−−毎年このイベントに出る時に気をつけていることってありますか?
増井:PASSPO☆の曲調は今、“アメリカンガールズロック”がコンセプトなんですけど、いろんなアイドルさんのファンの方にも楽しんでもらいたくて、そういうものとはまた違う、アイドルファン受けするような曲を持って来たりしています。
−−今年のTIFはどんな感じでいこうと考えているんですか?
森 :さっきちょうど二人でそのことを話していたんです。
増井:わたしたち、バンドもやっているんですけど(BAND PASSPO☆)、それをできたら面白いなって。
森:フィナーレとかでやると絶対盛り上がると思うんです。
−−これはちょっと失礼な質問なんですけど、BAND PASSPO☆、あれはご本人たちが本当に演奏されているんですか?
増井:ガチですよ!
−−だって、アイドルの子が急に演奏とか出来るものなのですか?
増井:(笑)。
森:いや、もういつもたくさん練習していますよ! 必死に。
−−バンドは楽しいですか?
増井:めちゃくちゃ楽しいです。
−−5月くらいにBAND PASSPO☆でライブもやるんですよね。
森:もうソールドアウトもしているんです。
−−さすがですね。楽器ってもともと好きだったんですか?
森:みおちゃんは昔からやっていましたよ。
−−増井さんベース弾いているんですよね。ダンスとベースどっちが難しいですか?
増井:バンドについては合わせたりするとことか結構ダンスと似ているんです。キメないといけないところがあったり、意気投合してやらなければいけない部分があったり。どちらも同じくらい難しいですね。
−−“アメリカンガールズロック”というPASSPO☆の今の音楽の方向性というのは自分たちで決めたことなんですか?
増井:はい。結構わたしたち、自分のことプロデュースしていて、自分が楽しくないとやりたくないっていう人たちが奇跡的に集まっちゃったので、自分たちのやりたいことを今正直にやらせてもらっています。
−−ロゴマークも変えて新生PASSPO☆として年明けからスタート。8月に向けてPASSPO☆はどうなっていくんでしょう?
増井:去年から“アメリカンガールズロック”というコンセプトでやりはじめて、やっぱりTIFのファンとかは、今のわたしたちの曲を聴いたら「なんだろう?」って思ってしまう部分があると思うんです。だからこそ、「わたしたち、今、バンドもやっているんだよ」っていうことを知って欲しいなって思っています。
−−PASSPO☆としてやってきて、この数年の手応えというのはどうでしたか?
森:やっぱり意味がありましたよ。いろんなことが今に繋がっていると思います。一時期すごいロックな感じ、重めの感じの曲をたくさんやっていたんですけど、なんかそれより、今やっている“アメリカンガールズロック”のほうがすごく楽しいなって。自分たちらしいことをやっと見つけた感じです。
増井:自分たちで楽器をやることによってちゃんと音楽やっているなって実感が持てるようになりました。
−−増井さんは一応、グループのファッションリーダー的な存在でもあります。“アメリカンガールズロック”に合わせて何か衣装へのアイデアも出したりしているんですか?
増井:そうですね。アメリカのものを紹介するようなアプリなんかを見て、今回のテーマに沿った衣装とかを検索して、いろいろとアイデアを練ったりしています。
森:みおちゃんはわたしたちの衣装のデザインもしてくれたりしているんです。
−−そうなんですね。多才ですね。
増井:ありがとうございます(笑)。
−−個人としては、今年、それぞれどんなふうにやっていこうと思っているんですか?
森:個人としては、今年はPASSPO☆も大事なんですけど、PASSPO☆の派生ユニット、はっちゃけ隊もメインステージかな、ホットステージに立つっていう公言をしたのでそれを達成したいです。あと、個人的な活動としてはMCとかもやってみたい。トークものとか。
−−森さん、トークの引き出しが多そうですよね。いつもホンネでトークしている印象だし。
増井:トークも魅力的ですけど、PASSPO☆で一番ストイックで、筋トレマニアなんです。個人的には武井壮さんと共演したり、テレビ番組とかでそういう部分をいかせるようなこともやって欲しいなって。
森:楽しそう。
−−アイドルの女の子の筋トレってどうなんですか? だって鍛えることで胸が小さくなってしまったりとか聞くじゃないですか。
森:あー。でも確かに胸は落ちます…(笑)。
増井:落ちるんだ(笑)。
森:でもそこは気にしていないんで。胸に関してはいいかなって思っています。
増井:かっこいい!
森:普段からランニングとかしているんです。全身運動もしていて、腕もなんか結構筋肉がついたりしています。続けていくことに意味があると思っているんです。腹筋も毎日やっています。
−−増井さんのほうはどうですか?
増井:趣味がいろいろあり過ぎてしまって、夢は多いんですけど、なんかそれをするために今年はエンターテイナーな個人活動もどんどんやってみたいです。ナイルパーチ(ファッションブランド)とのコラボにも参加しているんですけど、もっと大きなコラボをしてみたい。
−−増井さん、声がすごくいいので、声を生かした活動も面白いんじゃないですか?
増井:声優にも挑戦してみたいって一応言っているんですけどね(笑)。アニメも好きなので。
−−バラエティと演技と歌ならどれが好き?
増井:その3つだと歌ですね。音楽がやっぱり好きなので。
森:わたしも歌です。やっぱり一番楽しいですもん。
増井:いろんな活動をしているけど、一番ライブをやっている時が幸せ。
森:PASSPO☆全員がそう思っています。今、海外へも活動の幅を広げようと思っているので、今後のわたしたちの活動にぜひ期待していてください!
(取材・文:名鹿祥史)
「TOKYO IDOL FESTIVAL2016」は8月5日、6日、7日、お台場・青海周辺エリアで開催