ドーム最終日をもって、グループとしては無期休業に入る亀梨和也、中丸雄一、上田竜也。では、3人は今春以降、どうなってしまうのか。
もっとも安泰なのは、亀梨。3月で主演ドラマ『怪盗 山猫』(日本テレビ系)は終了するが、スポーツキャスターとしての才能を開花させた『Going!Sports&News』(同)は今後も続行。舌を巻くほどの知識量、ジャーナリスト然とした取材姿勢は評判がいいため、今後さらなる期待がかかる。昨年は、奇才・蜷川幸雄の作品『青い種子は太陽のなかにある』で主演を務め、舞台役者としての可能性も示しただけに、映画、ドラマ、舞台で主役を張れるグループ随一のエンターテイナーだ。
亀梨がスポーツキャスターなら、中丸は情報番組。“Going!”が放映されている日曜朝、中丸は『シューイチ』(同)に出演中。毎週必ず取材現場に足を運んでおり、視聴者にもっとも近い目線で流行やカルチャーを追い、自身も体験している。
亀梨、中丸が“日テレっ子”なのに対して、上田は“TBSっ子”。蜷川作品には亀梨よりも1年早く『冬眠する熊に添い寝してごらん』で出演しているが、世間的にはボクシングのイメージが色濃い。およそ8年前からボクシングにハマり、毎日10kmのロードワークと週3回のジム通いを続けた本格派。『炎の体育会TV』(TBS系)でその様子が伝えられ、14年にはマスクをかぶった元チャンピオンとガチンコ対決。残念ながら惜敗したが、今ではTBSの看板番組である“感謝祭”の常連。唯一無二の“アスリートアイドル”の枠のトップランナーだ。
メンバー唯一のレギュラー番組『KAT-TUNの世界一タメになる旅!』(TBS系)では、アイドルらしからぬバラエティ能力も発揮しており、歌にダンス、演技にガチンコ対決にと、その可能性は青天井。ソロ活動に移行して、再結成したあとは、さらにオモロイKAT-TUNになっていること、間違いなしだ。