侍ジャパン
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スポーツ 2021年07月30日 17時30分
侍ジャパンがハマスタで対峙するメキシコ代表に元オリックスのメネセスら名を連ねる!
東京オリンピック、野球の予選リーグ第2戦で日本代表、侍ジャパンと31日に神奈川・横浜スタジアムで対戦するのが、メキシコだ。 メキシコは、オリンピック本選は今回が初出場だが、WBCには過去4度出場しており、2次ラウンド敗退が最高成績ではあるものの、プレミア12では2015年に4位、2019年に3位と好成績を収めており、決して油断出来る相手ではない。 侍ジャパンとは、稲葉篤紀監督率いるチームで、2019年のプレミア12のスーパーラウンドで対戦しており、日本の投手陣がメキシコ打線を1安打に抑え、日本が完勝している。2006年のWBCでも2次リーグで対戦し日本が勝利。2019年に行われた「侍ジャパンシリーズ2019」(親善試合)でのメキシコ代表との2連戦では1敗を喫しているが、戦績では侍ジャパンが有利と言っていいだろう。 NPBからは千葉ロッテマリーンズのブランドン・レアード内野手が出場を辞退したため、選手は派遣されていないが、元横浜DeNAベイスターズのサミー・ソリス投手、元広島東洋カープのラミロ・ペーニャ内野手、元阪神タイガースのエフレン・ナバーロ内野手、そしてドーピング問題で途中帰国となってしまった元オリックス・バファローズのジョーイ・メネセス内野手と日本野球経験者は揃っている。 ここに39歳のベテランで、元読売ジャイアンツのエドガー・ゴンザレス内野手の弟であるエイドリアン・ゴンザレス内野手がチームを引っ張る存在として要注意だ。エイドリアン選手は東京オリンピックのメキシコ代表入りをするために、今年メキシカン・リーグのグアダラハラ・マリアッチスと契約を結び、3年ぶりに現役復帰。今回のオリンピックへの気持ちも強いと思われる。2004年から2018年までメジャーでプレーしており、2011年には最多安打、2014年には打点王のタイトルも獲得、オールスターにも5度選出されているレジェンド。ゴールデングラブ賞を4度受賞するなど守備でも折り紙つきの選手だ。 予選1位通過を狙う侍ジャパンにとっては、厄介な相手かもしれない。(どら増田)
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スポーツ 2021年07月30日 11時35分
侍ジャパン・稲葉監督「自らのミス」初戦辛勝を一夜明け会見で猛省 その後の敵情視察も危機感の表れか
東京五輪・野球競技で金メダル獲得をめざす侍ジャパンの稲葉篤紀代表監督が、初戦から一夜明けた7月29日、オンライン会見に応じてくれた。 ある程度の質問内容は事前に伝えていた。31日のメキシコ戦についても答えてくれたが、ドミニカ共和国との初戦における“反省”の方が長くなってしまった。「サヨナラ勝ちを収めたとは言え、試合運びの不味さも目立ちました。過ぎたことなので、蒸し返すようなことはしませんが」(スポーツ紙記者) 試合主導権を握れなかったことを「自らのミス」と認めた稲葉監督はさすがだが、2戦目となるメキシコ戦でも苦戦は避けられそうにない。 >>侍ジャパン初戦劇的勝利も稲葉監督に問われる中継ぎ陣の起用法<< 「ドミニカ共和国との試合後、稲葉監督はコーチを集め、長く話をしていました。試合の反省、打開策を協議したようです。話し合いの詳細は分かりませんが」 関係者の証言だ。会議後、眉間に皺を寄せていたとのことなので、「反省点」はかなり多かったのだろう。 「対戦国の情報が少なすぎる」とも指摘されている。NPBはWBC、プレミア12大会などの国際試合前、現地に目利きのスコアラーを派遣するなどして情報を集めている。しかし、今回は新型コロナウイルスによる影響でそれができず、また、参加国のメンバーも流動的だったせいもあって、試合本番も“手探り状態”となってしまった。 「オンライン会見後、稲葉監督はイスラエル対韓国の試合を自ら視察しています。韓国は若いピッチャーが何人か入っており、その特徴がよく分からないんです」(前出・関係者) 決勝ラウンドでは韓国が強力なライバルになると予想しているのだろう。 稲葉監督は、メキシコ戦では左腕のマニー・バニュエロスが先発してくると予想していた。ドミニカ共和国の代表として好投した巨人・メルセデスを重ねている向きもあったが、こんな情報も聞かれた。 「かつては、ヤンキースのトップ・プロスペクト(有望な若手)に挙げられた好投手です。怪我もあって、マイナー数球団を渡り歩き、現在は母国のプロリーグで投げています。コントロールはアバウトと言っていた? その通りですが、重いボールを投げて力勝負をするタイプです。怪我さえなければ、今頃はメジャーリーグで活躍していたと思います」(米国人ライター) バニュエロスは、昨季は台湾のプロ野球チームに在籍していたが、「オリンピックに出たい」との思いから母国・メキシコに帰還したという。「オリンピックに出たい」のウラには「自己アピールし、メジャーリーグに」と考えているからだろう。「投手としての特徴」は聞かされているはずだが、五輪の先を考えている出場選手はムキになってぶつかってくる。 「外国人投手はクイックモーションが上手ではないので、盗塁を仕掛けていきます。出塁した選手が『走れる』と判断すれば、ノーサインで盗塁してもいい、と」(前出・関係者) 得点圏に進んだ走者をシングルヒットで返す攻撃となりそうだ。メキシコ戦では機動力に注目だ。(スポーツライター・飯山満)※外国人選手のカタカナ表記はオリンピック公式アプリを参考といたしました。
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スポーツ 2021年07月30日 11時00分
侍ジャパン稲葉篤紀監督、就任4年で迎えた東京五輪でチームの集大成を見せる!
野球日本代表、侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督が、小久保博紀前監督からチームを引き継いだのは2017年7月31日…ちょうど4年前だった。 日本野球協議会の「侍ジャパン強化委員会」は同年7月31日、都内で記者会見を開き、侍ジャパントップチームの新監督に稲葉篤紀氏が就任することを発表したのだ。当日の稲葉監督は44歳。「代表監督の話をいただきまして、不安はありましたけど、選んでいただいたみなさまに感謝し、3年後(当時は)のオリンピックへ向けて自分が何をできるのかという思いが上回りましたので、引き受けました。3年後の東京五輪は、56年ぶりの国を挙げての記念すべき大会でありますし、野球が復活する。そこで金メダルを獲りたい」と自身が選手として出場した北京五輪で4位に終わったことを振り返り、「メダルを獲れずに帰ってきて、もう一度リベンジしたいという気持ちがずっと僕の中にあった。監督として、もう一度リベンジをさせてもらえる。金メダルを獲る喜びをみんなと分かち合いたいと思って引き受けさせてもらいました」と語っている。 侍ジャパンの打撃コーチとして、2017年3月のWBCで小久保前監督を支えたことも大きかったのだろう。監督選考に当たり、山中正竹強化本部長は「目標を2020年五輪金メダルに絞った」。その判断基準として「求心力」、「短期決戦対応力」、「国際対応力」、「五輪対応力」の4つの条件を挙げ、過去の8人の代表監督からヒアリングなどを行ったことも明かしている。その上で、「稲葉氏は選手として五輪も経験。その豊富な国際経験を重要視した。小久保監督の野球を継続発展して金メダルを獲得できる人」と最終判断したという。 稲葉ジャパンの初陣は、24歳以下の(オーバーエージ3人)メンバーで戦う「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」(11月16日~19日、東京ドーム)となった。この日、対戦カードも発表され、稲葉監督は「大事にするのはチームの輪、結束力。侍ジャパンの誇りを胸に、これからしっかり戦っていきたい」と決意を語っており、以降「結束力」をテーマに掲げて東京オリンピックまで辿り着いた。 稲葉監督とともに戦うスタッフ陣は、ヘッドコーチ兼打撃コーチに日本ハム時代のチームメート金子誠氏が就任。投手コーチも日本ハム時代のチームメートでもある建山義紀氏が就任。外野守備・走塁コーチとしては、稲葉監督も現役時代に指導を受けたことがある清水雅治氏と、監督との関係性が深い人物が選ばれている。内野守備・走塁コーチには、ともに侍ジャパンとして戦った井端弘和氏。バッテリーコーチには、こちらはWBCでともにコーチを務めた村田善則氏がそれぞれ就任した。稲葉監督は「みんなで意見を出し合って強いチームにしていきたいと話させてもらっています。(今回のスタッフは)ちゃんと言いたいことを言いあえる関係ですし、しっかりコミュニケーションを取って、最終的な目標として(2020年に)金メダルを取れるようにやっていきたい」とコーチ人事について語っている。 あれから4年。首脳陣は変わらずに、1年延期となった東京オリンピックの戦いを始めた稲葉ジャパン。金メダルが厳命されている大会なだけに集大成を見せてもらいたい。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年07月29日 17時55分
侍ジャパン初戦劇的勝利も稲葉監督に問われる中継ぎ陣の起用法
東京オリンピックの野球競技で侍ジャパンは28日、福島県営あづま球場でドミニカ共和国と対戦。最終回に3点を奪ってサヨナラ勝ちを収めた。 サヨナラ打を放った巨人の坂本勇人は、「初戦を勝つことができてホッとしています。序盤は重い雰囲気で試合が進んでいましたが、ベンチではみんな声を出してくれていましたし、最後も最高の形でみんながつないでくれました。投手がずっと頑張ってくれていたので、野手のみんなが何とか返してあげたいという気持ちが必ずあったと思います。本当にみんなでもぎ取った勝利でした」と試合を振り返っている。 侍ジャパンの稲葉篤紀監督は、「初戦という非常に難しい中で先発の(山本)由伸がしっかり抑えてくれました。先に点を取られて苦しい展開になりましたが、後ろにつなごうという気持ちや最後まで諦めないという気持ちがみんなで一つになって、サヨナラ勝ちという良い形になりました。福島のみなさんにも何か感じられるものが与えられたのではないでしょうか。ボランティアの方々を含めみなさんが我々を応援してくれて、ここまで支えてくれたことに感謝します」とコメント。先発のオリックス山本の好投と、最終回のつなぐ野球を評価しつつ、復興五輪の象徴として開催された福島での試合を支えてくれたボランティアスタッフらに感謝の意を述べていた。 試合には何とか勝ったものの、中継ぎ陣に不安が残ったのは事実だ。2番手の阪神のサイドスロー右腕、青柳晃洋は力のあるドミニカ共和国の左バッターに捕まり2失点。広島のルーキーでクローザーを務めている栗林良吏を最終回に5番手で登板させたが、こちらも1失点と安定感を欠いていたのは事実だ。 楽天の松井裕樹や、メジャー帰りのオリックス平野佳寿らがメンバー落ち。代表経験があって、後ろを任せられるピッチャーが不足していることは多方面から指摘されていた。山崎康晃は代表でもクローザー経験があるが、最終回となると疑問が残る。巨人の高梨雄平のような、ワンポイントで火消しができる存在も欲しかったところ。 山本、楽天の田中将大ら回数が期待できる先発陣に、第2先発が期待される伊藤大海、起用法に注目が集まる大野雄大、千賀滉大と先発型のピッチャーはそろっている。31日のメキシコ戦や決勝トーナメントと、稲葉監督の起用法に注目が集まる。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年07月29日 11時20分
侍ジャパン外れた日本ハム・中田、成績以外にも大きな役目? 大不振でも球団がクビにしなさそうなワケは
“元侍ジャパンの主砲”中田翔内野手が、復活への第一歩を踏み出した(7月28日)。広島とのエキシビションマッチで、レフト線を弾丸ライナーで破る二塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。 「中田には侍ジャパン再招集の話があったんです。プレミア12大会(2019年)で外国人投手特有の動くボールに対応できる選手が少なく、前WBC大会の主砲だった中田の名前が浮上してきました。でも、今季は開幕から不振で…」(球界関係者) 中田は27日の同カードでもヒットを放っているが、表情は冴えない。試合後の共同取材でも、「(先制打を打ったのは)フォークボールかな。もっと状態を上げていけるように」と、淡々と返すだけ。2日間の状態を見る限り、腰痛は解消されたようだが、ちょっと強気な中田節は聞かれなかった。 >>元阪神・江夏氏に「二度と解説聞きたくない」ファン激怒 負傷交代の中田を「練習不足」と切り捨て批判相次ぐ<< 昨季、自身3度目の打点王にも輝いた。ここまでの成績は、打率1割9分3厘、打点13(39試合)。不振の原因だが、「腰痛ではなく、メンタル的なもの」と指摘する声が多い。 「今年のキャンプ、オープン戦を振り返ると、巧く調整できなかったみたい」 そう指摘する声も多い。しかし、中田も14年目を迎えたプロであり、ベテランだ。猛チャージを掛け、開幕戦に臨んだが、空回りしてしまったようだ。 故・衣笠祥雄氏が「スランプ」について、こんな風に評していた。 「結果が出ないのは技術不足。結果が出ない状況が続くと、気持ちが萎えてしまう」 故障についても思い詰めてしまうと、やはり気持ちが萎えてしまう。故人は「心技体」という言葉を大切にしていたが、中田もそんな状態にあるのだろう。 「中田は3年契約の最終年を迎えました。来季33歳になる中田が複数年契約を再び結ぶことは考えにくい。かといって、フリーエージェント権を行使して新天地を求めることも、現時点では考えにくい」 パ・リーグの試合を担当することの多いプロ野球解説者がそう言う。 複数年ではともかく、高額年俸での契約更新になるのではないだろうか。理由は、 「新球場のプロモーション映像」だ。23年3月開業予定の新球場をPRする映像が北海道内で流されており、それに出演しているのは中田だった。 「約600億円を投じた一大事業です。その建設費の一部は地元企業、日本ハムグループのパートナー企業からも出資を募りました。PR映像に抜てきした人気選手を無下に扱うようなことはしないはず」(地元関係者) 中田の今季の推定年俸は、3億4000万円。チーム功労者として、また、「新球場の顔」として恥ずかしくない年俸額が提示されるのではないだろうか。 チームメイトから「もらいすぎ!」と思われないよう、中田は後半戦のチームを牽引していかなければならない。昨季は「そこいらの選手とはレベルが違う」ということで、「レベチ」なる造語も口にしていた。そんな中田をもう一度見たい。できれば、侍ジャパンでも。そう思っているファンも少なくないはずだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月28日 18時35分
東京五輪予選初戦で劇的サヨナラ勝利の侍ジャパン山本由伸「ホームランだけには気をつけた」
稲葉篤紀監督率いる五輪野球日本代表、侍ジャパンが28日、福島県営あづま球場でドミニカ共和国との予選ラウンド第1戦に臨んだ。 侍ジャパンはオリックスのエース山本由伸が、ドミニカ共和国は巨人の左腕C.C.メルセデスが先発した。山本は初回、ロドリゲスにセンター前へ運ばれると、続くバティスタに死球を与えてしまいピンチを招くが、フランシスコを併殺打に打ち取り、ピンチをしのぐ。 2回は2三振を奪い三者凡退に打ち取ったが、3回、先頭のバレリオにライト前へ運ばれた。ヌネスは三振に打ち取るが、ボニファシオに四球を与えて再びピンチに。だが、ここからギアが上がったのか、後続をセンターフライ、ライトフライに打ち取ると、4回は2三振、5回は1三振を奪って三者凡退。6回は三者連続三振とパーフェクトピッチング。6回を88球、2安打、2四死球、9奪三振、無失点の好投でマウンドを降りている。 打線は初回、メルセデスから吉田正尚がレフト前に運んだが、その後は6回裏までヒットを打てず。7回表に2番手でマウンドに上がった青柳晃洋が2失点を喫して嫌なムードが漂う中、その裏に浅村栄斗、柳田悠岐が連打を放ち無死二、三塁のチャンスを作ると、1死後に村上宗隆のファーストゴロの間に1点を奪った。 9回には5番手の栗林良吏がさらに1失点したが、その裏に侍ジャパンはドミニカ共和国のクローザー、アセンシオを攻めた。柳田、近藤健介、村上の3連打で1点を奪い、甲斐拓也がスクイズを決めて土壇場で同点に追いついた。山田哲人がセンター前に運んだところで、ドミニカ共和国はマリニエスを投入したが、坂本勇人がセンターを抜ける一打を放ち、劇的なサヨナラ勝ち。侍ジャパンは予選ラウンド第1戦を白星で飾った。次戦は31日に横浜スタジアムでメキシコと対戦する。 先発の山本は「立ち上がりは緊張しましたが、途中から落ち着いて投げられました。オリンピックの先発投手は、プレミア12での中継ぎの経験とはまた違った役割として、良い経験ができました。ドミニカ共和国の打者はパワーがすごいので、ホームランだけには気を付けて甲斐さんを信じて投げました」と試合を振り返った。(どら増田 / 写真・Rinco )
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スポーツ 2021年07月28日 17時00分
侍ジャパン、オリンピック劇勝発進に「サヨナラ勝ちは、ただの1勝じゃない」土壇場からの逆転劇を球界OBも評価
28日に競技がスタートした東京五輪の男子野球。同日に福島・県営あづま球場で行われた予選リーグ・グループAの初戦に臨んだ日本代表・侍ジャパンが、ドミニカ共和国代表を「4-3」で下し白星発進した。 >>侍ジャパン・稲葉監督にファン呆れ「失敗だった」 唯一の本職センター・柳田が故障、五輪金メダルに早くも暗雲か<< 1984年ロサンゼルス五輪(当時は公開競技)以来の金メダル獲得を狙う日本はこの日、今シーズンここまで勝利数(9勝)、防御率(1.82)、奪三振数(121個)の3部門でパ・リーグトップの山本由伸(オリックス)が先発。対するドミニカはメルセデス(巨人)を起用し、両名は6回まで共に無失点と投手戦を展開した。 試合が動いたのは直後の7回表。この回日本は山本に代え青柳晃洋(阪神)を2番手として送り込むが、青柳は2死一、二塁から左中間へ2点タイムリーツーベースを浴びてしまう。2点を先制された日本はその裏に1死二、三塁から村上宗隆(ヤクルト)の一ゴロで1点を返すも、9回表に5番手・栗林良吏(広島)が1点を失い再び2点差とされ9回裏の攻撃に入った。 しかし、日本は1死から柳田悠岐(ソフトバンク)、近藤健介(日本ハム)、村上の3連打でまず1点を返すと、続く甲斐拓也(ソフトバンク)がスクイズで相手の野選を誘い同点に。さらに、後続の山田哲人(ヤクルト)がヒットで1死満塁とチャンスを広げると、最後は坂本勇人(巨人)がセンターオーバーの打球を放ち劇的なサヨナラ勝ちを収めた。 土壇場から試合をひっくり返した日本の戦いぶりを受け、ネット上には「逆転サヨナラ勝ちやったー!」、「初戦から冷や冷やしたけど、最終的には勝ってよかった」、「『黒星スタートとかおもんな』とか思っててすいませんでした」、「きっちり試合を締めた坂本メンタル強すぎだろ」と喜びや安堵の声が寄せられている。 また、森本稀哲氏(元日本ハム他)が「ナイスゲーム!!!!! 侍ジャパン!!!!」、川上憲伸氏(元中日他)が「サヨナラ勝ちは、ただの1勝じゃなくて次の試合にも勢いをつけるもの みんなの勝利への執念が実った証拠だし、侍がひとつにまとまる最高の勝利になったんじゃないかな」とそれぞれ自身のツイッターに投稿するなど、球界OBからも歓喜の声が相次いでいる。 今回日本が下したドミニカは世界ランキングこそ出場6カ国中5番目の7位だが、メルセデス、サンチェス(巨人)、バルデス(元中日)、フランシスコ(元巨人)などNPB経験者を複数擁しているチーム。戦前は決して気を抜いてはならない相手という下馬評だったが、その予想通りに日本を敗戦寸前まで追い詰めた。 その難敵をサヨナラ勝ちで下し白星発進した日本は、31日に予定される次戦でメキシコと激突。勝てば予選リーグ1位通過が決まる次戦も、勢いのまま勝利を収めることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について森本稀哲氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/onifukkusencho川上憲伸氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Kenshink2k2k2
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スポーツ 2021年07月28日 11時45分
初戦間近の侍ジャパンにまたしても問題発生? 稲葉監督の意味深コメントで露呈した選手選考のマズさとは
7月26日、東京五輪・野球競技で金メダルをめざす侍ジャパンと稲葉篤紀代表監督が、競技会場となる福島県・あづま球場に入った。28日の初戦の相手は、ドミニカ共和国。オリックス・山本由伸投手が先発マウンドに上がるが、移動前のオンライン会見で、稲葉監督は“意味シンなコメント”も発していた。 「4人には、(先発で起用することを)伝えました」 稲葉監督はサラリと答え、次の質問を待ったが、取材する側は驚いてしまった。 「先発で起用するのは、3人だと聞いていました。NPBや球団職員など複数のスタッフがそう話していたんですが」(プロ野球解説者) >>球界OB、五輪野球には「言うほど興味が湧けへん」発言に共感の声 “金メダルは当然”の風潮には反発も<< 五輪・野球競技だが、参加国6チームをA、Bの2組に分け、2試合を行う。その勝敗により、A、B両組の1位から3位までの順位が決まる。A、B両組で1位通過した2チームは、次ステージのシード権を得る。両組の2、3位の4チームから勝ち上がったチームが1位通過チーム勝者と争うが、侍ジャパンとしては、「全勝で決勝戦に勝ち上がる」という青写真を描いているはずだった。 「2位、3位での通過となった場合に備えるのは、指揮官として当然のこと。しかし、先発投手を務める4人が誰なのか、そこは明言していません。でも、楽天の田中将大投手は間違いなく、先発でしょう」(前出・同) 山本、田中。あと2人は誰なのか? 広島・森下暢仁投手、日本ハム・伊藤大海投手、そして、阪神・青柳晃洋投手、中日・大野雄大投手が予想されている。 「『先発投手が3人』と思われていた根拠は、好調な山本と、経験豊富な田中を2回先発させることができるからです」(在京球団スタッフ) 3人目と4人目の先発役は、敗者復活組に回った場合、そこで投げることになる。1位通過し、次ステージ第1戦も勝った時、4人目の先発役が「決勝4チームによる最終トーナメントで初登板」となるが、それは考えにくい。つまり、4人目の先発投手は、登板のない“捨て石役”か、3試合目まで試合状況を見ながら、リリーフ登板の準備もしなければならない“便利屋”扱いとなるわけだ。 「そのつらい役回りとなる4人目なんですが、どうも、大野が買って出たとの情報も交錯しています。昨季、沢村賞にも選ばれ、日本を代表する好左腕ですが、今季は調子がイマイチ。侍ジャパンは左の救援投手が岩崎優(阪神)しかいません。そういう状況を察して」(球界関係者) もっとも、左の先発投手も大野しかいないのだが…。 巨人の左腕リリーバー・中川皓太投手と右投げの菅野智之投手が代表辞退した時、稲葉監督は左投手を入れなかった。大野が便利屋を買って出たとされるのは、稲葉監督がソフトバンク・千賀滉大、日本ハム・伊藤を追加招集した後、いや、侍ジャパンの強化合宿が始まった7月19日以降だという。 大野の男気はさすがだが、オリックス・宮城大弥、楽天・松井裕樹など、ほかも左投手がいたはず。本番直前だが、選手選考への疑問が再燃しつつある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月28日 11時15分
女子ソフトに続け!7.28稲葉ジャパン東京五輪初戦はオリックス山本由伸が先発で開幕ダッシュ狙う!
女子ソフトボール日本代表の金メダル獲得の興奮が冷めやまぬ中、28日12時から福島・福島あづま球場で、稲葉篤紀監督率いる野球日本代表、侍ジャパンの予選が始まる。初戦の相手はドミニカ共和国だ。 両国の予告先発投手は日本が山本由伸(オリックス)、ドミニカ共和国がメルセデス(巨人)と発表された。稲葉監督は由伸について、「どの球も強い球を持っている。初戦の緊張感の中での先発になるが、由伸らしい投球をしてくれることを願っています。長いイニングというより1イニングずつしっかり抑えることを期待しています」と期待を寄せている。 また、日本野球を熟知しているドミニカ先発のメルセデスについては「日本でプレーしている投手で日本の打者をよく知っているので、こちらもしっかり対策を練っていきたいです」とした上で、強打が予想される打線についても「MLB経験のある打者も多く、両打ちも何人もいて力強いスイングしてくるので長打を警戒したいです」と警戒モード。大事な初戦なだけに、パ・リーグトップの成績を誇る由伸を投入することにより、最小失点で切り抜けたい思いがあるのだろう。 今回、野球は全試合が無観客になってしまったが、「無観客試合となったことは非常に寂しい思いですが、我々は1球1球、魂を込めて戦います。それを見て何かを感じていただけるよう、何かを届けられるよう全力で戦います」と稲葉監督は、侍ジャパンの野球を電波を通じて、何かを伝えられるような力強い戦いを誓った。 対するドミニカのエクトル・ボウル監督は「メルセデスは良いパフォーマンスをしてくれるでしょう。お互いのレベルを知っているが、私たちも準備は整っています。日本は強いがハイレベルな試合になるでしょう」と先発のメルセデスに期待を寄せている。 メルセデスは今シーズン、6試合に登板、5勝1敗、防御率2.31の成績を残しており、脅威の存在なのは間違いない。このメルセデスを侍打線が打ち崩さないと、由伸がいくら好投しても勝利には繋がらないだけに、打線の奮起に期待したい。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年07月27日 16時30分
球界OB、五輪野球には「言うほど興味が湧けへん」発言に共感の声 “金メダルは当然”の風潮には反発も
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、26日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 金村氏は週末のスポーツニュースを語る番組内のコーナーで、25日の強化試合で巨人を「5-0」で下した侍ジャパンについてトーク。同戦の代表チームは1番・山田哲人(ヤクルト)、2番・源田壮亮(西武)、3番・吉田正尚(オリックス)がいずれもマルチ安打を放つなど上位が機能し、投手陣も先発・田中将大を含む6名が完封リレーを見せた。 ただ、金村氏は同戦を経て28日・ドミニカ共和国戦から五輪に臨む侍ジャパンに対し、「言うほど興味が湧けへん」とそこまで関心が持てていないとコメント。「『金獲って当然』みたいなプレッシャーは感じるはずやろうけど、出てる国が少ないもんね」と、参加国数が少ない(日本を含め6カ国)ため今一つ盛り上がりに欠ける部分があるという旨を口にした。 また、金村氏は「アメリカなんてメジャーの一流どころは一切出えへんからね、そういうところでやっぱり興味は半減するわな。僕なんかが見てると(侍ジャパンの)今の面子見たら『金獲って当然やないか』と思う」ともコメント。五輪に対する他国の本気度がいまひとつであることも興味を削がれている一因だと語った。 金村氏の発言を受け、ネット上には「確かに競技開始直後はあんまり盛り上がらなそう、自分も本格的に見るのは決勝トーナメント(8月1日~5日)からになると思う」、「参加国数の半分がメダル獲れちゃうのはなんだかなあ…もっと国が多ければまた違っただろうけど」、「大会ルールも盛り上がりに欠ける要素がある、4勝3敗でも金が取れる可能性があるのはおかしい」といった反応が寄せられている。 一方、「言うほど金獲って当然か? 現状なら銀以下に終わる可能性の方が高いと思うんだが」、「今の代表チームは投打に爆弾抱えてるし、『こんなんで金獲れるわけない』ってなっちゃうなあ」、「日本は日本で不安要素もあるから、逆に自分はここからどうやって金獲るのかめちゃくちゃ楽しみなんだが」と否定的なコメントも複数見受けられた。 「全6カ国で争われる五輪野球競技は最初に3カ国ずつの2組に分かれ総当たりの1次リーグを行った後、リーグ内順位によって組み合わせが決定する決勝トーナメントで最終順位が決定します。1次リーグ初戦からトーナメント決勝まで5戦全勝なら文句なしで金メダル獲得となりますが、トーナメントには敗者復活戦が設けられているため、最悪4勝3敗でも優勝は可能。複数回の敗北が許されるというこの形式が影響してか、勝てば優勝、もしくは負けたら敗退の段階になるまで観戦はしないというファンは少なくないようです。一方、侍ジャパンが野手では唯一の本職センター・柳田悠岐(ソフトバンク)の故障、投手では怪我明け間もない千賀滉大(同)の不振といった不安要素を抱えていることから、『この状況からどうやって金メダルまでたどり着くのか』と逆に楽しみが増しているファンもいるようです」(野球ライター) >>侍ジャパン・稲葉監督にファン呆れ「失敗だった」 唯一の本職センター・柳田が故障、五輪金メダルに早くも暗雲か<< 「金は確実」と応援熱を失っているファンもいれば、「金は危うい」と逆に興味を高めているファンもいる侍ジャパン。28日から始まる野球競技では、果たしてどのような戦いぶりを見せるのだろうか。 文 / 柴田雅人
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コロナ感染の広島・菊池、東京五輪出場が絶望的に? 同時に離脱の小園も二軍暮らしに逆戻りか
2021年05月18日 11時00分
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スポーツ
侍ジャパン・稲葉監督は抑え投手を召集すべきではない?「思った通りの力を発揮できてない」藤川氏がデメリット指摘も賛否
2021年04月19日 21時30分
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スポーツ
DeNA、助っ人コンビの復帰が東京五輪にも影響? “打点王ルーキー”の処遇を稲葉監督も注視か
2021年04月15日 11時10分
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スポーツ
侍ジャパンの新ユニ導入に「グッズ代稼ぎたいだけ」冷ややかな声 五輪以外に着用機会は無い? 他国との“色被り”指摘も
2021年04月06日 21時45分
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スポーツ
中日・大野の五輪代表入りは当確? 稲葉監督との意味深なやり取り、その裏にある不安要素とは
2021年02月23日 17時30分
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スポーツ
阪神・梅野、プロ入り後初の侍ジャパン入りが急浮上か 稲葉監督はまさかの対戦相手出現に戦々恐々?
2020年12月03日 11時10分
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スポーツ
ソフトB・内川、退団の原因はバレンティン? ファームで“冷遇”も既に複数球団が興味か
2020年10月29日 11時00分
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スポーツ
広島・鈴木「プロ野球だけ4月にやっていいのか」 コロナ禍続く中の開幕に疑問、経営陣の決断のきっかけとなるか
2020年03月30日 11時58分
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スポーツ
菅野・山田に「待った」の声 五輪延期で稲葉監督も続投、影響が大きいのはメジャー挑戦が囁かれる選手か
2020年03月25日 11時35分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分