ちゃん
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社会 2016年02月18日 16時00分
人が動く! 人を動かす! 「田中角栄」侠(おとこ)の処世 第7回
太平洋戦争が始まった昭和16年12月8日を待たず、満州応召中にクルップ性肺炎に胸膜炎を併発、九死に一生を得て内地送還、除隊となった田中角栄は、その年10月に現在のJR飯田橋駅前に個人事務所としての「田中建築事務所」を開設、理化学研究所関係の仕事を中心に一気に業績を上げることとなった。ここで、後の妻となる坂本はなと出会う。田中、23歳の春であった。 はなは事務所を借りていた坂本木平という土建業者の一人娘で田中より8歳年上。10年ほど前に婿をとって娘を1人産んだが離婚していた。田中によれば、「無口でよく気が付き、働き者であるところが気に入った」となる。結婚は翌17年、戦争が苛烈さを加えた中で式も披露宴もなし、3月3日の桃の節句にであった。 その夜、田中ははなから「三つの誓い」を約束させられた。はなは、言った。「一つは出て行けと言わないで下さい。二つは決して足げにしないこと。三つは将来あなたが二重橋を渡る日(天皇陛下に拝謁するの意)があったら私を同伴すること」と。その上で、「それ以外のことは私はどんなことでも耐えます」と結んだのだった。 なるほど、田中は三つの約束は守ったものの「それ以外のことは私はどんなことでも耐えます」の言葉をいいことに、その後のハデな“オンナ遊び”に人知れずはなの胸を痛め続けることになる。結婚したその年、長男・正法が、翌年、長女・真紀子が生まれた。ちなみに、正法は昭和22年、5歳で病死している。後に小沢一郎(現「生活」代表)をわが子のようにかわいがり将来の総理大臣への夢を馳せたのも、小沢が正法と同年の生まれ、姿がダブっていたからとの見方も根強かったのである。 その正法が生まれた昭和17年、田中は個人事務所の田中建築事務所を「田中土建工業株式会社」と組織変更し、翌18年3月年度の年間施工実績で全国50位内ランクと急成長、伴って“オンナ遊び”も一段と磨きがかかるのであった。 当時のバリバリの田中の姿を、筆者は衆院副議長や運輸大臣などを歴任、ベランメエ口調と憎めぬ言動で世間をケムに巻いた荒船清十郎代議士から、次のように聞いている。 「オラのところを、材木の買い付け先相談で突然訪ねてきた。『是非、先生のご助力をお願いしたい』と。まだ、田中はハタチちょっと出たくれェだったかなあ。驚いたのは、エラク算術の速いことだった。買い付けた山のような材木の金額を、パッと暗算で出してしまった。紹介した材木屋がそばで懸命にソロバンを入れていたが、とてもかなわなかった。その後、なかなか気っぷのよさそうな青年だったんで牛鍋屋へ連れてってやった。酒が入ると、何とオラに天下国家論をブチ始めた。相当、力が入っとった。このオラを黙らせておいてさんざんブチまくった後、今度は突然、膝を正して言うんだ。『先生には大変ご馳走になっちゃった。お礼にナニワ節をやらせて頂きますッ』ってね。確か“佐渡情話”だったと思うが、まぁ、とにかく普通のこの年頃の青年とは違っておった。“遊び”も相当知っとるようだった。それでなきゃ、こんな度胸は身につかん。将来もし政治をやれば総理大臣、カネ儲けやらせても三井、三菱くれェの大物に間違いなくなる。そうニラんだもんだ」 もう一人、長く政治家田中の秘書を務めた早坂茂三(後に政治評論家)が、田中土建工業当時にその取引先の大店の親方と一杯やった際、こんな話を聞いたと、田中の遊びっぷりについて次のように“公開”している。 花柳界・神楽坂で戦前戦後の幾多の政界裏面史の舞台となった料亭「松ヶ枝」の座敷の一幕である。親方は、こう言ったというのである。 「角ちゃんが店(田中土建工業)を出したころ、この部屋にオレを呼んで芸者衆を15人くらい侍らせた。若いのに助平話が上手で、本人も浴びるほど酒を飲む、ナニワ節を唸るで席が盛り上がった。それで並み居る芸者衆を見渡し、『オヤジさん、よりどりみどりだ。2階にでっかい布団を敷いてある。2、3人連れていっていい夢を見てくれ』と抜かした。オレが『角ちゃん、女は飽きたよ』と笑ったら、『そうかい。じゃあ、オレと寝るか』と言いやがった。まァ冗談めかしだったろうが、仕事をもらうのにも命懸け、何事にも真剣勝負のようだった」(「宝石」平成10年5月号) こうしたエピソードに触れると、田中の“オンナ遊び”は、一見、女性軽視のように思えるがそれはまったく違う。田中の女性観の底流は、「人間平等主義」「透徹した人間観」の二つである。後者については、圧倒的に強かった自らの選挙を例にした次のような言葉で明らかだ。 「男は一杯飲ませて握らせれば転ぶ。しかし、女は一度こうと決めたら動かない。人間の本質が分からないで選挙など勝てるものか」 『人間学博士』の面目躍如の名言だが、前者の人間平等主義は次回で記す神楽坂など花柳界での田中一流の“遊び”の流儀で明らかになる。(以下、次号)小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材46年余のベテラン政治評論家。24年間に及ぶ田中角栄研究の第一人者。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書、多数。
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アイドル 2016年02月17日 20時30分
乃木坂46の衛藤美彩の影響で「美彩淡露」の売り上げがアップ!
乃木坂46の衛藤美彩の影響で、近江石部の酒蔵「竹内酒造」の商品「美彩淡露」が売り上げを伸ばしていることが明らかになった。 同商品は、乃木坂46の衛藤美彩が14日に自身のブログで、「美彩淡露というお酒があることを最近、教えてもらって知りました! 自分の名前のお酒があるとは…なんか親近感湧くよ〜」と綴り、「飲んでみたいなぁどんな味なんやろ?」とコメント。 そして、17日に「竹内酒造web担当」のブログが、「びっくりぽんな出来事」とのタイトルで更新され、「美彩淡露」が急激に売り上げを伸ばしているとして、その理由を「“なんでや?”と思っておりましたら、乃木坂46の衛藤美彩ちゃんがブログで“同じ名前のお酒がある”ということを書いていらっしゃったのです!!」と説明。衛藤のブログの影響があると明らかにした。 衛藤美彩は乃木坂46に1期生として加入。すでに成人しているため、お酒が好きであることを公言しているメンバーでもある。 また、竹内酒造のHPによると、衛藤の紹介した「美彩淡露」は、「もろみの甘さが程良くとけ込み、まろやかなコクと優しい口当たりを創りだし、上品な香りが貴方を包み込んでくれます。暖めても美味しいお酒ですが、あまり冷やさずお召し上がりいただく方が、お酒のソフトな酒質を楽しんでいただけます」と説明されている。
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レジャー 2016年02月17日 15時30分
キャバ嬢が生まれる瞬間(83)〜私生活の空しさからキャバ嬢になった亜美〜
佐藤亜美(仮名・26歳) 私は学生の頃から、周りで群れたりせず、いつも教室では1人でいる方だった。友達といても芸能人やテレビ番組、それと知らない男との恋話ばかりで、一緒にいても疲れるだけ。休みの日も外に遊びに行かず、寝ているか読書をしてた。そんな生活は大人になってからも続く。高校卒業後、美容系の学校へ行ったけど、在学中にその業界への憧れは薄れ、特に就職しなかった。それから私は生活のために、求人誌で見つけた大手通販サイトの倉庫で働くようになった。 毎日、早朝に都内の駅前に集合し、バスで1時間かけて倉庫へ向かう。バスは満員ながら、どこか沈んだ空気が漂っていて皆、会話はなし。そして現場についてからは、ロボットのように、次々と印刷される注文の紙を持って、商品を探さなければならない。商品を運ぶスピードが重視され、ノルマもあるのだけど、それが厳しすぎて辛かった。どうやっても走らなければ間に合わない状況でも、追突事故に繋がる可能性があるから、早歩きで行動しなければならない。また立ち止まることも、ほとんど許されないから足はパンパンになる。それと、少しでも遅れると現場担当者から、厳しい注意が飛ぶから、気が休まらなかった。 そんなバイトの帰り道、半額の惣菜を買うため、近くのスーパーへ行った時だった。私と同じ年ぐらいの夫婦が子供を連れて、楽しそうに買い物をしている様子を目撃したんだよね。それを見た瞬間、なぜか急に自分の人生が空しくなった。私は手に持っていたカゴを元に戻し、何も買わずに店を出た。そして帰り道、私はずっと泣いていた。同年代は結婚、出産と順調に人生の階段を上っているのに、私は休みの日は1日中寝て、借りてきたDVDを見ているだけ。 もうこうなったらお金持ちと結婚して一発逆転するしかない。そう思った時、私は通販倉庫を辞め、キャバクラで働き出した。ここなら会社の経営者とか経済的に余裕のある人たちと出会えるチャンスがある。だから私は家庭を持つためにキャバクラで働くことで、失いかけていた人生を取り戻すつもりです。(取材/構成・篠田エレナ)写真・othree
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芸能ネタ 2016年02月17日 12時07分
とにかく明るい安村 「クレしん」最新映画に本人役として出演「共演が楽しみ」
ピン芸人のとにかく明るい安村が、「映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃」(4月16日公開)に本人役でゲスト出演することが16日、わかった。安村は声優初挑戦となる。 「昔から観てるアニメなのでオファーをもらった時はとても嬉しかったです! おしりを出してるしんちゃんに勝手に親近感沸いていたので、共演が楽しみです! アニメももちろん見てます! 涙なしでは観れない映画も大好きです! 漫画も読んでました!」と大興奮。 「ファンの皆さん、今までの映画に負けない素晴らしい作品になるように頑張ります! まさか自分がこの仕事をやれるとは思っても見なかったので楽しみです! 声の収録中も安心して下さい、穿いてますよ!」とコメントした。 安村の他に、俳優の安田顕、女優の吉瀬美智子も特別出演する。
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芸能 2016年02月16日 18時23分
矢口真里 里田&なっちの出産&懐妊に大興奮「感動しております」
16日、元モーニング娘。の矢口真里が、自身のブログで里田まいの第一子出産と元モー娘。・安倍なつみの第一子妊娠に喜びを爆発させた。 大リーグ・ヤンキースの田中将大投手の妻でタレントの里田まいは16日、アメリカのニューヨーク市内の病院で第一子男児を出産。また、昨年12月に俳優の山崎育三郎と結婚した安倍は16日に第一子を妊娠したことをFAXで発表した。 里田、安倍とは旧知の仲である矢口。「まずは、里田まいちゃんから、15日に元気な男の子を出産したとメールが来ました本当に本当におめでとう」と里田を祝福。 さらに「そしてそして、永遠のセンター我らが安倍なつみからも、幸せな報告が」と驚いている様子で、「なっちーーー ご懐妊おめでとうございます」と祝福した。 最後に「今日は、とっても素敵な報告が沢山で、私も感動しております」と興奮気味だった。
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社会 2016年02月16日 12時00分
清原和博「覚せい剤」逮捕で巨人・阪神に飛び火! 高橋監督、金本監督との“場外交友録”
2月8日放送のフジテレビ系情報番組で、巨人時代の同僚(47)が現役時代の覚せい剤使用について「チームメートもみんな知っていた」と衝撃の証言をした。この元同僚は2006年10月、高知市内で覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕された。同年12月に懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡され確定している。 '05年オフ、巨人から「4年連続V逸の原因」と名指しされ戦力外通告された清原容疑者だが、理由は打撃不振より素行の悪さにあった。当時から「違法薬物を使用している」という噂は絶えず、捜査当局やマスコミに注目されていた。その疑惑が、今あらためて当時の巨人選手にも向けられだしたから大変だ。 清廉でクリーンなイメージの巨人・高橋由伸新監督だが、現役時代は清原一派とみなされ、ナイター終了後に六本木界隈を一緒に遊び回る姿を黒服たちに目撃されている。 「当時の主砲・松井秀喜(現・巨人臨時コーチ)がヤンキースに移籍した'03年以降、巨人は清原の一人天下。他の選手は誰も逆らえない状況でした。清原は同じ大阪出身の元木を舎弟のように可愛がっており、その元木を通して東京ドームの試合後などに主力選手を誘い、六本木や西麻布界隈をにぎわしていました。高橋監督もそのうちの1人。本来、高橋監督は群れない性格で、松井とともに清原とは一線を画していた。しかし、ゴジラのメジャー転身で浮いた存在になってしまうと、そこはお坊ちゃん育ち。結局、孤立を恐れてか清原派に加わり、一緒に飲食するようになったのです」(当時の巨人担当記者) 清原容疑者の薬物使用が始まったのは、巨人移籍2年目の'98年ごろとされる。最初はアンフェタミン系の興奮剤グリーニーをコーヒーに溶かして服用する程度だったようだが、巨人在籍最後のころは悪化した膝の痛みを和らげようと、痛め止めの薬や数々のサプリメントと併用。「効くぞ」と同容疑者に勧められ、分からぬまま試していた選手もいたという。 「捜査関係者によれば、清原容疑者が覚醒剤を購入した複数のルートが、巨人時代に知り合った男や、その男を介して知り合った売人ということが分かった。当時、清原派と称された巨人選手で、現在も巨人にいるのは高橋監督と現役の内海、復帰した二岡コーチ。いずれも屋台骨だけに、もらい事故が懸念されている。このことで反社会勢力に脅され、八百長にかかわる…そんな“最悪のシナリオ”も想定せざるを得ない」(全国紙の社会部記者) 金本知憲新監督を迎えた阪神も対岸の火事ではない。学年は清原容疑者が1年上だが、金本監督とは広島時代に親交を深め、その影響もあって熱心に筋力トレを始めたという。精神修行のために2人で鹿児島の最福寺を訪ね、護摩行を行ったのは'99年。大阪ミナミのクラブで豪遊する姿もたびたび目撃されている。 2月4日放送のテレビ朝日『報道ステーション』に登場した元暴力団担当刑事によれば、元ボクシング世界チャンピオンの紹介で暴力団を紹介され、反社会勢力と接点ができたそうだ。 「金本監督は、暴力団との親密な交際が明らかとなり芸能界を引退した島田紳助氏を通してこの元プロボクサーと接点があり、金銭トラブルを解決してもらった」という情報もある。そのせいか、今回の清原逮捕に関して「それはなし」と取材陣の質問を黙殺、不快感を隠さない。 警視庁組織犯罪対策5課は、清原容疑者から押収したスマホ2台、ガラケー2台の徹底解析を進めている。そこには球界関連とみられる複数の名前などもあるとされ、どこで火の手が上がるか、巨人・阪神への延焼はあるのか、かかわったプロ野球関係者は気が気ではない。
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芸能 2016年02月16日 11時30分
押切もえ バレンタインは両想いの彼氏と楽しく過ごした
モデルの押切もえが、15日に都内で行われた『ディーアップマスカラ』の新CM発表会に出席。ゲストとして新婚の釈由美子も登場した。 汗や涙などに強い滲まない特徴のディーアップマスカラの新CMでは、失恋して涙を流しているところ2年前のマスカラは落ちたけど、新製品は落ちにくいという女性には嬉しい進化を遂げている。 CM撮影でのエピソードを聞かれると「3秒で泣いて下さいって言われまして、女優じゃないからできないかと思っていましたけど、悲しいことを考えたり好きな人にふられたらどうしようとか考えていて、目薬とかも使わないで泣くことができました」とコメントした。 ここで実際に失恋で泣いたことがあると話し出した押切だが、新婚の釈由美子を迎えてどうしたら幸せになれるのかをテーマにトークショーが行われた。釈は「駆け引きをしないで素直な気持ちになることですね。会いたいとか大好きとか言えるような自分でいたいと思います」と語った。 発表会の前日がバレンタインデーだったことで、彼氏について聞かれるとまさかの発言が飛び出した。「好きな人がいまして、バレンタインはその人と楽しく過ごしてチョコを渡しました。今まで黙っていましたけど両思いの人がいます。いつも片思いで淋しいとか記事に書かれるので、自分からちゃんと言っておこうと思いました」と自らばらしてしまった。 結婚について聞かれると「どうなんでしょうかね? 今は恋愛をしていて幸せなので、それが本当に続けば結婚という形になるのかな。今日は釈由美子さんの幸せオーラにすごく感化されたので、近づきたいと思いました」とラブラブな気持ちを語った。 結婚が近いと思わせる発言が飛び出したが、あくまでも両思いの人で彼氏とは言わないところが気になった。言い方はどうあれ結婚はそう遠くは無い時期にありそうな予感をさせてくれた。
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スポーツ 2016年02月15日 17時37分
2016年プロ野球キャンプ情報「混セとパ1強5弱」説は本当か?(巨人編)
2月12日、紅白戦が行われた。白組の2番左翼で出場した重信慎之介(22=早大ドラフト2位)が存在感をアピールした。3安打の猛打賞となったのは既報通りだが、特記すべきはセンター前ヒットで出塁した7回の走塁だ。次打者・亀井の右中間に放った二塁打で、一気にホームまで帰って来た。塁間90フィールド(約27・4m)でトップスピードに入れる脚力は光るものがあった。三塁を蹴った後、普通の選手は遠心力で少し外に流れるが、それがない。しかも、一・二塁間で打球を一瞥した後は、本塁まで前しか見ていない。打球の飛んだ箇所、その勢い、相手の守備位置から、「本塁まで帰れる」と瞬時に判断したのだろう。重信は一流の走塁センスを持っている。 同じく、白組の先発マウンドを託されたドラフト1位・桜井俊貴(22=立命館大)が2回パーフェクトと好投したのは既報通りだが、気になったのは時折、捕手に背を向け、顔をしかめる仕種。今にも降り出しそうな空模様で寒さもあり、思うようなボールが投げられなかったからかもしれない。この日の球速は142キロが最速。本人は「ストライク先行で良かったと思います。コーナーにも投げ分けられ…」と試合後に話していたが、顔をしかめる仕種から察するに「俺の投球はこんなモンじゃない」と、結果に納得していなかったのだろう。この時期、打者は投手に比べ、調整が遅れている。だとしても、桜井は実戦向きであり、試合のなかで投球を修正し、調子が悪ければ悪いなりにまとめる能力を持っているのだろう。 高橋由伸監督(40)は桜井の先発ローテーション入りを計算している。菅野智之、マイコラス、ポレダ、高木勇人。桜井を含め、5人までは先発候補の名前が出てくる。しかし、手術をした杉内俊哉の復活時期は伝えられていない。昨季絶不調だった内海哲也も、ブルペンを見る限り、真っ直ぐにキレが戻っていない。自ら先発転向を志願したマシソンだが、桜井が好投した12日の紅白戦で紅色の先発マウンドに上がった。こちらも2回無失点だが、被安打3。盗塁を2回も許しており、先発投手の必須事項であるクイックができていなかった。昨季までは投げていなかったツーシーム系の変化球(チェンジアップ?)で緩急を付けていたのは良しとしても、及第点は付けられない。 紅組2番手の田口麗斗(20)、紅組3番手の中川皓太(21=東海大ドラフト7位)にもチャンスはあるのではないだろうか。この両左腕が先発争いのダークホース的存在だ。田口は13試合に登板した経験もある。2ストライク後、意識して低めに投げており、この投球スタイルで長いイニングを投げられるのであれば、ローテーション入りできるだろう。新人の中川は紅白戦で4失点と炎上したが、カーブの曲がり幅が大きい。そのカーブが時折、高めに抜けるのが気になるが、スライダー系のボールもあり、そのいくつかの変化球でストライクカウントを先行させることができるのであれば、十分に戦力になる。左腕の振りが強い。ボールをリリースする瞬間、その腕の振りの強さがしっかりと伝わっているので、130キロ台の真っ直ぐでもホームベース手前で伸びているのが分かる。 新外国人のギャレットだが、変化球にも対応できそうだ。しかし、紅白戦で桜井から三振を喫したように、速いボールに差し込まれていたのがちょっと気になる。 おそらく、巨人は昨季とスターティングメンバーがさほど変わらないだろう。高橋監督は「4番阿部」を公言しており、坂本、長野、村田が復調できるかが優勝のカギとなる。新二塁手は前千葉ロッテのクルーズだろう。投手陣だが、菅野智之が順調な仕上がりを見せていた。昨季は勤続疲労で精彩を欠いた山口鉄也のボールにもキレがあった。菅野、マイコラス、桜井はともかく、今年の巨人は先発4番手以降がちょっと弱い。山口、2年目の戸根、澤村の救援陣がフル回転するシーズンになりそうだ。
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芸能ネタ 2016年02月15日 16時00分
歌謡(うた)のマドンナ 第1回 香西かおり 演歌歌手の歌うジャズはお好き?
'88年にデビューし、紅白歌合戦にもこれまで18回出場している香西かおり。凛とした着物姿のイメージが強いが、とあるステージを終えた後の楽屋でインタビューに応じてくれた彼女からは、とても気さくな人柄が伝わってきた。 「今は大阪在住です。自転車に乗って、買い物に行ったり、喫茶店に行ったり。下町で普通にご近所さんと一緒に夜な夜な飲んでますよ(笑)。カラオケスナックとか行くと、歌が大好きな人たちが集まっていて、目の前で私の曲をガンガン歌ったり(笑)。私がいると『歌ってよ!』ってよく言われるんだけど、店のマスターがちゃんと『高いで?』って制してくれたり(笑)。大阪って、住んでて楽ですね。知らんぷりするんじゃなくて、『あ! かおりちゃん来てたのー?』とか言ってくるわりには、後はもう気にせずにみんな自由に飲んでる。そういう、放っとかれ方が楽ですね」 そんな彼女が、アルバム『うたびと〜ステージ・シンガー〜』を発売した。日本の音楽界で活躍してきた錚々たるミュージシャンとともに作り上げたという。フォークソング、ジャズ、民謡など、様々なジャンルの歌を集めた異色の構成だ。 「“香西かおりの歌のルーツを表現する”というのがこのアルバムのテーマ。私は音楽をジャンルで区別したくなくて、『いい歌だったら、ジャンルなんて何でもいいじゃない?』という思いが強くあります。どんな歌も、ただ表現者として歌えたらいいなと思っているんです」 参加ミュージシャンは、久米大作(キーボード)、山岸潤史(ギター)、清水興(ベース)、バカボン鈴木(ギター)、仙波清彦(ドラムス)、木乃下真市(津軽三味線)など。香西の代表曲『無言坂』を安全地帯の玉置浩二が作曲したのは有名だが、彼女はそれ以外にも様々なジャンルのアーティストやミュージシャンと交流が深く、長年にわたって頻繁にライブで共演してきたのだという。 「特に宣伝したりするわけでもなく勝手にやってきたから、知らない人には意外に思われるかも(笑)。サプライズゲストみたいな形で、結構たくさん彼らのライブに出てるんです。かつてアジア地域をツアーする公演に一緒に参加したこともあるし、日頃から一緒に飲んだり、そういうお付き合いがたくさんあります」 アルバムでは、ジャズのスタンダード『センチメンタル・ジャーニー』から、フォークの名曲『プカプカ』、民謡『津軽あいや節』まで、ライブ感たっぷりの聴き応えに仕上がっている。レコーディング時の写真からは、気心の知れた仲間とまるで合宿でもしているかのような和気あいあいとした雰囲気も伝わってくる。 「世代はそれぞれ違うんですけど、同窓会のような感じでした。基本的に全曲、私の歌とみんなの演奏を同時に録っています。編集でつなぎ合わせたりしていないので、すごくナチュラルでいい仕上がりになってます。アレンジも細かいところまでは決めずに、何回か一緒にやってみて、感じをつかんでから『せーの!』で録って。私の歌やお互いの演奏を聴きながら、そっちがそう来るんだったら俺はこうしようとか、きっとこういうアプローチで来るだろうなとか、そんなやりとりが自然にできる。本当に素っ裸の私の歌を知ってくれている仲間たちなんです」 つまり、いずれの曲も一発録り。超一流のプロたちが集まったからこそできる離れ技である。 「もうドキドキですよ。英語の歌もあるので、歌詞を間違えないように(笑)。でもすっごく楽しかったです。参加してくれたみんなが『いいものができた』と喜んでくれてるのが一番うれしいですね」 こういう作品を出したことで、今後は演歌から離れてしまうのか、従来のファンがさみしい思いをするのでは…? そう尋ねると、大笑いしながら否定された。 「その心配はまったくないです(笑)。私のファンの皆さんは、こういう演歌以外の曲を歌っている香西かおりに慣れてますし。それに、演歌という本筋はちゃんとやっていくので。こういうのは、遊びでやるからかっこいいし面白いんですよ。そのジャンルを本気でやってる人には絶対に敵わない。でも『ああ、香西ってこういう歌も歌うんだ』とか『この時代の音楽っていいよね』と思ってもらえれば十分。こういった本筋とは違う所にたまに気持ちが行って、またこっち(演歌)に帰ってくると、すごく新鮮に感じて、それまで聴こえなかったものが聴こえたりするんです。だから両方必要。それを行き来しながらの繰り返しですね。春には演歌の新曲を発売する予定です」 歌詞を伝えることを特に大事にするのが演歌。香西にも、言葉の表現には深いこだわりがあるようだ。 「例えば『悲しみ』という言葉一つとっても、いくつもの種類がありますよね。人と別れた時なのか、何かが壊れちゃった時なのか、あるいはペットが死んじゃった時なのか…。人として暮らしの中で刺激を受けて経験を積んでいかないと、『言葉の色』は増えていかないと思うんです。そういう意味で、デビュー曲の『雨酒場』は、いまだに1回も、満足に歌えたことがないですね。たぶん一生、完璧に歌えたと思えることはないかもしれません」 ドレスでジャズを歌う姿もテレビで見てみたいが…。 「八代亜紀さんもジャズやってるし、坂本冬美ちゃんもニューミュージック系のカバーとかやってる。こういうものを歌番組で披露できるといいですよね。ただでさえ演歌の歌番組が少ない中、ヒットを出すことは難しいけれど、何がヒットするかは誰にも分からない。だから頑張れるんです。いろんなことをやって模索し続ける中でこそ、いい作品に出会えるものですから。今回せっかくいいアルバムができたので、発売記念ライブをやれたらという話はしています。とりあえず、仲間たちで集まって『発売記念飲み会』は必ずやろうと思っています(笑)」こうざいかおり=1963年8月28日大阪市港区生まれ。'88年『雨酒場』でデビュー。同年第30回日本レコード大賞など各新人賞を獲得。'91年には『流恋草』の大ヒットで第24回日本有線大賞を受賞し、NHK紅白歌合戦へ初出場を果たす。'93年には『無言坂』で第35回日本レコード大賞を受賞。現在、演歌歌手としての活動のほかポップスから民謡、歌謡曲までと幅広く活躍中。『うたびと〜Stage Singer〜』は、2015年12月9日発売(ユニバーサル・ミュージック)。
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アイドル 2016年02月15日 16時00分
活動休止するKAT-TUN・亀梨と中丸は日テレっ子で、上田はTBSっ子
デビュー10周年という“稼ぎ時”に活動を休止するKAT-TUN。昨年、田口淳之介がグループを脱退、所属するジャニーズ事務所も退所することを発表しており、5人そろった最新シングル『UNLOCK』(3月2日リリース)、3大ドームツアー(4月3日/ナゴヤドーム・4月20日/京セラドーム大阪・4月30日&5月1日/東京ドーム)は、見納めとなる。 ドーム最終日をもって、グループとしては無期休業に入る亀梨和也、中丸雄一、上田竜也。では、3人は今春以降、どうなってしまうのか。 もっとも安泰なのは、亀梨。3月で主演ドラマ『怪盗 山猫』(日本テレビ系)は終了するが、スポーツキャスターとしての才能を開花させた『Going!Sports&News』(同)は今後も続行。舌を巻くほどの知識量、ジャーナリスト然とした取材姿勢は評判がいいため、今後さらなる期待がかかる。昨年は、奇才・蜷川幸雄の作品『青い種子は太陽のなかにある』で主演を務め、舞台役者としての可能性も示しただけに、映画、ドラマ、舞台で主役を張れるグループ随一のエンターテイナーだ。 亀梨がスポーツキャスターなら、中丸は情報番組。“Going!”が放映されている日曜朝、中丸は『シューイチ』(同)に出演中。毎週必ず取材現場に足を運んでおり、視聴者にもっとも近い目線で流行やカルチャーを追い、自身も体験している。 亀梨、中丸が“日テレっ子”なのに対して、上田は“TBSっ子”。蜷川作品には亀梨よりも1年早く『冬眠する熊に添い寝してごらん』で出演しているが、世間的にはボクシングのイメージが色濃い。およそ8年前からボクシングにハマり、毎日10kmのロードワークと週3回のジム通いを続けた本格派。『炎の体育会TV』(TBS系)でその様子が伝えられ、14年にはマスクをかぶった元チャンピオンとガチンコ対決。残念ながら惜敗したが、今ではTBSの看板番組である“感謝祭”の常連。唯一無二の“アスリートアイドル”の枠のトップランナーだ。 メンバー唯一のレギュラー番組『KAT-TUNの世界一タメになる旅!』(TBS系)では、アイドルらしからぬバラエティ能力も発揮しており、歌にダンス、演技にガチンコ対決にと、その可能性は青天井。ソロ活動に移行して、再結成したあとは、さらにオモロイKAT-TUNになっていること、間違いなしだ。
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レジャー
GI阪神JF 新阪神コース大歓迎 ルミナスハーバー強襲
2006年11月30日 15時00分
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レジャー
GI阪神JF追い切り速報 ぶっちぎった前走からさらに上昇 アストンマーチャン鋭伸
2006年11月29日 15時00分
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レジャー
GI阪神JF 藤沢和師が岡田繁幸氏が素質大絶賛 日本一の相馬眼にかなった逸材 イクスキューズ
2006年11月28日 15時00分
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レジャー
GI阪神JF アストンマーチャン 2歳女王へ
2006年11月27日 15時00分
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レジャー
GIジャパンC 世界最強へ ハーツ 2度目のディープ狩りだ
2006年11月21日 15時00分
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レジャー
マイルCS確定 古谷指名 大穴 ロジック
2006年11月17日 15時00分
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レジャー
マイルCS メジャーGI連覇だ
2006年11月13日 15時00分
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レジャー
GII AR共和国杯 ドラゴンキャプテン嵐呼ぶ
2006年11月04日 15時00分
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レジャー
JBCマイル バトラーV4で決める ダート界制圧
2006年10月30日 15時00分
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レジャー
GI天皇賞・秋追い切り速報 バランスオブゲームまた固まった
2006年10月25日 15時00分
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レジャー
GI天皇賞・秋 注目は黄色と黒の縦ジマ勝負服 狙え!社台ファーム2頭 ダンスインザムードとローエングリン
2006年10月24日 15時00分
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レジャー
GI菊花賞追い切り速報 フサイチジャンク反撃
2006年10月18日 15時00分
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レジャー
GI秋華賞 藍子 キス&キッス軸
2006年10月14日 15時00分
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レジャー
GII毎日王冠 テレグノシス花道V
2006年10月07日 15時00分
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芸能
よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分