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侍ジャパンの試合中にコーチが呼吸困難に? 井端氏が五輪開幕戦の壮絶エピソード明かし驚きの声「選手より過酷だ」

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井端弘和氏(写真は現役時代)

 侍ジャパン内野守備走塁コーチの井端弘和氏(元巨人他)が6日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。チームが金メダルを獲得した東京五輪にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。

 今回の動画で井端氏は、五輪開幕戦の7月28日・ドミニカ共和国戦から8月7日の決勝・アメリカ戦まで5連勝で金メダルを獲得した侍ジャパンの戦いの舞台裏をテーマにトーク。自身が大会前に一番重圧を感じていた時期や、シーズンでは主軸を張る村上宗隆(ヤクルト)を五輪で8番起用した理由などを語った。

 >>侍ジャパンコーチが東京五輪の舞台裏を明かす 韓国クレームのロジン問題、青柳の炎上は同じ原因だった?<<

 その中で、井端氏はドミニカとの開幕戦の最中に暑さに苦しめられていたという話を明かす。同戦は平日デーゲームとして福島で行われたが、この日の福島は最高気温34度の真夏日。その試合で井端氏はヘルメット、マスクを着用した上で一塁コーチャーを務めていたが、「ヘルメットって熱をこもらせるのか、頭のてっぺんが痛かった」と暑さで頭頂部に痛みを感じていたという。

 井端氏は続けて、「(頭部は熱いせいでヘルメット)脇からたらたら汗が流れる、(汗のせいで)マスクが濡れる、(マスクが濡れたせいで)呼吸が苦しくなる」と発言。ヘルメットの熱もあり顔や頭部から吹き出した汗のせいで、着用していたマスクが湿り呼吸しづらくなっていたことを明かした。

 試合中は暑さ対策として、ベンチに戻るたびに氷のうで頭やヘルメットを冷やしていたという井端氏。ただ、「(一塁横のコーチャーズボックスに)走っていく間に(頭部が)熱くなってる」とほとんど効果はなかったと語った。

 井端氏の発言を受け、ネット上には「選手が試合してる横で一塁コーチャーもそんな苦労を強いられてたのか、ある意味マスクしてない選手より過酷だな」、「中継観ててかなり暑そうだなって思ってたけど、頭頂部が痛むほどのレベルとはビックリ」、「多分出てる選手以外はマスク着けなきゃいけなかったんだろうから、他にも息苦しさを感じてた人はいそう」、「シーズン中ならほとんどないシチュエーションだし、面食らった部分もあったんだろうな」といった反応が寄せられている。

 「プロ野球のシーズンでは一般的にナイター設備がない地方球場でのゲームなどを除けば、平日にデーゲームが組まれることはほとんどありません。ただでさえ慣れない状況の上に金メダルをかけた大会の初戦という重圧もあり、井端氏は相当な暑さを感じていたものと思われます。なお、同戦では選手側も酷暑でやりにくさを感じていたのか、ドミニカ相手に9回表終了時点まで『1-3』とリードされていましたが、9回裏に3点を挙げ辛くもサヨナラ勝ちを収めています」(野球ライター)

 東京五輪で侍ジャパンが戦った5戦の中で、最も苦しんで勝利をつかんだ試合という見方も少なくない開幕戦。その試合で選手ではない井端氏も苦戦を強いられていたという話に驚いたファンも多かったようだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA

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