侍ジャパン
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スポーツ 2021年06月22日 19時45分
侍ジャパン・稲葉監督、五輪メンバー選考基準を明かし驚きの声「そういう面も重視してたのか」 過去の気苦労の影響指摘も
21日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)に、侍ジャパン・稲葉篤紀監督がVTR出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 16日に東京五輪に臨む侍ジャパンのメンバー(全24名)を自身の口から直接発表した稲葉監督。スポーツキャスター・松岡修造氏(元男子プロテニス選手)との対談形式のインタビューに応じ、メンバー選考での考え方や金メダル獲得に向けた思いなどを語った。 その中で、松岡氏から「五輪で世界と戦った時に、(この選手は)いけるかどうかっていう(点を判断する)ポイントはどこなんですか?」という質問を受けた稲葉監督は、「ジャパンに対する思い、日の丸を背負って戦うという情熱(があるかどうか)ですね」と回答。メンバー選出に当たっては、侍ジャパンの一員として全力で戦いたいという気持ちがどれだけあるかが大きな判断基準になったと明かした。 >>五輪メンバーの指名を中日がまさかの拒否? 高木氏がアテネ五輪での誤算を暴露、「だから北京では大量派遣したのか」と驚きも<< 稲葉監督は続けて、侍ジャパンへの熱い思いが感じられた選手の1人として、2019年・プレミア12での坂本勇人(巨人)を挙げる。稲葉監督は同大会のベネズエラ戦終盤、それまで「4打数無安打・2三振」と振るわなかった坂本に代え山田哲人(ヤクルト)を代打に送る。ただ、坂本は突然の交代にも全く不満をにじませず、すぐにベンチ前の柵に乗り出して山田を応援したという。 「(坂本は)『代えられた、クソッ!』という気持ちがある中で、それを(態度に)出さずに応援したんですよ。チームが勝つために」と、坂本から勝利への強い気持ちが感じられたという稲葉監督。「ああいう姿なんですよ。ああいうチームにしたいんですよ」と、選手全員が坂本のように気持ちを見せる侍ジャパンにしたいと語った。 稲葉監督の発言を受け、ネット上には「実力だけじゃなくてそういう気持ちの面も重視してたのか」、「五輪みたいな短期決戦は勢いが大事だから、坂本のように周囲を鼓舞する選手は多ければ多いほど有利になりそう」、「そもそもやる気ある選手の方が招集に応じてくれやすいから、『断られた時の代役は…』とかあれこれ考えなくて済むっていう面もあるんだろうな」、「プレミア12の時は戦前から辞退者多かったから、代表への気持ちが招集基準の1つになったのは分からなくもない」といった反応が多数寄せられている。 「稲葉監督が侍ジャパンメンバーを選出したのは2019年のプレミア12以来ですが、同大会の選考では松井裕樹(楽天)、千賀滉大(ソフトバンク)、山川穂高(西武)など、コンディション不良を理由に代表入りを辞退する選手が続出。これに伴い甲斐野央(ソフトバンク)や嘉弥真新也(ソフトバンク)、大竹寛(巨人)といった選手を急きょ追加招集するなど、メンバー選考の段階でそれなりの苦労をしいられていました。こうした経緯もあってか、稲葉監督は今回侍ジャパンにどれだけの思いを持っているかを判断基準に組み込むことで、選考をスムーズに進めたい思惑があったのではとみているファンも少なくないようです」(野球ライター) 番組では全24名の人選について、「一つも迷いはない」と自信をのぞかせた稲葉監督。確固たる信念のもとで招集した選手たちは、来たる東京五輪でどのような活躍を見せてくれるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月21日 19時55分
巨人・坂本、東京五輪への心境を明かし心配の声「弱気過ぎだろ」 直前の故障離脱も影響? 5度目の大舞台へ及び腰なワケは
20日放送の『S-PARK』(フジテレビ系)に、巨人のプロ15年目・32歳の坂本勇人がVTR出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 東京五輪に臨む侍ジャパンのメンバー(全24名)に選出された坂本。メンバーが発表された6月16日に二軍本拠地・ジャイアンツ球場で番組のインタビューに応じ、選出後の心境や金メダル獲得へかける思いなどを語った。 >>巨人・ビエイラが敵打者を挑発?「煽ってるとしか思えない」阪神ファン激怒、巨人ファンからは“過剰反応”と反論も<< その中で、インタビュアーから「今回のメンバーを見た時、率直な感想はいかがでしたか?」という質問を受けた坂本は、「僕が一番年上というか、もうそんなに年を取ったんだなと(いう気持ちだった)」と回答。今回のメンバーでは坂本、大野雄大(中日)、田中将大(楽天)、柳田悠岐(ソフトバンク)ら1988年度生まれの4名が最年長となっているが、2013年WBCから侍ジャパンの常連になっている坂本は時の流れの早さに驚いたという。 前回の国際大会である2019年のプレミア12では最年長の松田宣浩(ソフトバンク/当時36歳)がムードメーカーとしてチームを牽引したが、今回は選外のため坂本ら4名が年下の選手たちを引っ張っていく立場となる。ただ、坂本は「僕は盛り上げたりというのはあまりキャラじゃないんですけど、チームを引っ張っていけるようにやらないといけない」と、どのような形で他選手を引っ張っていくべきか少々悩んでいるような旨を語った。 坂本の発言を受け、ネット上には「ファンとしては『まだ32歳か』って感じだけど、本人的には『もう32歳か』って後ろ向きな気持ちなのか」、「五輪へ向けてちょっと弱気過ぎだろ、 正遊撃手の坂本が振るわないって展開になるとマズいんだが」、「同級生が3人いるんだから、盛り上げ役は他に任せてもいい気がするけどなあ」といった心配の声が多数寄せられている。 同時に、「どことなく弱気なのは、ちょっと前まで故障離脱してたからか?」、「復帰後の成績はまだ低空飛行してるし、五輪までに状態戻るか自信が持ててないのでは」、「1か月一軍に居なかったわけだから、目先の国際大会へ及び腰になるのも仕方ないか」と、故障の影響もあるのではと推測するコメントも複数見受けられた。 「侍ジャパン最年長となる坂本、大野、田中、柳田の4名ですが、これまでの国際大会(五輪・WBC・プレミア12)出場回数は柳田が0回、大野が2回、田中が3回、そして坂本が4回となっています。そのため、本人は『年齢も経験も一番上の自分が頑張らないといけない』と少々気負っている可能性は考えられます。これまでの最年長選手が全員ムードメーカータイプだったわけではないのですが、前任者の松田は練習から試合までとにかく声を出して雰囲気を盛り上げていたので、そのイメージも色濃く残っているのかもしれません。一方、坂本は右手親指骨折により5月10日~6月10日まで一軍を離脱しており、復帰後も『6試合・.263・1本・3打点・5安打』とまだ本調子には至っていません。ファンの間ではこの点を引き合いに、坂本は五輪までに調子を戻せるか不安視しているのではと推測する声も挙がっています」(野球ライター) 過去4度出場した国際大会では、「27試合・.286・2本・14打点・30安打」といった通算成績を残している坂本。東京五輪でも正遊撃手としての活躍を多くのファンが期待しているが、果たして期待通りの結果を残すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月17日 11時30分
侍ジャパン・稲葉監督がロッテ選手を1人も選ばなかったワケ 井口監督のチーム改革が順調な証?
東京五輪を戦う侍ジャパンのメンバー、24人が発表された(6月16日)。しかし、稲葉篤紀代表監督がメンバーを読み上げた後に聞こえてきたのは、「ロッテ選手がいない」と「短期決戦なのに大丈夫か?」の声だった。 NPB事務局の関係者が選手選考について教えてくれた。 「選手24人は稲葉監督が選びました。12球団は金メダル獲得のために協力すると約束していたので、問題にはなりません」 稲葉監督の野球観、どんな野球をやりたいのかが、選手選考に表れたようだ。 >>広島・會澤の侍ジャパン入りで阪神ファンから心配の声?「とばっちり受ける」 敵選手の負傷が問題視されているワケは<< 「6月23日のロッテ対ソフトバンク戦は、侍ジャパンの冠協賛試合となっています」(ベテラン記者) その冠協賛試合の舞台は、ロッテの本拠地・ZOZOマリンだ。稲葉監督も登場する予定だが、“政治的配慮”があれば、ロッテ選手はゼロということはなかったはず。稲葉監督が持論を貫いたわけだ。 「今、最も勢いがあって、対戦バッターにも『打てない』と思わせているピッチャーはオリックスの宮城大弥です。宮城が選ばれなかったのは本当に残念」 宮城の落選に関しては、多くのプロ野球解説者、取材記者が首を傾げていた。 前出の事務局関係者がこう続ける。 「稲葉監督は先発、リリーフ、右投手、左投手をバランス良く選んだつもりでいます。(左の先発は)中日・大野雄大がいるので、経験と実績を見て、今回は大野の方を選んだのでしょう」 12球団の先発要員、中継ぎ、クローザーの各部門からビッグネームを選んだようだ。ならば、近年、安定した火消しぶりを見せているロッテのクローザー、益田直也を選んでほしかったが…。 「オリンピックは決勝ラウンドまで進出しても、最大6試合。つまり、短期決戦です。短期決戦ならば、調子の良いピッチャーをつぎ込んでいくべき。先発ピッチャーをリリーフ登板させてでも」(プロ野球解説者) 稲葉監督は先発要員に責任イニングを投げてもらい、セットアッパーを挟んで、クローザーを最終イニングに送り出す“王道野球”、そんな野球がやりたいのだろう。 千葉ロッテは短期決戦に強いチームとも目されている。クライマックスシリーズ、日本シリーズでラッキーボーイ的な存在が現れると、その選手を活かすために打順も組み換えてきた。投手に関しても、実績よりも好不調、対戦チームとの相性を重要視してきた。 「野手なら、安田尚憲、藤原恭大。投手なら佐々木朗希など、将来が楽しみな選手もいます。世代交代の時期にあるので、今回は縁がなかったのでしょう」(前出・同) 冠協賛試合でロッテが投打ともに爆発し、“選手ゼロの屈辱”を晴らしたら…。五輪でペナントレースが中断される間、ロッテは休養と再調整の時間を得たことになる。五輪リスクのない分、今後がブキミだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月16日 17時00分
広島・會澤の侍ジャパン入りで阪神ファンから心配の声?「とばっちり受ける」 敵選手の負傷が問題視されているワケは
16日に発表された東京五輪に臨む侍ジャパンの内定メンバー。チームを率いる稲葉篤紀監督が会見で直々に24名のメンバーを発表したが、最も注目が集まったのは広島のプロ15年目・33歳の會澤翼の選出だった。 會澤は2007年のプロ入りから広島でプレーしている捕手で、今季は15日終了時点で「.278・2本・10打点」をマーク。2019年のプレミア12では侍ジャパンの正捕手として世界一に貢献していた。 ただ、會澤は15日に行われた広島対西武の一戦で、8回表の守備中に左足を痛め負傷交代。負傷の程度は明らかになっていないが、広島・佐々岡真司監督は試合後に「(自力で)歩けなかったので心配」と歩くこともままならない状態と明かしたことが伝えられている。 >>広島・佐々岡監督の采配に球界OBが苦言「同点までは投げさせないと」 薮田は続投させるべきだった? 復活の足掛かりになると持論<< その會澤の侍ジャパン選出を受け、ネット上には「昨日怪我したばかりなのに選んで大丈夫なのか?」、「五輪まではまだ1か月ぐらいあるけど、その間に治る保証はどこにも無いぞ」、「會澤が五輪目指して回復を焦る可能性もあるから不安でしかない」と広島ファンからの疑問の声が多数寄せられている。 一方、會澤の負傷・侍ジャパン入りについては広島ファン以上に、一見すると無関係の阪神ファンから心配の声が多く挙がっている。 ネット上には「會澤は侍ジャパンメンバーだけど、この怪我で代わりに梅野(隆太郎)が呼ばれることになるんじゃ…」、「もし會澤の代役で引き抜かれたら相当な痛手になるから困る、梅野本人は五輪出たいかもしれないけど」、「會澤が重傷なら梅野がとばっちり受けるから、心の底から軽傷で済むことを願いたい」、「ただでさえ青柳(晃洋)、岩崎(優)が選ばれてしまったのに、ここから會澤の代役で梅野まで引き抜かれるのは本当に勘弁してほしい」と、阪神正捕手・梅野への影響を懸念するコメントが複数見受けられた。 「梅野は今季首位を走るチームの投手陣を捕手として牽引し、打撃でもリーグトップの得点圏打率(.381)をマークしているものの、16日に発表された侍ジャパンメンバーの選外に。ただ、稲葉監督は會澤について『(広島関係者の)話を聞いてから、今後どうするかというのを決めていきたい』と今後に含みを持たせているので、負傷の程度次第では會澤と入れ替えで、チームに欠かせない存在の梅野が侍ジャパンに持っていかれるのではと心配しているファンは少なくないようです。なお、阪神は2008年北京五輪で正捕手・矢野燿大(現監督)を含む3名が代表に招集された結果チームが大失速し、最大13ゲーム差をつけていた巨人に大逆転で優勝を許した過去があります。16日の発表でメンバー入りした青柳、岩崎に梅野を合わせるとちょうど13年前と同じ引き抜き人数になるため、当時と同じように大失速のきっかけになるのではとファンの間で危機感が高まっているようです」(野球ライター) 今回発表された24名の内定メンバーだが、7月上旬までは故障などを理由とした入れ替えが可能となっている。會澤がこのままメンバーにとどまるのか、それとも梅野と入れ替えられるのかは今後の注目点となりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年05月18日 11時00分
コロナ感染の広島・菊池、東京五輪出場が絶望的に? 同時に離脱の小園も二軍暮らしに逆戻りか
広島東洋カープもコロナショックに見舞われた。菊池涼介内野手が高熱を発し、PCR検査を受けたところ、陽性が確認された。これを受けて、佐々岡真司監督を始め、一軍コーチ、選手、スタッフなど74人にもPCR検査が実施され、小園海斗内野手、正随優弥外野手も陽性と判定された。 「その発表があった5月17日、一部選手がマツダスタジアムで練習をする予定になっていました。防護服を着た複数の清掃員がやってきて、一塁ベンチや球場内通路などの消毒作業を行っていました」(地元メディア) 異様な光景だったという。 同18日からの東京ドームでの巨人との2連戦、その後も首位阪神との3連戦が控えている。攻守ともに戦力ダウンの非常事態である。 >>広島・佐々岡監督に「最低最悪の愚策」ファン激怒 セオリー無視の奇策で得点機を台無しに、野手より投手を優先した狙いは<< しかし、その影響は12球団全体にも及びそうだ。感染防止対策、日程変更などはもちろんだが、それだけではない。 「東京五輪を戦う侍ジャパンのメンバー構成も、やり直しです。稲葉篤紀監督は『二塁・菊池』を前提に他の内野手の選出を考えていました」(球界関係者) “名手”菊池はここまで全39試合に出場し、リーグトップの打率3割4分2厘を残している。3-4月度の月間MVPにも選出されており、攻守に渡ってチームを牽引してきた。野球日本代表・侍ジャパンにおいてもリーダー的存在であり、金メダル獲得の至上命令を課せられた稲葉代表監督にとって、欠かすことのできない選手でもあった。 「東京五輪は7、8月なので、その頃には試合にも復帰しているかもしれません。でも、万全であるかどうかは…」(前出・同) また、ショートのレギュラーを掴みつつあった小園の欠場について、こんな指摘も聞かれた。 「小園は昨秋のフェニックスリーグで成長が認められ、その時点で広島首脳陣は今日のブレイクを予感していました。でも、佐々岡監督は『物足りない』と厳しい言い方をし、一軍には合流させず、キャンプ、オープン戦も二軍で送らせました。その屈辱をバネに、昇格後はバットでも結果を出してきました。これからという時なのに、運がないというか」(プロ野球解説者) 一軍昇格は4月22日。その後は遊撃手として先発出場を続け、まだ規定打席には到達していないが、3割6分の高打率である。 今季の広島は打線が繋がらず、苦しんでいる。二遊間を守る菊池、小園の離脱は攻撃面にも大きな痛手となるだろう。 「佐々岡監督はマジメと言うか、考え込んでしまうタイプ。これまでも打順編成で考え込み、決まったと思えばまた考え込み、そんなことを繰り返してきました。菊池、小園のいない打順編成でまた苦労しそう」(前出・スポーツ紙記者) 広島球団も感染防止策を徹底させてきた。他球団でもPCR検査での陽性判定者を出している。選手、関係者もナーバスになっているだけに、精神面でのケアも考えなければならないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年04月19日 21時30分
侍ジャパン・稲葉監督は抑え投手を召集すべきではない?「思った通りの力を発揮できてない」藤川氏がデメリット指摘も賛否
元阪神で阪神SAの藤川球児氏が、18日放送の『S-PARK』(フジテレビ系)に生出演。番組内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の放送で藤川氏は東京五輪を間近に控える侍ジャパンについて、自身が考えるベストオーダーを発表。得点圏打率の高さを理由に阪神・梅野隆太郎を8番に据えたことや、ソフトバンク・栗原陵矢を緊急時の第3捕手として控え野手の1人に選んだことなどについて語った。 >>首位快走の阪神、2008年の悪夢再び? 迫りくる因縁の五輪、稲葉監督は梅野らの大量引き抜きを画策か<< その中で、番組アナウンサーから抑えを本職とする投手が1人も選ばれていないことを指摘された藤川氏。「(選ぶにあたっては)抑えの投手は基本的に入れてません」と、指摘通り本職の抑え投手は1人も選ばなかったと説明した。 藤川氏は続けて、「たくさんの抑え投手が現状のチームでものすごいプレッシャーを背負ってやってるんですよ。なので、そこからさらに重いプレッシャーのかかる国際大会に行くと、思った通りの力を発揮できてない(投手も多い)」とコメント。抑え投手は普段からチームの勝敗を左右する重圧のかかる状況で投げているため、さらに重圧が増す国際大会では本来の投球ができなくなる例が少なくないことが不選出の理由と主張した。 本職の抑え投手を選ばずに、先発・リリーフの経験があるオリックス・山本由伸を国際大会限定の抑えとして選んだという藤川氏。その一方で、「もし田中投手が抑えにいければ、山本投手をセットアップに入れて使うこともできる」と、2013年にシーズン・日本シリーズで抑え起用された楽天・田中将大を守護神にすればさらに起用の幅が広がるとも語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「既にチームを背負ってる投手に日の丸まで背負わすべきではないって考え方は無かった」、「藤川は何回か国際大会出てる(2006・2009WBC、2008年北京五輪)から、守護神がどれだけ大変か身に染みてるのかもしれない」、「言われてみれば国際大会で苦しむ抑え投手は少なくない気がする」、「マー君抑え起用は意外とアリかも、2013年の日シリみたいに雰囲気を一変できる可能性もあるし」といった反応が多数寄せられている。 一方、「普段から重圧の中投げてる守護神の方が国際大会でも計算を立てやすくないか?」、「山崎(康晃/DeNA)とかは国際大会でも普通に投げてるぞ、結果出せるかはあくまで個人次第なのでは?」、「マー君や山本を抑えにしようとしているところをみると、先発やセットアッパーの苦労は何も考えてないことがうかがえる」、「『チームでの抑えもキツいのに国際大会もなんて…』とか言うような弱気な選手には別に代表入りしてもらわなくてもいい」と否定的なコメントも複数見受けられた。 「藤川氏は侍ジャパン入りした抑え投手は苦しむ傾向にあると主張しましたが、2015年プレミア12では4名中3名が失点を喫するなど主張通りの展開となっています。ただ、2017年WBCでは失点したのは3名中1名のみ。また、2019年プレミア12では本職の抑え投手として唯一選出された山崎が無失点だったため、好不調は個々人次第ではないかと疑問を抱いているファンは少なくないようです。また、日々の試合で重圧がかかっているのは何も抑えだけではないと異議を唱えているファンも散見されますね」(野球ライター) 東京五輪で野球競技がスタートする7月28日まであと約3カ月。侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督は、どの選手を守護神としてメンバーに召集するのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年04月15日 11時10分
DeNA、助っ人コンビの復帰が東京五輪にも影響? “打点王ルーキー”の処遇を稲葉監督も注視か
ルーキーの孤軍奮闘が、東京五輪を戦う侍ジャパンのメンバー編成にも影響を与えそうだ。 4月14日の東京ヤクルト戦も落とし、5連敗。DeNAは今季最多の借金9で最下位に沈んでいる。そんな中で、開幕から全17試合に3番で出場し、同日も逆方向の右翼席に5号ソロアーチを放ったのが、新人の牧秀悟内野手(中央大)だ。 「日本代表の稲葉篤紀監督が視察しています。お目当てはヤクルトの山田哲人選手だったようですが」(スポーツ紙記者) 同日の山田は2本の本塁打を放ち、稲葉監督にもしっかりとアピールができたようだ。しかし、最下位・DeNAの中で猛打を振るう牧にも興味を示していた。 >>中日・大野の五輪代表入りは当確? 稲葉監督との意味深なやり取り、その裏にある不安要素とは<< 「牧の代表招集は十分にあり得ます。大学日本代表の4番でもあり、NPBスタッフも当時の活躍を見ています」(球界関係者) 目下、牧の「打点17」はリーグトップ。DeNAの三浦大輔監督も「牧の前に走者をためて」と、その勝負強さを認めていた。 ところが、である。その牧の守備位置が変更になりそうなのだ。侍ジャパンの常連メンバーとの兼ね合いも考えなければならなくなった。 「試合後、三浦監督は(この日代打で今季初出場した)ソト、オースティンの両外国人選手のスタメン起用も示唆していました。外野手のオースティンはともかく、ソトと牧を同時に使うとなれば…」(前出・同) ソトは2018、19年の本塁打王であり、昨季も本塁打25、打点78を稼いだ優良外国人選手である。しかし、守備がヘタクソで、三浦監督は「負担の少ない一塁手に固定」との構想だった。一連の新型コロナウイルス禍で来日が遅延し、「一塁・牧」でスタートしたのだが、構想通り、ソトを一塁に回すとなれば、牧のポジションを考えなければならない。 「いや、牧は元々二塁手です。大学時代と同じ二塁を守らせればいいだけのこと」 多くの関係者、特にDeNAサイドからそんな声が聞かれた。 二塁・牧。これを侍ジャパンに重ねてみると、ちょっと厄介なことになる。広島・菊池涼介、ヤクルト・山田とポジションが重複してしまう。守備の名手・菊池だが、今季は打撃も好調だ。打線の得点能力を考えると、山田を外すことはできない。これまで、侍ジャパンは「二塁・菊池、一塁・山田」というポジションで、何度か打順を編成してきた。ここに牧が加わると、指名打者を予定していた他選手の起用にも影響してくる。 牧の代表招集は、注目ポイントとなりそうだ。また、DeNAの両外国人選手のスタメン起用について、批判的な意見もある。 「チーム防御率が4点台後半。12球団ワーストです。外国人選手をスタメン起用する目的は打線強化であり、投手陣の失点を打撃で補おうとしているのでしょう。気になるのは、オースティン、ソトの2人にまだ実戦感覚が戻っていないこと」(前出・プロ野球解説者) 両外国人選手のスタメン起用がマイナスに転じてしまうかもしれない。ソトを本来の二塁手でスタートさせ、様子を見る選択肢も考えられるが、打撃好調の牧の打順だけは動かさない方が良さそうだ。 オースティン、ソトが本調子になるまでは…。三浦監督、稲葉代表監督の視線が牧のバットに注がれている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年04月06日 21時45分
侍ジャパンの新ユニ導入に「グッズ代稼ぎたいだけ」冷ややかな声 五輪以外に着用機会は無い? 他国との“色被り”指摘も
今夏開催予定の東京五輪で、1984年ロサンゼルス五輪以来の金メダル獲得を期待されている野球日本代表・侍ジャパン。6日、新たなデザインのユニフォームを導入すると複数メディアが報じた。 侍ジャパンは現在白地にピンストライプをあしらったホーム用、紺をベースとしピンストライプを通したビジター用と2つのユニフォームを導入している。報道によると、この2種に追加する形で、チーム史上初となるサードユニフォームが東京五輪の試合から導入されるという。 サードユニは日の丸と同じ色である赤色を基調に、ホーム・ビジターと同様ピンストライプが施されたデザインとのこと。また、東京五輪を控えるトップチームだけでなく、各カテゴリー(U-12、U-15、U-18、大学、U-23、社会人、女子)でも導入予定だという。 今回の一件を受け、ネット上には「今までには無かった配色で斬新」、「赤が差し色じゃなくて前面に押し出されるのは初めてじゃないか?」、「赤ユニなかなかかっこいいな、販売はいつからになるんだろう」といった反応が寄せられている。 ただ、それ以上に「年にそんなに試合しないのにサードユニ作る意味あるのか、五輪も6か国ぐらいしか出ないのに」、「奇抜なデザインで目を引いて、少しでもグッズ代稼ぎたいだけだろうな」、「赤が前面に出てると中国やキューバ代表のユニみたいで親近感が湧かない」といった否定的なコメントの方が多く見受けられた。 >>中日主力に監督が激怒「走らんでええ!」 井端氏が明かした理不尽な指示にファン驚き「志願じゃなくて強制だったのか」<< 「侍ジャパンのトップチームは新型コロナの影響もあり、2019年11月に行われたプレミア12を最後に国際大会はおろか親善試合も戦っていない状況。また、7~8月に予定される東京五輪も1チームの最大試合数は7試合とそこまで多くはなく、東京五輪後に何らかの試合が組まれるのかも現時点では不明です。そのため、試合数が少ない中でサードユニを導入する意味は薄いのではとみているファンは少なくないようです。また、赤を前面に出したデザインは中国代表やキューバ代表と似通っているため、そちらのイメージが先行し今一つ購買意欲が湧かないという声も散見されます」(野球ライター) 現在のところはファンの間で賛否両論となっている侍ジャパンのサードユニ。今後評価が覆るかは、来る東京五輪でのチームの結果にも左右されそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月23日 17時30分
中日・大野の五輪代表入りは当確? 稲葉監督との意味深なやり取り、その裏にある不安要素とは
「横浜スタジアムのマウンド、どう?」 「えっ!?」 これは、野球・日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督が中日キャンプを視察した際、大野雄大投手と交わした会話。横浜スタジアムは東京五輪・野球競技の試合会場(第2戦以降)だ。稲葉監督は大野に“代表当確”と先発起用を告げたのである。 もっとも、東京五輪は新型コロナウイルスの影響などで、開催そのものが危ぶまれている。各競技関係者は「やる」方向で調整するだけだが、プロ野球界にも“現実的な意見”が囁かれている。 「もし中止になったら、大幅な日程変更は避けられません」(球界関係者) プロ野球は7月15日から約1か月間、ペナントレースを中断させる。途中中断は本来の五輪イヤーだった2020年にも決めていた。しかし、中断を前提とした試合スケジュールには“無理”があり、全球団の監督が「投手陣のやり繰り、特に中継ぎ投手の体力が心配」と頭を抱えていた。 「侍ジャパンに選出されなかった大半の選手は、『1か月間の休業』となります。投手に限らず、選手は調整が難しい。スロースターターなベテランは調子が上向きになってきたと思ったら休業ですから」(前出・同) 大野は昨季、「10完投」と驚異的なスタミナを見せている。「大野の投げる日は救援陣のリフレッシュ休暇」という捉え方もされていた。 「本当に東京五輪が中止されれば、NPBは日程を組み直します。状況次第では球場が確保できない日も出てきそう。地方遠征が増えることになるのではないか…」(ベテラン記者) 開幕戦は3月26日。ペナントレースがスタートしてから東京五輪に関する発表があった場合、混乱は免れない。地方遠征が決まれば、公共交通機関、宿泊ホテルを押さえるのは各球団の仕事だ。フロントスタッフも負担の多いシーズンとなりそうだ。 侍ジャパンの主要試合を託された大野だが、気になる情報も交錯している。 「過去2年、大野は登板過多の傾向にあり、蓄積疲労が心配されています。『投げたがり』なので、キャンプインするまではそんな声は出ていませんでしたが、今年はいつになくスローペースです。キャンプ中盤に入ってもペースは一向に上がりません」(前出・同) 沢村賞投手・大野の代表入りは与田監督も想定していたはず。その大野を故障させずにペナントレース本番を迎えることが重要となってくるが、「例年以上のスロー調整」と聞くと、蓄積疲労は周囲の想像以上なのかもしれない。 代表チームに招集される選手は多かれ少なかれ、何か言われている。しかし、「横浜スタジアム」と具体的に言われたのは大野だけだ。中日は球団創設85周年を迎え、今年はかなり強く優勝を意識している。中日首脳陣のホンネは、「ウチのエースに余計なプレッシャーを掛けないでくれ」ではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月03日 11時10分
阪神・梅野、プロ入り後初の侍ジャパン入りが急浮上か 稲葉監督はまさかの対戦相手出現に戦々恐々?
今日12月3日、第91回都市対抗野球大会の決勝戦が行われる。侍ジャパンを指揮する稲葉篤紀監督も気に掛けているのではないだろうか。 東京五輪を戦う稲葉ジャパンの近況だが、二軍を主体とした若手育成のフェニックスリーグで、日本ハムを“代理指揮”したのは既報通り。井端弘和コーチ、建山義紀コーチなどジャパンのスタッフもベンチ入りしているのは、五輪本番に向け、実戦感覚を養うためでもある。 「五輪のベンチ入り選手数は24人。本番を想定し、それに近い人数で戦っています。同点で迎えた試合終盤、捕手のところに打順が回ってきて、代打を出すか否か、稲葉監督がコーチに進言を仰ぐシーンも見られました」(球界関係者) 24人と少人数で戦うため、捕手の登録は2人になる予定。他のポジションと違って“専門的”だ。スタメン捕手に代打を出し、その後に出場した控え捕手にアクシデントが起きたら…。稲葉監督が即決できなかったのは、そのためだ。 「捕手の選手選考は打撃力がポイントになりそう。阪神・梅野隆太郎の名前が有力候補に挙がってきそう」(前出・同) >>来季から背番号「2」の阪神・梅野、ノルマは34本塁打?元同僚・藤川の“要求”に反響、クリアならリーグVは濃厚か<< ベテラン選手の理不尽な戦力外通達などゴタゴタの続いていただけに、梅野の高評価は矢野阪神にとって、明るいニュースとなりそうだ。しかし、同時に来年春と五輪直前の7月について、悲観的な情報も聞かれた。 「新型コロナウイルス禍ですよ。来年2月ですが、そもそも、プロ野球キャンプができるのかどうか…。代表候補を集め、連係プレーなどの確認をしておかなければなりませんが」(ベテラン記者) 過去のWBC、プレミア12大会の前、侍ジャパンは海外チームなどを招き、壮行試合を行ってきた。今回は厳しいだろう。そこで囁かれているのが“国内チーム”。ソフトバンク、巨人など特定のチームとの対戦を組む可能性もあるが、3月半ばに入ればペナントレースに向けての調整を最優先しなければならない。7月はペナントレース中であり、特定チームとの試合は、もっと難しくなる。 そこで、急浮上してきたのが、「社会人の代表チーム」との対戦案だ。 「いや、2、3年前から社会人の代表チームとプロ選抜の侍ジャパンとの一戦は検討されていました。社会人側から『選手の励みになる』『社会人野球の宣伝のためにも』の提案も一部から出ていました」(前出・関係者) 一般論として、アマチュア選手はプロに対し、「ひと泡吹かせてやる」と必死になる。近年ではプロ二軍が出場機会を増やすため、アマチュアチームとも試合を行うが、プロが敗れる時もある。その社会人代表チームともなれば、ドラフト上位指名候補のピッチャーを何人もぶつけてくるだろう。「都市対抗のように、トーナメント方式の大会を戦っているので、社会人野球の選手たちは『1球に対する集中力』が高いんです。4打席に立って、結果を出せばいいというのがプロ。その考え方の違いにつけ込まれたら…」(プロ野球解説者) 先取点を奪われ、追いかける展開になったら、侍ジャパンにブーイングが起こるかもしれない。勝って当然、負けたら袋叩き。阪神・梅野など、打撃力の高い捕手の選出も大事だが、五輪本番前、稲葉監督はヘンなプレッシャーを背負わされそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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