−−“R-1”効果はありますか?
「私服は超地味なんですけど、街で気づかれるっていうのはありましたね。昨日、芸人4人で居酒屋で飲んでたんですけど、急にレモンサワーのピッチャーが来て、“あちらの人から…”って。工事現場の親方らしくて、食べ物も無限にバンバンおごってくれました。収録終わりだったんですけど、魔族さんと、うち(ワタナベエンターテインメント所属)のイヌコネクションの戸川(創太)ってやつと、マツモトクラブさんの4人でいたんすけど、気づかれたのは、完全に僕でした(笑)」
−−明石家さんまさんの“向上委員会”に、モニター横のポジションを確保する形で「出演」していますが、もう慣れましたか?
「いえ、いえ。初めて“向上委員会”に行ったときは、僕、芸歴11年ですけど、いっちばんじゃないかってぐらい緊張しましたね。さんまさんはもちろん凄いですし、ひな壇にも凄い人しかいないから。でも、優しいです。捨てないっていうか、どんどん上げて、引きだそうとしてくれるから、行ってみたらやりやすいんですけど、でもまぁ、緊張はしますよね」
−−そもそも、どういう経緯で出られることになったんですか?
「今田(耕司)さんが、“深イイ話”(『人生が変わる1分間の深イイ話』=日本テレビ系)で僕を観たんですね。堀北真希さんが僕のことをイイって紹介してくれることがあって、堀北さんとロケして、それがいい感じに編集されて。そのことを、“向上委員会”の打ち上げで、さんまさんに言ってくれたらしいんです。その話を、ジョニ男(※)さんが聞いてて、ライブで教えてくれて、マネージャーに報告したら、スタッフさんに営業をかけてくれて、入れたと」
−−新宿カウボーイ・かねきよ勝則さん、オジンオズボーン・篠宮暁さん、ハロー植田さんと池崎さんの4人が、あのポジション。
「今はこの4人が固定になってきたんで、友情みたいなのが生まれますね。もちろん、勝ちたい! っていうのもあると思うんですけど、仲はいいですよ。いっても個人戦で、来たときにどれだけ返せるかっていう意味で、ライバルといえばライバルですけど。“閉店ガラガラ”(番組終了時の一発ギャグ)も、みんなやってますけど、みんなはオンエアされないですし。かねきよさんとか篠宮さんは何個もギャグがあるからいいけど、僕はまだフレッシュさがあってイジってもらってるけど、それがなくなってきたら新しいのをどんどん増やさないといけないんで、ここからっすね」
−−池崎さんの芸風は、大声で叫びながら、上半身を反るじゃないですか。鍛えているんですか?
「いや。まったくです。やってくうちに、どんどん反れるようになっていったって感じで。昔より、異常なぐらい反れてますよ。中学は卓球部で、高校はボート、漕艇部。今のギャグにぜんぜん生かされてない(笑)。叫ぶのは、元はコンビだったんですけど、解散してピンになって、怖いじゃないですか、間とか沈黙が。だから、叫んで、やり続けてたらこうなった。テンション高いのが好きだったっていうのもありますけど、なかやまきんに君とか庄司(智春)さんとか、(ハリウット)ザコシショウとか。めっちゃ好きですねぇ。おもしろいっすわ、今でも」
(※)イワイガワ・岩井ジョニ男。同番組収録前のさんまに挨拶に行ったことから、スタジオ内のモニター横で見学。その様子を本番でイジられ続け、今ではひな壇メンバーに昇格した。
【プロフィール】'81年10月生まれ、鹿児島県出身。2005年デビュー。ワタナベエンターテインメント所属。
(次回は16年5月最終週に更新)