山口敏太郎
-
トレンド 2010年07月06日 13時00分
ヘヴィメタルバンド、OUTRAGEが映画『アウトレイジ』を観た
世界に誇る日本屈指のメタルバンドOUTRAGE。 1987年にデビューし、紆余曲折がありながら20年以上の長期に渡る活動で数々の強力なアルバムを残し、音楽を通じた日本と世界との文化交流が評価され、地元愛知県から平成21年度愛知県芸術文化選奨に選ばれた実績を持つ。 OUTRAGEのドラムであり、バンドのスポークスマンでもある丹下眞也に、同じ名を持つ映画『アウトレイジ』を観た感想、メタルバンド、OUTRAGEの活動等を聞いてみた。独特の語り口に説得力があり、ミュージシャンならではの視点で映画を観ているところは非常に興味深い。 Q:映画『OUTRAGE』を観た印象は? 丹下眞也:(北野武監督の)他の作品を観たことがなかったから、何の先入観もなく観れました。ここまでやっちゃってくれるの? というオーバーな表現が逆に爽快感があり、(暴力的な表現に対し)最初は目をそむけてたのがゲーム的に感じ、何に似てるのかな? と考えたらメタルに非常に似てるんですよ。(音楽の入口が)ディープパープルやレッドツェッペリンなんですが、最初、なんじゃこりゃ? という、わけもわからず引きこまれるような感覚です。(映画『アウトレイジ』は)動物的なもの、日常と非日常の二面性、膨らんでくる世界観がメタルやロックに通じると思ったんです。 激しい(暴力的な内容の)映画には激しい音楽が使われているイメージがあったのですが、映画中には「のんびりしている音楽」が使われていたのは凄く面白いですね。 Q:映画『アウトレイジ』のネーミングはメタルバンド、OUTRAGEがヒントになったという話を聞きましたが? 丹下眞也:映画雑誌のコボレ話コーナーの中で、映画『アウトレイジ』の関係者がメタルバンド、OUTRAGEのファンがいて、映画の内容が暴力的でアウトロー揃いだから、OUTRAGEと付けたらしいと書いてありましたが、真偽はわからないです。 Q:メタルバンド、OUTRAGEとして2010年1月〜5月までのツアーの反応は? 丹下眞也:お客さんに喜んでもらえるのが一番うれしいです。メンバーとスタッフだけで共有するだけではなく、目の前のファンに歌ってもらったものがアーティストとしての醍醐味というか伝わってるところなんです。自分たちが作ったものが報われるというか、証明される瞬間です。歌詞ができた、曲を作った…Oh Yeah! レコーディングした、ラフ・ミックスした…Oh Yeah! 盤が出来た…Oh Yeah! 雑誌で評価を得た…Oh Yeah! 店頭にCDが並んだ…Oh Yeah! だけど、自分達でOh Yeah! とやったのを、ファンが返してくれるのが究極のOh Yeah! です。ツアーというのは、ゴールではないですけど、聴いてくれる人と共有できるというのが良いポイントですよね。 Q:次回ツアーの予定が決まってると? 丹下眞也:2010年9月に川崎で外国のバンドと『THRASH DOMINATION 2010(スラッシュドミネイション)』が決まってます。 今は割と長いスパンでプランを考えていかないといけない時代なので、今のところ発表できるのは9月のライブです。(9/18・9/19、クラブチッタ川崎) Q:リリース予定は? 丹下眞也:2010年8月25日に過去に発表した自主制作のミニアルバムから4枚目までまとめたボックスセット、(同じ日に)『OUTRAGE -DELUXE EDITION- / アウトレイジ -デラックス・エディション-』が出ます。 Q:愛知県芸術文化選奨を受賞された後の周囲の反応は? 丹下眞也:普段行く居酒屋のおばさんが愛知県芸術文化選奨で選ばれた時の新聞記事が店内に貼られていて、(年齢が離れている)他の常連さんとのトピックスができました。実際、生活が変わるというわけではないですね。 東京に出て有名なバンドになったら有り得ない話ですよ。今でも愛知県にとどまっているのが1つのキーワードです。※受賞後、丹下眞也はロックの楽しさや奥深さを教えるために、いくつかの学校を訪問している。 Q:ファンに向けて 丹下眞也:マイペースのバンドなので、長い目であたたかく見守ってほしいです。そして、ライブへ足を運んで頂き、ロックを楽しんでもらいたいです。※OUTRAGEオフィシャルサイト http://www.outrage-jp.com※記事企画:文科系忍者記者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年07月03日 13時30分
妖怪になってまちを練り歩こう! 『八日市は妖怪地』開催決定
東近江市は滋賀県東部に位置し、愛知川に沿って、鈴鹿山脈から琵琶湖湖岸まで広がる細長い市です。市の中心地である八日市は、聖徳太子が四天王寺建立に必要な瓦を焼くために訪れた時、八の日に市を開くように命じたことが、地名の由来となっています。 また八日市は「ようかいち」という冗談のような発想から生まれた妖怪イベント・開市記念祭『八日市は妖怪地』が毎年開催され、「妖怪が町おこしをするまち」、「妖怪に逢えるまち」として脚光を浴びています。 2002年から始まった『八日市は妖怪地』も今年で9回目を迎え、この度、八日市商工会議所が主催する平成22年度開市記念祭で行われる夏の妖怪イベントの概要が決まりました。7月17日から8月15日までにいろいろな妖怪イベントが目白押しに行われます。 7月24日(土)には、泣く子も続出する世界最恐の肝試し(入場料100円)が開催され、某オバケ屋敷を参考に、怖さも増した真夏の恐怖が体験できます。 全国各地の妖怪イベントで展示された妖怪がズラリと勢揃いする妖怪オブジェ展(入場料100円)が、本町商店街で、7月17・24・31日に観ることができます。 プロ・アマ問わず、いろいろな方々が自由な発想で描いた妖怪・モノノケ・神様などの絵を怪画展として、ショッピングプラザアピア・4F・情報プラザで展示されます。 そして、メインは8月7日(土)に開催される妖怪地百鬼夜行(妖怪仮装パレード)及び、仮装コンテストです。自分の好きな妖怪に仮装すれば誰でもパレードに参加でき、妖怪になりきって霊気(ご利益)を撒き散らしながら、市街地を練り歩きます。仮装パレードを見に来た方々も、妖怪メイク体験コーナーで妖怪に大変身できます! この時ばかりは市内中妖怪で溢れかえりそうです。※もちろん、一般の方でもイベントに参加できます。怪画展への出展、妖怪地百鬼夜行の参加の締切りは平成22年7月16日(金)、当日消印有効です。詳細は、滋賀県東近江市・八日市商工会議所総務係まで。(「愛を知るライター」皆月斜 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
社会 2010年07月03日 11時00分
2ちゃんねるで誤認バッシングを受けた山口敏太郎氏に緊急インタビュー(後編)
リアルライブ編集部(以下「編集」)「ひろゆき氏(2ちゃんねる初代管理人・西村博之氏)が運営を降りてから、2ちゃんねるは駄目になったという意見もありますが」 山口敏太郎(以下「山口」)「これはあくまで僕の推論ですが、ひろゆき氏はまだ運営から降りてないと思います。あの某外資系企業は隠れ蓑で、ひろゆき氏はまだその背後にいるのではないかと。あくまで推論に過ぎませんが」 編集「もし、今もひろゆき氏が運営に関わっているとしたら、2ちゃんねるの蘇生も可能でしょうか?」 山口「充分可能だと思いますし、このまますんなり消える2ちゃんねるではないと思いますよ。アングラに戻った方が先鋭化する可能性も高いですし、(もし今も運営に関わっているとしたら)ひろゆき氏が今後どんなタマを出してくるか、注目したいですね」 編集「もし山口さんが2ちゃんねるの再生を考えるとしたら、どうされますか?」 山口「これもあくまで僕の個人的な意見なので、あまり真剣に受け止めないでいただきたいのですが、2ちゃんねるユーザー全員が氏名・住所を登録した上で、バチバチの“どつき合いの議論”の場にしたらいいかと思いますね。氏名・住所が確認されるけれども、言いたいことははっきり言う。自分の言葉に責任を持って、限界まで討論というボクシングで闘う場にしたら面白いと思っています。まぁ、これは僕が思っているだけの意見なんで、他人に押し付ける気はまったくありません」 編集「山口さんもかれこれ10年近く、2ちゃんねるで叩かれ続けているようですが(笑)、それに関してはどう思われてるんでしょうか?」 山口「別になんとも思っていません。昔は『2ちゃんねるでアンチスレッドが立つのがプロの証だ』という意見もあったぐらいですし、いい宣伝になったと思ってますね。事実、2ちゃんねるを読んで『山口敏太郎は最悪の性格』だと信じ込んでいた方が、実際に会うと印象が違って驚く、ということが多かったですし。最初から最低のイメージですから、『いい人』に転じられるハードルが低いわけです(笑)。 まぁ、出版業界もテレビ業界も人間同士の付き合いがメインですから、2ちゃんに書かれてる通りの人間像だと、ここまで長く仕事はできないですよ(笑)。2ちゃんねるのお陰で『意外にいい人ですね』と言われることが多いです」 編集「なるほど、おもしろい話ですね。ところで、バッシングの犯人探しですけど、トレースすれば、アクセス時間からだいたい犯人が掴めちゃいますよね(笑)」 山口「大体わかりますよね。妖怪でイチャモンつけてるのは岡山県のあの作家、怪談でイチャモンつけているのは都内のあの作家って(笑)。編集者に言っていることをそのまま書いてるから、業界内部でも筒抜け。大人なんだから書き込みやめて早く仕事しろって感じかな(笑)。結果的にそういう人は、業界でも付き合う出版社が減ってくるし、本の売上もジリ貧になってしまいますよ。 あと、僕は2ちゃんねるに関しては、自分にとっても勉強になる、いい批判は取り入るけど、意味不明の批判はスルーすればいいと思ってるんです。本当に読者が著者のことを思って言ってくれる言葉って、2ちゃんねる経由でもちゃんと伝わりますからね」 編集「いま山口さんは、著作の累計が90冊を超えて、付き合う出版社が40社近くになっています。また、昨年のテレビ・ラジオ出演も80本を超えたとか」 山口「ある意味、2ちゃんねるに鍛えられた部分もありますね。2ちゃんねらーに駄目出しされて頑張って次の仕事に取り組む、ろくに喋ったこともない連中に2ちゃんねるで『性格が悪い』と書かれてしまうから(笑)、誰に対しても腰を低く接して、頭を下げることは忘れないようにしてます」 編集「つまり、山口敏太郎は、ある意味2ちゃんねらーに鍛えられたと(笑)」 山口「なんでも、参考になる意見は取り入れるべきですよ。『所詮2ちゃんねる』と言う人もいるけど、その“便所の落書き”にだって、自分にとって参考になる意見はあるはずですよ」 編集「結論として、今回の誤認バッシングには怒っていないということですか?」 山口「全然怒ってないですよ。2ちゃんねるの中でもちゃんと火消しをしてくれる方もいたし、人違いだとすぐ声が挙がったでしょ。まだまだ2ちゃんねるにも、良心はあるようですね。今回もいいプロモーションになったかな(笑)」 編集「お忙しいところ、ありがとうございました」
-
-
トレンド 2010年07月02日 18時00分
エロくて怖い! ミーガン・フォックス主演『ジェニファーズ・ボディ』
『トランスフォーマー』と『トランスフォーマー/リベンジ』にて、お色気ムンムン演技で世の男性達を虜にしたミーガン・フォックス主演のホラー映画 『ジェニファーズ・ボディ(Jennifer's Body)』。 ポスト・アンジェリーナ・ジョリーと謳われる絶世の美女・ミーガン・フォックスがまさかのホラー映画出演です。 ホラーといえば『美女と悲鳴』がお約束。しかしながらこの映画、追いつめるのはむしろ美女の方なんです! 舞台はアメリカ中西部の田舎町。主人公はチアリーダーの超美人ジェニファー(ミーガン・フォックス)と、その親友の冴えないメガネちゃん・ニーディ(アマンダ・セイフライド)。二人は幼なじみでとっても仲良し。 ある日二人は、インディーズバンドのライブを観に行き、火事に巻き込まれてしまいます。その翌日、ジェニファーの様子がおかしいことに気がつくニーディ。それと並行し、町では男性が惨殺される事件が勃発。ジェニファーは事件のたびに美しさを増していきます。美しすぎるジェニファーに隠された美しさの秘密とは…!? 主人公はこの二人の女の子。大親友だというのに、性格はまったくの正反対。男をもてあそぶ小悪魔的存在のジェニファーと、地味だけど恋人がちゃーんといる家庭的な女の子ニーディ。 二人の友情がもつ理由は、お互いの損得勘定だったりして、十代女子の心境は複雑です。でもそんな二人の心境、女性の方ならなんとなくわかってしまうのではないでしょうか…? そう、悪魔崇拝・アメリカの片田舎・美女・ダンスパーティ・謎の失踪…ホラー映画に欠かせない要素をふんだんに盛り込み、ミーガン・フォックスが身体を張って演じた残忍なシーンも相当の見物ですが、この映画の一番の怖がりどころは「女同士の確執」なのです! 脚本は『JUNO/ジュノ』でティーンエイジャーの内面を抜群のセンスで描いたディアブロ・コディ、監督はカリン・クサマ。二人の女性により描き出された、危うくて怪しい十代女子の心境はとてもリアル。それはもう、昼ドラも真っ青なほどです。 だからといって女性向けというわけではございませんよ。ミーガン・フォックスがそれはもうセクシーで大胆で、男性を誘惑するシーンなんて終始どきどきしっぱなし。エロと恐怖の二重奏で、恐怖と快楽のどん底に落とされること間違いなしです。 だけど…セクシーなミーガンをお目当てに映画館に行って、女の本当の怖さを知ってしまうかもしれませんよ…!?映画『ジェニファーズ・ボディ』公式サイトhttp://www.jennifers-body.jp/7月30日(金)TOHOシネマズみゆき座他で全国ロードショー(みかめゆきよみ 山口敏太郎事務所)
-
社会 2010年07月02日 11時00分
2ちゃんねるで誤認バッシングを受けた山口敏太郎氏に緊急インタビュー(前編)
twitter全盛の今、2ちゃんねるの存在意義とは何か!? 6月16日にリアルライブに掲載された、山口敏太郎事務所所属のライター・藤原真氏の記事『インターネット掲示板2ちゃんねるの功罪』が、アップされた途端に2ちゃんねるで話題沸騰。しかし、それがなぜか、話題がいつしか「妖怪研究家・山口敏太郎が2ちゃんねるを痛烈批判!」というあらぬ方向に展開し、2ちゃんねるで猛烈な山口氏へのバッシングが始まる騒動が、先日湧き起こった。 図らずも2ちゃんねらーの標的となった山口氏は、この騒動をどんな気持ちで見守っていたのか? リアルライブ編集部が本人に直撃取材を敢行した。 リアルライブ編集部(以下「編集」)「『2ちゃんねるの時代は終わった』という藤原真さんのリアルライブの記事が、山口敏太郎さんの記事と間違われてバッシングを受けてしまったそうですが…」 山口敏太郎(以下「山口」)「そうですね。最初は面倒なんで『わからない』と答えてましたが、今回はお付き合いのあるリアルライブさんの取材ですから、本音でいろいろ語ってみましょう。 山口敏太郎事務所は、正式名称を『株式会社 山口敏太郎タートルカンパニー』といいまして、記者・ライター・漫画家・作家・芸人など60名以上のクリエイターが集まったプロダクションなんです。藤原くんは1年目の新人ですね」 編集「ちゃんと『藤原真』という署名もあるのですが、所属事務所名の一部である『山口敏太郎』の名がクローズアップされ騒ぎになった。スレッドをあげているコテハン(「固定ハンドル」の略)のミスでしょうか」 山口「ミスではないかもしれませんよ(笑)。僕は小説も書く作家でもあるし、漫画原作者でもあるし、オカルトライターでもある。「妖怪研究家」という肩書きは、その中でも一番ツッコミやすい肩書きなんですよ。“妖怪研究家・山口敏太郎が、2ちゃんねるの時代は終わったと断言した”とセンセーショナルに書き立てるあたり、祭りに仕上げたい意志をひしひしと感じますね(笑)」 編集「図らずも、2ちゃんねるが事実を曲げて、荒れるように爆弾を投下していることがわかりましたが…」 山口「いや、それでもネットが盛り上がればいいんじゃないですか? ですが、少なくとも固定ハンドルや削除人としてお金をもらって、2ちゃんねるを盛り上げているような連中ならば、そういう作為的な部分は読者にわからないようにやらないと。ネットのプロの仕事として駄目ですよ。作為的に盛り上げる意志が見えた時点で、2ちゃんねらーは冷めるでしょうし」 編集「事務所代表として、藤原真さんへの処分はどうされますか?」 山口「えっ!? なんで処分するの? 物書きとして、藤原くんは自分の意見を署名で表明しただけでしょう。処分なんかしませんよ。それどころか、新人なのに、よくぞネットを揺るがす一文を書いたねと誉めてやりたいです。でも、彼の2ちゃんねるに関する意見は、僕と違いますね」 編集「山口さんは、2ちゃんねるは終わっていないと思ってるんでしょうか?」 山口「僕は、終わるも何も、2ちゃんは2ちゃんのままで存続すると思っています」 編集「正直、全盛期に比べて、2ちゃんねるのアクセス数は減っているらしいですが…」 山口「それは、ネット上のサービスの多様化という側面もあるのではないでしょうか。10代や20代という若い世代にとって、『2ちゃんねる』という言葉を口にすること自体が恥ずかしいという風潮があるのは事実のようです」 編集「つまり、2ちゃんユーザーの高齢化でしょうか?」 山口「そうですね。30代後半から40代前半が、2ちゃんユーザーの主力になっているようです。僕は43歳で、2ちゃんねらーのメイン層と同世代なので、2ちゃんねるで憂さを晴らしたいという気持ちはわかる部分もあります。また、オカルト研究家としては、都市伝説を生み出す媒体として、2ちゃんねるには存続してもらいたいという気持ちもあります」(後編へ続く)
-
-
トレンド 2010年07月01日 16時00分
『万年前座』から見た立川談志…落語家立川キウイに独占インタビュー後編
−−16年半の前座生活で一番辛かった、または苦労された点は? 「一番というか…全部だね。とにかく打つ手がない。自分の中でただただ時間だけが流れていく…。だって打つ手があるなら打つじゃない? 何をどうしていいかわからない。その精神的な怖さだよね。それは今思うとすごく怖い。一応、師匠の出した課題で唄、踊り、落語ってのはあるけど、ただやりゃあいいってもんじゃない。どれだけ師匠の感覚に近づけるか? どれだけ師匠にハマれるか? っていう感覚的なものなのよね。そこをどうフィットさせるのが自分にはなかなか厳しかった」 −−談志師匠からは「こども真打」という事での真打昇進らしいですが「こども真打」って何でしょうか? 「なぜかわからないけど、僕は小学校とかでやる学校寄席では受けるらしいんです。だからこども店長ならぬ『こども真打』!(笑)」 −−ブログ(立川キウイの小部屋)の更新量も凄いですよね。やはり何か信念みたいなものが? 「信念なんてものはない(笑)ただ本にも書いたけど、入門当初に師匠に言われたの。『毎日、日記を書け。むしろ書けない奴はダメだ』ってつまりは書くも喋るも言葉を司るものっていう意味では同じじゃない? それはいまだに守っている。だから『万年前座』が新潮社から出た時は嬉しいというか大きいものがあったよね。僕、太宰治のファンなの。ほら『万年前座』って『人間失格』と似てる…でしょ? 語呂も違うし、4文字ってことしか共通点ないけど(笑)」 −−(笑)そんなキウイさんですが『万年前座』を出版した記念の落語会が7月7日に文京区のシビックホールで行われますね。えっと…出演者は…? 「え〜。志らく兄さん。談四楼師匠。家元、そしてボクでーす! 調べとけ〜(笑)」 −−はい! 失礼いたしました(笑)で、僕も含めて談志ファンが一番気になっているのは「談志は落語を喋るのか?」って所なのですが、それについては? 「お楽しみって事で! いや、これに関してはホント僕もわかりませんから(笑)」 立川キウイは「風とマンダラ」のキャラクターそのままに愉快で楽しい語り口でインタビューに答えてくれた。ただ、漫画のイメージよりも真面目で自分の事にやや覚めた感じをうけた。でも、どこかフワフワしているというなんとも不思議なキャラクターだった。 インタビュー後、筆者は「立川キウイ独演会」にもお邪魔させていただいた。演目はネットや2ちゃんねる等のネタを織り込んだ「粗忽長屋」。エコロジーな「時そば」、「強情灸」の改作で、高座で激辛ラーメンを食べる「強情麺」等、一風変わったものばかりであった。 人間にしても経歴にしてもネタにしても他の落語家とは違う個性を持つ立川キウイ。 彼の芸の果実はどんどん熟れていくことだろう。 皆さまも立川キウイを味わってみてはいかがでしょうか?(6月25日上野広小路亭 楽屋にてインタビュー)「『万年前座』出版記念落語会」日時 7月7日(水) 7時開演《777!》 ※6時半開場会場 文京シビックホール 小ホール 出演 立川談志 立川談四楼 立川志らく 立川キウイ 木戸銭 ¥3500円(前売り当日共) お問い合わせ:倉庫の二階 souko-no-nikai@docomo.ne.jp公式サイト「立川キウイの小屋」http://www.geocities.jp/tatekawakiwi/(「昭和ロマン探求家」穂積昭雪 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年07月01日 14時00分
昭和5年に大発見の大洞窟…確かに鬼ヶ島には鬼がいた
僕は鬼ヶ島に行ったことがある。場所は香川県高松市。沖合約4kmの女木島(めぎじま)というところ。 源氏と平家の「屋島の戦い」で活躍した那須与一が射た扇の、こわれた残りが流れ着いた、ということから「めぎ(めげた=こわれたの意)」と呼ばれ、これがその名の由来となっている島だ。 そして、ここに鬼ヶ島伝説が伝承されている。早速、島に降りると、かわいい鬼の石像が出迎える。なぜかモアイ像もいた。聞くところによると、15年前にイースター島のモアイ像再建時にテスト用に使った模刻像が、鬼ヶ島に寄贈されたそうである。 目指すは、昭和5年に発見された大洞窟。すると、“ハリウッドサイン”ばりに“鬼が島”と大々的に飾られた看板に出くわす。そこで待っていたのは、鬼によく似た係員だ。何と、髪型が鬼なのだ。そんな係員が、洞窟にいる“鬼たち”の解説をしてくれる。饒舌な話しぶりは、まさに「鬼に金棒」。 洞窟内に飾られた鬼たちは、とてもエキセントリックでダイナミック。酒盛り場や婦女子の監禁室、番人の控室まであり、洞窟の中は怪しくも楽しい。それにしても、係員の“鬼さん”はとても優しい。丁寧に解説をしてくれ、はしゃぎ倒す子どもにも笑顔でいた。こうした現地係員の方々のお話は勉強になる。年配の方であればあるほど、貴重な話が聞ける。それこそ代々から伝わる、おとぎ話のような昔話が聞けるかもしれない。なので、ニ、三ほど質問を用意してから行くのもよいだろう。 ひんやりとした大洞窟は、とても心地よかった。是非、この夏は鬼ヶ島へ。ちなみに係員の方は日替わりで交代なので、優しい“鬼”に会えるかどうかは、行ってみてのお楽しみ。 鬼ヶ島大洞窟住所:香川県高松市女木町問い合わせ:鬼ヶ島観光協会(「旅ライター」海飛車鱗(うみとしゃりん)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年07月01日 12時30分
タバコを辞めたい方必見! 鼻からはじまる禁煙グッズ?
分煙強化や税金の増加など、愛煙家には肩身の狭い日々が続いている。 かくいう筆者も大の愛煙家。特に最近、コラムやニュースを書いている時にはついつい1箱以上のタバコを吸ってしまっている。 「そろそろ禁煙しないとなぁ」と頭では思っているが、なかなかうまくいかないのが愛煙家の悲しいところ…。実際、筆者も何度も禁煙に失敗しているのだ。 そこで今回は、今までになかったタイプの禁煙グッズを紹介したいと思う。それは株式会社バオバブから発売された、「A-romanスモーキング」(税込630円)という商品。 通常、禁煙グッズというと電気を使って煙りを出す電子タバコや、ニコチンをカットする離煙パイプなど、タバコの形を残したものが多いのだが、このA-romanスモーキングはタバコの形はおろか、口にもくわえない新しいタイプの禁煙グッズなのだ。 使い方は簡単。キャップを外し本体を鼻腔に近づけ、片方の鼻を押さえスーッと吸いこむだけ。もちろんニコチンは入っていない。見た目的にはなかなか間抜けではあるが、意外や意外。これが結構効果があるのだ。 A-romanスモーキングの香りは、ややきつめのメンソール。筆者は普段メンソールを吸わない人間なのだが、A-romanを使うと確かにタバコを吸いたい衝動は軽減できる。恐らくメンソールの爽快な香りが、気を落ち着かせているのだろう。 ちなみに筆者はこの記事を書く際、ずっとA-romanを鼻に突っ込んでいた。吸いたくなったらタバコの代わりにA-romanをひたすら吸いこむ動作を繰り返し、結果的に2時間近くもタバコを我慢できた。 本当に禁煙したい方は、お遊び感覚でもいいので色々な禁煙グッズを試してみるのも手かもしれない。株式会社バオバブ内「A-roman スモーキング」紹介ページhttp://www.baobab-net.co.jp/aroma.html(「昭和ロマン探求家」穂積昭雪 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年07月01日 11時00分
意外なグルメスポット、練馬
日本初の国産アニメーション映画『白蛇伝』が製作され、アニメーションの発祥の地として知られる練馬区。 アニメーション産業の取材の為に足を運んだのだが、取材の中で練馬は意外にもラーメン屋、インドカレー屋、中華料理、パン屋等々、都内でも屈指の食べ処の集積地であることを発見。特にラーメンは激戦区の様だ。 そんな中から、隠れた名店をご紹介したいと思う。今回ご紹介するのは豊玉北の喫茶店「カフェ・ド・フロール」さん。 一押しのメニューは「氷コーヒー」だ。メニューの字面だけを見ると一体何が出てくるのか想像に及ばないが、要するに特製アイスコーヒーである。このアイスコーヒー、なんと“氷もコーヒーで出来ている”のだ。 つまり、氷が解けてもコーヒーの味が薄まる事なく、最後の一滴まで美味しいコーヒーの風味を味わう事が出来るという趣向だ。普通のアイスコーヒーであれば、氷が解けるに従って味が段々水っぽくなってしまうところだが、コーヒーを凍らせて出来た氷のアシストで風味を落とす事無く、コーヒーの味をじっくりと楽しむ事が出来るのだ。 この「氷コーヒー」、オプションとして並々と注がれたミルクとガムシロップも付いてくるのだが、アイスコーヒー通であれば両者共に敬遠する人も多いと思われるが、このミルクとシロップも上等の素材を使用しており、適量のミルクとガムシロップを混ぜる事で一層美味しさを増す。 お値段は500円なのだが、これまたオプションでお茶菓子も付いてくる。この味とサービスバリューで500円はむしろ安いだろう。コーヒー一杯で300〜400円台はくだらない一般的喫茶店の基準からして容赦無いサービスだ。 この味に魅せられたリピーターも非常に多い。店内を見渡すと、2人帰ったかと思えば、次の瞬間には2人入ってくる、といった具合にお客さんが途切れる事が無い。この味とサービス内容であれば納得の繁盛振りであろう。 是非、練馬に立ち寄った際はグルメスポットにも注目してみて欲しい。きっと貴方だけの隠れた名店が見つかる事だろう。(取材協力:小野寺充 敬称略)【カフェ・ド・フロール】アクセス: 練馬区豊玉北5-15-10 大東ビル1F営業時間 10:00〜20:00(小野寺浩 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
-
トレンド 2010年06月30日 17時30分
『万年前座』から見た立川談志…落語家立川キウイに独占インタビュー前編
立川キウイ−この顔に見覚えがある人もいるだろう。 かつて、落語家兼漫画家の立川志加吾(現:雷門獅篭)が講談社のモーニングで連載していた実録漫画「風とマンダラ」の中で個性豊かな兄弟子として描かれていた立川キウイその人だ。立川キウイはカタカナの名前を持つ珍しい落語家である。だが珍しいのは名前だけはない。1990年に立川談志に入門したキウイは落語界では前代未聞ともいえる破門3回、前座歴16年半を経験している落語家でもあるのだ。 2007年には念願の二ツ目昇進。長きに渡る前座生活にピリオドを打つ。 2009年には自らの前座歴をつづったエッセイ「万年前座」(新潮社)を出版した。 そして、この本が師匠の談志に認められ2011年には真打昇進が内定しているという。 「万年前座」が真打へ…落ちこぼれと言われ続けた芸人に直接インタビューしてみた。 −−このたびは真打内定おめでとうございます! 「万年前座」売れているらしいですが、どれくらい売れたのでしょうか? 「売れているらしいって(笑)まあ、わかんないけど、初版は何とかいってるらしいよ。まあ「1Q84」(『万年前座』と同じ新潮社刊)みたいなベストセラーに較べたら僕ごときは…「1Q」の「1」にすらいかないけど…」 −−落語家を目指されたきっかけは? 「親父が演芸好きだったの。その影響が強いかな。個人的に憧れたのはツービート。ビートたけしさんが大好きで…そのとっかかりで家元(談志)に繋がっていったのかもしれないね」 −−「たけし軍団」に入りたいとは思わなかったんですか? 「熱湯風呂に入るのが嫌だったの(笑)自分にはセンスというか感覚というか、そういう『状況判断』みたいなものがズレてるんです。だから僕はセンスとか感覚みたいなものだけで、勝負するのは無理だなと感じたんです。だから芸とか技術みたいなものを身につけるほうがいいんじゃないかなと。でも、いいんじゃないかと思ったがゆえに技術、その型ができずにずっと前座だったのかもしれない。どっちも駄目だった(笑)」 −−キウイさんから見た談志師匠はどういったイメージなのでしょうか? やっぱり今も怖いですか? 「そりゃあ怖いよ! 理屈じゃなく。『己を律する』ってわけじゃないけど追いつめられるっていう怖さがある。師匠って気まぐれなの。きちんとスケジュール組んで稽古してくれるタイプの師匠でもないし。『キウイ! あれやってみろ!』みたいな事を急に言われるの。だから毎日〆切みたいなもの。師匠の要求するものが出来てないと前座期間も長くなるし破門にもなっちゃうしね」 後編に続く(6月25日上野広小路亭 楽屋にてインタビュー)「『万年前座』出版記念落語会」日時 7月7日(水) 7時開演《777!》 ※6時半開場会場 文京シビックホール 小ホール 出演 立川談志 立川談四楼 立川志らく 立川キウイ 木戸銭 ¥3500円(前売り当日共) お問い合わせ:倉庫の二階 souko-no-nikai@docomo.ne.jp公式サイト「立川キウイの小屋」http://www.geocities.jp/tatekawakiwi/ブログ「立川キウイの小部屋」http://tatekawakiwi.jugem.jp/(「昭和ロマン探求家」穂積昭雪 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
ミステリー
特命! 日本ダービーを予想せよ! 馬の姓名判断、霊能犬の動物予知で大予想
2008年05月28日 15時00分
-
ミステリー
衝撃!! 羽田の鳥居の祟り事件はインチキだった!!
2008年05月13日 15時00分
-
ミステリー
グラビアアイドル疋田紗也がゴム人間に襲われた!!
2008年04月01日 15時00分
-
ミステリー
船橋の神社で、狐の生首が出現!
2008年03月18日 15時00分
-
ミステリー
東京にザシキワラシ出現!!
2008年02月19日 15時00分
-
ミステリー
小さな侍幽霊 新宿に出現!
2008年02月05日 15時00分
-
ミステリー
うずまき生物
2008年01月22日 18時18分