山口敏太郎
-
トレンド 2010年06月30日 16時00分
再会〜仮面ライダーアマゾン&ストロンガー
『仮面ライダーアマゾン』(1974年・東映)において主人公の仮面ライダーアマゾン=山本大介を演じた岡崎徹さんが上京し、同じく仮面ライダーシリーズ『仮面ライダーストロンガー』(1975年・東映)において仮面ライダーストロンガー=城茂を演じた荒木しげるさんと仮面ライダーシリーズにおいて殺陣師を務めた岡田勝さんと共に7月3日にチャリティートークショーを開催する。 岡崎さんと荒木さんは同じ九州の出身であり、仮面ライダー時代からの親友であるそうだ。 二人の付き合いはやはり『ストロンガー』の頃からなのだろうか。(同作は終盤において藤岡弘さん演じる仮面ライダー1号からストロンガーまでの素顔の7人ライダーが勢揃いするという歴史的な展開となっている)今回のチャリティーイベントに際して、岡崎さんとの思い出を中心に荒木しげるさんにお話を伺った。 −−お二人の仲は『ストロンガー』での共演がきっかけなのでしょうか? 実はライダーがきっかけという訳ではなくて、僕が『ストロンガー』に出演している頃、岡崎君が僕と同じ事務所に所属することになったんです。彼も『アマゾン』で僕と同じく仮面ライダーをやっていたのもありますし、同じ九州の出身ですから、共通点も多くてお互いに気が合うものだから、その頃から付き合いが始まって、よく一緒に遊びに行ったり、お酒を飲んだりしましたよ。 −−数十年ぶりの再会 岡崎君が『非常のライセンス』というドラマの撮影中に大怪我をしてしまって、入院することになったんです。『さらば夏の光よ』という映画では撮影分の絵は岡崎君のまま、僕が声を代役でアフレコしています。岡崎君は入院中、今後も含めて色々と考えるところがあったらしく、俳優業を引退して長崎へ帰ったんです。それから僕も含めて誰も連絡を取れなくなってしまって…。本当につい最近、久々に再会することが出来ました。 −−最初で最後の夢のコラボレーション 岡崎君がひょっこり出てきたときは僕も含めて、本当にみんなびっくりしましたよ。ただ、彼としては、いろんなオファーがあったそうなんだけれども「もう芸能界に戻るつもりはない」ということらしくて。 岡崎君と再会してから、二人で「いつか徹ちゃんと何かやりたいんだよね」って語り合って…。そうしたら徹ちゃんが「荒木君ならいいよ」って言ってくれたんです。本当に嬉しかったですね。 多分これが最後になるんじゃないかな、岡崎君が表立って活動するのは…。本当は一緒にドラマ等で共演したり、色々やってみたい事があるのだけれど。今回のチャリティーイベントに際しては、岡崎君の気持ちに応える為にも、是非『アマゾン』と岡崎君のファンに喜んで貰える素敵なイベントをプロデュースしたいと思います。(6月吉日 駒込にて 続編として、岡崎さんへのインタビューも企画しています。お楽しみに!)荒木さんは駒込で「スナック・COM・どっと混む」をマスターをしていらっしゃいます。アクセス:東京都豊島区駒込1-16-10ルービル406号(写真 右から荒木しげるさんと岡崎徹さん)●荒木しげる・オフィシャルブログhttp://ameblo.jp/sigeru-araki1975/●大野剣友会・オフィシャルブログhttp://ameblo.jp/oono-kenyuukai/●大野剣友会・オフィシャルサイト(※開設中)http://oono-kenyuukai.com/(小野寺浩 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年06月30日 14時30分
不思議スポット探訪「蘇る異界『吉原遊郭』散策記」
吉原…それは、江戸徳川幕府の時代に開かれた、日本を代表する遊郭。 日本橋人形町に生まれ、大火により焼失。その後、浅草の外れに移された。以来、300年間にも及ぶ遊郭街「新吉原」の歴史が始まった。 6月19日土曜日、私こと呪淋陀が主催の怪談オフ会にて、吉原を散策した。参加者は総勢12名。 異界への先導をしてくださるのは、大野尚休(おおの・しょうきゅう)先生(霊界伝道士であり、怪談師:稲川淳二氏の最強ブレイン)。 まず、浅草で有名な漢方薬局にて、八つ目鰻の蒲焼と薬酒で精力をつける。 その後、平和な休日の公園にて、皆でお清めの御神酒を呑みつつ、尚休先生より吉原の歴史や異界散策についてご講義。 吉原とは、結界で区切られ、人によって作られた世界。 人々は吉原に、現実を忘れるために遊びに来た。そこは現世と隔絶された、華やかで洒落の分かる夢の異世界なのだ。 女性の地位が低い江戸時代において、遊廓の中では身分差はなかった。 一流の遊女ともなると美貌だけでなく、修行を重ねて芸に秀でており、教養も身につけ、品格があった。出世のチャンスもあったわけで、現代でいうキャリアウーマンともいえる。 決して悲しみ恐れるような場所ではない。 よくいわれる、吉原が苦界だという話は、現代人の先入観であるという。 先ずは吉原弁財天に訪れる。 大正の関東大震災で吉原遊郭一帯が火に包まれ、遊女ら多くの人々が弁天池に逃れて、490人が溺死。泥水の中に折り重なってあふれる死体は、凄惨を極めた。 後に供養にと、吉原観音像が建立された。現在、弁天池は埋められ、名残の小さな池が隅のほうに存在しているだけだ。 我々が敷地に入る前に、尚休先生が鹿島神宮の霊水をお清めで撒いた。 その時、霊感が強い女性は、地面に堕ちる霊水を求めてワラワラと無数の手が這ってくるのが見えたという。亡くなった時のまま時間が止まり、未だに渇きを覚えて水を求めている霊がいるのだろう。 中は樹木が生い茂り、昼間ながら薄暗く濃密な重い空気を感じた。そして時間の感覚がなくなるような不思議な空間。 慰霊碑の観音様の優しいお顔を眺めていると胸が熱くなる。線香を供えて静かに祈った。 次に吉原神社。吉原の栄枯盛衰を見守り、遊女たちの喜怒哀楽を見つめてきた。どれだけの遊女がここに祈りに来たのであろうか。 商売繁昌、技芸上達などのご利益があるとされ、女性の願いを聞いてくれる神社としても人気があり、女性の参拝客が多かった。 吉原の中通を大門跡まで進む。 目撃した男性のお話によると、道中、我々の前に立ちはだかる、大きな黒い影が現れたという。だが、尚休先生は寸での所で影をよけて、別の道を歩き始めたので、驚いたとか。 見返り柳を出た頃には、不思議と酔いが気持ちよく冷めていた。まるで、あの世からこの世に帰って来たような気分である。 尚休先生によると、今回の参加者の中には、位の高い太夫であったりと、前世に吉原にいろいろと縁が深い方もいらしていたとのこと。 我々は、吉原という地に呼ばれたのかもしれない。 栄華を極めた艶やかな幻影の中を探索し、楽しさや嬉しさなどの気分を捧げることができ、満足できた。暗く神妙な気持ちで祈ることだけが供養ではないと思った。 我々は、快く我々を迎えてくださった吉原、そして供養に対する新しい観念をご教授くださった大野尚休先生に感謝した。大野尚休先生のブログ「しょーきゅーし」http://blog.goo.ne.jp/syokyu_001/(「怪談作家」呪淋陀 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年06月30日 11時00分
ドラマ『ゲゲゲの女房』のモデルたち
NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」が好調だ。放送直後は14.8%だった視聴率も6月に入り20%を超える事が多くなり「ゲゲゲ夫婦」は朝の顔として定着した。ドラマの魅力はなんといっても向井理演じる村井茂(水木しげる)と松下奈緒演じる村井布美枝のほのぼのしたキャラクターだろう。他の登場人物も、どこか憎めない「イタチ男」浦木克夫、燃える漫画家兼出版社社長の戌井慎二、頼れるけど病弱なハンサム社長である深沢洋一など「ゲゲゲ夫婦」にも負けるとも劣らない個性派ぞろいだ。「ゲゲゲの女房」は水木しげるの妻である武良布枝さんのエッセイを元にしたドラマであり、もちろん上記の人物にもモデルは存在する。 まず、「イタチ」のあだ名を持つお調子者の浦木克夫(演:杉浦太陽)。名前は不明だが、水木しげるの漫画家仲間がモデルになっている。「少年戦記の会」の付録が安いプラモデルだったというのは、実話に近いエピソードだ。水木しげるの「ボクの一生はゲゲゲの楽園だ」(講談社文庫)によると、浦木のモデルになった漫画家は組み立て式の紙飛行機を雑誌「少年戦記」の懸賞品として用意していたのだという。なお、この漫画家は金に対する執念が凄く深い男だったらしく、ねずみ男のモデルにもなっている。さすがは、ねずみ男のモデルだけあって金儲けのセンスは本当にゼロだったらしいが…。 戌井慎二(演:梶原善)のモデルは漫画家の桜井昌一。桜井昌一は漫画家としてデビューするが、後に出版社の東考社(ドラマでは「北西社」)を立ち上げる。経歴もドラマとほぼ同じだし「悪魔くん」も東考社から出版されている等、戌井さんはかなり実話に近い。違いをあげるとすれば、北西社の事務所が弟の辰巳ヨシヒロ(この人も漫画家)の自宅ではなかった点だろうか? さて、ドラマを見ていて気がついた方も多いと思うが、戌井慎二=桜井昌一は水木漫画によく出てくる「メガネ出っ歯のサラリーマン」のモデルである。まさに適役! なキャスティングである。 深沢洋一(演:村上弘明)のモデルは「ガロ」を出版した長井勝一。結核を患ったのは事実であるが、現実はもっと悲惨でなんと3回も結核に倒れている。長井勝一は3度に渡る結核で片肺を切除し、かすれた声になってしまった。見た目もひょろひょろになってしまい、お世辞にもあまりたくましそうには見えないが顔が俳優の宇野重吉(寺尾聰の父親)に似ており、なかなかのハンサムさんであった事は間違いないようだ。 さて、ここで筆者から事実とドラマの一番の違いというか、知ったら絶対に違和感を感じてしまうだろうポイントを紹介したいと思う。それは見た目と年齢のギャップ。水木しげるは1922年、長井勝一は1921年、桜井昌一は1933年の生まれ。つまり事実に直すと、向井理と村上弘明は1歳違いで、梶原善は向井理よりも10歳年下というわけなのだ!そんなのってアリ???(「昭和ロマン探求家」ほづみあきゆき 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
-
トレンド 2010年06月29日 14時00分
戦隊シリーズ35周年〜銀幕に蘇る、栄光の五色の戦士
1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』放映より、現在放送中の第34作『天装戦隊ゴセイジャー』に至るまで続くスーパー戦隊シリーズ。国民的作品にまで成長した同シリーズは今年、放映開始より実に35周年を迎える。 東京・銀座シネパトスではスーパー戦隊35周年を記念した特別企画として、「東映戦隊ヒーロー列伝!生誕35周年記念」を開催。6月26日から7月23日まで21時からのレイトショーとして『スーパー戦隊シリーズ』の映画を上映する。 初日の6月26日には、上映前に元東映プロデューサーの吉川進さんによるトークが開催された。ナビゲーターは東映ヒーローMAX(辰巳出版)や東映ビデオのDVD解説書の執筆等で知られるフリーライターの秋田英夫さん。 トークセッションにおいては、吉川さんの初のヒーロー作品プロデュース担当となった『人造人間キカイダー』(1972年)からスーパー戦隊の祖である『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975年)を始め、『宇宙刑事ギャバン』(1982年)、『超人機メタルダー』(1987年)、『仮面ライダーBLACK』(1987年)等、吉川さんがプロデューサーとして携わった東映ヒーローの歴史や貴重な製作秘話が語られた。 また、同じく元東映プロデューサーであり、現在は『大魔神カノン』(角川書店・テレビ東京系放映)等で活躍する寺成紀さんから吉川さんにお祝いの花が贈られ、トークの中では学生時代の高寺さんとの交流や高寺さんがプロデューサー補を務めた『仮面ライダーBLACK』時代の思い出も語られた。 同日には『秘密戦隊ゴレンジャー 真っ赤な猛進撃』(1976年)と『秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン』(1976年)が上映。 『爆弾ハリケーン』は劇場用新作であるが、『真っ赤な猛進撃』はTV版・第36話の再編集版である。しかし、スクリーンで鑑賞する『戦隊シリーズ』は感動も迫力も桁違い。何度も観た作品でも、まるで初めて観る作品であるかのように何とも新鮮な感動を覚える。 今日においては、TVシリーズが新作パートを含まず劇場上映作品として上映されることは殆ど無いが、当時の子供たちも同じような感動を抱きながらスクリーンにくぎ付けになっていたに違いない、と感慨深いものがあった。 7月9日には上映前に、『大戦隊ゴーグルファイブ』(1982年)と『科学戦隊ダイナマン』(1983年)においてブラック戦士を演じた俳優の春田純一さんを迎えたトークイベントが開かれる予定である。【上映スケジュール】6月30日〜7月3日:「ジャッカー電撃隊」(1976年)と「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」(1978年)。7月4日〜7月6日:「電子戦隊デンジマン」(1980年)と「太陽戦隊サンバルカン」(1981年)。7月7日〜7月10日:「大戦隊ゴーグルファイブ」(1982年)と「科学戦隊ダイナマン」(1983年)。7月11日〜7月14日:「超電子バイオマン」(1984年)と「電撃戦隊チェンジマン」(1985年)7月15日〜7月18日:「電撃戦隊チェンジマンシャトルベース!危機一髪!」(1985年)と「超新星フラッシュマン」(1986年)7月19日〜7月23日:「光戦隊マスクマン」(1987年)と「高速戦隊ターボレンジャー」(1989年)●銀座シネパトスhttp://www.humax-cinema.co.jp/cinema/top_ginza.html●銀座シネパトス「東映戦隊ヒーロー列伝!」特集ページhttp://www.humax-cinema.co.jp/cinema/special/meigaza/late_comingsoon.html●『天装戦隊ゴセイジャー』東映公式HPhttp://www.toei.co.jp/tv/gosei/index.html●「スーパー戦隊VSシリーズ劇場」HPhttp://www.toei.co.jp/tv/sentaivs/index.html(小野寺浩 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年06月29日 11時00分
ヒーロー達の今〜阪本良介から坂元亮介へ〜その2
今年放送開始35周年を迎える、スーパー戦隊シリーズ第8作『超電子バイオマン』において、主演のレッドワン=郷史郎役を熱演した坂元亮介さんへの独占インタビュー後篇をお届けいたします。 −−阪本良介から坂元亮介へ フランスのイベントをきっかけに、芸能界に復帰すると「良介! 今までお前どうしていたんだ?」って、人の輪が急速に広がって…懐かしい人との再会から、新しい出会いまで沢山ありました。そんな中、出会ったのが今の事務所のマネージャーである小森さんです。小森さんは僕が円でレッスンを受けていた頃にマネージャーをして下さった方なんですよ。 そして僕は50歳になったのを切っ掛けに、僕が20代の頃から舞台を通じて付き合いのある脇太平さんの勧めで今年から芸名を改めまして、心機一転、読みは同じでも新しい「坂元亮介」として頑張ろうと…! 脇さんによれば字画数が良いらしいんです。今までの芸名は本名でもあるんですが、姓名判断すると運気の浮き沈みが激しいらしく、改名を勧めて下さったんです。まだまだ浸透してなくて方々でよく字を間違えられるんですが(苦笑)。 −−これからの坂元亮介 うちの事務所は元々、老舗のモデル事務所なんです。小森さんを中心に芸能部を立ち上げまして、若い仲間と共に今年は事務所のプロデュース公演をする運びとなりました。僕にとっても新しい経験ばかりで、戸惑うことばっかりです。今までで一番プレッシャーを感じていますよ! でも若い子に負けないくらいに汗をかいて、全力でぶつかっていきたいと思います。熱さ=情熱だけは、どんな新人にも負けていないつもりですよ!(微笑)。 この公演を通して、僕が芸能界で初めて携わった小森さんの想いに対して、初めて舞台の演出を手掛ける加門さんの想い、そしてこれまで『バイオマン』と役者=阪本良介を応援してくれたファンのみなさんの想いに応えていきたいと思うんです。 役者って一人では何も出来ないんですよ。素敵な共演者と、支えてくれるスタッフの皆さんがいて、応援してくれるファン・お客さんがいてくれるから頑張れる。 そうしたものに対しての恩返しを含めて、これからも全力で走っていきたいと思います…! 第一回プレステージ・プロデュース公演「夢をつかむSHOW! #1スイート・ホームズ探偵」は6/30〜7/4 劇場・シアター風姿花伝にて上演。6月吉日 新宿「家庭料理の店きいろいはな」にて 協力(株)プレステージ、家庭料理の店きいろいはな、石山雄大、加門幾生 (敬称略・順不同)●坂元亮介公式サイトhttp://www4.ocn.ne.jp/~rsoldier/index.html●(株)プレステージhttp://pre21.jp/●加門幾生公式サイトhttp://www.goodpopjapan.com/kamop/(小野寺浩 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
-
スポーツ 2010年06月28日 17時30分
過去の遺恨消えず、ステーキ・フォークと鎖鎌で流血! 6・26「スーパーFMW」の場外ウラ事情
かつて、プロレスにおけるすべてを破壊し、新たな世界を創造した男たちがいた。「邪道」と呼ばれることを恐れず、己の道を貫いた団体、それがFMW(Frontier Martial-arts Wrestling)である。 古巣・全日本プロレスで“一度目の引退”の後、流浪の人生を送ってきた大仁田厚が、海外で活躍していたターザン後藤に声を掛け、男女混合・異種格闘技戦・有刺鉄線デスマッチなど、「なんでもアリ」のインディー団体を立ち上げてから早20年以上。途中、主要選手の離脱や借金、社長の自殺、そして崩壊…ダークでアンタッチャブルな数多の醜聞を繰り広げ、伝説となった。 そして昨年12月24日、ターザン後藤が「スーパーFMW」として、FMWのリングを復活させた。 つい先日、大仁田厚が6度目の引退を表明し、ファンの間のみで密かに話題となったばかりだが、ターザン後藤はブログで「俺達は心ある限りFMWは絶対に潰さん!」という大仁田の意志を受け継ぎ「言いたい奴はいくらでも言え! 誰が何と言おうと俺達がFMWだ」と高らかに宣言している。 未だに、かつてFMWのスタッフであった茨城清志が過去のDVDを販売し続けるなど、遺恨が尾を引き、旧団体名を権利問題でそのまま引き継ぐことができなかったりなど、過去の負債やトラブルは山積み状態だが、それでも男たちの熱い情念だけは伝わってくる。 そんなスーパーFMWの興行が、2010年6月26日、東京・新木場1st Ringで開催された。 前座は、ネギやダイコンを手にしたニューハーフによるバルーンマッチや、バカボンのパパや駅員姿の芸人レスラーが対決する「真・下町プロレスvs.西口プロレス」。力士と女子レスラーによる男女混合異種格闘技、チェーンソーを振り回すレザーフェイスなど怪奇レスラーによる場外乱闘、果ては年齢不詳の演歌歌手・茜ちよみがセーラー服姿で登場するなど、イロモノを盛り込みつつも、「FMW認定インディー世界ジュニアヘビー級選手権」などガチンコ勝負もしっかりあって、まさに「なんでもアリ」というFMWの遺伝子を継ぐ内容であった。 しかし、中でも圧巻だったのはラストの「ハードコア・ストリートファイト6人タッグマッチ」だろう。 ターザン後藤とミスター・ポーゴという、若き日にアメリカでタッグを組んでいたという名コンビに、狂猿・葛西純ら外様レスラーたちが挑んだ。しかも、チラシには6人と書いてあるのにリングに上がったのは8人…のっけからメチャクチャである。 ゴングが鳴るより先にバトルが始まり、ターザン後藤が海外修行時代にバイトのレストランで愛用したというステーキ・フォークを持ち出し、相棒のポーゴはいきなりカバンから鎖鎌を取り出した。 アッという間にマットは血に染まり、客席の最上段まで巻き込んだ場外乱闘が始まった。逃げ惑う観客たちのド真ん中でパイプ椅子が振り下ろされ、まさに会場は阿鼻叫喚の地獄絵図。 客席の椅子がリング上に積み上げられ、行き場を失った観客たちが右往左往する最中、ターザン後藤が相手を丁寧に並べた椅子の上に寝かせつけ巨体を駆使してダイブ、息も絶え絶えになったところをフォールして3カウントを勝ち取った。 ラストのマイクパフォーマンスでは「お前の老後の面倒はオレが見てやる」とポーゴに求愛とも解釈できる発言をし、おもむろに手にした蛍光灯を頭でカチ割り、自身の胸を割れたガラスで傷つけはじめた。 かつてはいざこざもあり、つい最近もプロレス雑誌に悪口を書かれるなど、単純にタッグを組める間柄ではないものの、積み重ねた年月と想い出が、二人を感傷にひたらせるのか…リング上に哀愁が漂い、何とも言えない空気が流れ始めたところで客席から「もう、いいよ後藤!」と声が掛かった。 もはやプロレスが「筋書きのあるドラマ」であることは周知の事実となりつつあるが、リングの外側にはドラマが満ちあふれている。単なる流血パフォーマンスのウラ側にも、言葉にならない「熱い思い」が込められているのだろう。 末期状態に近いこの不況下において、かつての人気バンドが経済的理由から復活を余儀なくされるケースが音楽界では数多いが、プロレス界もその例外ではなく、これまでに数多のレスラー、団体が廃業とカムバックを繰り返している。スーパーFMWの復活も、その一つと受け取られても無理はないだろう。 だが、スーパーFMWには新たな伝説の息吹を感じる。激動の荒波に身を置かずにはいられない男の性が、旋風を巻き起こしてくれるに違いない。 ちなみに会場ではターザン後藤の使用済みコスチュームが3万円で販売されていた。最後まで売れ残っていたので、興味のある方は次回の興行でゲットしてみてはいかがだろうか。念のためスタッフに尋ねてみたが、洗濯してあるのかどうかは定かではない。◆真・ターザン後藤一派公式サイトhttp://www3.hp-ez.com/hp/tgoto/(「亡国コラムニスト」犬山秋彦 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年06月28日 17時15分
カルトアニメ『チャージマン研!』の謎に迫る動画
あなたは「チャージマン研!」をご存じであろうか? 「チャージマン研!」は1970年前半に放送された5分間のアニメ番組で、明らかに適当に作ったと思われる脚本や、手抜きとしか言えないような作画で他のアニメにはない独特な雰囲気を醸し出し、今もニコニコ動画等の投稿サイトでMAD映像が投稿されている、隠れた「メイサク(迷作)」なのだ。 このアニメは当時の資料が全く現存しておらず、担当した声優はおろか、放送された時期もいまいちわからないというオカルトアニメでもあり、その謎に満ちた点も受けている要因なのだと思う。 ところが、最近「チャージマン研!」の謎を検証、解明しようとする活動がニコニコ動画を中心に盛り上がっている。 まず、最初に検証が行われた動画は2010年2月4日にニコニコ動画に投稿された「『キャロンの後ろ』を検証する」だ。これは第21話「キャロンへの贈り物」というお話の中でシーンの途中に正体不明の幽霊のような物体が突然現れ突然姿を消す…という謎の現象を検証したもの。この話には生き血を吸う人形が登場し人を襲っていたりとホラー要素の強い作品のため一部では「本物の幽霊が写りこんだ!」と話題になっていた。 上記の検証動画ではフォトショップ等を駆使し投稿者が謎の幽霊の正体を突き止める模様を20分もかけて描かれており、ネタとしても検証ドキュメンタリーとしてもなかなか楽しめる動画だ。ちなみにラストで謎の幽霊の正体はスタッフの重大なミスであったと発覚する。 もう一本の検証動画は「チャージマン研!」最大のミステリーともいえる「声優」について研究した「チャージマン研!のママの声優を推理する」だ。これは同時代に制作されたアニメから「チャージマン研!」との関連性を指摘し、断定的ではあるが見事に声優の正体、近況を推理した動画だった。 これらの動画を見ていて、大きな謎も「不屈の探究心」さえあれば解明される場合があると実感した。もしかしたら、ネッシーやUFOの正体もネットユーザー達の不屈の探究心があれば近い将来、発覚する日が来るかもしれないなと思ってしまった。「ニコニコ動画」http://www.nicovideo.jp/「『キャロンの後ろ』を推理する」http://www.nicovideo.jp/watch/sm9599176「チャージマン研!のママの声優を推理する」http://www.nicovideo.jp/watch/sm9717949(「昭和ロマン探求家」ほづみあきゆき 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年06月28日 11時00分
ヒーロー達の今〜阪本良介から坂元亮介へ〜前篇
1975年『秘密戦隊ゴレンジャー』から始まるスーパー戦隊シリーズは今年35周年に当たる。今回、これを記念した特別企画として、スーパー戦隊第8作『超電子バイオマン』(1984年・東映)において主役のレッドワン=郷史郎役を演じた坂元亮介(※阪本良介)さんに独占インタビュー致しました。 −−デビューのきっかけ 僕の実家は印刷屋で、近くに日本舞踊の御師匠さんが住んでいらしたんです。その御師匠さんのところの公演のチラシ、チケット、パンフレット等を全てうちで取り扱っていて、そんな付き合いもあって日本舞踊を始めたんです。僕はどうも昔から踊りが好きみたいで、三歳の時から何かというと踊っていたらしくて。日本舞踊を習ってからは学芸会等でも踊りを披露していましたね。でも、当時は日本舞踊っていうと女性がやるものってイメージが強かったんですよ。そうなると、僕は逆に「極めつくしてやろう!」ってファイトが湧いてきちゃって(笑)。 −−芸能界へ 僕は14歳で名取になり、17歳で当時史上最年少での若柳流の師範名取になりました。結構話題になったそうですよ。その事がきっかけになって、大映さんからスカウトが来たんです。日舞の先生も「若いうちはなんでもやりなさい」と後押しして下さって。事務所所属と同時に円演劇研修所でレッスンも受けたのですが、あっという間に仕事が決まってデビューさせて頂き、レギュラーも決まり、『ただいま放課後』という青春ものでブレイクしまして。そんな中で初の主役を掴んだのが『超電子バイオマン』なんです。 −−引退と復帰 親父が亡くなった事をきっかけに一度は芸能界を引退して、一切のコンタクトを断って兄貴を手伝いながら実家の会社で働いていたんです。日本舞踊は続けていきましたが…。 ある日突然、今では僕の大親友ですが…フランス人のピエール君から電話をいただいて。それが流暢な日本語で、熱く訴えかけるんですよ!(笑)「フランスでは『バイオマン』が大人気で、バイオマンを基にした『フランスファイブ』という作品もあるんですよ!」って。更にピエールからフランスで開催される「ジャパンエキスポ」ってイベントに出てくれないかとオファーを頂くのですが…現地ではものすごい反響で何千人、何万人という人が僕に、『バイオマン』という作品に、日本の特撮文化にエールを送ってくれるんですよ! それがきっかけで、僕は「特撮をはじめ日本舞踊や日本の文化・伝統芸能を世界に発信していきたい!」と大きな夢を見てしまって…(笑)。後篇へ続く 坂元さん出演の第一回プレステージ・プロデュース公演「夢をつかむSHOW! #1スイート・ホームズ探偵」は6/30〜7/4 劇場・シアター風姿花伝にて上演。6月吉日 新宿「家庭料理の店きいろいはな」にて協力(株)プレステージ、家庭料理の店きいろいはな、石山雄大、加門幾生 (敬称略・順不同)●坂元亮介公式サイトhttp://www4.ocn.ne.jp/~rsoldier/index.html●(株)プレステージhttp://pre21.jp/●加門幾生公式サイトhttp://www.goodpopjapan.com/kamop/(小野寺浩 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年06月26日 16時00分
NHK発の萌えキャラ? 天気の春ちゃん
ニュース番組「ニュースウォッチ9」(NHK総合月〜金21時〜放送中)が今、意外な形で注目されている。 番組中のワンコーナーである天気予報で、なんと萌えアニメ風の女の子が暴れて回っているというのだ。さっそく「ニュースウォッチ9」を見てみると確かに天気予報のコーナーにはアニメのかわいい女の子が出ている。しかもほぼ毎日。 この女の子の名前は「春ちゃん」といい「天気予想図を子供にもわかりやすく知ってもらいたい」とのコンセプトの元、NHKの製作局で作成されている。他のお天気キャラクターも「小夏ちゃん」「梅雨くん」「夏将軍」「冬将軍」等、名前を聞いただけでどういうキャラなのか一瞬で想像できるほどわかりやすい。春ちゃんをはじめとする、お天気キャラの原案者は、番組の気象予報士である平井信行氏。 この一連のキャラクターの中で一番デビューが早いのは冬のイメージキャラクターである冬将軍で、春ちゃんは冬将軍の力によって震える日本列島に朗らかな風を持ってくる女神のような役割で登場した。 春ちゃんは平井氏の原案では「春キング」という男性キャラであったが、番組で共演している青山佑子アナの「女の子にしませんか?」という提案により今の美少女キャラとなった。今年の春はご存じの通り気温が安定しない日が続き、番組上では日夜、春ちゃんと冬将軍が相撲をとったり、魔法勝負をしたりといった激しい(?)攻防戦が繰り広げられていた。 そのシュールな光景に「大きいお友達」が反応。「2ちゃんねる」でも数多くのファンスレッドが立てられる結果となった。そんな人気を察してか、春ちゃんは天気予報コーナーの枠を飛び出し、公式サイトで4コマ漫画の連載(毎週月曜更新)をするまでの人気キャラへと成長した。 これからの日本列島では夏将軍との熱気迫る戦いが待っているはず! がんばれ春ちゃん! 小夏ちゃんにも負けるな! 「春ちゃんの気象予報知識」http://www.nhk.or.jp/nw9/trivia/index.html(「昭和ロマン探求家」ほづみあきゆき 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
-
レジャー 2010年06月26日 15時28分
リアル妖怪・子泣き爺「こなきG」のお馬予想〜! 「6・27 宝塚記念」
2010年前半戦の千秋楽〜G1! こなきGの「G」=G1レースの「G」! 第51回宝塚記念(G1)芝2200m、発走15:40…。 わし、リアル妖怪の「こなきG」〜じゃから…G1レースに限りのお馬予想〜!(当たらんだのぉ〜…)そろそろ本気(マジ)モード (笑)…。 ゴギャ〜ァアアア〜…宝塚記念…ズバリじゃ〜。 ポイントは…一番人気の安定感、そして…関西馬。 前走クラスも「天皇賞(春)」「安田記念」「クィーンエリザベスG」「金杯」そんなのふまえて…。1着 (8) ブエナビスタ2着 (2) アーネストリー3着 (10) ジャガーメイル で3連単で8-2-10これは、来る来る〜。(8) ブエナビスタ(10) ジャガーメイルで決まりじゃ〜!ゴギャ〜ァアアア〜…。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。(「リアル妖怪」こなきG 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
ミステリー
特命! 日本ダービーを予想せよ! 馬の姓名判断、霊能犬の動物予知で大予想
2008年05月28日 15時00分
-
ミステリー
衝撃!! 羽田の鳥居の祟り事件はインチキだった!!
2008年05月13日 15時00分
-
ミステリー
グラビアアイドル疋田紗也がゴム人間に襲われた!!
2008年04月01日 15時00分
-
ミステリー
船橋の神社で、狐の生首が出現!
2008年03月18日 15時00分
-
ミステリー
東京にザシキワラシ出現!!
2008年02月19日 15時00分
-
ミステリー
小さな侍幽霊 新宿に出現!
2008年02月05日 15時00分
-
ミステリー
うずまき生物
2008年01月22日 18時18分