侍ジャパン
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スポーツ 2022年10月05日 11時45分
大谷翔平、WBC参戦に暗雲? 栗山監督は会見で不安漏らす「そこには少し制限が…」
11月の強化試合を戦う侍ジャパンのメンバー28人が発表された(10月4日)。しかし、その国内、NPB12球団から選ばれた28人全員が、来春開催のワールド・ベースボール・クラシック(以下=WBC)に臨むわけでなないようだ。 「28人中15人が初招集となりました。代表経験が豊富な選手を呼べば、力量が分かっているので指揮官は計算も立てやすい。でも、それでは球界が発展しないので」(関係者) 栗山英樹代表監督はメンバー編成を終える前、長嶋茂雄氏を訪ねたそうだ。時期は不明だが、国際試合における勝負どころの見極め方、選手起用のコツなどでアドバイスをもらったという。 その“長嶋エッセンス”が盛り込まれたのかどうかはともかく、栗山監督が言葉に窮したのは、「日本人メジャーリーガー」の追加招集の関する質問が出た時。来年3月のWBCも「このメンバーで?」の質問にこう答えていた。 「原則的には先のことは考えずに、11月(の強化試合)を戦うのに選んだつもりですけど、そういう風に聞かれれば、3月の戦いに向かって行くわけなので、まだまだその~、外国に行っている選手であったり、いろいろな選択の幅がある中で、そこには少し制限が掛かっていたのは、正直に言うとあった」 >>玉川徹氏に「適当な事しゃべるな!」批判殺到 大谷翔平選手に無責任発案、野球ファンが不快感<< 栗山監督が考えながら長々と話すのは、“答えにくい質問”を聞かれた時だ。隠し事ができない性格なのだ。 さらにまた、「今回選んだメンバーが結果を出して、結果を出してくれると信じて」とも付け加えていた。今回選ばれた28人に「オレたちは日本人メジャーリーガーが来るまでの繋ぎ役か?」と落胆させないよう、配慮するのも栗山監督の優しさである。 エンゼルスの大谷翔平を筆頭に、水面下で何人かの日本人メジャーリーガーにアクションを起こしている最中なのだろう。 「大谷の侍ジャパン合流? 五分五分かな。他の日本人メジャーリーガーに対してもそうだけど、NPBが直接交渉できないところもあるので」(前出・関係者) 興味深かったのは、選手起用に関する発言。「選手の力量は分かっているが、どういう場面で起用すれば力を発揮してくれるのか…」と語った。その一例が会場に現れた巨人・戸郷翔征の起用法だ。「短いイニングでも」と、戸郷を先発ではなく、「リリーバー」で起用することを明言した。 戸郷はその場で快諾しているが、こんな指摘も聞かれた。 「リリーフで結果を出している他の投手を呼べばいいじゃないか?」 昨夏の東京五輪でのこと。阪神の先発投手・青柳晃洋をリリーフで起用し、失敗している。「適材適所」の反省の言葉は、多くのNPB関係者から聞かれた。栗山監督がそれを知らないはずがない。あえて“冒険”してみるということだろう。 「うまく行けば、物凄い相乗効果を発揮するかもしれません。強化試合だからできるテストです」(プロ野球解説者) これが、長嶋氏の助言から得た国際試合の対策だろうか。 日本ハム指揮官だったころ、栗山監督は選手をガマンして使う育成タイプだった。一発勝負の場では非情な交代も避けられない。日本人メジャーリーガーの合流も気になるが、“冒険起用”に注目したい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年01月07日 11時00分
侍ジャパン・栗山監督、大谷翔平の招集は絶望的? 初陣前に噴出する編成面の難題とは
日本野球機構(以下=NPB)は“大忙し”となりそうだ。 1月6日夜、巨人から各メディアに向けて通達があった。沖縄県内で自主トレ中の坂本勇人内野手ら主力選手たちの取材は、対面ではなく、リモートに変更するという。感染防止の観点からすれば当然だろう。 「沖縄県では9球団がキャンプを張る予定です」(スポーツ紙記者) ファンのキャンプ観戦を認める方向でいたが、慎重論も出始めた。NPBは新外国人選手の来日遅延を防ぐため、動き始めている。その迅速な対応はさすがだが、発表が早すぎた案件もある。 野球日本代表・侍ジャパンの親善強化試合だ。昨季までペナントレースを戦っていた栗山英樹新監督は、その危険性を予測できたはずだが…。 >>侍ジャパン、栗山監督の抜擢は権力抗争が原因? 愛弟子・大谷招集よりも期待される役割とは<< 「3月5、6日に台湾選抜チームと試合を行います。新型コロナウイルス禍はもちろんですが、それ以上に心配なのは『新生・侍ジャパン』入りするメンバーたちのことです」(球界関係者) 選手たちの体調が心配される理由は、一つ。「2021年の疲労」だ。 昨季は東京五輪によるペナントレースの中断により、日本シリーズを終えたのは11月27日。通常シーズンより1か月ほど遅かった。しかし、22年1月に自主トレ、同2月1日にキャンプインという日程は変わっていない。 「例年よりも1か月短いオフが故障につながるとの見方もされています。12球団とも、キャンプの練習メニュー作りに慎重でした。『ベストコンディションで来い』と選手に伝えても、ビシビシと鍛え上げろとは言っていません」(前出・同) NPBが今年3月に国際試合を実施する狙いは、次回WBC大会に備えるためだ。現時点では「23年3月の開催予定」となっており、22年3月のタイミングを逸すれば、国際試合ができるのは、同年オフと23年3月の直前だけだ。 「3月上旬と言えば、通常日程ならオープン戦も始まったばかり。侍ジャパンに選ばれたメンバーは早めの調整をしなければなりません」(プロ野球解説者) 台湾戦が行われた場合、肝心の選手たちに負担をかけ、故障を負う危険にも晒すことになる。 「前任者時代の主力メンバーのほとんどを入れ換え、栗山監督は若手中心の新チームを編成したいと考えています」(前出・同) 阪神・佐藤輝明、東京ヤクルト・奥川恭伸、オリックス・宮城大弥、DeNA・牧秀悟、千葉ロッテ・佐々木朗希らの代表入りも予想されている。しかし、彼らも21年シーズンの疲労を蓄積しているだろう。栗山監督の代表指揮官への就任が伝えられた時、日本ハム時代の師弟関係から「大谷翔平の招集も!?」と期待されていた。 疲労困憊の若手を送り出す各球団に対し、栗山監督は起用法など十分な説明をしなければならない。23年本番の招集に向け、大谷と話す時間もなくなってしまいそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年12月25日 11時00分
西武・源田、エゴサーチで憔悴? プレーにも影響していた“悪癖”、侍ジャパン・井端氏のアドバイスで成績向上か
野球解説者で前侍ジャパン内野守備・走塁コーチの井端弘和氏(元巨人他)が、22日に自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。西武のプロ5年目・28歳の源田壮亮にまつわる発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で井端氏は源田をゲストに迎え、お互いが本職とする遊撃守備の難しさや、侍ジャパンの一員として共に戦った今年の東京五輪野球競技(7月28日~8月7日)中によく話していた話題などをテーマにトーク。その動画の終盤で、井端氏は源田と初めて侍ジャパンで一緒になった2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップ(11月16日~19日)期間中に、源田がエゴサーチをして落ち込んでいる場面に遭遇した話を明かした。 >>侍ジャパンの試合中にコーチが呼吸困難に? 井端氏が五輪開幕戦の壮絶エピソード明かし驚きの声「選手より過酷だ」<< 具体的な日時は触れなかったが、大会期間中のある日、当時プロ1年目・24歳の源田と西武の同4年目・25歳の山川穂高が会話しているところに遭遇したという井端氏。何を話しているのかと何げなく目を向けたところ、2人でエゴサーチをしているようで、自分たちへの批判コメントを見て「もうマジで…」などと落ち込んでいたという。 これを受け井端氏は「じゃあ見なきゃいいじゃん!」と、落ち込むくらいならエゴサーチしなければいいのではと忠告。ただ、源田は「いや、気になって見ちゃうんですよ」と、今後エゴサーチをやめるとは即答しなかったという。 この話を受けて源田は「1年目の時は基本的に山川さんと一緒に見てて。(試合後に)2人で落ち込んで、(次の)試合を迎えて、終わって調べて落ち込んでみたいなことをやってた」と、同年はシーズン中から山川と共にエゴサーチをし、そのたびに落ち込むという流れを繰り返していたと告白。ただ、井端氏の忠告をきっかけに考えを改め、現在は全くエゴサーチをしなくなったということも明かした。 井端氏、源田の発言を受け、ネット上には「源田ってそんなファンの評価を気にする選手だったのか」、「2人してエゴサでメンタルやられてる光景は井端さんとしてもビックリしただろうな」と驚く声が続出。一方「源田はここでエゴサ止めたから守備めっちゃよくなったのか?」「1年目守備ボロボロだったのはエゴサのせい説あるな」と、その後の成績を絡めて推測する声も多数挙がった。 源田はプロ1年目の2017年はリーグワースト2位の21失策(遊撃手ではワースト1位)を喫したが、翌2018年から今季までは「11個、9個、9個、8個」と失策数は半数程度に減少しており、同期間はいずれもゴールデングラブ賞を受賞。また、2018年には遊撃手としてはプロ野球歴代最高の補殺数(526個)、併殺数(112個)を記録している。 「2017年当時の源田は拙守が目立ったこともあり、西武ファンからしばしば批判を受けていた選手。こうした批判が精神面の負担となり、プレーにも悪影響を及ぼしていたのではとみているファンも少なくないようです。なお、源田は守備成績が大幅に向上した2018年以降は守備面で批判を受けることはめっきり減りましたが、元乃木坂46・衛藤美彩と結婚した2019年10月以降からは、それまで衛藤を応援していたアイドルファン、野球ファンによるアンチコメントが少なからず見られる状況となっています」(野球ライター) エゴサーチをやめたことも追い風となったのか、現在は球界トップの遊撃手として大成している源田。一部からは「またメンタルやられるリスクもあるし、今後もエゴサーチは封印したままの方がいい」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2021年12月11日 17時30分
侍ジャパン・栗山監督、早くも手腕に疑問の声?「野球の本場で勝ちきりたい」世界一奪還の道のりは前途多難か
侍ジャパンの新監督に、今季まで北海道日本ハムファイターズの指揮を執った栗山英樹氏が就任した。めざすべくは、2023年開催予定のワールドベースボールクラシック(WBC)優勝だ。就任会見では「日本野球の為に結束し、全力を尽くす」「野球の本場で勝ち切りたい」と五輪金メダルに続き、日の丸を頂点に掲げるべく言葉が並んだ。 >>侍ジャパン、栗山監督が突然抜擢されたワケ 日ハム退任前の発言が影響? 稲葉前監督の推薦説も浮上<< メジャーリーガーを始め、世界各国のプロ選手が集結する戦い。文字通りの世界一獲得を委ねられる存在として、新指揮官には様々な声が上がった。 10年にも及んだ日本ハム監督成績を振り返ると、就任初年度の2012年にリーグ優勝、日本一も2016年に成し遂げるなど、輝かしい功績も残した。反面、Bクラスは5度経験しており、特に過去5年間で4度(すべて5位)下位に沈んでいることからも、手腕への疑問の声がつきまとったことも事実だ。 また、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)との関係についてのやり取りが会見でも行われたが、一国を率いる将の立場であれば、今後は特定の「個」に執着する場面はあまり相応しくないだろう。「必要ですか?」との言葉は、愛弟子との距離感を保つ本人の意思だったと捉えたい。 さらに、金メダル獲得への後押しや、多くの国民から支持されたオリンピックとは異なり、オフシーズン中の開催であり、五輪ほど関心の高さは望めないWBC。また、前回(2017年)より6年後の開催であることからも、世間の視線を向けさせるため、大会へ向け機運を高めていく必要もある。 一方で、期待も大きいことも確かだ。 今夏の東京五輪を含め、監督未経験者や、現場から離れていたOBが指揮を執ったここ数大会とは異なり、実績を残してきた上での「昇格」。代表チームが常設化となった現在、長年のチーム構築のスキルは、今後活かされることは間違いない。加えて、采配や選手選考はもちろん、コーチ人選やメディア対応に至るまで、培ってきた独自の色を出せるはずだ。 自身の発案により野球界に生まれた「二刀流」が海の向こうで開花し、大きな注目を集めた2021年。メジャーだけでなく、日本国内の野球熱をさらに高めていくには、代表チームの活躍は不可欠だ。世界一を争う戦いの舞台は変わり、真のプロフェッショナルによる大会の制覇。極めて重みのあるミッションが新指揮官に課せられた。(佐藤文孝)
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スポーツ 2021年12月01日 11時00分
侍ジャパン、栗山監督の抜擢は権力抗争が原因? 愛弟子・大谷招集よりも期待される役割とは
侍ジャパンの新指揮官に前日本ハム監督・栗山英樹氏の就任が正式に決定した。各メディアはWBCでの「世界一奪回」のため、教え子である大谷翔平選手も招集できるのではないか、と…。そんな期待の声も伝えられていた。 >>侍ジャパンの試合中にコーチが呼吸困難に? 井端氏が五輪開幕戦の壮絶エピソード明かし驚きの声「選手より過酷だ」<< しかし、候補者はほかにもいた。栗山監督に決まるまで二転三転したという。 「東京五輪が終了して間もなく、巨人OBの高橋由伸氏の名前が一部メディアから報じられました」(スポーツ紙記者) 昨年、東京五輪の一年延期が決定した頃から、「次期代表監督」に関するいくつかの情報が流れていた。その中に高橋氏の名前はなかったが、「高橋氏有力」の一報と同時にこんな声も囁かれるようになった。 「山本浩二氏が代表監督に選ばれた時と似ている、と」 山本氏は2013年第3回WBCで代表チームを指揮した。前年に「有力」と報じられ、山本氏の元に各メディアが集まったが、そこで出たのは「知らない」「聞いてない」の言葉ばかり。たとえ決まっていても否定しなければならない場合もある。それは分かっているが、山本氏は本当に知らなかった。正式なオファーがあったのはその後だったという。 「山本氏の名前が報じられたのは、候補者を絞り切れていない時期でした。そのまま、山本氏にお願いするような空気になってしまいました」 当時を知るNPB関係者の証言だ。 代表チームの監督、コーチの人事権は強化委員会にある。NPB、12球団からは介入されない組織ということになっており、11年10月の侍ジャパン常設化が決定してからは、同委員会が選出してきた。「それまでは、有力なプロ野球OBや一部の球団幹部にも相談していました」(球界関係者) 栗山氏が選ばれた背景には、“侍ジャパンへの介入”を認めたくないとする意思もあったようだ。とは言え、栗山新代表監督に求められるのは、大谷翔平の侍ジャパンへの合流だけではない。 「23年3月のWBC大会は中止でしょう。25年に延期になるようですが」(前出・スポーツ紙記者) 侍ジャパンは常設化されており、このままコロナ騒動が収まれば、海外チームとの親善・強化試合も開催しなければならない。侍ジャパンの最大の悩みはWBCなどの公式大会以外の国際試合がイマイチ盛り上がっていないことだ。チーム強化はもちろんだが、25年のWBC大会までの約4年間、野球ファンの関心も惹き付けておかなければならない。 「その打開策として、日米野球を復活させたらどうかという意見もあるんです。実現すれば、大谷を侍ジャパンに合流させるよりも簡単ですよ。大リーグ選抜チームに入ってもらえばいいんですから」(前出・球界関係者) ダルビッシュ有、前田健太、筒香嘉智らも“凱旋帰国”が果たせる。 栗山監督が取り組まなければならないのは、阪神・佐藤輝明、DeNA・牧秀悟、千葉ロッテ・佐々木朗希、東京ヤクルト・奥川恭伸など代表未経験の有望な若手を侍ジャパンの主力メンバーに育て上げることだ。 栗山新監督には権力抗争や「大谷絡みの営業問題」に頭を悩ませるよりも、佐藤たちの育成に専念してもらいたい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年11月29日 20時30分
侍ジャパン、栗山監督が突然抜擢されたワケ 日ハム退任前の発言が影響? 稲葉前監督の推薦説も浮上
2012年から今季まで日本ハムの監督を務め、10月16日に今季限りでの退任が発表されている栗山英樹氏。29日、侍ジャパンの次期監督に就任する見通しと複数メディアが報じた。 >>日本ハム・新庄新監督に清原氏が「OBはみんな嫌な気分」 派手な服装への苦言が物議、過去に敵軍や審判を怒らせたことも<< 報道によると、今夏の東京五輪でチームを金メダルに導いた稲葉篤紀前監督(現日本ハムGM)が9月末で退任したことを受け、侍ジャパン強化委員会は年内をめどに後任の人選をスタート。その中で栗山氏の名前が最有力候補に浮上し、本人も就任に前向きな姿勢を見せていることから近日中にも正式決定する見込みだという。 栗山氏は2012~2021年の監督時代に、日本ハムをAクラス5回・リーグ優勝2回・日本一1回に導いた実績を持つ指揮官。ただ、昨季までは2年連続Bクラスと苦戦が続いており、今季も10月15日に3年連続Bクラスが確定。その翌日に球団から契約満了での退任が発表された。 栗山氏の就任報道を受け、ネット上には「直近で成績出せてない栗山監督を代表監督にして大丈夫なのか?」、「成績不振から抜け出せないまま辞めた監督を就任させても成功するビジョンが見えない」、「栗山さんは選手時代から国際試合の経験が無いのも不安」といった否定的な声が寄せられている。 一方、「他候補に断られ続けた末の苦肉の策では」、「代表監督は何かと叩かれがちな損な役回りだし誰もやりたがらなかったんだろうな」、「栗山監督が辞める直前の発言も影響してたりするんだろうか」と、栗山氏就任の流れになった背景を推測するコメントも数多く挙がった。 侍ジャパンの後任監督については、これまでに巨人・高橋由伸前監督や広島・緒方孝市前監督らが有力候補として報じられている。一方、稲葉前監督の退任時はまだ日本ハムを指揮していたこともあってか、栗山氏の就任を有力とする報道はほとんどなかった。 「稲葉前監督が五輪金メダルを獲得したこともあり、後任監督には次回の国際大会である2023年WBCでの好結果も求められています。結果を出せなければファンから猛バッシングを浴びるのはもちろん、今後の指導者キャリアに響くリスクも否定はできません。そのため、こうしたハードルの高さを理由に就任に難色を示した候補者が複数いたとしてもおかしくはないでしょう。一方、栗山監督は退任発表直後の10月21日・ソフトバンク戦後に『ちょっとだけああいう戦力でやってみたいなって…たまに思った』と、戦力が整っているチームの指揮に憧れを抱いていた旨を口にしたことが伝えられています。そのため、強化委員会はこの発言などから他候補よりもオファー受諾の可能性は高いと判断し急きょ、栗山監督に白羽の矢を立てるに至ったのかもしれません」(野球ライター) 稲葉前監督は侍ジャパンを指揮するかたわら、「スポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO)」という肩書で日本ハムに籍を置いていた人物。このこともあってか、一部からは「稲葉監督が自軍監督の栗山さんを推薦したのでは」という見方も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月11日 11時00分
侍ジャパンの試合中にコーチが呼吸困難に? 井端氏が五輪開幕戦の壮絶エピソード明かし驚きの声「選手より過酷だ」
侍ジャパン内野守備走塁コーチの井端弘和氏(元巨人他)が6日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。チームが金メダルを獲得した東京五輪にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。 今回の動画で井端氏は、五輪開幕戦の7月28日・ドミニカ共和国戦から8月7日の決勝・アメリカ戦まで5連勝で金メダルを獲得した侍ジャパンの戦いの舞台裏をテーマにトーク。自身が大会前に一番重圧を感じていた時期や、シーズンでは主軸を張る村上宗隆(ヤクルト)を五輪で8番起用した理由などを語った。 >>侍ジャパンコーチが東京五輪の舞台裏を明かす 韓国クレームのロジン問題、青柳の炎上は同じ原因だった?<< その中で、井端氏はドミニカとの開幕戦の最中に暑さに苦しめられていたという話を明かす。同戦は平日デーゲームとして福島で行われたが、この日の福島は最高気温34度の真夏日。その試合で井端氏はヘルメット、マスクを着用した上で一塁コーチャーを務めていたが、「ヘルメットって熱をこもらせるのか、頭のてっぺんが痛かった」と暑さで頭頂部に痛みを感じていたという。 井端氏は続けて、「(頭部は熱いせいでヘルメット)脇からたらたら汗が流れる、(汗のせいで)マスクが濡れる、(マスクが濡れたせいで)呼吸が苦しくなる」と発言。ヘルメットの熱もあり顔や頭部から吹き出した汗のせいで、着用していたマスクが湿り呼吸しづらくなっていたことを明かした。 試合中は暑さ対策として、ベンチに戻るたびに氷のうで頭やヘルメットを冷やしていたという井端氏。ただ、「(一塁横のコーチャーズボックスに)走っていく間に(頭部が)熱くなってる」とほとんど効果はなかったと語った。 井端氏の発言を受け、ネット上には「選手が試合してる横で一塁コーチャーもそんな苦労を強いられてたのか、ある意味マスクしてない選手より過酷だな」、「中継観ててかなり暑そうだなって思ってたけど、頭頂部が痛むほどのレベルとはビックリ」、「多分出てる選手以外はマスク着けなきゃいけなかったんだろうから、他にも息苦しさを感じてた人はいそう」、「シーズン中ならほとんどないシチュエーションだし、面食らった部分もあったんだろうな」といった反応が寄せられている。 「プロ野球のシーズンでは一般的にナイター設備がない地方球場でのゲームなどを除けば、平日にデーゲームが組まれることはほとんどありません。ただでさえ慣れない状況の上に金メダルをかけた大会の初戦という重圧もあり、井端氏は相当な暑さを感じていたものと思われます。なお、同戦では選手側も酷暑でやりにくさを感じていたのか、ドミニカ相手に9回表終了時点まで『1-3』とリードされていましたが、9回裏に3点を挙げ辛くもサヨナラ勝ちを収めています」(野球ライター) 東京五輪で侍ジャパンが戦った5戦の中で、最も苦しんで勝利をつかんだ試合という見方も少なくない開幕戦。その試合で選手ではない井端氏も苦戦を強いられていたという話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2021年08月27日 20時30分
侍ジャパンコーチが東京五輪の舞台裏を明かす 韓国クレームのロジン問題、青柳の炎上は同じ原因だった?
野球解説者の片岡篤史氏(元阪神他)が26日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、侍ジャパン・建山義紀投手コーチ(元日本ハム他)がゲスト出演。東京五輪メンバーの1人である青柳晃洋(阪神)にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。 今回の動画で建山コーチは、8月4日に行われ日本が「5-2」で勝利した五輪準決勝・韓国戦の舞台裏をテーマにトーク。5回表2死一塁の場面で突然マウンドに行き先発・山本由伸(オリックス)に声をかけた背景や、仮に敗戦していた場合、陥っていたという最悪の展開について語った。 >>広島・栗林、侍ジャパン辞退寸前だった?「四球出す投手は難しいって…」建山コーチが明かした招集の裏話に驚きの声<< その中で、建山氏は7回表に3番手・伊藤大海(日本ハム)に対し、韓国側がロジンをつけすぎではないかとクレームを入れたことに言及。クレーム内容の詳細やチーム内の反応については触れなかったが、「彼(伊藤は)本当に手汗がすごくて、しっかりつけないとボールが抜けちゃうので(多めにつけていた)」と、伊藤の体質的な問題がクレームの一因になったと語った。 すると、この話を受けた片岡氏は「ボール(の感触)っていうのは今回どうだったの?」と建山氏に質問。今大会はスポーツ用品卸売り大手『エスエスケイ』が公式試合球を提供しており、大会中にアメリカ代表・ライアンが「野球人生で最高のボール」と称賛するなど各国の投手に好評を博したことが伝えられているが、建山氏は「大会に入るまでに各投手アジャストしてくれました」と侍ジャパンの投手たちも特に問題なく使用していたと語った。 一方、建山氏は青柳については「スライダーが抜けたりとか(していた)」と、手になじまずに制球に苦しんでいたと告白。ただ、青柳は大会前までに何度もブルペン入りするなど何とか対応しようとしていたといい、「(できる範囲で)うまくアジャストはしてくれた(と思う)」と労ってもいた。 建山氏の発言を受け、ネット上には「話聞く感じではやっぱりクレームは韓国側の難癖でしかないように思えるな」、「伊藤が試合後に手汗が出るせいって言ってたのは本当だったんだな」、「青柳が五輪で散々だったのにはそういう事情があったのか」、「青柳が五輪後に調子戻ってる理由が分からなかったけどこの話を聞いて納得した」といった反応が寄せられている。 「伊藤は韓国戦後に自身のツイッターに投稿し、『僕は手汗が凄く出るのでロジンを沢山触ります』、『滑って抜けたボールが打者に当たってしまう方がよっぽど危険』と体質の問題からロジンを多くつける必要があったとコメント。今回の建山コーチの発言はこれを裏付ける形となっています。一方、青柳は今季前半戦でリーグ1位の防御率『1.79』を記録した活躍ぶりを買われ侍ジャパンに招集されましたが、迎えた五輪は『2登板・0勝0敗・防御率27.00』とほとんどいいところがないまま終了。ただ、シーズン再開後は26日終了時点で『2登板・2勝0敗・防御率2.77』と好調です。一部ファンからは『五輪の不調は何だったのか』と不思議がる声も挙がっていましたが、建山コーチの話を聞く限り五輪の不調は自身の調子ではなくボールの方に原因があったようですね」(野球ライター) 伊藤、青柳共にボールに苦しめられたという建山コーチの裏話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA伊藤大海の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/hiromi151
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スポーツ 2021年08月23日 20時30分
広島・栗林、侍ジャパン辞退寸前だった?「四球出す投手は難しいって…」建山コーチが明かした招集の裏話に驚きの声
野球解説者の片岡篤史氏(元阪神他)が22日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、侍ジャパン・建山義紀投手コーチ(元日本ハム他)がゲスト出演。東京五輪でチームの守護神を務めた栗林良吏(広島)にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。 >>広島・栗林、プロ初失点でメンタルが崩壊? 敗戦後の意味深コメントに二軍降格を勧める声も<< 今回の動画で建山コーチは、7月31日に行われ日本が「7-4」で勝利した五輪予選リーグ第2戦・メキシコ戦の舞台裏をテーマにトーク。先発を務め「5回2失点」と試合を作った森下暢仁(広島)への称賛や、勝利を収めどうしても予選1位通過を決めたかった理由などを語った。 その中で、建山コーチは同戦9回裏に登板し「1回無失点」で試合を締めた栗林に代表招集を打診した際のやりとりを明かす。具体的な日時は触れなかったが、建山氏は6月16日の代表内定メンバー発表前に栗林に直接連絡。「こっちはジャパン(に呼ぶことを)考えてる。来てくれるのか?」と招集を打診したという。 打診を受けた栗林は「はい! もちろんです!」と快諾したそう。ただ、招集を取り付けた後に何か質問がないか聞いたところ、栗林から「上原(浩治氏/元巨人他)さんのユーチューブを見たんですけど、建山さん四球を出す投手は招集難しいって言われてましたけど、僕ね、(四球を)出すんじゃないかと思います」と言われたという。 建山氏は上原氏が5月13日に投稿したユーチューブ動画で「すごい球を投げて三振を取る魅力があったとしても、それに四球が付随してる投手はやっぱり(代表に呼ぶのは)キツい」と四球が目立つような投手は招集しにくいという旨を語っている。栗林はこの発言を踏まえて建山氏に不安を吐露したものと思われるが、建山氏は「出しても抑えたらええ!」と説得。その後広島の試合を視察した際にも、栗林に直接「四球出してもええよ。(四球覚悟で)思い切っていって、それで抑えてきてるんやから」と言葉をかけたと語った。 建山氏の発言を受け、ネット上には「栗林が招集前にそんなことを打ち明けてたのは知らなかった」、「四球出しそうだけどいいんですかって首脳陣に聞くのは肝が据わってるな」、「前半戦の成績見なおしたら確かに四球かさんでたから、『四球で足引っ張りそう』って心配するのは仕方ない」といった反応が寄せられている。 「栗林は五輪開催によりシーズンが中断した7月14日終了時点で『34登板・0勝1敗18セーブ・防御率0.53』と素晴らしい成績を残した一方で与四球数は『16個』を記録。これはセ各球団のクローザーの中では、巨人・ビエイラと並ぶワーストタイの数字でした。そのため、栗林はこの点を不安視してあらかじめ建山コーチに打ち明けたものと思われますが、建山コーチは四球がそれほど失点につながっていないことから“問題ナシ”と考えたようです」(野球ライター) 迎えた五輪では「5登板・2勝3セーブ・防御率1.80」と、全試合に登板し金メダル獲得に大きく貢献した栗林。与四死球も「2個」と少なく抑えた(大会ワーストは4個で3名)が、建山コーチの「出しても抑えたらええ」という判断は大正解だったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2021年08月21日 17時30分
阪神・青柳、五輪の後遺症は心配無用? 稲葉監督絶賛のムードメーカー、修羅場を乗り越え更なる栄光へ
貴重な役割を果たしてきた男は、再びチームを勝利に導く。 8月17日、阪神タイガースの青柳晃洋はDeNaベイスターズ戦に先発登板、6回を投げ7つの三振を奪うなど好投し、今季9勝目を挙げた。五輪後の初登板を勝利で飾ったことでチームの連勝も3に伸び、首位を走るタイガースの勢いをさらに加速させている。 この白星でリーグトップ、さらに自身キャリアハイの成績に並んだ右腕は2021年の夏、もう一つの戦いに挑んでいる。 初めて日の丸を背負った東京オリンピック。金メダル獲得が至上命題とされた日本代表にその名を連ねた。国際大会では欠くことのできないアンダーハンド、そして今シーズンの成績を見ても青柳の選出は当然の結果だったと言える。稲葉監督は代表メンバー発表時より、「先発、中継ぎ、両面で」と大きな期待を寄せており、首脳陣はもちろん、ファンの目線でも青柳こそ投手陣の「切り札」となり得る存在だった。独特のタイミングで投げ込む青柳が各国代表選手を抑え込むシチュエーションを、誰もが描いていたことも間違いないだろう。 だが、五輪の舞台ではその予想が覆される。 初戦のドミニカ戦、ノックアウトステージのアメリカ戦、何れもリリーフで登板するも、相手打線に捕らえられ失点を喫している。2度とも相手にリードを許す結果となるなど、中継ぎという通常とは違う状況での難しさもあり、青柳の持つスキルを発揮するに至らなかった。 それでも、その存在がチームに及ぼした影響は、グラウンド上の結果だけでは無かったという。5戦全勝で目的を達成させた代表指揮官は、大会後、青柳に対し「ムードメーカー」としてチームを盛り上げてくれたと賛辞を贈っている。アメリカ戦翌日の8月3日、稲葉監督の誕生日だったこの日には、前日に打ち込まれたばかりの青柳がチームを代表する形でバースデーソングを歌い上げ、緊張が続くチームに笑顔が溢れた。その様子は動画でも紹介され、侍ジャパンが最後まで一枚岩であり続けた理由として、青柳の貢献があったことはファンにも広く伝わっている。 リーグ戦が再開し、巨人、ヤクルトと三つ巴の様相を呈してきた優勝争い。熾烈を極めるも16年ぶりのペナント制覇へ向け猛虎軍団は首位を守る。大舞台での修羅場も経験し、グラウンドの内外でもチームを支えるなど、背番号50が自身の役割を果たし続けている限り、タイガースは揺らぐことはない。青柳晃洋はもう一度、チームを栄光に導く存在になる。(佐藤文孝)
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