阪神キャンプ視察のため沖縄に滞在中の亀山氏は、12日に同キャンプを訪問した新庄氏と球場内のスタンドで顔を合わせたことが伝えられている。今回の放送では遭遇前後の心境や、新庄氏と交わした会話の内容などについて明かした。
誰から聞いたのかは明かさなかったが、12日に新庄氏が阪神キャンプを訪れることは耳にしていたという。「『S☆1』(TBS系)の仕事で来たって聞いたから、あまり邪魔しちゃいけないと思ってできるだけ避けて動いてた」と、なるべく新庄氏の目につかないように視察していたという。
ただ、紅白戦を観るためスタンドに座っていると、そこに新庄氏が現れ自身の側に近寄ってきたとのこと。亀山氏は新庄氏と会うのは5年ぶりだったというが、新庄氏は「あっ亀山さんどうも」と特に変わった様子は見せずフランクに話しかけてきたという。
その後、新庄氏と席を並べて紅白戦を観たという。「(テレビ用の)マイクが入ってるから、できるだけ余計なことは言わないでおこう」という思いもあったというが、新庄氏が「あの選手足速いよね?」など様々なことを質問してきたため、「彼が(今の阪神について)知らないことを説明してあげた」という。なお、番組では新庄氏がどこに着目していたのかは触れられていないが、14日未明放送の『S☆1』では外野手の動きに着目していたと伝えられている。
大山悠輔、近本光司、佐藤輝明といった選手について、どのような選手か新庄氏に説明したという亀山氏。近本について教える際は阪神時代の新庄氏と同じ背番号「5」と着用していると話したというが、新庄氏は「あれ?俺5番だったっけ?」と自身の背番号をド忘れしていたということも明かしていた。
今回の放送を受け、ネット上には「邪魔をしないように避けてたっていうのは意外」、「5年ぶりの会話が『あっどうも』っていうのはなんか面白い」、「『余計なことは言わない』って思いながら新庄さんに色々教える亀山さんは優しいな」、「自分の背番号覚えてないのかと思ったけど、最後に阪神いた時から20年経ってるから無理もないか」といった反応が多数寄せられている。
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現役時代に阪神(1988-1997)一筋でプレーした51歳の亀山氏と、阪神(1990-2000)、ニューヨーク・メッツ(2001,2003)、サンフランシスコ・ジャイアンツ(2002)、日本ハム(2004-2006)で活躍した49歳の新庄氏。両者は1990~1997年にかけ一緒に阪神でプレーしている。
1992年には新庄氏と共に外野レギュラーとして6年ぶりのAクラス(2位)入りに貢献し、阪神ファンの間で“亀新フィーバー”を巻き起こしたことでも知られている亀山氏。その新庄氏との再会の裏側を興味深く聞いたファンも多かったようだ。
文 / 柴田雅人