プロ野球
-
スポーツ 2022年05月11日 11時00分
巨人、正二塁手・吉川は当分復帰できない? 先の見えない打線復調に原監督は内心激怒か
救世主は誰か? 5月10日、中田翔が一軍に復帰した。期待されていたのは、打撃力であり、年齢的にもチームのまとめ役になってくれると思われていた。 「巨人に来てから、人が変わりました。今までは常にグループの中心にいるタイプでしたが、巨人に来てからは相手を立てることも多く、どちらかというと、聞き役に徹しています」(ベテラン記者) チームは連敗中。同日のDeNA戦を落とし、5連敗を喫したわけだが、こんな情報も広がっていた。 「10日からのDeNA戦は変則日程。新潟県での遠征が1試合(10日)、1日移動日を挟んで横浜スタジアムで1試合。中田の合流は10日ではなく、横浜スタジアムで試合がある12日ではないかとも伝えられていました」(球界関係者) 5月のここまでの7試合で打線が挙げた総得点数は「17」。1試合平均では、約2・4点となる。一発も期待できる中田の合流を急いだということだろう。 もっとも、その中田は3打数2安打と活躍したが、連敗を止めることはできなかった。中田が再登録されたこの日も、打線は「1点」しか挙げられなかった。坂本勇人、吉川尚輝を故障で欠き、打線の低迷は深刻だ。 「中田をスタメンで使えば、好機に強い中島宏之を代打待機させることになります。中島にセカンドを守らせ、2人を同時にスタメン起用する案が浮上してきました」(前出・同) 2019年の巨人移籍以降、中島は主に一塁を守ってきた。移籍1年目に10試合ほど三塁を守っているが、20年以降、一塁以外のポジションに入ったことはない。 その信憑性はともかく、こうした“臨時コンバート”の話が出るということは、正二塁手・吉川の復帰がかなり遅れそうだとも解釈できるが…。 吉川が肩甲骨周辺の死球を食らったのは、5月4日。その後、精密検査を受け、「骨挫傷」と発表されたが、その怪我の度合いや復帰時期の目処などの詳細は明かされていない。 「最近の傾向ですよね。たとえば、『コンディション不良』とだけ伝え、具体的な病名は言わないってヤツです。状況を具体的に言うと、対戦相手にもチームの内情を教えることになりますから」 他球団の関係者だが、そんな話をしてくれた。 右ヒザの内側側副靱帯損傷と伝えられた坂本にしてもそうだ。その度合いや復帰時期については発表されなかった。 「坂本、吉川は二軍のジャイアンツ球場で軽めの練習をしています。実戦を想定したものではないので一軍復帰はまだ先になりそうですが、通院はしていないようです」(前出・ベテラン記者) チームの内情を隠すのは、大事なことだ。 しかし、打撃陣の低迷は隠しようがない。原辰徳監督は打線改造でピンチを脱出しようとしているが、「(打線が)なかなか機能しないね」とボヤいていた。こんな風に淡々と喋る時が本当に怒っているのだという。4位中日とのゲーム差も「0・5」まで縮まった。次の“コンディション不良者”が出た場合、チームの内情を隠す必要もないくらい、順位を落としてしまうだろう。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2022年05月10日 21時30分
ロッテ・国吉の大乱調、「いくらなんでもおかしい」疑惑の声 故障説が浮上するワケは四死球連発以外にも
10日に行われた二軍・ロッテ対巨人戦。「6-4」でロッテが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがロッテのプロ13年目・30歳の国吉佑樹の大乱調だった。 国吉はこの日、「4-0」とロッテ4点リードの7回表に2番手として登板。しかし、1死後に加藤廉、北村拓己、松原聖弥に相次いで四球を与え1死満塁の大ピンチを招くと、ここで迎えた石川慎吾にも4者連続となる四球を与え1点を失った。 さらに、国吉はなおも1死満塁から香月一也に犠牲フライを打たれ2失点目を喫すると、後続の菊田拡和に死球、喜多隆介に押し出し四球をそれぞれ与えるなど全く制球が定まらないまま降板。「0.2回3失点・被安打0・6四死球」と、ノーヒットながら3点を失う散々な結果となった。 >>ロッテ・ロメロ、予想外の大炎上に「三木がやらかしたせい」の指摘 井口監督も激怒? お粗末な守備ミス連発が物議<< 国吉の大乱調を受け、ネット上には「速報見てビックリした、国吉何があったんだ」、「1人で1イニング6四死球出す投手は初めて見たかもしれん」、「ヒット打たれずに3点も奪われるって逆に難しくないか」と驚きの声が相次いだ。 同時に、「いくらなんでもおかしすぎる、故障でもしてるんじゃないか」、「これもしかして怪我隠してないか? 球速全く出てなかったし」、「開幕からここまでどんどん状態落ちていってるし、どこか痛めてそうな感じもある」と故障を疑うコメントも多数見られた。 「これまで横浜・DeNA(2010-2021)、ロッテ(2021)でプレーしている国吉は、最速161キロのストレートを武器とする投手。昨季6月にロッテにトレード移籍すると勝ちパターンの一角に定着し、『25登板・2勝0敗17ホールド2セーブ・防御率1.44』と安定した成績をマークしました。ただ、10日の試合では1イニング6四死球に加え、球速も160キロはおろか150キロ台も1球(全30球中)のみ。本調子とはあまりにもかけ離れた投球に故障を疑っているファンも少なくありません」(野球ライター) 今季は「3登板・0勝0敗・防御率4.50・与四死球2」と低調で4月7日から二軍降格中の国吉。二軍でも10日終了時点で「7登板・1勝0敗・防御率14.85・与四死球12」と全く結果を残せていないが、大不振の真相は果たしてどこにあるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年05月10日 20時30分
巨人・菅野、調整登板無しでの復帰も「絶好のタイミング」の声 楽観視されるワケは対戦相手の事情にアリ?
右肘違和感を理由に4月30日から登録を抹消されている巨人のプロ10年目・32歳の菅野智之。5月12日・DeNA戦で一軍復帰・登板する見通しとなったと10日、複数メディアが報じた。 抹消後はこれまで二軍本拠地・ジャイアンツ球場などで順調に調整を行っていること、桑田真澄一軍投手チーフコーチが5日に「痛みも出ずに順調に回復しているということなので、来週に期待したいと思います」とスピード復帰を示唆したことなどが伝えられていた菅野。10日に同球場で一軍先発陣の練習に参加したこと、同日のDeNA戦に山崎伊織が先発することなどから、12日の試合での一軍復帰が見込まれるという。 巨人は菅野が抹消された4月30日~5月8日にかけ「1勝7敗」と大きく黒星が先行しており、この間には赤星優志(5月4日)、堀田賢慎(同月7日)のローテ投手2名が不振により登録を抹消されてもいる。そのような状況で調整登板などを経ないまま、ほぼ最短となる抹消から12日で一軍復帰する見通しの菅野。チームや先発陣の苦境もスピード復帰の背景にありそうだ。 >>巨人・菅野に「4回も故障するんだったら辞めたら」 球界OBの“引退要求”に批判相次ぐ、原監督にも辞任すべきと主張?<< 菅野の復帰報道を受け、ネット上には「早期復帰自体は嬉しいけど、調整登板無しで復帰させて大丈夫なのか」、「スピード復帰した結果痛み再発って展開もあり得そうで不安」、「離脱前も調子今一つだったんだし、もう少しじっくり調整させてもよかったのでは」と心配の声が寄せられた。 一方、「今のDeNA相手に復帰はむしろ絶好のタイミングでは」、「DeNAは打者が大量離脱中だからぶっつけ復帰でもなんとかなりそう」、「打線だけじゃなく投手陣も崩壊気味だし、多少菅野が点取られたとしても十分勝てるだろう」と復帰登板を楽観視するコメントも多数見られた。 「DeNAは現在オースティン(右肘張り)、宮崎敏郎(左太もも裏炎症)、佐野恵太(椎間関節炎)、大田泰示(右太もも裏張り)と主力打者が大量離脱中で、8日・広島戦では一軍打線を支えている主砲・ソトも背中の張りで欠場。また、8日は17失点を喫するなど投手陣も大きな不安を露呈しています。このこともあり、投打ボロボロのDeNA相手なら菅野をぶっつけ本番で投げさせても特に支障はないとみているファンも少なからずいるようです。なお、12日の試合はローテ間隔を考えると戸郷翔征を先発に立てることも可能ですが、そうはせずに菅野を復帰登板させるということは、球団側も同様の考えを抱いている可能性は考えられます」(野球ライター) 離脱前までは「6登板・3勝3敗・防御率3.78」と低調だった菅野。苦境に陥っているDeNA相手の復帰登板は果たしてどのような結果になるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2022年05月10日 18時30分
5月勝ちなしのオリックスにさらなる暗雲!吉田正尚ら3選手が新型コロナ感染で離脱…7連敗のチームに痛すぎる打撃
昨年リーグ優勝を果たしたオリックスだが、今年のゴールデンウィークはかなり苦しんだ。29日からの埼玉西武戦(京セラドーム大阪)では2連勝スタートを切ったものの、5月に入り西武との3戦目に敗れてからは、福岡ソフトバンク戦(福岡PayPayドーム)、東北楽天戦(京セラ)と7戦全敗。借金は「6」に膨れ上がり、首位の楽天とのゲーム差は「11.5」まで広がってしまった。楽天の試合数が少ないとはいえ、首位の楽天と、2位のソフトバンク相手にひとつも勝てなかったのは、さすがに重症である。 ピッチャー陣は先発も中継ぎ陣も最低限の仕事をしている。首脳陣は、ここからしばらく先発が5枚あればいいというカードになることもあり、エース山本由伸と、昨年の新人王、宮城大弥を登録抹消し、一軍に同行させながら休ませた。8日には山崎福也も登録を抹消し、遠征には連れて行かず舞洲の練習施設でゆっくり調整させる。 山本、宮城を欠いたチームだが、楽天戦では田嶋大樹、山崎福、竹安大知が先発として試合を作っていたし、10日からの北海道日本ハムとの2連戦(札幌ドーム)では、ローテーションを組み替えて山岡泰輔、新外国人で好投を続けているワゲスパックが先発予定で、他球団がうらやむような先発陣がそろっている。中継ぎ陣も、比嘉幹貴、張奕、齋藤綱記、富山凌雅、黒木優太、バルガス、近藤大亮、本田仁海、ビドル、平野佳寿とそろってきており、村西良太、阿部翔太が戻ってくれば盤石だ。 となると、やはり問題は平均打率.206の打線だろう。昨年の首位打者、吉田正尚が打率.325と孤軍奮闘し、ルーキーの野口智哉が.294と健闘しているが、打線に粘りは出ているものの、つながりがないのが気になるところ。調子が上がりかけていたラオウこと杉本裕太郎や、ユーティリティプレーヤーの山足達也、リードオフマンとしてチームを引っ張ってきた福田周平が新型コロナウイルスに感染し離脱。そして9日には吉田正、安達了一、大下誠一郎が新型コロナウイルスに感染したと判定され離脱となった。ただ杉本、山足、福田は8日に行われたファームの試合で復帰を果たし、杉本と福田はヒットを打っているだけに、早期の復帰に期待したいところ。 中嶋聡監督は「ピッチャー陣が頑張って投げてくれたんですけどね。ホント野手はやるしかないんで!この頑張りにどうやったら応えられるかというところですよね。まあ見てて歯がゆいところもあるんですけどね。まあ、でもやらせていくしかないですし、ピッチャー陣には、もう何を言ったとしても申し訳ないと言うしかない」とピッチャー陣の頑張りを口にするとともに、野手の攻守にわたる奮起を促した。 選手は現状打破に向けて頑張っているだけに、特に吉田正の離脱は痛いが、杉本や福田が早く一軍に戻ることにより、これを起爆剤にしてもらいたい。(どら増田)
-
スポーツ 2022年05月10日 11時30分
阪神、マルテの一軍復帰で守備が崩壊? 打線強化以上のデメリットに懸念も矢野監督はノーコメントか
矢野阪神にとって、本当に朗報なのだろうか。マイナス要素も加味しなければならないのでは? 右足のコンディション不良でチームを離れていた“3番バッター”マルテが一軍に合流する。チーム関係者によれば、合流した5月10日にそのまま出場登録し、同日からの広島3連戦にスタメン出場させる予定だという。 「打撃陣が不調で、得点効率も落ちていました。マルテが帰って来て、ようやく強力な打線が組めます」 そんな声も聞かれた。 >>阪神・平田二軍監督、小幡のミス連発に激怒も「監督の責任」と批判 敗戦招いた拙守の原因は起用法にも?<< マルテ、佐藤輝明、大山悠輔と続くクリーンアップは脅威だ。現在40歳の糸井嘉男とロハス・ジュニアを使い分け、近本光司を1番バッターで固定できるのなら、打線の得点効率も上がるだろう。 4月29日から5月8日までの9試合で、チームは5勝4敗。勝ち越しには成功したが、3度の完封負けを喫している。データで振り返ってみると、ここまでチーム打率は2割2分5厘、総得点は108。ともにリーグワーストだ。 「マルテは二軍戦で3試合しか出ていません。実戦調整がまだ足りません」(在阪記者) “見切り発車”の昇格となったのは、低迷する打線を強化したかったからだろう。 しかし、マルテの一軍合流はプラス材料だけではない。リーグワーストのチーム打率、得点を補うには持って来いの人材だが、問題は「守備」だ。 前出のチーム関係者によれば、矢野燿大監督はマルテを即スタメンで起用するつもりだという。となれば、守備難のマルテが守れるのは「一塁」しかない。守備はお世辞にも巧いとは言えないレベルだ。 マルテのチーム離脱後、一塁の守備に就いていたのは、大山。三塁手・大山も昨季、三塁で「失策数10」をカウントしているが、 「一塁の守備は結構巧いんじゃないか?」 と、称賛されているのだ。 「守備」のデータを見てみると、“驚きの数値”が残っていた。阪神の失策数は15。リーグ最少である。昨季まで4年連続でワーストの失策数をカウントしていたのに、だ。 「『一塁・大山効果』とまでは言えませんが。マルテ不在の間、小幡竜平など守備力の高い選手を使うことができました」(球界関係者) マルテをスタメンで使うということは、大山を三塁に戻すわけだ。つまり、リーグワーストの失策数に逆戻りする恐れがある。 矢野監督はマルテ昇格が伝えられた9日、チーム練習を見守った後、「ラッキーボーイ的な存在にもなってくれたら」とコメントしていたが…。守備のことはあえて喋らなかったという印象だ。 「大山に一塁を守らせていた間、佐藤を三塁に定着させるべきとの進言もされましたが、矢野監督は決断できませんでした。マルテの復帰を念頭に入れていたからです」(前出・同) 大山をスタメンから外して、そこにマルテを入れてくるかもしれない。新型コロナウイルスに感染したメンバーも実戦調整を続けている。戦力は整いつつあるが、打線のテコ入れは“守備難の悪夢”も同時に蘇らせることになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2022年05月09日 22時30分
中日・根尾、“二刀流”は事実上消滅? 立浪監督が明かした一軍起用方針に賛否集まる「残念でしかない」「別に間違ってない」
8日に行われ、中日が「10-5」で勝利した二軍・阪神戦。「2番・遊撃」で先発した中日のプロ4年目・22歳の根尾昂に対する立浪和義監督のコメントがネット上で話題となっている。 同戦の根尾は試合開始から9回表までは遊撃としてプレーしていたが、「10-4」と6点リードで迎えた9回裏にプロでは初めて投手として登板。「0.2回1失点・被安打3・1奪三振」と失点は喫したが、大阪桐蔭高校時代に計測した自己最速記録に並ぶ150キロをマーク。試合後の報道では根尾からタイムリー二塁打を放った阪神・遠藤成が「真っすぐが速かった。スライダーもキレてましたし、すごいなと思います」と称賛するコメントを残したことが伝えられ、ネット上には「二刀流選手としていけるのでは!?」などと二刀流転向を期待する声も少なからず寄せられていた。 ただ、立浪監督は同日に行われた一軍・阪神戦後に応じた取材の中で、根尾の二軍戦登板について「気分転換で投げさせたと思います」、「(片岡篤史)二軍監督もどこかで一回、投げさせるといっていましたので」と本格転向ではなくリフレッシュ目的だったと説明。同時に「一軍に上がったときは、今は遊撃に挑戦しているわけなので、基本は遊撃でいきます」と、一軍では根尾を投手起用する考えはないという方針も口にしたという。 >>中日・根尾、三振直後の一場面に驚き「相当珍しい」 怒りをヘルメットに八つ当たり? コンバートの影響指摘も<< 一軍での二刀流起用を否定した立浪監督の方針について、ネット上のファンからは賛否が集まっている。方針に否定的なファンの間では「何だ、本格転向かと思ったらそうじゃなかったのか」、「投手・根尾を一軍で見られる可能性が無さそうなのは残念でしかない」、「球速、制球は一定のレベルだったし、直球を活かせるような変化球とかを磨けば投手として十分通用しそうなのになあ」と落胆の声が挙がった。 この日の根尾は失点こそ喫したものの球速は一定の数字が出ており、ストライク15球(空振り、ファール含む)、ボール5球と制球もまずまず。このことから根尾には投手の素質があるとして、二軍での限定的な投手起用にとどめておくのは惜しいと考えているファンは多いようだ。 一方、一軍や根尾本人の事情などを踏まえ、立浪監督に否定的なファンに対して「京田が不振でレギュラーいないんだから、レギュラー候補として遊撃に専念させる方針は別に間違ってないだろ」、「遊撃と外野を行ったり来たりしてる根尾をこれ以上動かすのは本人のためにならない」などと反論しているファンもいる。 中日は正遊撃手・京田陽太が攻守の不振により抹消された5日から、一軍に遊撃レギュラーが不在。こうした状況の中、京田から立場を奪えず一時外野にコンバートされ、そこでも定位置をつかめずに4月下旬から遊撃に再転向している根尾に再度本職以外のポジションに就かせるのは、チームにとっても本人にとっても悪手だと反対する意見も少なからず挙がっている。 ファンの間でも賛否が分かれるなど議論を巻き起こしている立浪監督の根尾起用方針。二刀流はさせず遊撃一本で起用するという判断は果たして吉凶どちらに転ぶのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年05月09日 20時30分
阪神・平田二軍監督、小幡のミス連発に激怒も「監督の責任」と批判 敗戦招いた拙守の原因は起用法にも?
8日に行われ、阪神が「5-10」で敗れたファームの中日戦。「2番・遊撃」で先発した阪神のプロ4年目・21歳の小幡竜平に対する平田勝男二軍監督のコメントがネット上で物議を醸している。 小幡は「3打数1安打」とヒットを1本記録したが、守備では「2-0」と2点リードの5回表無死一、二塁で遊ゴロをファンブルし無死満塁に。さらに、「2-1」となりなおも無死満塁とピンチの場面では、三塁手の遠藤成が捕球し損ねたゴロを足に当てて三塁ファールゾーンへ大きく弾き2者の生還を許す痛恨のミスを犯した。 小幡の拙守も絡みこの回6点を失った阪神は、劣勢を跳ね返せないまま試合に敗戦。平田二軍監督もかなりの不満を抱いたようで、試合後に応じた取材の中で「あんなんエラーしてたんじゃ話にならん」、「サッカー部かと思ったよ。蹴ったでしょ、最後」と小幡を酷評したことが報じられた。 平田二軍監督のコメントを受け、ネット上には「平田監督からこき下ろされるのも仕方ない、あの5回のミスはあまりにも酷すぎた」、「ファンブルはまだしも、打球を蹴ったのは初心者レベルのミスで何も擁護できない」、「蹴って弾いた方向も悪かった、せめて前なら二塁走者は生還できてなかったのに」と同調する声が寄せられた。 一方、「小幡のミス連発には監督の責任もあるのでは」、「不慣れな遊撃で使ったそっちにも非があるだろ」、「一軍では二塁、二軍では遊撃ってポジション動かしてたらそりゃこうなるわ」と首脳陣の起用法を問題視するコメントも多数見られた。 「今季の小幡は打撃不振(打率.171)により6日に二軍降格となるまで一軍で24試合に出場。このうち19試合で守備に就いていますが、内訳は二塁17試合、三塁2試合、遊撃1試合と二塁がほとんど。遊撃は中野拓夢がレギュラーを張っていることもありほぼ守っていませんでした。降格後も6、7日の試合はどちらも二塁で起用され、8日の試合で二軍では今季初めて遊撃を任されていますが、こうした起用法が守備ミス連発につながったのではないかとみるファンも少なからずいるようです。小幡は一軍で守備に就いた19試合では失策1とそこまで守備の乱れが目立っていたわけではないのですが…」(野球ライター) 阪神二軍はここまで高寺望夢が遊撃として22試合に起用され打率「.277」と結果を残しているが、8日は高寺を二塁、小幡を遊撃で起用した平田二軍監督。両名の起用の幅を広げたいなどの意図があったものと思われるが、順当に小幡を二塁、高寺を遊撃で起用していれば守乱は起こっていなかった可能性もゼロではなさそうだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年05月09日 18時30分
DeNA・平田、無失点リリーフ継続中! ブルペンに欠かせぬいぶし銀の輝き
9年目の右腕・平田真吾の輝きが増している。2013年のドラフトでHonda熊本から2位指名で入団し、中継ぎ専門でチームに貢献。しかし2019年、一軍登板はわずか8試合、防御率9.31と不本意な成績に終わったこともあり、その年のオフにオーストラリアで武者修行を敢行。もくろみ通りツーシームを会得したことが大きく見事に復活を遂げ、20年には待望の初勝利を含む43試合、昨年は初セーブをマークし38試合登板と、ブルペンに欠かせぬ存在となっていた。 昨年オフに右肘のクリーニング手術を受けたこともあり開幕一軍は逃したが、4月23日には一軍登録されいきなり登板。翌日には一打サヨナラのピンチを切り抜けホールドをマークするなど28日までに4登板とフル回転して奮闘した。 5月5日には5回、リードしながらゲームの行方を大きく左右する場面でマウンドに上がり、1回2/3を無失点。最後は振り逃げで左腕の砂田毅樹にスイッチした経緯もあり、自身2度目の勝利投手となっていた可能性もあった。 7日は9回同点の1死一、二塁の大ピンチに登板し、會澤翼をレフトフライ、松山竜平には決め球にカーブを選択し見逃し三振と大きな仕事を成し遂げた。三浦大輔監督からも「出た試合はしっかりと抑えてくれていますし、出ない試合であってもカバーでブルペンで待機してくれている」と評価されており、日に日にしびれる場面での出番が増えてきている。 ここまで7試合登板で無失点。ツーシームとスライダーの“対”になるボールのコンビネーションが投球の約70%を占め、ストレートの最速も148キロと威力十分。被打率は.192、奪三振率は10.80、1回当たりに許すランナーの数を示すWHIPは0.75と、各項目とも安定した数字を残している平田。勝ちパターンで投げる三嶋一輝が抹消となったこともあり、さらに厳しい状況のブルペン陣の中、キラリと光るいぶし銀の存在がより一層輝きを増していく。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2022年05月09日 11時55分
『サンデーモーニング』関口宏の発言が物議「よくわかりません」達川光男氏の解説に不満?
8日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、元広島東洋カープの達川光男氏の発言に対する関口宏の対応が物議を醸した。 番組は中日ドラゴンズの先発・大野雄大が、6日の阪神タイガース戦で9回まで1人のランナーも許さない投球を見せるも味方が得点できず、延長10回にヒットを打たれて完全試合が成立しなかった様子を紹介する。 結局、試合は阪神の先発・青柳晃洋が10回裏もマウンドに上がるも、中日の石川昂弥がサヨナラヒットを放ち、ドラゴンズが勝利した。VTRを見た達川氏は「あっぱれですね。大野と青柳にアッパレです」とコメントし、2人の投手を称賛した。 >>『サンモニ』関口宏、5連勝の阪神に「実力ですか?」一部阪神ファンから怒り「不愉快」<< 達川氏はさらに、「今日は母の日ですよね。大野雄大はお母さんの育て方が良かったと思いますよ」と指摘。不服そうな関口が「なんで?」「どうして?」と質問すると、「めちゃくちゃキャッチャーを大事にするんですよ。どんなキャッチャーでもね、彼はギネスブックに出したいぐらいのね、あのちょっとあの面白いのがあるんですが、谷繁、武山、松井、杉山、桂と5人のキャッチャーで勝っているんです。これはなかなかない記録ですよ」と説明する。 関口は「いやいや、だから、なんでお母さんの育て方は関係があるんですか?」と若干不服そうに質問する。達川氏は顔色を変えず、「あのね、穏やかでね、人を怒ることもなく、今回でも普通であれば恨み節の一つでも言うんですが、全く言わない。勝てたことでも満足ですと」とコメントした。サービス精神旺盛な達川氏は「2人に言えるのはね、正直の頭に神宿る。辛抱する木に金がなると言うね、そんな感じの2人の選手です」と評す。すると、関口は「なんだかよくわかりませんでした」とバッサリ。達川氏は「我慢強い選手ということです」と叫び、CMに入った。 この日はシカゴ・カブスの鈴木誠也選手の話題でも、達川氏が「(マイク)トラウトの真似をしないように」と発言したことに、「誰なんですか?」と複数回食い下がった関口。視聴者からは「ちょっと関口の態度がひどい」「達川さんのことが嫌いなのかな」「ゲストで招いているのに、あの態度はどうなのか」「不愉快な気分になった」「達川さんが盛り上げているのにあれはない」と一部視聴者から不満の声が上がる。 一方で、「冗談の範囲でしょ」「カリカリすることはない」という擁護も出ていた。
-
-
スポーツ 2022年05月09日 11時00分
巨人・大勢の初救援失敗、原因は原監督? 先発・高橋とは真逆、えこひいき起用の意図とは
試合後、巨人・原辰徳監督、桑田真澄投手チーフコーチが記者団の質疑に応えてくれた。そこから分かったのは、5月8日の試合の中に「非情」と「温情」の両方が秘められていたことだ。 「試合前、『今日は負けられない』の声がたくさん聞かれました。キャプテン・坂本勇人が右ヒザを負傷したのが、4月30日。その日から、1勝6敗(8日試合開始前時点)とチームは散々な状態です」(スポーツ紙記者) >>巨人・坂本、右ひざ故障離脱は予言されていた? 守備の師匠が懸念していた深刻な問題点とは<< 「負けられない」の気持ちは、投手起用に表れた。先発・高橋優貴を5回途中で降板させた。先取点を奪われたとは言え、1点である。2アウトまでこぎ着けており、連敗でなければ、“勉強”を兼ねて続投させていたはずだ。 桑田コーチは「もう少し投げさせてあげたかった」と話してした。原監督は降板させた5回を指して、「先頭打者のピッチャーに四球を出すようでは…」と怒っていた。また、救援の今村信貴が3連続四死球と振るわなかったことについても、「フォローできないね」と言い放っている。 坂本、菅野智之、吉川尚輝と投打の主力が欠場しており、原監督は新主将役を探していたのかもしれない。 「坂本、吉川がいなくなり、得点能力がガタ落ちです。味方投手が失点する度にチームの雰囲気も悪くなっていくので、投手が踏ん張れるかどうかが勝敗のカギになっていました」(前出・同) 投手陣の奮闘に期待していた。指揮官から非情のコメントが出た理由はこの辺にもありそうだ。 そんな「負けられない一戦」の中で、原監督が「温情」を見せたのは、ルーキー・大勢(翁田大勢)に対してだった。 逆転に成功し、1点リードで迎えた9回表、原監督は“絶対的守護神”となりつつある大勢をマウンドに送った。その大勢が初となる救援に失敗したのは既報通りだが、「非情」に徹すれば、他の投手に交代させていたはず。だが、原監督、桑田コーチともに「交代の選択肢」はなかったようだ。 「いろんな意味で勉強、次につなげることが…」 原監督がそう言えば、桑田コーチも「(今日の敗戦が)後に何勝にも変えてくれると思いますので、そこに期待したいと思います」と答えていた。 ここまで、大勢は新人とは思えないほどの安定感を見せてきた。 とは言え、大勢には「温情」で、他投手には「非情」では単なるエコ贔屓だ。チーム関係者の一人がこう反論する。 「イニングの途中で、クローザーに救援を送ることは、『クローザー失格』を意味します。その方がチームに与える影響が大きい」 大勢が連打された時点で、原監督は敗戦を覚悟したのかもしれない。しかし、守護神までは喪失したくないとし、ガマンした。守護神という、最後の砦は死守したかったのだろう。 繰り返しになるが、主将・坂本を喪失し、原巨人は全く違うチームになってしまった。中田翔の近々の昇格も伝えられるが、大勢が原監督の温情に応え、中田が坂本の代役を務められなければ、このままズルズルと落ちていくだけだろう。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ
巨人・秋広、阪神バッテリーから容赦ない攻めを受けたワケ 王氏以来の快挙へ首脳陣は緊急指導か
2021年03月15日 11時10分
-
スポーツ
ロッテ佐々木朗希が抱く被災地への思い「勇気や希望を与えられる存在になりたい」
2021年03月15日 10時50分
-
スポーツ
阪神・藤浪の開幕投手抜擢は川崎以来の衝撃に? 就任直後の落合監督の奇策、周囲が驚愕の采配は想像以上の結果へ
2021年03月13日 11時00分
-
スポーツ
プロ初登板のロッテ・佐々木に「まだまだ課題はある」球界OBが指摘 無失点投球が称賛も問題視された球質とは
2021年03月12日 18時30分
-
スポーツ
DeNA、前巨人・宮國の獲得はダメ元?「問題の解決になってない」ファンが疑問の緊急補強を敢行したワケは
2021年03月12日 15時30分
-
スポーツ
阪神・藤浪、開幕戦で“悪夢再来”の危機? 意味深な取材対応の裏で露呈した不安要素とは
2021年03月12日 11時00分
-
スポーツ
元日本ハム・新庄氏に「器が大きい」ファン驚愕 田中氏が明かした“満塁弾取り消し事件”の真相に反響
2021年03月11日 20時30分
-
スポーツ
DeNA・関根、プロ8年目でついにブレイク? 打率8割越えの絶好調で猛アピール中!
2021年03月11日 18時05分
-
スポーツ
震災から10年、楽天のメッセージ動画に反響 浅村ら“外様選手”の決意にも称賛の声「生え抜き並みの想いを感じる」
2021年03月11日 17時00分
-
スポーツ
マー君の調整遅れは“中6日登板”が原因? 震災から10年の今季、命運を握るのは対巨人戦か
2021年03月11日 11時00分
-
スポーツ
中日主力に監督が激怒「走らんでええ!」 井端氏が明かした理不尽な指示にファン驚き「志願じゃなくて強制だったのか」
2021年03月10日 19時30分
-
スポーツ
巨人・野上、クビ候補から開幕一軍入りに急浮上?「大竹みたいになれる」約1年半ぶりの一軍投球に称賛の声
2021年03月10日 15時30分
-
スポーツ
千葉ロッテ新スタジアムDJにYUIさんを採用!「マリーンズらしさを掴んだパフォーマンスを」
2021年03月10日 11時30分
-
スポーツ
今季の巨人にまさかのBクラス転落危機? 天敵への“負けっ放し”に懸念、アレルギー克服のカギは桑田コーチ補佐か
2021年03月10日 11時00分
-
スポーツ
阪神・矢野監督、藤浪の開幕起用は“ギャンブル”ではない? 本人も驚きの大抜擢、エース・西より優先した狙いは
2021年03月09日 20時10分
-
スポーツ
ヤクルト主力が監督に激怒「ふざけんなこのおっさん!」 大荒れの原因は一茂? 広澤氏、想定外の采配を明かしファン驚愕
2021年03月09日 19時35分
-
スポーツ
調整遅れの中日・大野に「どうってことない」OBらが太鼓判 与田監督も手応えの投球に疑問の声も
2021年03月09日 15時30分
-
スポーツ
オリックス開幕3連戦は由伸、宮城、山岡の豪華ローテ当確!
2021年03月09日 11時30分
-
スポーツ
巨人・原監督、「12球団合同プラン」の裏にある狙いとは “地下ルート”を提供し悲願達成の布石に?
2021年03月09日 11時20分
特集
-

あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
-

TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
-
-

元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
芸能
2025年09月18日 17時00分
-

岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-

misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分
