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芸能 2019年04月24日 18時15分
R-1の勢いで“やらかした”? 歌ウマ・映画通・板前経験など多彩なこがけん、大ピンチ到来を赤裸々吐露
ハリウッド映画の「あるある」をネタにした「オーマイガー!」。抜群の歌唱力がギャップを生む歌ネタ。元マンガ家志望で、板前経験あり。2019年のR-1ぐらんぷりのファイナルに進出したこがけんは、多彩な得意分野を持つピン芸人だ。「オーマイガー!」は、俳優・遠藤憲一さんがTV番組やTwitterで触れたことでも話題になった。 そんなこがけんが、2019年4月29日(月・祝)に、渋谷∞ホールで単独ライブを開催する。多彩なこがけんの魅力を体感できる時間になるという。こがけんのルーツや、ライブにかける思いについて聞いた。――R-1ぐらんぷりの決勝に進出後、お仕事の状況に変化はありましたか?こがけんさん(以下、こがけん):出場前と比べると10倍くらいに増えました。とはいっても、これまでが少なすぎたんですけれども。――R-1でのネタ「マジカルマイク」や配信されている「死亡フラグの唄」、映画ネタの「オーマイガー」など、英語力と歌唱力が非常に高いですね。特に歌はうますぎて、笑うどころか聴き入ってしまいました。こがけん:映画も歌も叔父、そして姉の影響を色濃く受けているんです。僕も自然と映画や洋楽に親しむようになりました。――映画好きの印象が強いこがけんさんですが、お笑いの世界に入ったのはどういったきっかけだったのでしょうか。こがけん:就活が嫌だったからです! 子どもの頃はマンガ家になりたくて、その後は音楽の世界に憧れて。軽音楽部でコピーバンドを組んで歌っていました。 お笑いの世界に入るきっかけは、知人がお笑いでデビューするときに前座を務めたことです。僕は本格的に続けるつもりはなかったんですが、そうこうしているうちに就活時期に入りまして、本腰を入れるつもりだった相方と活動を開始しました。――映画ネタを始めたのは、ピン芸人になってからですか?こがけん:いや、コンビを組んでいた頃からやっていました。「ジブリの女の子が怒ったときの真似」とか。こう、後ろから髪の毛をふわ〜っと持ち上げてもらうものなんですが。 「オーマイガー」もですね。「ジングルベル」の替え歌バージョンがお子さんにウケたという報告をいただいています。歌詞をこっちで覚えちゃったんだけど、とか。――ただ、コンビを解消された後、板前の道に進まれたんですよね。こがけん:不安になっちゃったんですよね。手に職つけなきゃ!と。料理も好きで、実家は居酒屋。ただ、結局また元の相方とコンビを組み直してお笑いに戻ってくるんですが。2度目のコンビ解消のときに、このままピン芸人でやっていこうと思っていました。――現在は、映画ネタに力を入れているんですか?こがけん:日本だけじゃなくて世界に。映画により視野が広がる体験を、いろんな人にしてもらいたいなあと思っているんです。 「こがけんシネマクラブ」というイベントでは、映画に出てくる音楽や食事など、いろいろな方向から映画に触れられる内容を企画しています。現地に足を運んでもらいたいなという気持ちが強いんです。 僕らはお笑い界で「第7世代」と呼ばれる世代。この世代のことを、同期と「お笑い界のロスジェネだよな」と話すことがあるんです。TVにバンバン出る有名人層ではないし、かといってお笑いライブにお客さんがたくさん集まるのは、もっと下の若手層なので。お笑いライブに通う子の多くが若い女の子っていうのも理由なんでしょうけれど…。――R-1ぐらんぷりを終えて、今の抱負、やりたいことは何でしょう。こがけん:僕、トム・クルーズが好きで。トム・クルーズって年々、体を張る度合いが増えていく稀有な俳優なんですよね。どの映画でも、めちゃくちゃ長い時間走っている。トム・クルーズの走っているシーンを実際に「長さ」として体感できるネタをやりたいなと思っています。 あと、やりたいのが「ボヘミアン・ラプソディショー」。これは、以前「ザ・グレイテストショーマンショー」が好評だったからなんですが。吉本の芸人が本当に歌って踊るショーなんですが、想像以上に盛り上がったんです。だから、ボヘミアン・ラプソディでもやりたいなと。――やはり映画が中心にあるんですね。2019年4月29日(月・祝)には、単独ライブを開催されますが、こちらの内容も映画中心なんでしょうか。こがけん:いや、このイベントは「こがけん」を丸ごと楽しんでもらえる時間にしたいと思っています。僕を知ってくれた人って、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」での映画ネタと、R-1ぐらんぷりなどでの歌ネタとに分けられるんです。その両方をかけ合わせて、化学反応を楽しめる時間になればいいなと。 ただですねえ…これ、本当にミスチョイスだったんですが、この日って思いきり連休の中日なんですよ。しかも、時間が21時からと遅め。さらに、以前やらせてもらった単独ライブの会場より3倍の規模なんです。――3倍!こがけん:スタッフが「R-1のあとだからいけるでしょう!」と強気で、僕もその勢いに乗っちゃって。でも、よくよく考えてみると連休の中日の夜。ファンの方からも、「その日は東京にいません…!」「子どもがファンですが、その時間は無理です!」とか言われてしまって。ちょっと、もう本当、チケット裁けるのか…!?とひやひやしています。 「グッズとか作らないんですか?」とも言っていただいていて、僕も本当は作りたいんですが、まずはとにかく集客なので…。今の状況では「作りましょう!」とは言い出せないな、と(苦笑)。 でも、どこにも出かける予定がないゴールデンウィーク難民って絶対いると思うんですよ。その受け入れ先にこがけんライブ、どうでしょうか。懐深くお待ちしておりますので。――Twitterアカウントでは、手売りもされていると拝見しました。こがけん:本当に来てほしいので…!本当、このミッションは「ミッション:インポッシブル」(トムクルーズ主演の映画シリーズ)だなと。連休をなめていたな、と。 当日は、ライブだからこそおもしろいネタも用意しています。VTRで出演してくれる芸人さんもいるので、ぜひお楽しみに。来てくれないと、「オーマイガー!」。――トムクルーズになって、ミッションを完遂してください。本日はありがとうございました。(インタビュー終わり) 単独ライブのポスターのイラストを手がけたのも、こがけん本人なのだという。写真撮影時も映画の話題は尽きず、「このまま3時間話しましょうか」というほどの熱量だった。ライブ感を楽しめるイベントは4月29日(月・祝)。GW難民もGWに東京で観光する人も、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。詳しくはよしもと∞ホールホームページをご確認ください。http://www.yoshimoto.co.jp/mugendai/ライター:卯岡若菜
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芸能 2019年04月21日 12時20分
三四郎・相田と交際中? 情報番組で古舘とも共演、独自の立ち位置・ニッチェのDVD発売!
バラエティー番組での活躍のみならず『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で2年連続決勝に進出し、“ネタ”のクオリティーの高さを見せつけたニッチェ(江上敬子、近藤くみこ)。 そんな彼女たちのネタを収めた撮り下ろしDVD『プリンアラモード』が24日に発売される。今回、ニッチェの2人にインタビューを実施した。DVDのことはもちろん、情報番組に出演する際のこだわり、事務所で仲の良い芸人など様々なことを聞いたので、最後までチェックしていただきたい。ーーDVD発売は5年ぶりだそうですね。オファーがあった時はどんなことを思いましたか?江上:やめた方がいいんじゃないかと。近藤:「売れないと思います」って言いました。ーー(笑)。江上:世間的にはネタのイメージがないですし、“難しいんじゃないかな”って思いましたね。ただ、毎年単独ライブをやってネタを作り続けていますし、「出しませんか?」と言われるうちが花かなと。“昔と違うネタをやっているんだよ”って、提示できる良い機会かなと思い直しました。ーーネタのチョイスはどのようにしたんでしょうか?近藤:我々のネタの傾向が変わりまして、昔は子どもに扮した大衆向けのネタが多かったのですが、最近は年齢を重ねて今だから思うこととか、見えるようになったことをネタにするようになったので、そちらを多めに選びました。ーーきっかけがあったんですね。近藤:成長して幅も広がって“大人になった笑いもやりたいな”って思うようになったんですよね。それがネタ作りに反映されれば、今後のネタ作りが楽しくなりそうだなって。江上:今後も昔みたいなネタも作るかもしれないですけど、それと並行して自分たちの年齢に沿ったキャラクターができたらなと思っています。ーーおふたりは日本映画学校(現・日本映画大学)で出会い、女優を目指していたそうですね。お笑いのノウハウはどのように勉強されたんですか?江上:私たちってそうじゃない部分もあるとは思うんですけど、根が真面目なんだと思うんですよ。授業で漫才をするってなった時に、とりあえずお笑いのビデオを何本も借りて『爆笑オンエアバトル』(NHK)とか『ZAIMAN』(読売テレビ)とかを観て、いろんな人のネタをノートに書き起こしましたね。近藤:真面目(笑)。江上:「ここって長く喋っていないよね」とか、「4行に1回ボケているね」とか話し合っていました。最初は、そんなに自分がブスだとは思っていなかったですし、顔や体型で笑いを取れるとは思っていなかったんです。紆余曲折ありましたけど、いろんな人のアドバイスを聞いて、徐々に代表的なコントができていった感じです。ーー視聴者目線ですが、情報番組ですごくうまく立ち回っているイメージがあります。近藤:今レギュラー番組をやらせていただいている『ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜』(CBC/TBS系)は、最初は東海地方で地域密着の情報バラエティーだったんですよ。それが改編で放送局が広がって今の形になって……。4月からは古舘伊知郎さんがレギュラーに入るっていうわけの分からない状態に膨れ上がっているんですけど(笑)。江上:そうなんだよね〜。初めて会うよ〜。緊張しちゃうよ(4月上旬に取材)!近藤:それまでは、いくらタワーを見て「キャーッ!」って言っていたのに、一転して政治とか扱うようになった時に、スタッフさんに「大丈夫ですか?」って聞いたことがあったんです。スタッフさんから「分からない立ち位置でいいので、そのままでいてください。そういう役割も必要なんです」って言われてすごく気が楽になりましたね。“もう勉強していかない!”って(笑)。江上:我々がポンコツで何も知らない状態でいると、“そんなに固くないんだ”って思ってもらえるんじゃないかと思うんですよ。緊張が本領を発揮できない敵だと思っているので、偉そうですが、いろんな方を緊張をさせないように……とは常に思っています。自分たちが目立とうなんて1ミリも思っていないので、皆さんが良ければそれでいいです。ーーお二人が所属するマセキ芸能社では、三四郎さんが同期なんですね。近藤さんは相田(周二)さんとよく食事に行っているイメージがあります。江上:お互いのファンが「結婚してほしい」と言うくらい仲が良いですね。近藤:後輩も「本当は付き合っているんですよね?」とか言ってきます。江上:一切、恋愛感情ないですからね。ーー最後にDVDの見どころを教えてください。近藤:テレビでやったことのないネタもたくさんあります。“35歳前後の女の頭の中はこんな感じですよ”っていうDVDなので(笑)、ぜひご覧ください。江上:前作のDVDとは全然違う我々のネタが観られると思います。ロケで食レポしている私たちも、ネタをしている私たちも、どちらも好きになってください!(インタビュー終わり)ニッチェ『プリンアラモード』発売日:2019年4月24日発売発売元:Contents League価格:3,800円(+税)【収録ネタ】彼氏のお母さん女社長検尿偏見友達の妹漫才遺産相続やる男先輩逃げてきた花嫁カフェ(取材・文 浜瀬将樹)
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芸能 2019年04月14日 12時30分
2年前の千鳥と全く同じように売れていっている? かまいたち15周年で初の全国ツアー開催、コンビの展望は
『キングオブコント2017』の優勝者で、『M-1グランプリ』でも、2016年から3年連続のファイナリスト進出を果たした、吉本きっての実力派コンビ「かまいたち」(山内健司、濱家隆一)が、結成15年にして初の全国ツアーを敢行する。 4月26日の東京ルミネtheよしもとを皮切りに、名古屋・東文化小劇場(5月3日)、福岡・イムズホール(5月31日)、札幌・教育文化ホール(7月20日)、大阪・なんばグランド花月(8月22日)の5か所を回るツアーで、各公演約2時間のステージを予定。単独ライブでしか見られない漫才の新作や、コント、ゲストトークなどが披露される。 今回はツアーを前に2人を直撃。ツアーへの意気込みなどを聞いてきた。—— 初の全国ツアーですが、本番を前にお二人の心境を聞かせてください。濱家:東京と大阪以外で単独ライブをやったことはなかったので、わくわく楽しそうやなっていう思いです。普段、生で僕らのことを見たことがない人たちにも見てもらって、どういうリアクションになるんやろうという楽しみがあります。来る人には楽しんで帰ってもらいたいです。山内:今まで全国ツアーは一切やらずに来たんです。満を持してのツアーです。お客さんのハードルも上がっているので、満足してもらえるように頑張ります。—— ネタはすべて新ネタですか?2人:はい!濱家:今回初めての全国ツアーということで、よりいろんな人に楽しんでもらえるようにゲストの方にも全公演、別々の方に来てもらったりする予定なので、ゲストの方も楽しみにしていてください。—— そもそも結成15年にして全国ツアーをやろうと思ったきっかけは何だったんですか?濱家:15周年ということもありましたし、チケットも何年か前から大阪と東京では即完売するようになっていたんです。他の都市に行ってもそろそろ大丈夫かなという思いもあって、やろうって。—— 2017年に『キングオブコント』で優勝して脚光を浴びましたが、ここ最近はその時以上に活躍されているようにも見えるのですが。山内:『キングオブコント』に優勝するまでは東京のテレビにはほとんど呼んでもらうことがなかったんですけど、優勝してから少しずつ呼んでもらえるようになって、去年の4月に本格的に東京へ進出したんです。それで徐々に東京での仕事の幅が広がってきているのかなって。自分たちでもそういう手応えがあります。いろんなテレビに呼んでもらえるようになったし、東京に来たての頃は休みが結構あったのに最近は毎日のように仕事が来るようになっている。ありがたいなって。濱家:大阪にいた頃も結構仕事はあったんです。休みも月に一、二回。それを東京に来る時に8本あったレギュラーを7本辞めて出てきたんで、上京後、スケジュールが真っ白になるような状況があったんです。そこから今の状態まで増やすことができたんです。山内:でも、東京ではまだレギュラーは少ないんです。それを今後は増やしていきたいなって思っています。—— 大阪で仕事をしていた時と変わった点は何ですか?山内:大阪はほとんど吉本の芸人ばかり。それがこっちは他事務所の人とかがたくさんいて、すごい競争率だなって。初めて共演する人が多いので、そういう人たちとうまく会話して行くというのも大阪にいた頃はあまりなかったので、すごく勉強になります。—— 他事務所の人で共演して嬉しかった相手はいますか?山内:志村けんさんとかタモリさんはテレビで見ていたレジェンドな方。その人たちの番組に呼んで頂いた時は嬉しかったです。濱家:タモリさんなんか感動しました。一番うわっ!てなった瞬間でしたね。山内:自分がテレビで見ていたお笑い界のモンスターと呼ばれる人たちと一緒にできるのはすごく新鮮で不思議な感じなんです。山内:これまで先輩の千鳥のノブさんによくご飯に連れて行ってもらったりお世話になっているんですけど、千鳥さんも大阪から東京に出られて、いろんな人と共演していて、それを見て、自分らもああいう感じになりたいなって思っていたんです。そこに続けていけたらと思っています。—— 千鳥のお二人からアドバイスをもらったりはしているんですか?山内:僕が常日頃、「寸分違わず千鳥のように売れていきたい!」っていうのを言っているんですけど、ノブさんも最近、僕らの仕事ぶりを見て、「2年前の自分らと寸分違わず売れていっている」って言ってくれているんです。全く同じ道を歩んでいっているって。濱家:喜んでいいのかどうかはわかりませんけど(笑)—— 派閥があるとしたら、かまいたちは吉本の誰のグループに属するんですか?山内:ノブさんと小籔(千豊)のグループですかね。小籔さんが一番先輩ですけど、それより上の人とご一緒する機会はまだあんまりなくて。—— 大御所の人からのお誘いとかは少ないんですか?山内:ダウンタウンさんとかは打ち上げに連れて行ってもらえることはあるんですけど、まだ直で誘われたりとかはないです。—— 東京で、いつか出たいと思っている番組はあるんですか?山内:『開運!なんでも鑑定団』『しゃべくり007』とかですかね。『なんでも鑑定団』はずっと見ていて面白いなって。おじいちゃんとかおばあちゃんが家宝を持っていくけど、1000円とかになっていたり、あの無慈悲な感じ。それが好きで、いつか出てみたいって。濱家:僕は『IPPONグランプリ』。山内:あれは緊張するよ……。僕は一回出たんですけど、むちゃくちゃ緊張しました。すごい先輩ばかりの中なので。お客さんの前ではウケるやろうと思ってやるんですけど、先輩たちはもう、本質のお笑いでしか笑ってくれないので厳しいなって。先輩に面白いと思ってもらいたいので。—— 『M-1』とかで、松本さんが後輩のネタで笑っているのとかって、やるほうからしたらすごく光栄なことなんですか?濱家:めちゃくちゃ嬉しいですよ。山内:松本さんが笑ってくれた時はほんまに嬉しいですよ。濱家:「ネタ面白かったな」とか言ってもらえた時は嘘みたいに嬉しかったの覚えています。この世界に入るきっかけになった人なんで。—— コンテスト関係は今後どういう風に挑戦していこうと思っているんですか?山内:去年の『M-1』で一区切りという感じで、コンテストは一旦終了してテレビで活躍していける芸人になりたいなって思っているんです。テレビはいろんな要素が試されるんで。—— コンビ結成15周年。ここまでの活躍を自分たちで採点するとしたらどんな感じですか?濱家:飯食って生きのびて来たという意味で100点じゃないですか。なんとかなるやろって思ってはいましたけど。山内:『キングオブコント』獲るまではなかなか厳しかったですけどね。でかい大会で優勝するのはやっぱり大きいなって思いました。—— 結成15年でコンビ仲の方はどんな感じなんですか?濱家:仲いい方だとは思いますよ。あんまり二人でいるのも苦じゃないし(笑)—— 後輩の芸人たちも伸びて来て、今後はライバルになりそうな芸人の人たちもいると思うのですが、例えば霜降り明星のような若手については、どんな風に見ているのですか?山内:霜降りはもう天才。両方とも天才。あの若さであんな面白いのは異常ですよ。濱家:あの若さの時、僕はめちゃくちゃおもろなかったんでね。すごいなと思います。山内はあの歳ぐらいの時、すでに面白かったですけどね。山内:霜降りのあのインパクトはここ十数年はなかったようなものですよ。濱家:でも、例えば霜降りが出てきたから僕らの仕事が減るみたいな感じでもないんです。だから、やばいやばいって感じではないんですけどね。あの若さですごいなっていうだけで。山内:僕らも毎日が次の場への勝負だという意識だけは持ってやっていきます。濱家:うちらは安泰という意識は一ミリも持っていないので。—— 最後にツアーに向けてファンへメッセージをお願いいたします。濱家:僕たちらしさをぜひ生で体感しに来て欲しいです。山内:舞台だと違った面も見れると思うんです。そこをぜひ観に来て欲しいです。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能 2019年04月13日 12時00分
ミキティも来場予定? 品川庄司、初の全国ツアー開催 結成25年目の今「M-1ラストイヤーの気持ち」
コンビ結成25年目を迎える品川庄司が初の漫才全国ツアーを開催する。4月14日の名古屋公演を皮切りに全国10か所を回る予定だが、「好感度・人気の無さでお客さんが入るか心配」との理由から、150キャパ程度の会場をチョイスしたといい、当日は小規模会場ならではの距離感で、品川庄司の漫才を楽しめそうだ。2人に、ツアーを前にした心境や、見所などを聞いてきた。—— 漫才での全国ツアーは初というのは、とても意外な気がします。品川祐:単独ライブ自体で考えても、漫才だけでやるのは今回が初めてです。庄司智春:これまでの単独ライブはだいたいコントだったので。品川:全部新作の漫才にしようと思っているんです。だから、初日の名古屋とかは緊張するでしょうね。—— コンビ結成25周年、今どういう想いでいますか?庄司:もう25年なんだって。自分たちの中では10年くらい若く感じますけど。品川:意識的には10年目くらいですね。『M−1』のラストイヤー(2005年)で気持ちが止まっているかもしれないですね。あの時、燃え尽き症候群じゃないですけど、ネタに一回区切りがついてしまって、出るコンテストもなくなって、真剣に勝負用のネタと向き合うっていうのがなくなってしまったのかも。 それが今回このツアーをやるとなったら、もう一度あの時のような気持ち、リズムに戻り始めていて、不思議な感じです。でも、だからといって、この15年がやる気がなかったかというと、そうではないですよ。—— 25年一緒に活動されてきて、このコンビで良かったと思える点はどこですか?庄司:ネタを書いてくれていますからね。そりゃ(相方は品川で)良かったと思っていますよ。僕が作るより絶対面白いもの書いてくれるので(笑)品川:品川庄司としての漫才は、この2人でしかすることができないんです。やらざるをえないというか、この2人で笑いをやって生まれる気持ちの良さというのは、この2人でなければ味わえない。ほかの人と組んでも味わえない。実家のカレーみたいなものです。ほかのインド料理屋のカレーとかいろいろあるでしょうけど、やっぱり家のカレーは家でしか味わえない。そういう気持ちでやっています。—— 25年間、相方以外とやっておけば良かったみたいな、そういうある種の不倫願望のようなものは一切なかったんですか?庄司:なかったですね。品川:俺は全然ありましたけどね(笑)あるけど、さっき言ったような理由がありますからね。早い段階なら、そういうこともあったかもしれないですけど(笑)—— 25年間で品川庄司にとって、ピンチだったなと思うような時期はあったのでしょうか?品川:ピンチも何も、ず〜っとピンチですよ(笑)もちろん解散という意味でのピンチか、芸能界におけるピンチかで話は変わってきますけど。芸能界という意味でなら、ずっとピンチです。自分たちで番組をやっているわけでもないし、単独ライブやるとなれば即完売かというとそうでもない。何か残したかというと何も残していない。共通認識として2人で満足できたことというのは、この世界ではまだ一度もないです。—— どこまでいけば達成感は生まれるのでしょう?品川:今で言えば1万人とか2万人とか、単独ライブやるとなるとそれくらいの人数で即完売みたいな。そういうものが欲しいですね。あと、やっぱり自分たちで冠番組が持ちたい。—— コンビとしての関わり方に25年間で変化はありましたか?庄司:『M-1』の頃は、確かにピリピリした感じがあったんです。でも、最近はそういう感じじゃなくなってきましたね。あんまりこっちに怒らなくなってきたというか……。品川:スポーツも水を飲まない練習方法とか、もう古いって言うじゃないですか。「お前、水飲むなよ」っていうやり方が古いと思うようになったので、「ちゃんと水飲んで休憩してください」っていう感じになってきたんです。「日射病にならないように気をつけてください」みたいな。庄司:(笑)品川:そういう心の余裕もないと。—— 心の余裕が面白い笑いを生むということですね。品川:バラエティも含め、ネタも戦いというか、「勝負だ!」って感じでやってきたんですけど、今はどっちかっていうと「楽しみたい」という願望がすべてにおいてあります。チケットが売れないとかいうのも全部ネタにしてしまえばいい。自分に降りかかる恥ずかしいこととかも含め、漫才も、全部ネタにして面白ければいいなって。—— 若手で霜降り明星のような新星が現れたり、周囲の環境も変わったと思うのですが、そういう世代の変化について意識していることはありますか?庄司:もう25年目。若手の人たちのフレッシュさと、僕らの中堅感が違うのは否めないと思うんです。でも、自分たちより上の世代の人たちの漫才を見ていると、昔とスタイルを変えていないのに今でも面白い。品川庄司もこれまでの笑いが評価されて今に至っているので、そのままやるということでいいと思います。—— 今回の記念すべきツアーについて、庄司さんの奥さんである藤本美貴さんはどんな反応でしたか?庄司:もちろん知っていて、めちゃくちゃ喜んでくれているんです。やっぱりネタやっている品川庄司が好きみたいですよ。品川:いや、ミキティはネタやっている庄司だけが好きなんです。別に俺のことはどうでもいいと思っていると思います(笑)庄司:それよく言いますけど、ネタを2人でやっているのを見に行きたいというのは、本当によく言っていますよ。今回も見に行きたいなって。会場が狭いし、関係者は入れないって言っているので、どうなるかはわかりませんけど。—— 狭い会場で、藤本さんが来たらすぐバレてしまうかもしれないですね。庄司:コントは客電を落としてやるんですけど、漫才は客電を少し上げたままやるんです。見えたら嫌だなって。僕的にそこに奥さんがいる前でやるのは、ちょっとやりにくいって思う部分もあるんです(笑)意識が『う!』ってなるというか、フラットな気持ちで舞台に立てなくなるって。品川:ミキティが来てくれたらもちろん嬉しいですけどね。ミキティだけでなく、漫才はお客さんの笑い声が合わさって初めて完成するんです。だから、お客さんにもたくさん見て楽しんで欲しい。喜んでもらいたいし、一緒に僕らの漫才を完成させて欲しい。庄司:自分たちに今できることをすべて出すような内容になると思うんです。見に来るファンの皆さんには本当に楽しんで欲しい。ぜひ遊びに来てください。(取材・文:名鹿祥史)品川庄司漫才初全国ツアー【出 演】 品川庄司【主催】 吉本興業株式会社【企画・制作】よしもとクリエイティブ・エージェンシー【チケット料金】 前売3,800円/当日4,000円
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芸能 2019年03月17日 12時00分
インパルス・板倉、芸人活動に“疲れた”? 初の原作担当漫画は、超爽快なクライムヒーロー物語!
インパルス・板倉俊之が原作を手がける漫画『マグナレイブン』の第1巻が先日発売された。 『月刊ヒーローズ/HEROS』で連載中の本作は、板倉が漫画家・武村勇治氏とタッグを組んだクライムヒーロー物語。現代にはびこる悪を、法外の手段で排除する朝比奈陽人と浦瀬飛月の活躍を描く。 このたび、原作者の板倉にインタビューを実施した。作品に関することはもちろん、芸人としての活動についても大いに語ってもらった。ーーヒーローが主人公の作品で占める同雑誌で、原作を担当することになった経緯を教えてください。 実は当初“やろう”と思っていた雑誌でできなくなって、編集の人が『HEROS』で連載を持っていた武村さんに「板倉くんがこんな話をやりたいって言っているんだけど」って話をしてくれたんです。ちょうどヒーローの物語だったし“やりましょう”って。ーーでは、雑誌ありきではなく、もともと原作があったんですね。 そうなんです。ただ、ウルトラマンや仮面ライダーの漫画が掲載されている雑誌なので、それと比べると現実寄りの作品かもしれないです。ーーどんな作品なのでしょうか? 悪者をぶっ倒すというよりも、そいつら(悪者)によって被害を受けている人を救うっていう話です。あくまで目的は、悪党を懲らしめることでも裁くことでもなくて、被害を受けちゃった人を楽にするっていうことですね。ーー板倉さんは過去、小説にも挑戦されていますが、やはり漫画原作とは作り方が違うものですか? 脳みその使い方は一緒かもしれないですけど、表現方法が違いますね。小説は視点や人物を決めて、そいつが見えた景色をどんどん描写していって読者に想像させなきゃいけないんですけど、漫画脚本の段階だと、面倒なところは“見取り図を別紙で書きます”って絵で描いちゃいますから。そういう感じなので、僕の脚本を世に出しちゃうと小説として読めるものではないと思います。ーー板倉さんが書かれた小説『トリガー』、『蟻地獄』も武村先生が漫画を担当されました。どんな方なんですか? 最初はホテルのラウンジバーでお会いしたんですけど、完全に「その筋の人がいる」と思いました。丸坊主でかなりいかつい感じでしたが、話してみるとめちゃめちゃいい人でしたね。ーー自分が作り上げた空想の世界が漫画になるのはどんな気分ですか? 漫画家って、男が一瞬でも考える夢の中に入っていると思うんですよ。“漫画を描けない”って諦めていたものが、1巻として形に残るのはうれしいし、達成感もありますけど、反面“外したらヤバイ”、“次をやらせてもらえない”っていう恐怖感も乗っかっています。原作だけやって漫画を任せている、って相当恵まれた環境にいると思っているので、それがなくなるのはやだなーって。ーー芸人活動についても教えてください。今後やりたいことはありますか? それも疲れちゃいましたね〜。“これやりたい”って言ったって、叶わないのが続きますからね(笑)。あと思うのは“テレビがつまんなくなった”って嘆いていても、何の生産性もないなと。結局、その問題を考えたところで誰も悪くなかったりするんですよ。 僕も“ワイプが見づらいからやめてほしい”とか“飯食って「ウマい」とか言うために芸人になったわけじゃない”って言うんですけど、別にそれ、ディレクターが悪いわけでもないんですよ。その人だってお笑いをやりたかったかもしれないけど「それでは数字が下がるからコッチをやってんだよ!」ってことじゃないですか。 だから、別に誰も悪くない問題にいきり立っていてもしょうがないし、まだいっぱい残っているお笑いの仕事に最善を尽くしたいです。ーー芸人活動を全うすると。 レギュラー番組もないですからね。気楽なもんですよ。ーー相方の堤下敦さんとはどんな活動をしていきたいですか? それも、こっちがコントロールできるわけではないですからね。“復活したんだから俺らを売らせろよ”って言えることでもないですし、これから1本もコンビとしてのオファーがなかったら事実上終わっていた話だし……。そのへんも年齢でしょうかね。俯瞰(ふかん)で見られるようになりました。ーー若い時は違ったんですか? “お笑いやってやんだよ”みたいな感じです。アツかったですよね。お笑いにしろストーリーにしろ、生まれた時に放出するシステムみたいなものは残ってほしいと思います。ーー最後に『マグナレイブン』1巻の見どころを教えてください。 「暴力反対」って言葉はあるけど、暴力で解決できる問題ってけっこう多いと思うんです。まともな人間だったら同じようなことを考えていると思うのですが、この作品では、“力があったらあんなに悲しい思いをしなくて済んだのにな”っていうところを全部助けていきたいです。今のところ1巻に関しては、“やっちまえ!”っていうやつしか出ていないので(笑)、爽快だと思います。『マグナレイブン』1巻原作:板倉俊之漫画:武村勇治発売元:ヒーローズ全国書店、ネット書店で絶賛発売中!(取材・文:浜瀬将樹)
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芸能 2019年03月16日 12時00分
SNSで大ブレイクの予感、「俺の旋律」とは? “親友”の馬鹿よ貴方は・ファラオ、『サンリオ』にハマった意外なきっかけを語る
2008年4月に結成され、「THE MANZAI2014」や 「M-1グランプリ2015」への決勝進出で一躍脚光を浴び、人気芸人の仲間入りを果たしたお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」。 特に平井“ファラオ”光はその独特のキャラクターで人気を博している。公式プロフィールの趣味欄には音楽鑑賞・絵画鑑賞・古代エジプト・恐竜・サンリオと記載されている。数ある趣味の中でも特にハマっていると語るサンリオに関しては、ファラオの“親友”の「俺の旋律」という、サンリオのキャラクター・マイメロディ推しのSNSアカウントも存在。喫茶店や公園、路上などでマイメロの格好で撮影された“カワイイ”写真をアップしていることがファンの間で話題となっている。 今回はファラオに、サンリオ愛について語ってもらった。ーーサンリオにハマったきっかけは? 去年の6月、同じ事務所で仲の良いメイプル超合金のカズレーザーから、飲みの席で『ファラオさんがサンリオ好きだったらおもしろいんじゃないですか』と勧められたのがきっかけですね。俺の雰囲気とか見た目とギャップのあることをしたらおもしろいという、最初は完全にビジネス目的でした。ーー最初はビジネス目的だったのにここまでハマったんですね! 実は『シルバニアファミリー』とサンリオの2択でした。家に帰って、サンリオの公式ホームページのキャラクター紹介を見てて。450種類くらいいるんですけど、カワイイのもいれば、設定がかなり攻めてるものもいて、見てたらおもしろすぎて本当にズブズブ、ハマっていったパターンですね。ーー特に好きなキャラはいるんですか? マイメロちゃんのライバルのキャラクターのクロミちゃんですね。サンリオのキャラは基本的にカワイくてふわふわした感じなのに、クロミちゃんは黒くて、おでこにドクロが付いてるのがスゴい個性的で周りから浮いてて、何かひかれるものがあった。ーー今日も服の胸の部分やカバンにもサンリオキャラが付けられていますが、サンリオ好きになって日常生活にも変化があったのでしょうか? 今までの趣味は音楽や映画、日本画とか渋めの趣味ばかりだったもので、かなりギャップがありますよね。カワイイと感じるのは感覚であり、個人の好みですね。年間パスポートを持っているのでサンリオピューロランドにも月に2、3回は行ってます。1人で行くときもあれば友達と行く時もあります。ピューロランドのオススメは、推しキャラがいる人はそのキャラに会いに行く。推しキャラがいないのであれば、ショーをメインに観ていただければ。ーーサンリオを好きになってからは周りの友人や芸人たちにもサンリオの話ばかりするようになったと聞きますが、変化はありましたか。 サンリオは「女の子や子供だけのもの」ってイメージが強いと思うんですけど、絶対大人になればなるほどハマるものだと僕は思っていて、個性的で多種多様なキャラクターやいろいろな角度から熱弁してますね。もともと僕が勧める前からサンリオ好きだった芸人と、ピューロランドのメモリーボーイズという舞台をやってた俳優さんと3人で、世の中にサンリオの魅力を普及させる「サンリオ部」を作りました。ーーそこまでサンリオをプッシュする理由はなんですか? もともと、自分が好きなものを他者と共有したいという願望が強いので、こんなに素晴らしいものをもっと世の中に広めなければと思っていました。 歳を取れば取るほど、社会生活でストレスがたまっていくものじゃないですか、そのストレスのはけ口を自分は持ってなくて、サンリオに出会ってすごく癒やされた。心が浄化された感じがあった。ストレスの発散方法を知らない大人ってけっこう多いと思うんです。サンリオにも大人を癒やす要素が絶対にあります。サンリオのカワイらしいキャラが一生懸命に頑張ってる姿を見ると、それだけで泣いちゃう時もあります。最終目標としては自分がサンリオのキャラになれれば最高ですね。ーー10年以上前からの知り合いだったという「俺の旋律」さんについて教えてください。 もともと、“俺の旋律”はサンリオの存在すら知らなくて、最初は「サンリオの話とかもういいよ」って言ってたんですけど、ある時、「お前と同じウサギ族の中にカワイイやついるよ」ってマイメロちゃんの画像を見せたら、スゴい衝撃を受けてて。同じウサギ族なのにこんなカワイイキャラがいるのかって、自分もカワいくなれるための修行をしている状況ですね。2019年1月18日のマイメロの誕生日から「俺の旋律」は活動をスタートさせ、日々「カワいいとは何か」の答えを求めて旅を続けています。ーー「俺の旋律」さんが活動し始めて、ファラオさんへの影響はありましたか? 周りから、おかしなことも言われるんですよ。「え?同一人物でしょ」とか「ファラオさんですよね」とか。いまだにちょっと意味が分からなくて…あくまでも「俺の旋律」は親友です。だって見た目からして全然違うでしょ、彼はウサギですよ。 そこで、すぐ近くまで来ているという噂の「俺の旋律」にも話を聞いた。 ファラオは用があるって言うので先に帰っちゃいました。僕は34歳で普段は富士の樹海に住んでいます。マイメロディさんはマリーランドに住んでいて、「カワイイの答え」はおそらくそのマリーランドにあるんだと思っています。マイメロディさんは人間世界にもよくいらっしゃるので、人間世界にも「カワイイ」のヒントはあると思い、積極的に顔を出すようにしています。頻繁に人間社会に来るようになったのはここ1、2ヶ月です。ーーカワイイと言われたい初期衝動はなんだったのでしょうか? 根本的にウサギ族だし、もともとそんなにカワイくなりたいという願望はなかったんですけど、マイメロディさんを見てしまったので、同じ種族なのになんでこんなに差があるんだというコンプレックスや嫉妬心が生まれました。同じ種族だったら僕もカワイくなれるはずという希望もありましたね。ーー活動してみての感想を教えてください。 まだ人間社会に慣れておらず、東京は怖いイメージがあります。とにかく今は「カワイイ」の答えを探すためにいろいろなところに行っているので、新しい景色を見て、少しでもメロディさんに近付ければ。同じウサギ族としてマイメロディさんに追い付きたいです。ーーインスタ映えする素敵な写真が多いですが、撮影場所はどうやって決めていますか? ひとつの場所を歩き回って「カワイイ」の要素がありそうなところを探して、お店の人に許可を取って、撮らせてもらうパターンですね。カワイイの基準は今も探している最中です。 自分自身ではカワイイと思える写真をアップしているつもりですけど、正解かどうかはまだ分からない状態です。公園で小鳥と一緒に撮ったり、本当は自分だけの力で「カワイイ」と言われたいので、まだ修行中の身ですね。撮影自体は「カワイイ写真が撮れた充実感」と「人間社会に慣れていない怖さ」の半分半分です。ーー活動において注意されてるポイントはありますか? メロディさんのようになりたい、自分もメロディさんのように認められたい一心ですね。人間のみなさんは違う種族の者に警戒心が強いので、騒がれたくはないですね。一歩間違えたらおまわりさんに通報されかねない存在だと自覚しているので、周りに迷惑をかけないように気を遣っている部分はあります。ーー今後の活動の目標などを教えてください。 「カワイイとは何か」「こういった場所で撮影すればよい」など、アドバイスも募集中です。お店をやってる方で「ウチで写真を撮ってください」という人もいたら、連絡ください。SNS上でDMを送ってくれてもいいですし、ファラオ経由でもいいので。今、ツイッターのフォロワーは4500人くらいで、もっと広げていきたいですね。もっと自分の存在を知られたいし、もっとカワイイと思われたいです。ーーピューロランドのマイメロに会いに行こうとは思っていないのでしょうか? 今の段階ではメロディさんに並んだ時に「あんなブサイクなウサギもいるんだ」とウサギ族の評価を下げてしまうことになるので、まだだいぶ早いので会えません。ーー最後に読者へのメッセージを。 メロディさんのファンじゃない方も多いと思いますが、メロディさんは本当に至高の存在なので、ちゃんと1回メロディさんの存在を見てほしいですね。知ってる方は多いと思いますが、ちゃんと向き合った人は少ないと思います。メロディさんが生まれた1975年から、いろいろなコンテンツとかを見ていただいて、「こんなにカワイイ人いるんだ」と知っていただいて、メロディさんの良さを共有したいです。「俺の旋律」…直訳すると「マイメロディ」。しかし、「俺の旋律」の名前の由来は姓名判断で、あえて最悪の名前をつけられたというのが始まりだそうで、マイメロディちゃんとリンクしてるのは偶然だという。まだまだ謎の多い存在だが、今後さらにハイセンスになっていくだろう、「俺の旋律」の活動に注目したい。「俺の旋律」公式ツイッターhttps://twitter.com/orenosenritsu「俺の旋律」公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/orenosenritsu/
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芸能 2019年03月02日 12時00分
「東京との笑いの違いなんてない」小籔千豊&すっちー、“大阪の笑い”の正体を語る 60周年の吉本新喜劇、まもなくワールドツアースタート
吉本新喜劇が60周年を迎えたことを記念して、3月28日より『吉本新喜劇ワールドツアー〜60周年 それがどうした!〜』をスタートさせる。 川畑泰史、小籔千豊、すっちー、酒井藍の4座長が「小籔・川畑班」「川畑・すっちー班」「すっちー・酒井班」に分かれ、全国47都道府県を巡るほか、中国、タイ、インドネシア、シンガポールなど、海外公演も行うというもの。 今回、小籔とすっちーにインタビューを敢行。ツアーのことはもちろん、内場勝則と辻本茂雄が座長を勇退し、新体制となった新喜劇のことなど詳しく聞いた。ーー4座長に加えて、次期座長候補の清水けんじさん、吉田裕さん、信濃岳夫さん、諸見里大介さんがリーダーに就任しました。新体制で変わることはどんなことなのでしょうか?すっちー:若手がどんどん入ってくるので、正直よく知らん子も増えてきています。その辺りは距離感近い4人だと思うので、“この子、こんなことすんねや!”って使い方が増えるんじゃないかなって思います。小籔:内場さんも辻本さんも辞めはるわけではないので、基本的には何も変わらないと思います。ただ、リーダーは動きによっては座長になるので、あの4人がむっちゃ頑張り出すと思うんですよ。そんなんされたら僕らも頑張らなアカン。「リーダー頑張っているけど、座長全然頑張ってないやん」ってなったらむっちゃマズイですよね。最初は、会社から圧かけられているの見て、“大変やなぁ”って思っていたんですけど、“いや、大変なん俺らやん!”って焦り出しました。だからプレッシャーです。ーーワールドツアーで楽しみなことや不安なことを教えてください。すっちー:海外って“あれ? こんなことアカンねや”っていうことがたまにありまして。スリランカ公演に行ったときに、僕が三蔵法師の役で、吉田が孫悟空役で、服を脱がして乳首ドリルをしたら「お坊さんが男性を裸にしてる! 乳首を棒でなんてもってのほかや!」ってなったんです。ワールドツアーも主に日本の方が見に来られますが、情報が洩れて「なんとけしからん!」ってならんように、ルールだけは聞いておかないとなと思います。ーー小籔さんは、すっちーさんの座長としての働きをどう評価されていますか?小籔:これまでの新喜劇の歴史上で『コロコロコミック』(小学館)の表紙になったヤツおらんと思うんですよ。これもうちょっと会社と座員が褒めなアカンことです。子どもの頃にも読んでたし、娘に「コロコロ買って」って言われたこともありますし、その表紙に新喜劇の座員がなるってほんまにスゴい。すっちー:小籔さんこのことめっちゃ褒めてくれるんですよ。小籔:劇場での結果の出し方は言うまでもないですけど、CMに出たり年末のビッグ番組に出たり、今まで座員がやってないようなことをアプローチしているのは、新喜劇にすごくプラスになっていると思います。ーーそれぞれタッグを組んで全国に行きますが、意識することはありますか?すっちー:一緒にやる川畑さんが小籔さんともやるので「向こうはどんな感じですか?」って聞いています。全員が似通っていたらアカンし、全組観に来てほしいので、それぞれ違う味が出たらええなと。ただ、川畑さんから“小籔はこんな感じ”って聞いても突然ゼロにしたり、“できたー”思ったら「キープで!」って言われることもあるらしくて(笑)、そんな話を聞きながら4人で情報交換しています。小籔:基本的にこの座長4人は、新喜劇をよくするため、大きくするため、力を合わせて仲良くするべきやと思うので、僕が4人の中で断トツ“おもんない”って評価を得ても、結果、新喜劇が大きくなるならそれでいい。僕は風通しの良い内閣を目指していますから、縦割り行政はやめたほうがええ。すっちー省イケてる、小籔省イケてない、じゃあ協力しない……っていうて日本が傾いたりしているので、省庁連携して頑張りたいです。ーー(笑)。小籔さんは2011年に東京所属になり、「新喜劇を広める」とおっしゃっていました。2019年になってみて実感はありますか?小籔:東京のテレビに出て“新喜劇のことこれくらい喋れたらいいな”っていう目標値ははるかに超えたかなと思います。まさか47都道府県回れる日がこんなに早く来るとは思わなかったし、TOKYO MX(関東ローカル)でNGKの舞台が流れるのも革命的。僕が『ワイドナショー』(フジテレビ系)で新喜劇のことしゃべると、松本(人志)さんと東野(幸治)さんから「なんでも新喜劇に例えてうっとおしいねん!」ってツッコまれますが、許していただいている部分もあるとは思うんですよね。ーー他にはない自分だけの魅力ってどんなところだと思いますか?小籔:意識してんのは、他の座長が思いつかへん台本をするということですね。一時期“似通った新喜劇があったかな”と僕は思っていまして。“いつものアレが来てほしい”っていうお客さんが多かったんですけど、同じことやるから同じお客さんが来るというか、毎回違うことやったら“今回どんなことやってくれるんやろ?”って育つんですよ。お客さんがマンネリを求めたんじゃなくて、僕らがマンネリを与えたからそうなってしまった。それって絶対アカンことやと思うんです。知っているお客さんは笑うんですけど、初見の人は笑わない。それが、大阪と東京の新喜劇の食いつきの差やったと思うんですよ。大阪ではバリバリ馴染みのあるギャグ持った人がそれをやる。大阪の人は笑うけど、東京の人は笑わない。これでどっかのアホが「これお前分からんの? 大阪の笑いわかってへんな」って言うて、「私は面白くないけど、やっぱり東京と大阪って違うんだな」って分かれたんです。でもそうじゃないんです。大阪と東京の笑いの違いなんてあるわけなくて、同じマンネリをやっているか、やってないかだけなんです。すっちー:僕も自分の中の一番の課題は面白い台本を書くことですね。昔、今まで以上に悩んでいた時に、舞台で池乃めだかさんと間寛平さんが猫と猿のケンカコントをやりだしたんですよ。寛平師匠がパッチの中にモノをいっぱい入れて暴れはって、いったん袖に戻ってきたら、そこから血が出てて(笑)。でもまた舞台に戻ってワーってやりはったんです。お客さんは気づいてないけど、それがめっちゃ面白くて。そこで「理屈いらんな」って思ったんです。それから“なんか知らんけど面白いもの”をやっていこうと考えたので、ツアーでもできたらいいなと思います。ーー最後に意気込みをお願いします。小籔:新喜劇とは一生触れない予定やった人も多いと思うんですよね。そういう方に近くの町へ僕らが行かせてもらいますので、一口試食に来てもらえたらと思います。“あれ? 意外と美味しかったな”って思う人が1人でも増えたらという気持ちで回らせてもらいますので、どうか時間があれば一口食べにきてもらえたら嬉しいです。すっちー:新喜劇に興味のある方が友だちを誘っていらっしゃることもあると思うんですよ。その人が恥かかんようにしますので、いろんな方を誘って観に来ていただけたら。ちょっとねずみ講みたいですけど。小籔:いや、これはねずみ講じゃないから(笑)。すっちー:あとは、乳首触られて急に「ピュリッピュ……」(今別府直之のギャグ)って言い出すヤツがいたりするので、「何これ?」っていう違和感も楽しんでほしいというか。小籔:あれに関しては大阪の人も「何これ?」って思っています。すっちー:(笑)。好きに観ていただければと思います。吉本新喜劇ワールドツアー 〜60周年 それがどうした!〜日程:2019年3月28日(木)〜2019年9月8日(日)料金:前売5500円〜チケット:チケットよしもとにて発売中!◎ライブ・ビューイングも開催!詳しくはこちらhttps://liveviewing.jp/contents/shinkigeki-60th/(取材・文:浜瀬将樹)
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芸能 2019年02月17日 12時40分
激似モノマネでブレークのガリットチュウ福島、“不思議と似ている”秘訣を暴露 宮迫との感動秘話も
ダレノガレ明美や船越英一郎、さらには“哀愁モノマネ”などを披露し、テレビはもちろんSNSでも話題となっているガリットチュウ・福島善成。 そんな彼が、忙しい合間を縫ってピンで初の単独ライブを行うという。なぜメディアに露出して成功している彼が、単独ライブを行うのか? そこには“タレント”ではなく“芸人”として生きる決意があった。ーーまずはおひとりで単独ライブを開催することになった経緯を教えてください。今こそ人に甘えるんじゃなくて、自分でやってみようと。一人ってすごい怖いんですけど、とりあえずやれば何かしらリターンがあるんじゃないかと。ーーもちろんコンビとはネタの作り方が違いますよね。いつもは相方に「これどうかな?」って聞いていたですけど、やっぱりどこかで相方のせいにしていたところがあるんですよ。それを1回、自分のせいにしようというか、“一人でも出来るんじゃないか”って。ーーネタはどのように作られているんですか?僕、(神奈川県)藤沢に住んでいて、都内までだいたい1時間くらいかかるんですけど、往復2時間でネタ考えたりアンケート書いたり、インスタの画像編集したりしています。ーーえ? インスタも1人でやられているんですか?YouTubeも1人でやっていました。初期の頃、作家に頼んだことがあったんですよ。でも、自分の間で編集したいし、写真の切り抜き方とか違和感があって。作家もお金を貰えるものか貰えないのか分からない状況の中で、モチベーションも上がらないだろうし、だったら自分でやろうと。ーー今回、『NTTぷらら ひかりTVチャンネル4K放送』の生中継も入ります。失敗もできない状況ですが、そこまで追い込む理由は?与えられた仕事ばかりやっていたら作るものがないというか、怠けている感じがしたんですよね。めっちゃ大変ですし、“何でやるって言っちゃったんだろう”とかも思いますけど(笑)。ーーインスタを拝見すると、有名な人やニュースで話題になった人など、モノマネを出すタイミングが異常に早いですよね。ゾワゾワってするタイミングがあるんですよ。“あれ? これやったら絶対流行るんじゃねーか”っていうか(笑)。そういう時は、めっちゃ早いと思います。とりあえず“ツバつけとこう”みたいな。ーーモノマネをする中で、こだわっているポイントはありますか?1か所だけ似せようと頑張っているところがあります。ダレノガレさんだとずっと口角を上げていますし、元貴乃花親方だと不機嫌な感じにシワを寄せているとか。ーーブレークのきっかけは、船越さんとの2ショットをインスタにアップしたことですか?そうですね。“似すぎている”ってYahoo!ニュースになりました。その数日後にあの問題が起きて仕事が増えたっていう……。親方に関しても、ワイドショーでずっと賑わっていて、いい感じに話題を作ってくださって。ーー数々の問題が起きましたからね。『サンデー・ジャポン』(TBS系)で生出演が決まって、(息子の)花田優一さんをやることになっていたんです。そしたらあの騒動が起きて……気持ち悪いくらいの偶然が起き続けましたね。ーー昨年ブレークして印象に残っているお仕事はありますか?『24時間テレビ』(日本テレビ)の北門レポートですかね。あそこは花形ですし、“俺でいいのかな”ってずっと思っていました(笑)。YOSHIKIさんが来た時にXジャンプして笑ってくれたのも良い思い出ですね。ーーブレークして先輩からの反応はどうですか? 先日野性爆弾さんにインタビューした時、くっきーさんが福島さんと『嵐にしやがれ』(日本テレビ)に出演できたことを大変喜ばれていました。あはは(笑)。もともと、くっきー師匠と僕って新喜劇でも2〜3分しか出られないチョイ役だったんですよ。それが“絶対に出られない”って言われていたゴールデンで、しかもメインゲストで出演するって「やばくないですか?」って喜びましたね。ーー雨上がり決死隊の宮迫博之さんとのクリスマスのエピソードもテレビで拝見しました。本人は「ちょっと泣いた」っておっしゃっていました。僕、結婚していまして、いつもクリスマスに「子供たちに」って宮迫さんからお小遣い頂いていたんですよ。今年は「いいです」ってお断りして、そしたら「良かったなぁ」って言ってくださって。「CM2本決まったんで〜」って軽く返しましたけど、嬉しかったです。ーー奥さんはブレークしても“ブレない”らしいですね。変わらないですね。ただ、家でご飯を食べる回数が減ったので、今日は弁当と「びわ茶を持って行け」って水筒を持たしてくれました。体の心配をしてくれますし、支えてくれていますね。ーー最後に、メッセージをお願いします。今回、新作、皆さんの知っているようなネタ、“こんな福島見たことない”っていうネタの3つを出していきたいと思っています。絶対に後悔はさせませんので、大いに笑いに来てほしいです。(取材・文:浜瀬将樹)公演名:「ガリットチュウ福島の哀愁プンプンLIVE」出演:ガリットチュウ・福島善成日時:2019年2月23日(土)開場19:00/開演19:30/終演21:30場所:ルミネtheよしもと料金:前売¥3,000/当日¥3,300問い合わせ:チケットよしもとtel:0570-550-100
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芸能 2019年02月16日 12時40分
きっかけは中堅芸人の愚痴を聞く「ミドル飲み会」! 松本人志にパンブー黒瀬がズバズバ切り込む
「福岡でレギュラーをやりたいなぁ」……そんな、ダウンタウン・松本人志の一言で誕生した番組『福岡人志、〜松本×黒瀬アドリブドライブ〜』(FBS福岡放送)。福岡県を台本なしで旅するという企画で、2015年秋に放送がスタート(現在まで8回放送)。朝帯での放送でありながら高視聴率を連発し、今回、待望のDVD化に至った。 当サイトでは、番組で案内人を務めるパンクブーブー・黒瀬純にインタビューを実施。松本の“相方”として彼はどんな風に旅を共にしたのか? たっぷりと語ってもらった。ーー『福岡人志』がスタートした経緯を教えてください。飲みの席で「福岡で番組をやりたい」って言っていたのを僕が「それ、本気で言っていますか?」って食いついて、「本当よ」っておっしゃったのが始まりです。せっかくなので、この勢いを利用させてもらって、そのまま局のディレクターに「企画書書いて」って電話しました。次の飲み会でお会いした時にその企画書を見せて……。ーー松本さんが断れない状況を作ったんですね。そうですね(笑)。飲みの席での話を本気で動いた結果です。ーーDVDを拝見しましたが、松本さんの“福岡愛”が色濃く出ていますよね。福岡の人は、福岡のことを褒められるのが好きなんですよ。地元愛の強い県民性なので、それもあってこの番組が人気になっているのかなって思います。やっぱり松本さんが福岡を褒めているのは大きいです。ーー“台本がない”がコンセプトですが、もちろん事前に何となくは用意はされていると思います。それでも松本さんの一言でひっくり返ったり……ロケ時間が6時間という短い中で、振り回されるのも番組の面白さのひとつです。1個ゴールを作っているんですけど、合間にこういう店があるとか、事前に「ここ行くかも」っていう店を自腹でディレクターとロケハンしているんですよ。だから、この番組に関しては(番組内で発生した費用は黒瀬がすべておごるということもあり)マイナスです(笑)。松本さんが何を食べたいかにもよりますし……まぁでも、ほぼ、うどんなんですけどね。もう、コレうどんを食べるDVDですから(笑)。ーーお好きですよね〜。貧乏舌っていうか(笑)、B級グルメがお好きですね。高級料理ももちろん食べていらっしゃるでしょうけど、『ウエスト』っていう店(福岡を拠点とするうどんチェーン店)とか、ロケ終わって行ってましたからね。“もうちょっと高い店でお金落として”とは思いますけど(笑)。ーーそもそもお2人が飲むようになったのはいつ頃だったのですか?数年前に松本さんが、僕らくらいの芸歴や年齢の人を集めて“ミドル飲み会”を開いてくれて、僕らの愚痴を聞いてくれるみたいなことをやってくださっていたんですよ。そのあたりくらいからですね。ーー松本さんのオフっぽい感じも『福岡〜』に出ているような気がしますが、プライベートも変わらないですか?そうですね。松本さんってよくボケるし、テレビのまんまですね。福岡空港降りて、そのままピンマイクつけるのもあって、「スイッチが入れられない」とはおっしゃっていました。ーー2人の関係性も面白いなって思いました。躊躇なくツッコんでいますよね。今まで放送を8回やっているんですけど、5回目くらいに自分で“ツッコミきついな”、“なぁなぁになっているんじゃないかな”って1回戒めました。松本さんは何もおっしゃらなかったですけど、自分で“あれ? 俺、松ちゃんに慣れ始めているな”って気づいて(笑)。これはダメだぞと。ーー2人っきりになる車中では、「ダウンタウンとして漫才をするのか」など、お笑いファンが知りたいことをズバズバ聞いていますよね。普通だったら周りにお偉いさんがいたり、実力のある先輩がいたり、とても手の届く存在じゃないんですけど、車中だけは松本さんを独り占めできるじゃないですか。この時は“僕の松ちゃん”なので(笑)。ーー松本さんも拒否せずに真摯に答えてくれるのが意外でした。そこは真面目な方と言いますか、優しいですからですね……こんなこと言っていると、この記事読んだ時に怒られそうですけど(笑)。ーー最初ロケをした頃と現在で印象が変わったことはございますか?最初は“力を抜いて旅にカメラ回す”くらいの感覚かなって思っていたんです。だから、6時間回すって聞いた時は、こちらがドキドキするくらいだったんですけど、松本さんは「仕事として延びる分には全然いい」と。だから“早く終わりたい”と思っていた自分が情けなくて……(笑)。初回のエンディングで“あること”をされたんですけど、あれもたぶん松本さん提案でされているんですよね。そういうのを“ちゃんとしてくれるんだ”っていうのは思いました。ーー確かに、プライベートの雰囲気ながら、食べているものをカメラで撮りやすいようにしたり、インサートを手伝ったり、しっかり仕事をされていましたよね。ていうか、そんなことするんですねって思いましたね。そんなにロケ行ったことないでしょって。どこで覚えたんやっていう(笑)。ーー最後に見どころを教えてください。6時間回しているので、面白くないわけがない。DVDは6時間中の約70分ですから、何を取っても面白いでしょ。松本さんの素の部分を観られると思うので、良かったら買ってください。(取材・文:浜瀬将樹)『福岡人志、〜松本×黒瀬アドリブドライブ〜』出演者:松本人志(ダウンタウン)、黒瀬純(パンクブーブー)ほか価格:2,000円+税全国DVDショップ、ネットショップなどで第3巻まで発売中!
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芸能 2019年02月03日 06時30分
「せっかく芸人になれたのに」又吉直樹、芥川賞受賞後も文化人枠に憧れなし 現在の悩みも明かす
ピースの又吉直樹が作・演出を務めるコントライブ『さよなら、絶景雑技団2019本公演』(東京・三越劇場にて3月22日〜3月24日開催)の公演を前に、ライブの見所や、今後の芸人活動の展望などを明かした。 ふらりとある町を訪れた旅一座が、自身が“絶景”だと思う瞬間を切り取り、コントにしていく本公演も今回で4回目を迎える。出演するのは又吉ほか、グランジ・五明、しずる、ライス、サルゴリラ、囲碁将棋・根建、ゆったり感・中村、井下好井・好井、パンサー・向井、スパイク・小川ら。 派生ライブとして『さよなら、絶景雑技団主宰「日本の表現者』も三越劇場で23日と24日開催される予定で、こちらも又吉が作・演出を担当。又吉ほか、竹内健人、フルポン・村上、サルゴリラ・児玉、ライス・関町が出演する。―― 今回の公演ですが、改めて見所などを教えてください。又吉:僕が作ったコントを、僕が普段面白いと思っている芸人たちと一緒にやろうと呼びかけて始めたライブなんです。2009年に一番最初にやったんですけど、あいだが空いたりして去年からまたやり始めたものです。日常の中の忘れられない風景や絶景を切り取ってコントに出来たら良いなと考えています。いろいろ言うてますが、簡単に説明すると、コントを沢山やるライブと思っていただけたらわかりやすいと思います。――又吉さんが「普段面白いと思っている芸人たち」が今回の出演者ということですね。又吉:そうです。スパイク小川は去年から入ってもらったんですけど、もともとみんな2009年頃、ちょうど10年くらい前に渋谷の「∞(無限大)ホール」という若手が出演する小屋で活動していたメンバーなんです。その時になかなかみんな、自分たちでライブをやらせてもらう機会が持てなくて、ある日、一緒にやっていた 後輩のしずるやサルゴリラの児玉から「自分たちで考えた面白いライブができる場があったらいいですね」って言われたのがきっかけ。じゃあ、そのメンバーでやろうかっていうことでやり始めたんです。――ピースとしてもまだブレイクする前ですね。又吉:僕だけでなく、パンサーの向井とか、井下好井の好井、まだ一年目とか二年目。その二人は志願して参加してくれたんです。僕たちも出してくれって(笑)――スパイクの小川さんはどういう経緯で参加することになったんですか?又吉:スパイク小川は女性が出てくるコントが一本できた時に、それは他のライブだったんですけど、このコント誰ができるかなと思って、思い付いたメンバーだったんです。スパイクとしてのコントも、いい意味での、すごい変な気持ち悪さ、怖さがあって、面白いんです。それで初めて声掛けさせてもらったんですけど、やってみたらめちゃくちゃ良くて......。ほかの出演者もみんな「すごいですね」 という雰囲気になって、「もう一回手伝ってくれへん?」とお願いしまして、前回から出演してもらうことになったんです。小川の おかげでこのライブのコントの幅が広がったと思います。もう今は小川がおらな困りますね。エースになってきています(笑)――(コンビの相方の)綾部(祐二)さんは今回のライブは見に来るんですか?又吉:綾部はアメリカにいてますから、地元茨城の友達の結婚式の日程とかぶってたりしない限り、絶対に来ません。アメリカから当分帰ってこないと思いますよ。綾部が英語を勉強する邪魔はしたくないので、アメリカに行ってから連絡はとってないんです。連絡したら気を遣ってすぐ連絡返してくれるタ イプですからね。――このライブが行われることも知らないんですね。又吉:まだ東京に綾部がいた時に、今後のライブの展望は話していたので把握してるとは思いますけど、ニューヨークで忙しいでしょうからね。――綾部さんがアメリカに行かなければ、今回のライブに出演者として綾部さんが出るなんてこともあったんでしょうか?又吉:それはないです。綾部が出演できるならピースとしてやるとおもうので。これはあくまで別のライブで、僕が個人的に小説書いてるのと同じですね。いつか、コントに無関係の綾部さんが、舞台をバイクで通り過ぎるような演出ができたら嬉しいですけどね。――綾部さんがアメリカに行った今、又吉さんは今後の芸人活動についてどのような展望を持っているのでしょうか?又吉:三十代のうちにコントを量産したいと思っています。毎月ライブもやらせてもらっているので、いろいろ挑戦もしたいですね。好きなことがコントや物語を作ることなので、基本的にはそのスタンスでと考えてます。 ライブをやってきた数だけでいうと、芸人の中でもかなり多いと思うのですが、最近は「又吉さん、もう作家になられたんですか」って芸人辞めたような言い方をされることもあって、ライブをやっていることを僕自身が世の中に発信しきれていない、僕が小説書いたら「新作が出ました」と報道してもらえるけど、ライブでコントの新作を一本書いても報道されないですからね(笑)だから、お笑いはやらないんですかと聞かれると返事に困る。毎月やってるねんけどなって……。 そこを改善できたらいいなと思います。もしかしたら、メディアの方もそうかもしれませんけど、バラエティ番組に出ている人以外を芸人として認識しないという世間の風潮があるんです。劇場にしか出ていない人は芸人見習いみたいなとらえ方。その感覚のずれが今は悩みでもあります。――芥川賞作家になったことによって、又吉さんのお笑いに対する見方が世間では変わってしまったということはありませんか?又吉:小説を読んで、ライブに来てくださるお客さんもいるんですけど、僕がやってるので小説もライブも本質はそんなに大きくは変わらないと思っているんです。前から僕のライブを見ていた人の中には「本なんて読んでいないよ」って言う人もたくさんいるし、コアなお笑いファンは芥川賞とか純文学なんて全く面白いと思っていない人も多い。 もちろん僕は文学も大好きですが、現実として、文学よりお笑いのほうが世間的に浸透としているし、圧倒的に流行ってますからね。「又吉、いいかっこうすんなよ。今まで通りやれよ。急に文学的なこと言い出すなよ」と思う人もいるんじゃないですか。一方で、昔からライブに来てくださるお客さんは、「ずっとこんな感じやったで」と言う人もいるでしょうね。そこは、それぞれ好きに楽しんでいただけたらと思っています。小説の読者が僕の作るコントを面白 いと思ってくれるかはわかりませんが、やっぱり観ていただきたい。――又吉さんは文化人枠に行ってしまったのではと勘違いしている人も中にはいるのでは?又吉:「文化人枠に行ってしまった」って思う人はどこか潜在的に芸人より文化人のほうが偉いと、世の中の価値基準を設定しているんでしょうね。僕は文化人に憧れたことは一度もないし、テレビに出てる文化人と呼ばれる方々も、なにかの専門家、スペシャリストであって、そこに誇りはお持ちでしょうけど、「私は文化人だ」と自覚して活動している人っていないんじゃないですか?便宜的に「文化人」という言葉を周囲が使っているだけで。子供の頃から、お笑い芸人が一番か っこいいと思って育ってきました。文化人らしき人がテレビ出てきても、どうせ難しい話すんねやろなとチャンネル変えてましたからね。 せっかく芸人になれたのに何で文化人にならなあかんねんとは思いますね。そこまで言うと角が立ってしまうかもしれませんけど、基本的にはアホなことしか言えないので。でも、今この瞬間もちょっと真面目なこと言ってしまってますよね。二十年も芸人としてやってきて、今また芸人に憧れてるという複雑な状況です(笑)でも、声を掛けていただいた仕事はなんでも挑戦したいです。―― ピースの時は綾部さんがそういう部分をイジって笑いに変えていったところがあると思うんですけど、 今はいないので又吉さん自身がそういう部分を崩していかないといけないのでは?又吉:崩していってもいいし、崩さなくてもいいのかなとも思っています。コントのなかで、芸人よりも文化人がゴリラに襲われたほうが、衝撃が大きくて笑う人もいるかもしれないですし。「賢ぶってる奴が頭噛まれてるぞ」とか。 個人的には肩書きで活動するのは詐欺師だけだと思ってるので、むしろそういうことは気にせず、とにかく楽しいコント、ライブをやりたいです。この理屈っぽいインタビューを読んでライブ行こうと思う人がいるのか疑問ではありますが(笑)まだ見に来たことがない人たちにも、ぜひ一度見に来て欲しいです。(取材・文:名鹿祥史)<公演概要>さよなら、絶景雑技団 作・演出:又吉直樹出演:又吉直樹、グランジ五明、しずる、ライス、サルゴリラ、囲碁将棋根建、ゆったり感中村、井下好井好 井、パンサー向井、スパイク小川日程:3/22(金)18:30開場 19:00開演 3/23(土)18:30開場 19:00開演 3/24(日)18:00開場 18:30開演チケット料金:前売り6000円 当日6500円場所:三越劇場(銀座)<派生ライブについて>さよなら、絶景雑技団主宰「日本の表現者」作・演出:又吉直樹 出演:又吉直樹、竹内健人、フルポン村上、サルゴリラ児玉、ライス関町 日程:3/23(土)14:30開場 15:00開演3/24(日)14:00開場 14:30開演 チケット料金:前売り4500円 当日5000円 場所:三越劇場(銀座)
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