プロ野球
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スポーツ 2022年04月26日 11時05分
阪神、“次世代エース”西の投入は早すぎる? 一軍合流の裏に深刻な事情、当初の育成方針も狂ったか
阪神の「育成力」が問われるだろう。4月28日中日戦、「2019年のドラフト1位投手」の先発が予定されている。西純矢だ。厳密に言えば、未成熟な若武者を先発マウンドに送り込まなければならない状況にある。しかし、彼のポテンシャルの高さを考えれば、低迷するチームに希望を与えてくれるかもしれない。 「その日、中日の先発投手は高橋宏斗(20年ドラフト1位)で間違いありません」(名古屋在住記者) 4月25日のことだ。首脳陣から指名を受けた若手投手陣が軽めの練習を行ったが、小川一平の一軍登録抹消も知らされた。「右肘の張り」とのことだが、前回20日のDeNA戦では7回無失点と好投している。伊藤将司、藤浪晋太郎らの新型コロナウイルス感染に伴う代役ではあったが、阪神ナインにも動揺を与えたはずだ。 >>阪神、小川の故障離脱で矢野監督に批判「雑な使い方するせいだ」 開幕からの起用法に問題アリと指摘も<< その25日の練習から一軍に加わったのが西だった。 西は昨季6月以来の一軍マウンドとなる。 「昨年5月のヤクルト戦でプロ初登板を果たし、見事に勝利しました。6月にもう一度、先発登板のチャンスをもらいましたが、敗れています。一軍に残して実戦の中で育てても良かったんですが、将来のため、二軍にみっちり鍛え上げた方がいいということになったんです」(球界関係者) 19年ドラフト会議と言えば、佐々木朗希、奥川恭伸が注目を集めていた。 「阪神は奥川を1位入札し、その抽選に外れた後、西を指名しました。佐々木、奥川は突出していましたが、将来性では他球団も西を高く評価していました」(在阪記者) 将来性、チームのためにあえて二軍で鍛え直すと選択した以上、28日の登板ではチームの育成力が問われる。5勝20敗1分と苦しむチーム状況を考えると、「内容」だけではなく、「結果」も求められるだろう。 「西は高校時代から派手なガッツポーズを見せていました。勝てば、低迷するチームの雰囲気も一掃してくれるのでは」(前出・同) 西が登板するファーム戦を全て見たわけではないが、ガッツポーズは封印していたようだったが…。 他球団だが、岡山・創志学園高校時代を知るスカウトマンがこう言う。 「感情の起伏が激しいところもありました。うまくいかないとイラッとし、それが投球にも悪影響を及ぼしていました。精神面でも成長できていれば、きっと…」 ヤクルトに敗れた23日だった。「13・5」という数字が重くのしかかっていた。この数字は同時点での首位巨人とのゲーム差だが、阪神には13ゲーム差をひっくり返されて優勝を逃した“08年のトラウマ”もある。以来、「13ゲーム差までは逆転可能」とするヘンな目安みたいなものも浸透しており、その圏外に脱落してしまったのである。 西の先発が決定的となった4月25日時点での巨人とのゲーム差は「12・5」。圏内に復活した。一軍練習日に矢野燿大監督の姿は確認できなかったが、次世代のエース候補を何がなんでも勝たせてやらなければならない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年04月25日 20時30分
阪神、小川の故障離脱で矢野監督に批判「雑な使い方するせいだ」 開幕からの起用法に問題アリと指摘も
2020年のプロ入りから阪神でプレーし、昨季までに「40登板・1勝0敗2ホールド・防御率3.83」をマークしているプロ3年目・24歳の小川一平。25日、故障のため登録を抹消されたと報じられた。 報道によると、小川は25日に本拠地・甲子園で行われた投手指名練習に参加し、キャッチボールやランニングなどのメニューを消化。ただ、球団は練習終了後、小川が右肘の張りを訴えたため登録を抹消したことを発表したという。 今季の小川は24日終了時点で「6登板・0勝2敗・防御率4.38」をマーク。直近で登板した20日・DeNA戦では「7回無失点・被安打2・四球2」の好投を見せたため、次回登板予定の27日・中日戦でも試合を作る投球が期待されていた。 >>阪神・矢野監督に「みっともない」批判相次ぐ 昨季に続く失言? 好投した巨人・赤星へのコメントが物議<< 小川の故障離脱を受け、ネット上には「小川故障で登録抹消ってマジかよ…」、「せっかく先週いい仕事してたのに残念過ぎる」、「今日の練習中に何が起こったのかは分からないけど、とにかく軽症であることを祈るしかない」と落胆の声が相次いだ。 同時に、「これ矢野監督が役割コロコロ変えたせいだろ」、「先発、中継ぎどちらもさせてた無理が祟ったんじゃないか」、「先発から中継ぎ、中継ぎからまた先発って雑な使い方するからこういうことになるんだ」と、矢野燿大監督ら首脳陣を責めるコメントも多数見られた。 「今季の小川は3月26日・ヤクルト戦、4月2日・巨人戦で先発起用されましたが、ブルペンが不安定なことから中継ぎに配置転換され、8、9日の広島戦で連投。その後、同僚・伊藤将司の新型コロナ感染を理由に先発に再転換され13日・中日戦、20日・DeNA戦に投入されています。このこともあり、今回の小川の故障離脱について、首脳陣が中途半端な起用を続けたせいではと憤っているファンもいるようです。なお、一般的に先発と中継ぎは調整法や登板時の力配分が異なるため、役割を頻繁に変えての起用は故障・不振を招くリスクも小さくないとされています」(野球ライター) 西勇輝、小川、西純矢が先発予定だった対中日3連戦を前に思わぬアクシデントに見舞われた阪神。25日19時時点で、小川の代役をどの投手が務めるのかは特に伝えられていない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月25日 19時00分
巨人・ウォーカーに「イップスじゃないか」の声 バウンド送球3連発が憶測を呼ぶ、不安視されていた守備難が露呈?
24日に行われた巨人対中日戦。「6-7」で巨人が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが巨人助っ人・ウォーカーの悪送球連発だった。 同戦に「6番・左翼」で先発したウォーカーが、この日最初の悪送球を犯したのは「0-0」の1回裏1死一、二塁。打席の中日・ビシエドが放った左安を捕球したウォーカーは、一走・マルティネスの三塁進塁を阻止しようと三塁返球を試みる。しかし、この送球を地面に思い切りたたき付けてしまい進塁は防げなかった。 また、ウォーカーは「6-1」と5点リードの3回裏無死でマルティネスのヒットを捕球すると、直後の内野返球を地面にたたき付け二塁進塁を許す。さらに、「6-6」で迎えた4回裏1死一塁の場面でも打球処理後の返球をバウンドさせてしまい、打者走者・木下拓哉に二塁まで進塁された。相次ぐミスの影響もあってか、巨人は3回裏に5点、4回裏に1点を奪われ逆転されるとそのまま試合に敗れた。 >>巨人・原監督、外野の緊急補強を決断? 深刻な問題点が改善されないポランコ・ウォーカーにうんざりか<< 1試合で3回悪送球を犯したウォーカーに対し、ネット上には「これだけ送球ミス連発する選手は初めて見た」、「敵ながらウォーカーは心配だな、地肩が悪いんじゃなくて送球イップスっぽい」、「最初はたまたま指に引っかかっただけと思ってたけど、その後もミス連発してたしこれはイップスなんじゃないか」と心配する声が相次いだ。 一方、「イップスなら首脳陣が守備に就かせるわけがない、単純に守備下手なだけだろ」、「悪送球以外にもマズいプレーあったし、イップスどうこうじゃなく守備が苦手ってことでは」、「そもそも獲得当初から守備は未知数って言われてたしなあ」と、単に守備能力が低いだけだとする呆れ声も多く見られた。 「24日の試合で悪送球を連発し物議を醸しているウォーカーですが、この日は『6-1』の3回裏1死一、二塁の場面で木下が放った平凡なフライの目測を誤ったのか、ダイビングキャッチを試みたものの捕球を逃すミスも犯しています。このこともあり、ウォーカーはイップスではなくただ守備が得意でないだけだとみているファンも少なくないようです。なお、ウォーカーは昨季まで米独立リーグで3年連続20本塁打をマークした打棒を買われ巨人入りしていますが、この3年間でメジャー球団から声はかかっていなかったことから、獲得当初、一部から『打撃を差し引いても看過できないほど守備が悪いのでは』と不安視する声も挙がっていました」(野球ライター) 打撃では24日終了時点で「.304・3本・11打点」と好調なウォーカー。ただ、今回のような守備難が続くようだと、バットが湿った途端に立場を失ってしまう可能性もありそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月25日 18時45分
DeNA、石田復帰でコロナ離脱者フル合流! 主力不在のピンチに輝いたプレイヤーたちは
6日に柴田竜拓がコロナウイルス陽性判定を受けたのを皮切りに、戸柱恭孝、牧秀悟、倉本寿彦、山下幸輝、濱口遥大、神里和毅、砂田毅樹、楠本泰史、山崎康晃、桑原将志、石田健大の計12名の主力選手が大量離脱の憂き目に遭ったベイスターズ。隔離期間を経て24日に石田が最後にチームに合流し、未曾有の事態は約3週間で収束のめどがついてきた。 このチームの大ピンチの中、必死のアピールを続けた選手たちがいる。 3人を欠いている外野手では、ファームから上がってきた若手がアピール。4試合中止後の12日には、ドラフト6位ルーキー・梶原昂希がホームランを含む4安打デビュー。ベイスターズ選手のデビュー戦猛打賞は2009年ルーキーだった山崎憲晴氏が開幕戦でマークして以来、4安打となるとセ・リーグ初の快挙を成し遂げてみせた。次戦でもスタメンに抜擢された3年目の大砲候補・蝦名達夫がヒットと盗塁で先制のホームを踏む活躍。14日には5年目の韋駄天・宮本秀明がスタメンで1安打、19日には1アウト満塁の場面で代打で登場し、併殺崩れで1打点。首脳陣の望む最低限の仕事をこなしてみせ、その後も希少な快足を武器に主に代走で存在感を示している。 内野手では10年ぶりにベイスターズに復帰した“ハマの牛若丸”藤田一也の活躍が目立つ。15日に移籍後初ヒットでスタンドを沸かせると、翌日はスタメンで好守備と1安打をマーク。19日と21日には代打で貴重な打点を稼ぎ、3連戦で2回のお立ち台の活躍でタイガース戦スイープのヒーローとなった。3年目の田部隼人も一軍デビューとスタメンを経験し、サードで好守備、バットで送りバントと貴重な経験を積んだ。 2人を欠いている先発も、18日に上茶谷大河がわずか91球で完封勝ちとローテーションをしっかりと確保。タラレバではあるが23日も味方エラーがなければクオリティスタートを達成できたゲームで、実に惜しい内容だった。 ブルペン陣では19日、昨年支配下を勝ち取り、古巣ジャイアンツから勝利を収めた宮國椋丞が2回零封で流れを作り、味方の逆転につながる好投を見せることに成功。22日も3回無失点とロングリリーフとして奮闘中だ。“便利屋”の砂田毅樹を欠く左腕では、変則モーションの変更が功を奏している池谷蒼大が健闘。21日には初勝利をあげ、目下3連投無失点と好調をキープしている。またトミー・ジョン手術から復帰した田中健二朗もフル回転。19日には2018年7月26日以来の勝ち星を挙げ、ヒーローインタビューで「とてもうれしいです。みんなに感謝したい」と喜びをかみしめる姿は印象的だった。 苦しい状況下で奮闘した戦士たち。ここでの経験と活躍が、いままで課題だったレギュラーとサブメンバーの差を埋めるきっかけとなってほしい。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年04月25日 15時30分
ロッテ・益田、勝利直後の一場面が憶測呼ぶ「まさか痛めたのか」 ハイタッチもできず右肩負傷? 登録抹消すべきの声も
24日に行われ、ロッテが「6-3」で勝利したオリックス戦。この試合に登板したロッテのプロ11年目・32歳の益田直也が見せた姿がネット上で物議を醸している。 「6-2」とロッテ4点リードの9回裏。この回から5番手として登板した益田は1死から吉田正尚、宗佑磨、ラベロに3連打を浴び満塁のピンチを招くと、杉本裕太郎に中犠飛を打たれ1点を失う。しかし、2死一、三塁となった後に来田涼斗から空振り三振を奪いなんとか3アウト目を奪った。 ところが、三振を奪い試合を締めた益田は、体を傾けながら右肩を上げるなど体に違和感を抱いたようだった。また、中継カメラはその後ロッテナインがベンチ前で出迎えた首脳陣とハイタッチを行う様子を映したが、益田は右手を使わずに左手でハイタッチしていた。 >>ロッテ・佐々木、球審の詰め寄りは溜まった怒りの爆発? 球団側は制止に入った捕手にも苦言か<< この益田の様子に、ネット上では「えっ、まさか益田肩痛めたのか」、「勝つには勝ったけど、そんなことより益田の状態が心配」、「テレビには映ってないけど、現地ファンによると右肩上げた後はその場で少しうずくまってたらしいしマジで不安」と故障を心配する声が相次いだ。 同時に、「怪我の有無にかかわらず二軍に落とした方がいいのでは」、「今日もあんまり調子良くなさそうだったし、首脳陣は今後も見据えて益田を二軍に行かせるべき」、「今季は失点目立ってるから、1回抹消して体をリフレッシュさせた方がいい」と、井口資仁監督ら首脳陣に二軍降格を求めるコメントも多数みられた。 「益田は昨季『67登板・3勝6敗38セーブ・防御率2.24』で最多セーブに輝いたチームの絶対的守護神。今季も開幕から守護神を務め、24日終了時点で『10登板・0勝0敗3ホールド3セーブ・防御率1.80』をマークしています。ただ、昨季に比べると失点率(昨季2.38、今季3.60)、被打率(昨季.188、今季.237)といった数字は悪化しており、24日の試合も3連打からの犠飛で簡単に点を失うなどらしくない投球でした。このこともあり、同日の試合で右肩を痛めたかどうかにかかわらず、再調整のために一度登録を抹消した方がいいのではと考えているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 試合後の報道では、故障したという情報は特に伝えられていない益田。ただ、仮に故障は回避できたとしても、今後も低調が続くようなら井口監督が決断を下す展開もゼロではなさそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月25日 11時35分
ロッテ・佐々木、球審の詰め寄りは溜まった怒りの爆発? 球団側は制止に入った捕手にも苦言か
異常な雰囲気だった。4月24日、オリックス対千葉ロッテ6回戦。佐々木朗希が完全試合を達成した同カードが、京セラドーム大阪に舞台を移して…。 スタンドでは2万8967人の大観衆がざわついていた。昨年11月、日本シリーズ第1戦が同球場で行われた際の観客数は1万9297人。新型コロナ禍であるものの、「令和の怪物見たさ」に約1万人も多く集まったわけだ。 >>ロッテ、痛恨の1安打敗戦は佐々木のせい? 8回完全投球が野手陣に与えた深刻なダメージとは<< 「オリックスのベンチ裏もいつもと違いました。2試合連続でノーヒットに抑えられるようなことになったら、この上ない屈辱です。ピリピリしていました」(スポーツ紙記者) 千葉ロッテ側もいつもとは違った。佐々木が投げるというだけで、「絶対に負けられない」といった責任感のようなものも漂っていた。 その異常な緊張感がハプニングを呼んでしまったのだろうか。「ストライク、ボール」の判定に関する佐々木の表情を巡って、球審がマウンド付近まで詰め寄ったのである。 試合後の井口資仁監督のコメントが全てを物語っている。 「判定に対して、我々は何も言ってはいけないと思います。(佐々木)本人がストライクと思うところをボールと言われているので。そこは、審判が流すところなので」 2回裏二死一塁、カウント2ストライク。3球目の外角低めの直球を「ボール」と判定され、かつ一塁走者にも盗塁を許してしまった。佐々木が口元を緩めると、球審は「判定に不服でも?」と言わんばかりに詰め寄ってきた。 取材エリアからでは何が起きたのか、分からなかったが、「布石」はあった。それ以前にも、ストライクとコールされてもおかしくない際どいコースが「ボール」と判定されていたのだ。 「これまでの佐々木は100球前後で交代してきました。『2ストライク後はボール球を投げて』という、ベテラン投手の配球とは異なります。省エネ投球であり、3球目はボール球が来るという先入観が佐々木と捕手の松川虎生以外にあったのかもしれません」(プロ野球解説者) 球審は正しく判定したはずだ。しかし、井口監督の言うように、佐々木に悪意があったわけではない。この中断によって、試合はまた異常な雰囲気に逆戻りしてしまった。 また、審判をなだめた松川の冷静さに「18歳とは思えない」と称賛の声も寄せられていたが、チーム関係者によれば、試合後に叱られていたという。 「佐々木は3球勝負で投げる、そんな試合の雰囲気を作るのも捕手の務めだ、と。また、問題の3球目を捕球したとき、松川は二塁送球を意識しすぎて、『キャッチャーボックス』から体を出していました。それも球審のジャッジを難しくさせたのかもしれません」 この苦言は松川への期待の大きさでもある。 「令和の怪物」が覚醒したことによって、松川も触発されている。ロッテナインも独特の緊張感の中で鍛えられ、スタンドのファンは佐々木を見入って無口になっていた。これまでにはなかった光景だ。地上波TV局も佐々木の登板試合の中継を検討しているという。新しい扉も開かれつつある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年04月24日 11時00分
降板で憤り、広島・九里の“ベンチで地団太”よりひどい? 負傷し罰金500万円、大問題となった投手も
19日に行われた広島対巨人戦。「1-3」で広島が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが広島のプロ9年目・30歳の九里亜蓮の降板直後の姿だった。 この日先発の九里は「5回106球3失点(自責2)・被安打6・四死球4」と試合を作れずにいた中、6回表無死で第2打席が回ってきたところで代打を送られ降板。この直後、九里はベンチ内で突然地面を両足で何度もけりつけるなど荒ぶる姿を見せた。 >>広島・九里、ベンチで地団太を踏み激怒? 真顔の助っ人に批判のワケは、降板直後の一場面が物議<< 中継カメラが映していたこの九里の姿を受け、ネット上には「九里が地団太踏んで怒ってる」、「不甲斐ない投球内容に感情が抑えられなかったのか」と驚きの声が寄せられた。一方、「八つ当たり自体は良くないことだけど、手で物を殴ったりしなかっただけまだマシに思える」、「その後表だって采配批判するようなことも無くてホッとした」と、この程度の荒ぶり方で済んで良かったとするコメントも多数見られた。 球界では過去にも、降板後に悔しさを抑えきれない姿がファンの間で話題となった選手がいる。DeNA・パットン(現テキサス・レンジャーズ)は、今回の九里よりも激しい怒りで八つ当たりをし、けがをしている。2019年8月3日・DeNA対巨人戦、「5-3」と2点リードの8回表に3番手として登板したパットンは、「0.0回2失点」と1死も取れずにKOされる。降板を告げられベンチに戻ると、ふがいない自身へのいら立ちからか、ベンチ内に設置されていた冷蔵庫を殴打。右手で2発、左手で1発、ボクサーのワンツーパンチのように殴りつけた。 この行動により「右手第5中手手根関節の脱臼骨折」をしたパットンは、球団から罰金500万円、球団が行う野球振興活動への参加というペナルティを科されている。また、負傷によりレギュラーシーズンを棒に振ったため、多くのファンから「こんな形でシーズン終盤戦を離脱するなんて」と失望の声が寄せられた。なお、当時の報道によるとパットンに殴られた冷蔵庫は無傷だったといい、このことを面白がる声も一部あった。 降板後の悔しさの大きさから、物への八つ当たりにとどまらず監督を公然と批判した投手もいる。日本ハム・金村暁(現阪神一軍投手コーチ)は、先発を務めた2006年9月24日・ロッテ戦で、「4-1」と3点リードで迎えた5回裏2死満塁の場面で、当時のヒルマン監督(現ロサンゼルス・エンゼルス育成コーチ)に降板を告げられる。これにより、5年連続2ケタ勝利、6年連続規定投球回到達を逃した金村は、試合後に応じた取材の中で「絶対に許さない。外国人の監督だから、個人の記録はどうでもいいんでしょう。顔も見たくない」とヒルマン監督を痛烈批判しファンを騒然とさせた。 ただ、金村はその後球団から罰金200万円、プレーオフ終了までの出場停止処分を受けたことや、前年まで日本ハムで共にプレーしていた岩本勉氏(現野球解説者)ら先輩たちから叱咤激励を受けたことで猛省。この姿勢を受け入れたヒルマン監督は、同年10月25日の日本シリーズ第4戦・中日戦で金村を先発起用。金村も「5回無失点」の好投でヒルマン監督に応えた。 今回の九里は地面をけりつけた後、すぐに手に持っていたペットボトルの水を飲んで落ち着きを取り戻しており、試合後も首脳陣批判などはしていない。八つ当たりが目立ってしまったものの、特に大事には至らなかったことに安堵したファンもいただろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月22日 19時30分
中日・根尾、三振直後の一場面に驚き「相当珍しい」 怒りをヘルメットに八つ当たり? コンバートの影響指摘も
21日に行われた二軍・中日対ソフトバンク戦。「4-3」で中日が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが中日のプロ4年目・21歳の根尾昂が三振直後に見せた姿だった。 「1-3」と中日2点ビハインドの8回裏無死。この回先頭の根尾にソフトバンク4番手・重田倫明が、カウント「2-2」から真ん中高めのスライダーを投じた。しかし、それまでにストレートを4球連続で投げていた影響もあったのか、根尾はこのスライダーに反応できず見逃し三振を喫した。 根尾が倒れ1死となった後、中継カメラはベンチに下がった根尾の様子を映し出す。根尾は座席に腰を下ろし右手でヘルメットを脱ぐと、その右手をそのまま隣の座席に向かって振りかぶった。ただ、右手を2度ビクッと震わせながらも投げつけるのをこらえ、その後は左手で抱え込むようにヘルメットを持ち替えた。 >>中日・与田前監督、根尾らは欲しくなかった?「ドラフトで嘆いてました」元コーチが暴露した消極姿勢に驚きの声<< この根尾の姿を受け、ネット上には「真面目で優等生な根尾のこんな姿は初めて見た」、「甘いスライダーに手が出なかったことが悔しかったのか? ここまで荒ぶるのは相当珍しいぞ」、「直前も含めてこの日はサッパリ(4打数無安打・3三振)だったから相当イラついてそう」と驚きの声が相次いだ。 同時に、「遊撃再転向で尻に火がついたのか?」、「この日から遊撃として再出発したこともこの怒りに関係してそう」、「遊撃定着へ結果が欲しい、アピールしなきゃいけないって思いが行き過ぎたのかも」と、感情的な行動に及びそうになった背景を推測するコメントも多数見られた。 「根尾は昨秋キャンプで遊撃から外野に転向し今季を迎えましたが、一軍では20日までで打率『.143』と振るわず21日に登録抹消。同日に立浪和義監督と行った話し合いで遊撃への再転向が決まり、そのままファームのソフトバンク戦に『1番・遊撃』で先発しました。遊撃争いに敗れて外野に移り、その外野でもチャンスをつかめないまま遊撃に戻されたという形ですが、ファンの間では根尾が感情的な面を見せたのは『結果を出さないといよいよ居場所がなくなる』といったような焦りが背景にあるのではという見方もされています」(野球ライター) 翌22日の試合では前日のうっぷんを晴らすかのように、「4打数2安打・2打点」と結果を残した根尾。紆余曲折を経て戻ってきた遊撃のポジションで立場を確立することはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月22日 18時30分
オリックス、サヨナラ勝利後のホッコリ光景が話題 「イライラしてたのか」と指摘も? 中嶋監督が紅林にキックしたワケは
21日に行われたオリックス対ソフトバンク戦。「3-2」でオリックスが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがオリックス・中嶋聡監督が試合終了直後に見せた姿だった。 オリックスはこの日ソフトバンク先発・千賀滉大の前に8回まで無得点だったが、「0-2」と2点ビハインドの9回裏1死満塁で吉田正尚が2点タイムリーを放ち延長戦に持ち込む。その後、延長11回裏に2死二塁のチャンスを作ると、紅林弘太郎が三遊間を破るタイムリーを放ちサヨナラ勝利を収めた。 劇的な一打を放った紅林はグラウンド上で同僚たちにもみくちゃにされ祝福を受けた後、ベンチ前で出迎えた首脳陣とも笑顔でハイタッチ。この時、中嶋監督はハイタッチ後に紅林のお尻を左足で軽くけるそぶりを見せ、紅林もこれに合わせるように小さくジャンプしていた。 >>オリックス・中嶋監督に「そんなに怒ることか」驚きの声 1失点投手への一喝が物議、深刻な課題との関連指摘も<< 中継カメラが映したこの光景を受け、ネット上には「まさかの手荒な祝福で笑った」、「蹴られた紅林くんぴょんって飛んでてかわいい」、「蹴った方も蹴られた方もニコニコしてるしいい雰囲気だな」と面白がる声が寄せられた。 同時に、「中嶋監督はそれだけ今日の紅林にイライラしてたのか?」、「冗談交じりでも蹴り入れたくなった気持ちは分かる、この日はミス連発してたし」、「サヨナラ打つまで全く振るってなかったから、『やるなら最初からやれ!』ってツッコミの意味合いで蹴ったのかもね」と背景を推測するコメントも見られた。 「今季の紅林は試合前時点で『.194』と不振で、この日も延長11回裏の第5打席まで『3打数無安打・1四球』とヒットは打てず。また、5回表2死にゴロ捕球後の一塁送球を悪送球し、9回裏1死満塁では吉田の当たりの間に一塁から三塁へ進塁を試みるも失敗しアウトになるなど、守備・走塁でもミスが相次いでいました。その後サヨナラ打で汚名返上を果たした形ですが、それまでは中嶋監督がフラストレーションをためていた可能性も決してゼロではないでしょう」(野球ライター) 21日の勝利で今季成績は「10勝11敗・勝率.476」となり、勝率5割復帰にリーチをかけたオリックス。その立役者となった紅林は、この調子で本格復調を果たすことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月22日 15時30分
広島、佐々岡監督の育成方針が物議「固執する意味が分からない」 打率1割台の選手を見限らないワケは
2019年のプロ入りから広島でプレーし、昨季までに「174試合・.271・9本・51打点」といった通算成績を残しているプロ4年目・21歳の小園海斗。21日に伝えられた広島・佐々岡真司監督のコメントがネット上で物議を醸している。 今季の小園は開幕から21日・巨人戦までの全22試合で「3番・遊撃」としてスタメン起用が続いているが、打撃成績は「.169・0本・5打点」とサッパリ。21日・巨人戦も「4打数無安打・1併殺」と全くいいところがなかった。 >>広島・九里、ベンチで地団太を踏み激怒? 真顔の助っ人に批判のワケは、降板直後の一場面が物議<< ただ、佐々岡監督は試合後に応じた取材の中で「代えるのは簡単なんだけど、ここをどうにか…というところ。本人は苦しいでしょうけど、まだ始まったばかり。乗り越えていかないといけない」、「1人だけを動かすことはできないからね。2、3人もとなるとね。(攻撃の)流れ的にはそこまで悪くないのでね」とコメント。現在チーム打率(.257)、得点数(94得点)どちらもリーグ2位と打線全体は好調なことから、小園は今後も「3番・遊撃」で継続起用し復調を待つ方針を口にしたという。 佐々岡監督のコメントを受け、ネット上には「現状他の野手でカバーできてるから別にいいと思う」、「小園を下位打線に下げて、空いた上位に別の選手動かしてとかして流れ変えたくないのは分かる」、「素質の開花を促す狙いで我慢して使うのは分からなくもない」と同調の声が寄せられた。 一方、「1割打者の小園にそこまで固執する意味が分からない」、「4連敗中なのにそんな余裕こいてる暇ないだろ」、「打線の並びを変えたくないなら、3番小園を3番田中に変えたらいいだけだろ」と否定的なコメントも多数見られた。 「小園は今季はここまで不振が続いていますが、昨季は『113試合・.298・5本・35打点』と3割近い打率をマーク。元々2018年ドラフト1位と高い評価を受け入団してきた選手でもありますので、佐々岡監督はこの不振を乗り越えてもう一皮むけてほしいという思いから、小園を辛抱強く使おうとしているものと思われます。ただ、広島は21日終了時点で4連敗中であること、控え遊撃手・田中広輔が打率『.300』と結果を残していることなどから、小園は一度外し田中など別野手を起用するべきだと佐々岡監督に反発しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) ファンの間でも賛否が割れている小園の継続起用方針。小園は佐々岡監督の考えが正しかったことを今後の試合で証明することができるだろうか。文 / 柴田雅人
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2021年02月23日 17時30分
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2021年02月22日 19時30分
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ソフトB・甲斐、正捕手の座が決して安泰ではないワケ 劣化が続く“キャノン”以外にも課題が?
2021年02月21日 11時00分
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スポーツ
西武投手の死球に中日助っ人が激怒!「ストップ!」捕手の制止も空しく…OP戦で起こった前代未聞の乱闘劇
2021年02月20日 11時00分
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スポーツ
元中日・川上氏、カットボール習得は真中封じのため? 予想外の誤算も発生、自身の代名詞にまつわる裏話に驚きの声
2021年02月19日 19時30分
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スポーツ
阪神ドラ1・佐藤、対外打率6割超えも「逆に信用できない」の声 シーズンへの“撒き餌”? 昨季も被害者が続出か
2021年02月19日 17時00分
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スポーツ
オリックス・岡田元監督、金子の投球に驚き「キャッチャーの指足らんわ!」 規格外の技術に異例の指示も?
2021年02月18日 19時30分
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スポーツ
DeNA、走る番長野球が浸透中! なるか30年ぶりのオーバー100盗塁
2021年02月18日 17時50分
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スポーツ
メジャー契約の澤村拓一にロッテ河合オーナー代行&井口監督がエール!「夢の続きを開花させて欲しい」
2021年02月18日 15時30分
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スポーツ
Rソックス入りのロッテ・澤村、“粋な”移籍報告にファン歓喜 「千葉からボストンへ」込められた思いに「凄く感動的」の声
2021年02月18日 12時55分
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スポーツ
巨人ドラ1・平内、因縁の広島相手に3イニングを任されたワケ 復活をかける小林の今後にも影響?
2021年02月18日 11時10分
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スポーツ
プロ3年目の阪神・木浪、このままだと首脳陣に干される? 関本氏が今後を危惧、「低迷した理由は話さないのか」疑問の声も
2021年02月17日 21時30分
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スポーツ
DeNA・三浦監督、戦略明かし「失敗する予感しかしない」反発の声 昨季も3チームが掲げた機動力強化のデメリットとは
2021年02月17日 17時00分
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スポーツ
阪神ドラ1・佐藤、スゴいのはパワーだけじゃない? 折れたバットで“フェンスオーバー”は意味深練習の成果か
2021年02月17日 11時30分
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スポーツ
新庄剛志氏と本当は会いたくなかった? 伝説の名コンビ再会の裏話を亀山氏が明かす「できるだけ避けて動いてた」
2021年02月16日 19時30分
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スポーツ
ロッテ・益田、球界屈指の“シンカー”の秘密を明かす 指先は全く使わない? 独自のテクニックにファン驚愕
2021年02月16日 15時30分
特集
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あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
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TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
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2025年09月26日 18時00分
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元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
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2025年09月18日 17時00分
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
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2025年08月05日 23時00分
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misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分
