている。若い選手に経験豊かな選手も加わったバランスの良いメンバー構成。パワーヒッタータイプだけでなく巧打者や脚力のあるタイプなど、投手陣と同様にタイプの多彩さという意味でもバランスが取れた人選と言ってもいいだろう。 韓国としてはアメリカに勝利を収めて、再び侍ジャパンと対戦し、北京に続いてメダルを狙いに来るのは必至。WBCではここ2大会早期敗退が続いているが、5日のアメリカ戦を乗り越えて、7日に行われる決勝の舞台に立つつもりだ。(どら増田)
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スポーツ 2021年08月05日 11時30分
侍ジャパン・稲葉監督、金メダル獲得なら続投? 強化委員会は五輪後の難題噴出を不安視か
東京五輪・野球競技を戦う侍ジャパンが“決勝進出”を決めた。お祭りムードに水を差すつもりはないが、12球団やNPB関係者の間でこんな声も聞かれるようになった。「次の代表監督は誰だ?」――。 「稲葉篤紀監督は退任、来年は日本ハムの指揮官に就任でしょう。次の代表監督になる人は大変だと思いますよ」 多くの関係者から「大変だ」の声が出てきた。 >>球界OB、五輪野球には「言うほど興味が湧けへん」発言に共感の声 “金メダルは当然”の風潮には反発も<< このまま行けば、日本は金メダルを獲る。当然、“世界一のチーム”を継承する重圧はもちろんだが、「大変だ」と言われる理由はそれだけではない。 「次の代表監督は佐々木朗希、宮城大弥、奥川恭伸など若い投手を預かり、佐藤輝明も育てていかなければなりません」(球界関係者) 新型コロナウイルス禍がなければ、「2020年東京五輪で稲葉監督は勇退、21年第5回WBCは新監督で」という流れだった。 アマチュア、学生を含めた野球団体の目標は「世界一」の奪回と、世界規模での野球人気の回復。WBCに関しては第3回、4回で苦渋を味わっており、五輪で金メダル獲得を果たせば、WBC優勝の期待はさらに高まってくるはず。 「30歳前後の代表選手、つまり、現在の侍ジャパンの主力選手たちは『代表を卒業』という可能性も出てきます。若い投手を育てながら、世界一をめざすのは、相当難しい」(前出・同) それだけではない。現・代表チームと“距離”ができてしまった有力選手もいないわけではない。楽天・松井裕樹、西武・森友哉などがそうだ。一部では、 「2019年プレミア12大会を体調不良などで代表入りを辞退したため、現在の首脳陣が避けている」 との話もまことしやかに囁かれている。 当然、彼らにも世界一奪回のために協力してもらわなければならない。 「プロ、アマ合同で野球振興などに取り組む日本野球協議会なる組織があって、その中の強化委員会が侍ジャパンをサポートしています。稲葉監督を選出したのは、その強化委員会です。前任監督の小久保裕紀氏(現ソフトバンクコーチ)を選出したのも、強化委員会の前身組織でした」(ベテラン記者) NPB関係者たちの話を総合すると、後任人事は強化委員会に今回も委ねられるようだ。「12球団は口出ししない」方向だが、監督未経験者をいきなりトップに据える人事には否定的だ。 また、小久保、稲葉両監督が選ばれた経緯だが、当時言われていたのは「内部昇格」。小久保元監督は代表チームのリーダー的存在で、稲葉監督もチームリーダーであり、小久保政権下で打撃コーチを務めてからの指揮官就任だった。次の代表監督も内部昇格なら、代表選手の経験者で現コーチから選ばれるのか…。 「金メダル獲得なら、強化委員会が稲葉監督に相談するかもしれません」(前出・球界関係者) 金メダルを獲得して退くとなれば、次の代表チームにも影響力は残るだろう。 決勝戦を前に、背広組がざわついている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年08月05日 11時05分
侍ジャパン伊藤大海の快投に山田哲人ら打線が応えて決勝進出!銀メダル以上が確定
東京オリンピック野球の決勝トーナメントであるノックアウトステージ準決勝が4日19時から神奈川・横浜スタジアムで行われた。アメリカとの最強対決を制して準決勝にコマを進めた日本(侍ジャパン)は、国際試合のたびに激戦を繰り広げてきた韓国と対戦した。 侍ジャパンはオリックスのエースで、東京オリンピックの開幕投手を務めた山本由伸、韓国はコ・ヨンピョがそれぞれ先発したこの試合。勝てば最短で7日の決勝進出となるが、敗れれば5日にアメリカと再び準決勝で戦わなければいけない。 韓国について、「この前の試合も大量得点をしていましたし、勢いのあるチーム。打たれても連打を許さないなど基本をしっかりしていきたいです」と気を引き締めた。レギュラーシーズンと異なり、練習ができるのは公式練習の時間のみと制約はあるが、「その中で詰め込んで、やりたいことはできました。1試合1試合が大事な試合。とにかく勝って、決勝戦に行けるよう全力で戦います」と語っていた山本由伸は、初回にピンチを招くも5回まで無失点ピッチング。エースとしての務めを果たす。打線から2点の援護を受けたが、6回に無死二塁からカン・ベクホにタイムリーを打たれ1点差に迫られると、稲葉監督は阪神の岩崎優にスイッチ。岩崎はキム・ヒョンスにタイムリーを打たれ同点に追いつかれるが、後続は打ち取った。 7回と8回は北海道日本ハムのルーキー伊藤大海が1安打、3三振、無失点の快投を見せると、その裏、二死満塁から東京ヤクルトの山田哲人が走者一掃となるレフトフェンス直撃のタイムリーで一気に勝ち越し、最終回は侍ジャパンの守護神、広島の栗林良吏が無失点で抑えて、侍ジャパンが5-2で韓国に勝利。決勝進出を決めるとともに銀メダル以上を確定させている。 試合後、山田は「ボール1個分くらい差し込まれたというのはあったんですけど、狙った球が来たのでしっかり押し込めました。この状態を維持して決勝に挑みたい。金メダル獲得に貢献出来るプレーを決勝戦でもしたいなと思います」とコメント。好投の伊藤は「投げたい気持ちでブルペンで準備していました。2人で1つのアウトを取るつもりで大胆に行けました。打線にいい流れをという気持ちはありました。1球目から思い切って自分のボールを投げられました。(国際大会で)緊張感はあるけど、腹を括って行くしかない。投げたくてウズウズしている。だからこそ思い切って投げました」と笑顔を浮かべた。 稲葉監督は「(山本)由伸を行けるところまで行って、(7回は)あそこで左から始まれば大野をつぎこんで、右からなら伊藤と考えていた。7回、8回、右から始まり伊藤からということで、継投した選手がこの試合の重要性を分かっていて、粘り強く勝ってくれた。由伸もピンチを連続三振で切り抜け、(岩崎)優も難しいところで同点までで抑えてくれた。その後、伊藤が2イニングを抑えてくれた。みんなが後ろにつなぐピッチングをしてくれた」とピッチャー陣を評価。 決勝の相手はアメリカか?韓国か?5日19時から行われる敗者復活戦(準決勝)で決まる。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年08月04日 17時30分
侍ジャパン“エース”山本由伸が準決勝韓国戦先発で、最短の決勝進出決定へ!
東京オリンピック野球の決勝トーナメントであるノックアウトステージ準決勝が、4日19時から神奈川・横浜スタジアムで行われる。アメリカとの最強対決を制して準決勝にコマを進めた日本(侍ジャパン)は、国際試合のたびに激戦を繰り広げてきた韓国と対戦する。 侍ジャパンはオリックスのエースで、東京オリンピックの開幕投手を務めた山本由伸、韓国はコ・ヨンピョが先発をするとそれぞれ発表された。 侍ジャパンは2日に行われたアメリカ戦で、最終回に追いつくと、タイブレークの延長10回に福岡ソフトバンクの甲斐拓也がライトフェンス直撃のサヨナラヒットを放ち、劇的な勝利を掴んでいる。試合後、稲葉篤紀監督は「選手たちが諦めることなく全力で戦ってくれました。(東京オリンピック初登板の福岡ソフトバンクの千賀滉大について)これまで2試合で投げる場面が無く、どこかで起用しようと思っていました。彼らしい投球をしてくれたので次に繋がると思います。(ホームランが出た広島の鈴木誠也について)彼の中でもほっとした部分はあるんじゃないでしょうか。3点を取られた後でしたので、チームとしても元気が出るような一発でした。(10回について)栗林もよく0点に抑えてくれましたし、栗原もよくバントを決めてくれました。(サヨナラ打の場面は)内野5人のシフトでゴロやスクイズを警戒されていたのでヒッティングのサインでした。これからも我々の野球をしていきます」と語り、準決勝の韓国戦も総力戦で勝利を掴みにいく考えだ。 「東京で行われる特別なオリンピックのメンバーに選んでいただき、とても光栄に思います。このような大変な状況の中、ご尽力いただく全ての方への感謝の思いを忘れずに、日本の勝利に貢献するピッチングができるように頑張ります」と東京オリンピックの侍ジャパンに選出された際に話していた山本由伸は、7月28日、福島・福島県営あづま球場で行われた東京オリンピック野球予選ラウンド第1戦、ドミニカ共和国戦で先発。6回を88球、2安打、2四死球、9奪三振、無失点の好投でマウンドを降りている。 降板後には「立ち上がりは緊張しましたが、途中から落ち着いて投げられました。オリンピックの先発投手は、プレミア12での中継ぎの経験とはまた違った役割として、良い経験ができました。ドミニカ共和国の打者はパワーがすごいので、ホームランだけには気を付けて甲斐さんを信じて投げました」とコメントしていたが、韓国戦でも侍ジャパンのエースとして、最短試合で決勝に辿り着くピッチングに期待したい。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2021年08月03日 11時00分
侍ジャパン甲斐拓也がアメリカから劇的サヨナラ打で準決勝進出!「栗林のピッチングが呼び込んだ」
東京オリンピック野球の決勝トーナメント準々決勝が2日、神奈川・横浜スタジアムで行われ、A組1位通過の日本代表・侍ジャパンは、B組1位通過のアメリカと対戦した。準々決勝、準決勝で敗れた場合は、敗者復活ブロックに回り、下剋上をめざすことになるが、侍ジャパンとしては、早く決勝進出を決める意味でも、ここでアメリカを一度叩いておきたいところ。 先発は侍ジャパンが東北楽天の田中将大、アメリカがS.バズがそれぞれ務めた。 先制したのは侍ジャパンだ。3回に二死から、巨人の坂本勇人が二塁打で出塁すると、3番のオリックス吉田正尚がタイムリー。広島の鈴木誠也、東北楽天の浅村栄斗が四球を選び、二死満塁から福岡ソフトバンクの柳田悠岐がタイムリーを放ち、侍ジャパンが2点をリードする。 しかし4回、アメリカは一死から、カサスが四球で出塁し、フレイジャーがレフトへ適時二塁打。フィリアに死球を与えると、コロスバリーに同点タイムリー。さらに二死一、二塁から、アレンが勝ち越しの適時二塁打を放ち逆転されてしまう。ここで稲葉篤紀監督は田中を諦めて、阪神の岩崎優にスイッチし、岩崎は無失点で切り抜ける。4回には坂本が元オリックスのディクソンからタイムリーで同点に追いつくも、5回には同じく阪神の青柳晃洋が登板し、カサスに3ランを打たれて3点差に。その裏、侍ジャパンは3番手カーターから鈴木が待望の一発。一死三塁から広島の菊池涼介が適時内野安打で1点差に。 6回から福岡ソフトバンクの千賀滉大が登板。千賀は公式戦や強化試合の不安を払拭するピッチングで2イニングを無失点に抑える。8回は横浜DeNAの山崎康晃が無失点でつなぎ、その裏、侍ジャパンはアメリカの守備のエラーもあり、二死三塁のチャンスを作るも坂本が三振で無得点に。最終回は中日の大野雄大が今大会初登板。大野も無失点で抑えて、最後の攻撃につなぐ。アメリカは東京ヤクルトのマクガフが登板。吉田正をセカンドゴロに打ち取ると、鈴木は四球で出塁。浅村がライト前でつなぐと、柳田がセカンドゴロの間に鈴木がホームインで同点に追いつく。菊池は三振に倒れてタイブレークへ。 侍ジャパンは10回、広島のクローザー栗林良吏が3試合連続でマウンドに向かう。無死一、二塁から始まるタイブレークは、先頭のフレイジャーを空振り三振、フィリアをセカンドゴロに打ち取ると、コロスバリーをレフトフライに斬って取り無失点で抑える。アメリカはジャクソンがマウンドへ。侍ジャパンは東京ヤクルトの村上宗隆に福岡ソフトバンクの栗原陵矢を代打に送り、栗原は初球で送りバントを決めて、一死二、三塁で、福岡ソフトバンクの甲斐拓也がバッターボックスへ。甲斐は初球でライトフェンス直撃打を放ち、侍ジャパンが7対6でサヨナラ勝ち。準決勝進出を決めた。準決勝は4日に韓国と対戦する。 試合後、田中は「最高の結果になったと思う。味方が先制した後に逆転を許してしまったので、流れを悪くしてしまったと思う。次に向けて前を向いて準備をしていきたい。バッテリーで話して、反省点は一致したので、今日の結果は自分にとって悔しいけど、次の登板に向けて準備をしていきます」と前を向くと、サヨナラ打の甲斐は「稲葉監督の話を聞いて、打席に入ったら内野が5人いたので、初球から思い切っていこうと思った。栗林のピッチングが呼び込んだと思うし、全員が諦めずに戦った結果だと思います」と10回を無失点に抑えた栗林のピッチングを称賛した。(どら増田 / 写真・錦野早苗)
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スポーツ 2021年08月02日 17時30分
侍ジャパンいよいよ今夜!運命のアメリカ戦は田中将大が先発!
東京オリンピック野球の決勝トーナメントであるノックアウトステージが1日、神奈川・横浜スタジアムで行われる。A組1位の日本(侍ジャパン)は19時から、B組1位のアメリカといきなり最強対決を行うこととなった。 侍ジャパンは東北楽天の田中将大が、アメリカはS.バズが先発と発表された。 「日本代表に選んでいただき、とても光栄に思います。再び日の丸を背負って戦えることに、喜びと同時に責任も感じています。前回出場した北京オリンピックでは悔しい思いをしたので、今回は金メダルを獲得できるように頑張ります」と選出時にコメントしていた、マー君こと田中将大がいよいよオリンピックに出陣だ。 昨年までバリバリのメジャーリーガーだっただけではなく、代表経験も豊富。国際試合に燃えるタイプなだけに、ここは期待したいところ。田中の後は「選んでいただき身が引き締まる思いです。選ばれたのがゴールではなく、金メダル獲得に貢献することが使命であり、ゴールです。自分ができる最大限のパフォーマンスを発揮して、応援していただいている人達に感動を与えられるような投球をします。全身全霊で頑張ります。応援よろしくお願いします」と話していた中日の大野雄大や、追加で選出された福岡ソフトバンクの千賀滉大らの登板が期待されるが、公式戦、練習試合と千賀の状態がイマイチだっただけに、どこまで調整がされているのか注目だ。 アメリカチームには、投手陣に韓国戦で勝利を挙げているソフトバンクのニック・マルティネス、元オリックスのブランドン・ディクソンが名を連ねている他、打線で脅威なのは横浜DeNAの主砲、タイラー・オースティンが東京オリンピックのオープニングラウンドでも打率.444と絶好調。横浜スタジアムは現在、オースチンにとってホームグランドなだけに、乗せてしまうと厄介なことになるのは言うまでもない。 中継ぎ陣に失点が目立つ侍ジャパンなだけに、アメリカ戦は最小失点かつ、大量援護点で準決勝に進出したい。敗者復活もあるが、日程に余裕を持たせることにより、万全な状態でエースのオリックス、山本由伸を再び登板させたい。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年08月02日 10時30分
侍ジャパンが予選1位で一つも負けられない横浜スタジアム決戦へ!
東京オリンピック日本代表、侍ジャパンは7月31日、オープニングラウンド第2戦を神奈川・横浜スタジアムを行い、侍ジャパンはメキシコに7対4で快勝。オープニングラウンド1位通過を決め、決勝トーナメントに駒を進めている。 オープニングラウンドの1位通過を掲げていた稲葉篤紀監督は、広島の森下暢仁に2戦目の先発を託した。森下は初回、元オリックスのジョーイ・メネセスにタイムリーを許すも、続くMLBオールスター5度選出のエイドリアン・ゴンザレスを併殺打に打ち取りピンチを脱する。 打線は直後の2回表に、バッテリーを組む福岡ソフトバンクの甲斐拓也がタイムリーを放って、すぐさま同点に追いつくと、3回表には、巨人の坂本勇人が二塁打、オリックスの吉田正尚が安打性の当たりでエラーを誘って出塁してチャンスを作ると、東北楽天の浅村栄斗の投ゴロの間に坂本がヘッドスライディングで生還し勝ち越し。続く4回表には、東京ヤクルトの山田哲人がレフトスタンドに叩き込み一気に3点を追加した。 この援護に森下も応え、4回にもう1失点こそしたものの、5回5安打無四球2失点にまとめて降板。打線は5回と6回は無安打に抑えられたが、7回に坂本勇人がソロ本塁打、8回にこの日3安打目となる甲斐の投手強襲安打と盗塁で作ったチャンスを山田のタイムリーでさらに突き放す。 投手陣は、第2先発要員でもある北海道日本ハムのルーキー伊藤大海が6回と7回を無失点に抑え、8回は埼玉西武の無失点男こと平良海馬がメネセスに2ラン本塁打を浴びるが、後続を抑え、最後は広島のルーキーでクローザーの栗林良吏が3人でピシャリ。7対4と快勝し、オープニングラウンドを1位で通過。決勝トーナメント初戦となる次戦はオープニングラウンドBグループ1位のアメリカと、8月2日19時から横浜スタジアムで戦う。 試合後、稲葉監督は「哲人の本塁打はチームを勇気付ける大きなホームランでした。勇人も良いところで打ってくれました。(4盗塁について)みんなが積極的に走ってくれました。これからも、一つひとつ我々の野球をしっかりしていきたいです」と試合を振り返っている。 アメリカ戦からは決勝まで一つも落とせない。(どら増田)
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広島・鈴木「プロ野球だけ4月にやっていいのか」 コロナ禍続く中の開幕に疑問、経営陣の決断のきっかけとなるか
2020年03月30日 11時58分
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スポーツ
菅野・山田に「待った」の声 五輪延期で稲葉監督も続投、影響が大きいのはメジャー挑戦が囁かれる選手か
2020年03月25日 11時35分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分