search
とじる
トップ > スポーツ > ロッテ佐々木朗希が抱く被災地への思い「勇気や希望を与えられる存在になりたい」

ロッテ佐々木朗希が抱く被災地への思い「勇気や希望を与えられる存在になりたい」

pic pic

佐々木朗希

 千葉ロッテの佐々木朗希投手が12日の中日とのオープン戦(千葉・ZOZOマリンスタジアム)で、実戦デビューした。

 佐々木は2番手で登板すると、先頭の京田陽太を初球でファーストゴロに打ち取り、続く阿部寿樹はショートゴロに。主砲のビシエドには、2ボール2ストライクと追い込むと、最後はアウトローへ152キロを投げ込んで見逃し三振。マリンスタジアムからは大きな拍手が送られた。1回無安打無失点の好投は次に繋がるはずだ。

 「正直、今から少し緊張をしています。明日も緊張をするとは思いますが、楽しんで自分らしく投げることができればと思います」と前日に語っていた佐々木だが、今回の登板は佐々木にとって、オープン戦初登板という思いとは別にもう一つ理由がある。それは東日本大震災の被災地への思いだ。「少しずつではありますが(復興が)前に進んでいることはすごくうれしく思います。そしてボク自身も前に進んでいけたらと思っています。今年は10年という節目ではありますが、ボクにとっては3月11日は毎年忘れることが出来ない日。3月11日は毎年特別な日だと思っています。10年前のボクはたくさんの人に支えてもらい助けてもらい、勇気や希望をもらいながら頑張っていくことが出来ました。プロ野球選手となった今は、逆に勇気や希望を与えることができうる立場にあると思っています。今後、自分が勇気や希望を与えられる存在となれるように頑張っていきたいです」と地元が岩手県陸前高田市と被災地だっただけに、そんな思いを胸に抱きながらの実戦デビューになっている。

 なお、ロッテでは30日に開催するホーム開幕戦である楽天戦(ZOZOマリンスタジアム、18:30試合開始)を含む3月30日〜4月1日の公式戦3試合は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため5,000名の入場者制限とし、座席ごとに一定の間隔を空けて全席指定席としてチケットを販売すると発表。なお、18日の販売開始後に入場制限が緩和された場合、チケットの追加販売を行う可能性があるとのこと。チケット販売は昨年に引き続きダイナミックプライシング(価格変動制)で行う。

 佐々木が一軍デビューすれば、5,000名ではチケット争奪戦になるのは必至。今後も佐々木のピッチングが見逃せない。

(どら増田)

関連記事

タグから探す


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ