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芸能 2019年11月03日 08時00分
「墓場まで持っていく話も」著書がヒットの平畠啓史、サッカー愛が強すぎて“芸人だったんですか”と驚かれる?
お笑いタレントの平畠啓史が自身2冊目となる著書『今日も、Jリーグ日和。-ひらちゃん流マニアックなサッカーの楽しみ方-』(ヨシモトブックス)を出版した。平畠は芸能界きってのサッカー通。昨年出版した『Jリーグ54クラブ巡礼 -ひらちゃん流Jリーグの楽しみ方-』(同)が2万7千部を売り上げるなど、Jリーグファンにもそのサッカー好きを認知されており、本書の内容も気になるところ。本人を直撃して本の内容やサッカーについて話を聞いて来た。—— 『Jリーグ54クラブ巡礼 -ひらちゃん流Jリーグの楽しみ方-』についで2冊目の著書となりますが、今回はどんな内容になっているんでしょう。平畠:前回はクラブごとに構成していましたけど、今回はそういう枠はなくて、主審の方のお話とか、クラブとは関係ない部分もいろいろ書いたりしています。全部面白い内容になっています。いろんな方に読んでもらいたいです。—— 前作も含めてですが、実際のJリーガーの方から反響をもらったりすることはあるのでしょうか?平畠:前の本は結構読んでいただいたりしました。チームによってはクラブハウスに置いてもらったりしたので、選手の方から「読みましたよ」って。あと、取り上げた選手の方からは「取り上げてもらってありがとうございます」って言っていただいたりというのもありました。芸人仲間だとワッキーからは大絶賛してもらえました。「愛読書だ」って(笑)—— サッカーについて書くに当たって何か参考にされた書籍はあるのでしょうか?平畠:ないですね。僕のは暴露本みたいな内容のものではないので(笑)もちろん墓場まで持っていかないといけないサッカーの話はいっぱい持っていますけどね。それはちゃんと墓場に持っていきます。借金まみれになってもうどうなってもええわってなったら、サッカー界とは最後じゃって言って書くかもしれないですけど(笑)—— そもそもサッカーについて書こうと思ったきっかけは?平畠:「サッカーダイジェスト」の前の編集長が知り合いで「書いてみる?」って言われたのが最初です。その前に別のインターネットの媒体でコラムを書いたりもしていたんです。今回の本もそのコラムをまとめたものです。ちなみに、サッカーについて書くことは自分の中ではそんなに特別なことじゃないです。サッカーを見れば何かしらの感情が毎回湧くわけです。それを口に出して言うか書くかの違いだけの話だと思っているので。—— 本書をどういう方に読んでもらいたいですか?平畠:サッカーを好きな方なら「わかる、わかる」という部分と、「そこ見ているんだひらちゃん」みたいな感じの内容になっているんです。サッカーを知らない人でもなんとなしに分かる内容なんじゃないかなと思っています。幅広い人に読んでもらいたいです。—— 前作は2万7千部。今回の目標ありますか?平畠:本出す前は若干そういう部数とかも意識したりして書くわけですけど、書き出したら結構大変で、そういうのはもうええわって。ええのができたらええわっていう感じでやっているんです。売れる売れないは結果論。そこはあんまり考えて書くことはないです。—— サッカー観戦ですけど、毎週通われていると聞きました。平畠:スケジュールが空いていれば行きますね。応援しているチームとかは特にないんですけど、サッカーがとにかく好きなんで。どのカードでもいいという感じで見に行きます。—— 仕事でいえば、お笑いとサッカー、今はどちらの仕事が多いんですか?平畠:ほぼほぼサッカーですね(笑)ちなみにサッカーの仕事をする時はお笑いの仕事のこととかは考えないです。自分の中でサッカーの仕事をさせてもらう時に、芸人やとか、漫才やっていたとか、その延長ということでは一切ないので。サッカー場でも、芸人というよりただサッカーを好きなおっさんとして見られることが多いです。「吉本なんですか?」「芸人なんですか?」って言われることもあるくらいなんです。—— 次回作の構想はもうできているのですか?平畠:本でなくても、自分編集長の雑誌でもいいのかもしれないし、めっちゃアホな考えなんですけど、サポーターの人の写真撮ってカレンダー作りたいなとか考えたりもしているんです。いろんな人がいてはるから面白いんじゃないかって。あと、J1だけでなく、J2とかJ3を取り上げるようなものも考えています。—— 他のスポーツに対してサッカーのここが好きというのはあるんですか?平畠:うまくいかないところじゃないですか。手の方が掴んだりもできるし、いろんなことができるけど、サッカーはボールを足で蹴る。一番難しいといいますか、しかも手を使ってはいけないという、そのうまくいかなさ加減、まどろっこしさがあるからこそ、ゴールした時のあの開放感が生まれるんだと思うんです。そこが魅力じゃないでしょうか。—— サッカーに関する仕事をする上でやりがいのようなものはありますか?平畠:サッカーを見るだけじゃなくて、本まで書かしてもらって、これほど幸せなことはないですね。今回の本も難しい戦術本とかじゃない。ピッチ上の小難しい話ではなく、土曜日曜の楽しい雰囲気を感じてもらえる内容です。僕の本を読んで、サッカーや、サッカー場の空気、匂いを感じてもらえれば嬉しいです。(取材・文:名鹿祥史)
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アイドル 2019年10月05日 08時00分
SKE大場美奈、イケメン俳優・小越勇輝は「羨ましいくらいカワイイ顔」 主演舞台、メンバーにはあまり来てほしくない?
SKE48の大場美奈と俳優の小越勇輝が出演する舞台『ハケンアニメ!』が、10月12日〜16日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで、10月31日〜11月14日に東京・紀伊國屋ホールにて上演される。 辻村深月の同名小説を舞台化した本作。大場は、原作にはない舞台オリジナルキャラクター・新人制作進行スタッフの川島加菜美を演じる。2年半ぶりの舞台出演となる小越は、天才アニメ監督・王子千晴役だ。川島が働くアニメ制作会社にやってきた王子が、次回作のアニメ「運命戦線リデルライト」の指揮を取ることに。しかし、その傍若無人ぶりに川島や原画アニメーター・澤田和己(山内圭哉)は辟易する。そんな中、作品完成を揺るがす大事件が起こってしまう……。今回は、同舞台に出演する小越と大場にインタビュー。舞台のことをたっぷり聞いた。ーー脚本を読んだ時の感想を教えてください。小越:これまでアニメを観たり、声を当てる機会があったりはしたんですけど、アニメが出来るまでの一部始終を詳しく知らなかったので、その過程を見られるのは面白かったです。物語に出てくる強烈なキャラクターを個性の強い役者の方が演じると聞いたので、「これはどんなふうになるのんだろう?」ってワクワクしました。大場:アニメを気軽に観ている側だったので、絵を描いて色付けをして動きをつけて出来上がっていく段階で、「こんなに多くの人が関わっているんだ」って驚きました。あまりアニメのことが詳しくない人に「アニメ業界の裏側です」ってアピールしても、「ちょっと難しいかも……」って思われるかもしれないんですけど、私が新人役で質問する場面がたくさんあるので、とても見やすいんじゃないかなって思っています。ーー小越さんが演じる王子はどんな人物ですか?小越:すごく芯があってしっかりしたものを持っているので、それを曲げずに突き進んでいるのはすごいなって思います。それゆえに周囲を惑わせてしまうんですけど、でも、その根本には作品を作ることが人一倍あって、間違ったことは言ってないよねって思わせられる人なので、説得力を感じさせられるように演じないといけないと思っています。ーー若い頃から「天才監督」と呼ばれ、彼は彼なりの苦労がありそうですね。小越:プレッシャーを感じているのを表に出さないんですけど、どこかで感じているはずなんですよ。手がけたアニメが成功して「天才だ」って言われるけど、彼自身はそんなこと思っていなくて、裏では孤独で一生懸命ひとつの作品を作るために努力していると思うんです。きっと負けず嫌いで子供っぽい部分があるから、人に弱い部分を見せないようにしているんじゃないかなって思います。ーー大場さん演じる加菜美の魅力はどんなところにあると思いますか?大場:とにかくアニメが好きな女の子なので、アニメに関わっている現場にいることが幸せで仕方ないというか、だからこそ「いろいろと頑張ろう」と熱くなってしまうんですよね。技術があるわけではないけど、熱意で動くところだと思います。ーー普段の大場さんとは対照的ですか?大場:私も熱くなる時はあるんですけど、加菜美ほど有言実行したり、誰かの気持ちを動かしたりするところまでは、行っていないんじゃないかと思っています。ーー共演者も山内さんら個性的な役者さんが揃いましたね。小越:本を読んで想像がつくというか、「絶対面白くなるじゃん」ってニヤニヤしながら読んじゃう感じはありましたね。大場:舞台を観に行かせて頂いた時に、その作品に出演されている方はいらっしゃったんですけど、みなさん共演が初めてです。あのステージに立っている方々とやるんだって考えると、すごいなって思います。ーーお二人の共演も初だとお聞きしました。お互いにどんな印象を持たれていましたか?小越:特別「こういう人だろうな」って想像はしていなかったですけど、でも、今日取材を一緒にさせていただく中で、当たり前のことかもしれませんが、かなり考えているし、僕とは違う目線で物事を見ている印象がありました。あと、人見知りって共通点があったので、これからいかに距離を縮められるのかっていう課題があります(笑)。大場:女性から見てもうらやましいくらいカワイイお顔をなされているので、イメージ的に「かわいい喋り方をされるのかな?」って単純に思っていたんですけど、すごくしっかりとお話をしてらっしゃるのを見て、「男の子だ!」って思いました(笑)。ーー小越さんは2年半ぶりの舞台になるそうですね。舞台の面白さってどこにあると思いますか?小越:生物(なまもの)というか。反応がその場で来るっていうのはもちろんなんですけど、同じお芝居をしても、その日によってお客さんの反応が変わるのが面白いですね。ドラマや映画だと、カット割りがあって決まった画を観ていますけど、舞台は引いて見る人がいれば、一人をずっと見る人もいたり、好きに観ていただける面白さがあって、だからこそ僕らは気を抜けないし、緊張感も高まるんだと思います。ーー大場さんは、今回出演するにあたってSKE48のメンバーから何かお声がけされましたか?大場:アニメが好きなメンバーから「観てみたい」って言われました。舞台に出たいメンバーもいるので「大阪に観に行く!」って子も……。でも、身近な人がいる時こそ一番緊張するので、本当はあんまり観に来てほしくないです(笑)。ーーちなみに、大場さんと言えば、写真集『本当の意味で大人になるということ』が話題ですが、メンバーや周囲の方の反応はいかがですか?大場:同じSKE48の須田亜香里ちゃんが「写真集大爆死」って話題になった後に出したので、それこそ私が大爆死しないように、いろんなところでたくさん宣伝してくれて、実際に渡した時も褒めてくれたので良かったって思います。記者の方にも、亜香里ちゃんのことを聞かれるので、「亜香里ちゃんあっての今回の私の結果なので感謝しています」とは言っているんですけど、だいたいのニュースに「須田亜香里大爆死」って書かれちゃうので、それに関して申し訳ないなって思っていました。でも、逆に「私の写真集も話題になったよ。ありがとう」って言ってくれたので、本当に優しいです。ーー最後に見所を教えて下さい。小越:アニメ制作の裏側が描かれているんですけど、他の仕事でも共通する部分がたくさんあると思います。ひとつのものを作るお仕事をする中で、悩んだり、壁にブチ当たったりするけど、「なぜ、やっていくのか?」っていう背中を押してくれる作品だと思うので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。大場:いろんな大人たちが、自分の仕事に熱い想いや愛情をぶつけ合いながらひとつの作品を作っていく物語で、目が離せません。この舞台を観た後にアニメを観ると、少し違った見え方ができるんじゃないかな? って思ってもらえるくらい裏側で頑張っている人たちの姿をみんなで熱く演じたいと思っています。ぜひ、観に来てほしいです。舞台『ハケンアニメ!』【公演日程】<大阪公演>COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール2019年10月12日(土)〜16日(水)<東京公演>紀伊國屋ホール2019年10月31日(木)〜11月14日(木)【チケット】いずれも7,500円(税込・全席指定)※未就学児入場不可(取材・文:浜瀬将樹)
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芸能 2019年09月22日 20時00分
フォロワー62万人突破! SNSで大ブレイクの“光ママ”、思春期のお子さんと子育て中のお母さん世代に響く「名言」満載のカレンダー発売
日本テレビ『スッキリ』『ウチのガヤがすみません!』(どちらも日本テレビ系)などにも出演し、SNSやメディアなどで話題の光ママが贈る、珠玉の名言を集めた『【日めくり】まいにち光ママ!』が9月18日にワニブックスより発売される。 熊本の滝尾ママさんバレーボールクラブ所属で、熊本弁がチャーミングな光ママ。お笑いコンビ、しゃかりき(光・おっくん)の光のインスタを乗っ取って、「頑張るお母さんシリーズ」をアップし、息子ヒロちゃんへの厳しい言葉や、優しい言葉、ちょっとしたおとぼけ発言が子育てママ層の共感や反響を呼び大ブレイク中。インスタフォロワーも現在は62万人を越える(2019 年 9 月 20日現在)というから驚きだ。そんな光ママの 珠玉の31 個のメッセージを収めた同著について、光ママとヒロちゃんを直撃して話を聞いて来た。—— 光ママの活動は何年目になるんですか?光ママ:しゃかりきさんとともに歩み始めて、10年目です。それをSNSでやりはじめたら評判を呼んでしまって……。SNSでやる以前からずっと親子の日常を舞台でもやり続けて来たんで、この3ヶ月くらいで一気に注目されるようになって驚いています。お母さん世代とその子供世代が特に興味を持ってくれて……。ヒロちゃん:3ヶ月前は本当に暇だったのに……(笑)いつのまにかこんな日めくりカレンダーまで出させてもらって。二人とも泣いて喜んでいます。これでもっと知名度が上がって活動の場が広がれば嬉しいです。—— TikTokでも話題だと聞いています。外国語の字幕をつけて海外の人にも見てもらうと海外でもブレイクするんじゃないですか?光ママ:実は海外の番組でもその国のお母さんたちを前にやったことがあるんですけど、向こうではあんまりウケなかったんです(笑)国によってはお母さんに子供がでかい態度を取るみたいな描写が御法度のようで。ヒロちゃん:期待していったのに、むちゃくちゃすべってしまったんです。光ママ:まずは国内で光ママの動画を見てくれる人向けに発信して、それを継続できればいいなと思っています。光ママ親子でずっとやっていければいいなって。—— どんな人が今動画を見てくれているんですか?光ママ:圧倒的に女性が多いんですけど、18歳以下はなぜか男性の方が多いんです。子供たちが男の子中心に、親世代はお母さんが多いんです。インスタでの反響が毎日本当に楽しみです。—— テレビでの露出も増えていますが、今後はどんな展開を考えているんですか?光ママ:光ママを楽しみにしている人たちが見ているような番組、例えばグルメ番組や街ブラ、情報番組とかでたくさんのお母さんたちに光ママを見て欲しいです。お母さんたちが子供を送り出してふっと一息つけるようなタイミングでやっているような番組がいいなと思っています。—— お二人の動画を見ていると熊本弁がとてもいい味を出しているなと思います。光ママ:熊本弁で全国区になった人はあまりいないんです。ばってん荒川さんくらい。熊本弁のおもしろさをもっと知って欲しいです。—— 今回のカレンダーについても教えてください。光ママ:インスタグラムを見ている人は、そこでの名言から、そこにも載っていない名言とか様々な言葉に出会えて楽しめる内容になっていると思います。子育てに使える言葉、それから子供がそうだよなって納得できるような言葉ばかりです。これを見て毎日光ママを思い出して欲しいです。息子がいる人は息子の部屋に置いて欲しい。あと、大きく印字された言葉だけでなく、小さく印字されている言葉にも注目して欲しいです。その小さい言葉も時間をかけてチョイスしているんで、きっとその言葉に共感してもらえると思います。—— ヒロちゃんの言葉も入っています。ヒロちゃん:大人が見ても子供が見ても響くような言葉ばかり。これを見て、実家帰りたくなるとか、お母さんに会いたくなるような人が増えると自分も嬉しいです。光ママ:ヒロちゃんは本当に優しい子なんです。今回の本で光ママとヒロちゃんの魅力をもっと知ってもらえたら嬉しいです。【日めくり】まいにち光ママ!光ママ(しゃかりき・光)定価:1,000 円(税別)発売日:9 月 18 日発行:ワニブックスしゃかりき光のインスタグラムhttps://www.instagram.com/hikaru_shakariki(取材・文:名鹿祥史)
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芸能 2019年09月16日 17時00分
トータルテンボス、吉本興業騒動の中でスキャンダルで“芸人史上初”? 今回の全国ツアーは『SUSHI★BOYS』企画も!
9月29日〜12月14日、トータルテンボス(大村朋宏、藤田憲右)が全国漫才ツアー『CHATSUMI』を開催する。 本業の漫才だけではなく、YouTubeチャンネル『SUSHI★BOYS』のFujiyama(藤田)とTempura(大村)としても人気を博している彼らが、毎年恒例にしている本ツアー。新潟県・新潟市民プラザを皮切りに全国行脚するのだが、完売公演が続出するほど、プラチナチケットとなっている。 今回、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)決勝での好成績や、『爆笑オンエアバトル』(NHK)史上初の3年連続王者に輝くなど、実力派として知られる2人に話を聞いた。ツアーのことはもちろん、報道されたあの騒動についても語ってくれた。ーー全国ツアーが今年も開催されますね。大村:特に気持ち的な慣れとかもなく、毎回新鮮な気持ちがありますかね。毎年やってはいるんですけど、100点は出せていないですし、「今年こそは出すか」っていう感じです。藤田:毎年やれてはいるんですけど、当たり前だと思わないように、「今年もやらせてもらえるんだ」っていう気持ちです。ーー新鮮さや緊張感を持っておかないとうまくはいかないんですね。藤田:「(毎年)やれんだろ」って勘違いしている時もあったんですけど、よくよく考えたら決まってやらせてもらえるものでもないなと。大村:今年は2人で極楽とんぼの加藤(浩次)さんのところに行って、「当たり前じゃねーからな」をいただいてますからね。藤田:いや言われてねーよ?ーー(笑)。もちろん漫才中心になるとは思うんですけど、どんな内容になるのか教えてください!藤田:漫才とVTRはクオリティーの高いものをとは思っているんですけど、ちょっと側に力入れたいなって考えていて、今までにない試みをやるつもりです。実は、お客さんと一緒に東京を出発して、前日触れ合いをして当日ライブを観てもらうツアーを企画しています。大村:僕らはYouTubeをやっているんですけど、旅行会社さんからお話もいただきましたし、どんなツアーがいいかなって考えたところ、「僕らが副業でやっているトータルテンボスの全国ツアーをSUSHI★BOYSで回るのはどうだ?」って。藤田:二面性を見せつつね。大村:「ここでTempuraとFujiyamaは私用で抜けますが」……ってしょうもない茶番をやろうと思っています。ーー全国を回る楽しみって何かありますか?藤田:食がメインですね(笑)。大村:SUSHI★BOYSのジュニアたちを同行させているんですけど、「今日行く場所を決めておけよ」って宿題を出しているので、そいつらが持ち回りでリサーチかけています。藤田:その答え合わせが楽しみですね。旨くなかったらケチョンケチョンに言いますからね。ーージュニアの皆さんは、毎年地元の美味しいお店を探さなければならないんですね。藤田:もう何周もしているので、「ここに来たらここでしょ」っていう観光客向けのやつはダメなんです。もうドーピング。例えば、仙台で牛タンを選んだ時点でダメなんですよ。大村:そういうのはもう食べてきたもんね。去年は仙台でチーズフォンデュ食べましたし。ーートータルさんといえば、『M-1グランプリ2006』で審査員のダウンタウン・松本人志さんから「もっとウケても良かった」と言われていましたが、あの一言で大きく世間の印象が変わったように思います。藤田:やっていることはあんまり変わっていないんですけど、あれで後ろ盾もらったような感じです。「俺たち面白いんだ」って自信がつきました。大村:世間も変わるし僕らも変わるし運が良かったですね。他の審査員の方のコメントが影響力ないわけではないんですけど、特に松本さんのコメント力はデカイから、運があったんだろうなって思います。次の年に2位になりますけど、あの言葉がなければその順位にはなっていないでしょうね。ーー今は劇場が主戦場だと思います。賞レースがない今、そこに全精力をかけているんですね。藤田:一番難しいですね。審査方法が決まっていた方が対策を練られるんですけど、同じネタやってもスベる時もあれば受ける時もあるし……ルミネ(theよしもと)は比較的スベることはないんですけど、大阪の劇場に行くと、あの手この手を出してもダメなときがあるんで難しいなって。大村:劇場でもっと強くなりたいです。今でも「強い」って言ってくださるんですけど、やっぱりネタが限られてくるんですよ。受けないからやっていないネタもたくさんありますから。そういう経緯もあって今年は、例年に比べて老若男女に受けやすいネタを作っています。これからは、好き放題していると厳しくなってくるんじゃないかって思っていますね。ーー藤田さんにドッキリを仕掛けるYouTubeチャンネル「SUSHI★BOYS」としても活動されていますが、手応え的にはどうですか?大村:大きな手応えはないですね。ある一定の方達には響いている感じはしますけど、カジサック(キングコング・梶原雄太)やオリエンタルラジオ・中田(敦彦)とかとは、大きく差が開いていますから。藤田:まぁ無理してあそこにいくって感じでもないでしょ。大村:そうだね。いたずらもトークも漫才も俺たちが楽しいっていうのを大前提でやっているので、それで結果がついてきてくれると嬉しいですね。ーー藤田さんは自分のリアクションが面白がられるのは意外でしたか?藤田:そうですね。リアクションが面白いっていうのは良いことだと思うんですけど、それ以上に怒った時の人間的な部分が「面白い」って言ってくれると、ちゃんと観てくれているんだって思います。ーー大村さんは昔から藤田さんのリアクションが面白いとか、トラブルに遭いやすいというのは、気づいていたんですか?大村:「なんでコイツだけトラブルが降りかかるんだろうな」っていうのはよくありました。あと、同じことをしても面白いし、すぐキレるんだけど、キレても周りが不快にならないんですよ。ーー藤田さん自身は、いわゆる「持っている」っていう自覚はあったんですか?藤田:そうですね。ただ、「なんとかなる」が星の下だと思っていて、芸人になる前とかプライベートであぶねー橋を渡ったこともありましたけど、なんとかなる運命になっています。ーーこの間もタイ人女性とのツーショットを週刊誌に撮られるトラブルがありましたしね(笑)。藤田:あれはピンチじゃないですけどね(笑)。大村:タイに行って、風俗嬢の方にリークされる星の下ってなかなかないですよ。藤田:おそらく芸能人史上初ですね。大村:吉本がこんな時じゃなければ擦りもしないニュースなのに、「こんな時期に脇が甘いな」ってなっちゃうわけですから。そのあたりは持ってますね。ーー最後にツアーの見どころを教えてください。大村:44歳になる年齢でどんどんおっさんになっていくわけですけど、2人のキャッキャ感を観にきてほしいです。今後も、おっさんになればなるほど面白くなっていくと思います。藤田:今年は間に合いませんでしたが、本当はライブ会場に入った瞬間から違う世界にいるようなものを作りたいと思っているんですよ。追い追い変わっていくと思うので、今年はせめてネタの内容だけでも、「来て良かったな」って思ってもらえるような2時間にしたいです。トータルテンボス『CHATSUMI』詳細&チケットは『チケットよしもと』(http://yoshimoto.funity.jp/)まで!チケットよしもと予約問合わせダイヤル...0570-550-100(24時間受付 ※お問合わせは10:00〜19:00)LINEスタンプ『ハンパねぇスタンプ』【発売日】2019年9月29日(日)12:00リリース予定【コンテンツ概要】1セット24種【購入方法】「LINE」アプリ内「スタンプショップ」、または「LINE STORE」から購入[価格:120円(税込)または、50コイン]◆DVD「いきなりミックスベジタブル」発売日:2019年9月25日(水)価格:¥3,800(税抜)/¥4,104(税込)品番:YRBN-91309(取材・文:浜瀬将樹)
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芸能 2019年09月15日 08時00分
EXILEやイケメン俳優も出演! エハラマサヒロ・ミュージカルショー、多彩なゲストは自らオファー「家に友達を呼ぶ感覚」
エハラマサヒロが、9月20日(金)〜9月22日(日)の3日間、新宿FACEにて『The Musicalman』を開催する。 昨年、ピン芸人になって10周年を記念して開催したミュージカルライブ。ゲストにカンニング竹山、タカアンドトシ、徳井義実(チュートリアル)ら芸人に加えて、TERU(GLAY)、山崎まさよし、清水翔太らアーティストも参加した豪華な内容となっていた。そして今年、エハラの強い希望もあって再演が決定。秋山竜次(ロバート)、河本準一(次長課長)ら先輩芸人ほか、NESMITH(EXILE)、松本梨香ら新たなゲストも決定し、よりパワーアップした内容となっている。今回当サイトでは、主催のエハラにインタビューを実施。ショーのことをじっくりと語ってもらった。ーー昨年開催した10周年ライブがパワーアップして今年も行われることになりました。まずは心境をお聞かせください。11、12月にミュージカル『ファントム』に出演するんですけど、ちょうどライブがその稽古期間に入っている時期で、無理やり「ここまで(スケジュールを)押さえさせてくれないですか?」ってお願いしたんですよ。だから、決まった時は本当に嬉しかったです。ーーそれだけやりたい気持ちが強かったんですね。前回は大赤字で、最初から採算取れるとは思ってなかったんですけど、10周年やし、これくらい派手にやっていいだろうと思ってやっていたんですが、終わった時にまた次やりたくて仕方なかったんです。「舞台立っていて良かったな」って思うくらい自分で納得いけるものが出せたイメージでしたね。ーー初めて行く方に向けて、どんな公演内容になるのか教えてください。僕はエンターテインメントが大好きで、お笑いも音楽もダンスもヒューマンビートボックスもボイパもいろんなジャンルを観てきたんですよ。そういう各ジャンルのすごい人ばっかりを集めたメインディシュだけのフルコースを、自分のネタと絡めてお笑いベースのお芝居でやっていこうかなと思っています。ーー昨年の初開催では豪華なゲストがワンコーナーに出演されました。もともとお知り合いだったんですか?TERUさんや山崎まさよしさんは交流があったんですけど、清水翔太さんに関してはまったく面識なかったんですよ。Twitterで相互フォローになっていて、その状態で依頼をして受けてくださったんでビックリしました。ーー今年もネスミスさんや松本さんなどすごいゲストがいらっしゃいますね。昔から知っている仲なので、面白くなる気がしてならんというか(笑)。家に友だちを呼んでいる感覚です。そもそも、僕が友だちになりたくなる人は、いろんな話を聞いたり、知りたいって興味を持つ方なんで、本当にスペシャリストが多いんですよ。ネスミスなんて半端じゃなく歌うまいですし、明るいですし、人としてもいいからコントチックになっても面白い。松本さんもすっごくテンション高くて面白いし、なんやったら芸人っぽい(笑)。楽しくなりそうな気がしますね。ーー10周年で開催はしたものの、ライフワークにしていきたい思いがあるんですか?「毎年やっていきたいな」とは思っています。もちろん、去年と今年では演者もやり方もちょこっと変わっていますし、新しいネタも増えていますし、毎年「いいネタ+世界観」が強いものになっていったらなとは考えていますね。ーーこの公演がミュージカルやお笑い、音楽ファンの架け橋になりそうですね。そういうことをしたくてやっているんですけど、どうしても敬遠される方がいらっしゃいますね。「生で観たらすごいやん」って出会えるものもあると思うので、ぜひ来ていただきたいです。ーーもともとエハラさんは大阪で活動されていましたが、芸風は東京っぽさを感じます。大阪ではバリバリ動く漫才をしていましたからね。東京出てきてピンになった時に、漫談をやっていたんですけど、大阪弁が強すぎてお客さんが引いちゃって、いま標準語と混ぜているんですよ。それで徐々に東京っぽいネタになったのかもしれないです。ーーなぜ大阪から東京へ出ようと思ったのでしょうか?年末の番組『オールザッツ漫才』(毎日放送)で、ナレーションしたりダンスの振り付けやったりいろいろ使われたことがあったんですよ。そこで、僕が加わっていないところで、天津の向(清太朗)さんと南海キャンディーズの山里(亮太)さんが「あいつ何でもできんな。なんで東京いかねーんだろうな」っておっしゃっていて、それがたまたま聞こえたんです。向さんはずっと「お前はピンで東京に行け」って言ってくれていましたし、山里さんが言うなら信用できるというか、「ほんまにいけるかもしれん」って思いまして、友だちもゼロ、頼れる先輩もゼロで出てきました。ーー東京で活動を始めた頃、すぐにチャンスがあったそうですね。上京して2年間はフリーターやっていて、人生どん底ですし「辞めようかな」って思っていたんですよ。何も始めてないのに気持ちだけ落ちていって、「無理や」って勝手に思っていたんですけど、ある芸能の方に出会って認めてくれて、「なんかやらなアカン」と思ったのが大きいです。知っている芸人に連絡して教えてもらったのが、よしもとの最下層のオーディションライブで、そこでボーンと受けたんです。そこからトントンと来て、2年経たずして『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)で準優勝させてもらったので、確かに早かったのかもしれないです。ーーそんな歴史があったんですね……。最後に『The Musicalman』の意気込みや見どころを教えてください。愛に溢れた舞台だと思います。出演者全員好きな人で、「すごい」と思う人だけ集めさせていただきました。僕が観に行ってすごいと思ったものを全部切り取って、それをメインディッシュに並べていますので、お笑い好きな人も、ダンスが好きな人も、全員が楽しめる舞台です。ぜひ、来ていただきたいです。エハラマサヒロ『The Musicalman』開催日:9月20日(金)〜9月22日(日)開催場所:新宿FACE【出演】エハラマサヒロ/ミラクルひかる/えりなっち/伊藤愛真/黄帝心仙人/TATSUYA9/20公演【Special Guest】1部・2部:NESMITH(EXILE)、1部:秋山竜次(ロバート)、2部:相席スタート9/21公演【Special Guest】1部・2部:塚本高史、1部:インディアンス、2部:河本準一(次長課長)9/22公演【Special Guest】1部・2部:松本梨香、1部:ジェラードン、2部:原西孝幸(FUJIWARA)(取材・文:浜瀬将樹)
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芸能 2019年09月14日 19時00分
「事務所を通さなくていい」中居正広の助言でブレーク? 『パラデル漫画』、人気芸人とのコラボ作品も入ったDVD発売!
パラパラ漫画から絵が飛び出る立体的なオリジル動画「パラデル漫画」を生み出した若手芸人・魂の巾着の本多修のDVD『ようこそ! パラデル漫画へ』が発売中だ。 TwitterやYouTubeに投稿された作品は、時に100万回再生されるほどの人気ぶりで、巷を席巻。その話題性もあって、企業とのコラボや、『ワイドナショー』(フジテレビ系)、『なかい君の学スイッチ』(TBS系 ※現在は『中居くん決めて!』)といったテレビ番組にも数多く取り上げられている。 今回は、「パラデル漫画」について深く話を聞くため、本多にインタビューを実施。作品のことはもちろん、番組出演の裏話まで聞いた。ーー謹慎をきっかけに「パラデル漫画」をやり始めたそうですね。もともと漫才出番で寝坊をして3か月謹慎になったんですけど、その時は「パラデル漫画」は、まったく頭になかったものでした。最初はTwitterでリツイートを増やすにはどうしたらいいか考えていたくらいで……。もともと絵が好きでしたし、パラパラ漫画だったら僕の発想も生かせるし、いけるかなって思って始めました。当時は、パラパラ漫画でキャラクターを踊らせていたんですけど、紙の中では物足りなくなって、「飛び出すと面白いな」ってやり始めたら反応も良くて、そこを伸ばした感じです。ーー今回のDVDは「パラデル漫画」の作品集とのことですが、夢が現実になったような形ですか?ひとつの作品になるっていうのは、すごくいいことだし、僕的に「DVDを出す」っていうのが、すごいことやってる感が増すというか……。ーー作品によって違うとは思うのですが、1話作るのにどれくらいかかるものなんですか?最初は何も分からずゼロから作っていたので、1か月くらいはかかっていました。DVDに収録されているものだと、「松本人志の作り方」は、技術的に早くなっていたんですけど、アイデアを出すのに結構時間がかかりましたね。ーーそれだけ時間がかかるものだと、かなり大変ですね。以前は「これを見せたらみんなどんな反応するんだろう?」って思いながら作っていたんですけど、今は推しているキャラクターの「ぱらお」と「ぱらみ」と遊んでいるような感覚です。だから、大変っていうイメージがないですね。ーーネタと同じで、起承転結や個性も必要になってくると思います。話を作る上でこだわっている部分は?例えば、ぱらおとぱらみが転んじゃうとかクルッて回るとか、なくてもいい無駄なものを入れると、よりリアリティーが出て無駄が無駄じゃなくなるんです。割とその無駄な部分に時間がかかっちゃうこともあるんですけど、そういうところは絶対に入れようとしますね。ーー先日は「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'18/ 第24回AMD Award」の新人賞にあたる江並直美賞を受賞されましたね。狙おうと思って獲れたものではないですが、すぐに親には言いました(笑)。芸人を10年以上中途半端にやってきた負い目もあったので、賞を頂いたり、テレビとか出させてもらったりする中で、「自慢していいからね」って言えるようになったのは大きかったですね。ーー『ワイドナショー』では、ダウンタウンの松本人志さんの「松本人志の作り方」を発表しました。どんな方でしたか?とにかく優しかったですね。『遺書』(松本の著書)とかも読ませてもらっていたので、すごく怖いイメージがあって「パラデル漫画」も突っぱねられるイメージがあったんですけど、しっかり話を聞いてくれたり、松本さんがTwitterでリツイートしてくれたり……。収録が終わった後も「先生ありがとなー」って言葉をかけてくださってすごく優しい人でした。ーー『なかい君の学スイッチ』では「中居君の作り方」を中居正広さんにお見せしたそうですね。作品を見せた時に「すごーい」って拍手してくださって、「ファンの人に伝えたい」って言ってくださったんです。僕の中では『世界に一つだけの花』とリンクするように作っていて、ファンの方が喜んでくれたら……と思っていましたし、Twitterで「中居くんがあんなこと言うの珍しい」とか、「イラストだけでもダンスしている姿が見られて嬉しかったです」って声があったりして嬉しかったです。ーーそれから様々な仕事につながったんですね。松本さんと中居さんが同じこと言ってくれたんですよ。中居さんは「事務所を通さなくていいから、パラデル漫画広めな」って言ってくださいましたし、松本さんも「すごいことしてるんやから、ちゃんとお金取りや」って。お二人が「パラデル漫画」自体に背中を押してくれたところはありますね。ーー最後に本作のおすすめポイントを教えてください。アメリカへ行ってロケをしたんですけど、「ぱらお」と「ぱらみ」の面白さが存分に出ています。僕が芸人やっている時より面白くて笑わせてくれるので(笑)、ぜひ観てほしいです。『ようこそ! パラデル漫画へ』価格:1,944円(税込)品番:YRBN-91327POS:4571487580560(取材・文:浜瀬将樹)
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芸能 2019年08月26日 23時30分
「あるある探検隊」をやり続けるしかなかった? レギュラー、ブレーク時の苦悩と介護をはじめた理由を語る
「あるある探検隊」ネタなどで知られるお笑いコンビのレギュラー(松本康太、西川晃啓)が著書「介護のこと知ってはります?」(竹書房)を出版した。2人はお笑い芸人として活動する傍ら、「介護職員初任者研修」や「レクリエーション介護士」の資格を取得。最近は介護施設を積極的に回って、高齢者を対象としたレクリエーション活動に力を入れている。本書を出版したきっかけや、介護を通じたお笑い活動の展望などについて改めて話を聞いてきた。—— レギュラーが介護に興味を持つようになったきっかけを教えてください。松本:ちょうど「あるある探検隊」で僕らがテレビとかによく出させてもらっていた時期に、うちのおばあちゃんの物忘れがすごくひどくなったんです。おかんがおばあちゃんの面倒を見ていたんですけど、そのおばあちゃんが亡くなって、僕に少し時間のゆとりができた時に、そういえば介護って大変やなって、介護のことについて考えるようになったんです。—— ご自身のおばあちゃんがきっかけなんですね。松本:そうです。タイミングよく、先輩の河本準一さんが毎月、岡山の高齢者施設へボランティアに行くようになっていて、僕らもそこにお手伝いでついていくようになったんですけど、施設の利用者さんに「あるある探検隊」のネタがすごく好評で。手拍子を一緒にしてくれたりする高齢者の人たちの姿を見て、こういう場所で「あるある探検隊」のネタはすごく向いているんやなって。河本さんも「君ら、介護のこと一度勉強して見たら」って言ってくれて、僕らからしたら言われたものの、何を勉強していいか最初はわからなかったんですけど、年配の人に介護のことを知らずに迷惑かけないようにって、まずは「介護職員初任者研修」を勉強しにいって、その後も「レクリエーション介護士」の資格を取ったんです。これで施設に行って改めてお笑いしようって。その辺の経緯は今回の本にも詳しく書いています。—— 著書「介護のこと知ってはります?」は具体的にどんな内容のことが書かれているんでしょうか?西川:専門的なことも書いているんですけど、まずはほんまに入門のような本をって、これから介護に取りかかろうとする人たちの道しるべになるような内容にしました。松本:僕らが介護の入口に立ってみて気がついたこと、介護って意外とこうなんですよっていうようなことをできるだけわかりやすくまとめたんです。あとは万が一自分のお父さん、おじいちゃんが物忘れがひどくなってきたら、どうしたらいいんやろうってなった時に、こういう人に相談してこういう施設に相談したらいいですよって言うようなことも書いています。そんなに難しい書き方はしていないし、僕たちが書いた本ということで、誰にでも手に取りやすい、やさしい内容になっていると思います。介助の仕方なんかもユーモアを交えて説明していて、きっと学びながら楽しんでもらえると思います。—— 介護施設を回る時はお二人の考案した「レギュラー介護体操」を高齢者を相手に披露するそうですが、施設を回る際に工夫していることはありますか?松本:できるだけ利用者さんにしゃべってもらうようにしています。デリケートな分野でもありますが、それを笑いに変えて何かができるとすれば、それをできるのは芸人だけだと自分たちは思っているんです。—— お笑いで多忙な中、介護のことを勉強するのは大変じゃなかったですか?松本:我々はキャラ芸人。「あるある探検隊」でブレイクはしましたけど、世間的には一発屋芸人の扱いなんです(笑)一発屋は売れている間はいいんですけど、ブームが去った後は「空白の2、3年」のような、仕事がほとんどなくなってしまう時期が来るんです。リーマンショックに例えると、景気がぶわって上がって、一気に手を引いたら、家も売れない段階で借金だけ増えてしまっている、そういう感じの時期です。僕らにもその時期があったんです。過去にも名だたる一発屋芸人さんたちがその状態に陥っていったんですけど、その時期に何をするってなると、たいていの芸人はじっとしていることが不安になりますから、この期間に何かほかのことを勉強したいって考えるようになるんです。例えば髭男爵のひぐち君やったらワインエキスパートとか、ムーディ勝山さんや木村卓寛さんだったらロケバスの資格の勉強だったり。不安だから何かしたいとという気持ちに駆られるのは一発屋あるあるでしょうね。僕らの場合はそれが介護の勉強だったんです。西川:じっとできないっていうか、何かしないとっていう心境だったんです。それで介護の勉強をしようって。—— ネタが売れて、その後、ブームが去る時ってそろそろだなって気付くものなんですか?西川:本人たちはだいぶ前からわかります(笑)松本:正直、僕らでいくと、「あるある探検隊」でCMの依頼が来た時点で足ぶるぶるでしたね。そろそろやなって。それ以前にダンディ坂野さんのものすごい死に方というものを目の当たりにしていましたし、テツandトモさんの神隠しにあったんですかっていうくらいの消え方も見てきたんです。自分たちの番が来たと思うと恐かったですね。—— ブームが去る前に次のネタを流行らせるというのはできなかったんですか?松本:僕らはリズムっぽいので行ったので、いろんな人に「それだけやっていたらあかんよ」って忠告はされていたんです。で、僕らは「わかってます」って言っていたんですけど、テレビ局の人に「今日はあるある探検隊のネタ以外をやりたい」って言ってもブームの最中はなかなか相手にされないんです。「じゃあ、いりません」っていうことになってしまうんで。「あるある探検隊」だから出て欲しいっていうのがテレビ局側の言い分。だから結局、新しい次のネタを披露することもできず、やり続けるしかない(笑)—— でも一発屋といっても、ダンディさんもテツandトモさんも、ブームが去った後また何年かして、華麗に復活して活躍されています。西川:そうなんです。それも一発屋あるあるなんです(笑)松本:僕らも先輩から、「(一度消えても)5年後や10年後にはまた絶対出て来れる」って言われました。「お前らはフレッシュな野菜やったんやと。でも、野菜って足早いけど、それをぬかどころにしたら、いい出汁が出て、また違う商品になれるんやって。だからその出汁が出るまでは、いろんな武器を身につけて食いつなげ」って。—— 次の自分たちのキャリアを考えた中で、介護に目を付けて、それをお笑いと融合させてやっていこうという試みはすごく面白いし、期待が持てます。西川:介護と笑いをどういうふうに活かせていけるのか、僕らも勉強しながら考えていきたいです。この本もいろんな人に手に取って欲しい。それこそ老老介護というのが広がっているんです。若い方にもこの本を読んでもらって、少しでも介護のこと知ってもらえたら嬉しいです。松本:誰でも手に取っていいし、介護士さんに、こういう分野でのお笑いの混ぜ方というのをこの本を通じて勉強してもらうのも楽しいと思います。これを読むみなさんもぜひ、僕たちの本を手に取ってみてください。【書籍情報】『レギュラーの介護のこと知ってはります?』著:レギュラー・松本康太、西川晃啓単行本: 159ページ出版社: 竹書房(取材・文:名鹿祥史)
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芸能 2019年08月21日 06時30分
森山良子と角田に交際疑惑!? 東京03、ももクロとの出会いや先輩芸人らとのエピソード、新作DVDの裏話まで語りつくす!
東京03(飯塚悟志、豊本明長、角田晃広)の最新DVD・Blu-ray『不自然体』が8月21日発売となった。 2018年7月〜10月に開催された第20回東京03単独公演「不自然体」全国ツアー(全13か所、全31公演)の追加公演を収録した本作。7本の新作コント、VTR、3人がやりたいことを詰め込んだ特別追加公演、副音声特典などなど、盛りだくさんの内容となっている。 今回は東京03にインタビューを実施。ツアーのことはもちろん、あの人気芸人とのエピソードも語ってもらった。ーーまずは全国ツアー『不自然体』についてお聞きします。振り返っていかがですか?飯塚「『同窓会』っていうネタがすごく好きですね。ずっと僕の中で“やりたいな”と思っていた状況設定だったので、それが一本に仕上がったのがすごく嬉しかったです。“『同窓会』を全国でやれて嬉しい”って思うくらい、思い入れのあるネタです」角田「年々、映像のクオリティーが上がっているんですけど、特に今回もすごい状況になっています。何年か前からやっているオークラさん(構成作家)とニイルセンさん(イラストレーター)の幕間VTRがあるんですけど、それが繋がって東京2020大会の競技アニメ映像(※)ですから」※東京2020オリンピック・パラリンピックで行われる55競技の概要や見どころを紹介するアニメーションに、飯塚がナレーションで参加。飯塚「まさかですよ。ただのラッキー!」豊本「公演数が多いので、ちょこちょこトラブルが起きるんです。例えば、携帯を持っていかなきゃいけないのに携帯を忘れるとか、板付きで始めるネタで角ちゃんがいなかったりね」角田「衣装のスーツを着替え終わったつもりで出ようとした時に、本来ならば靴下は長いものを履いていなきゃいけないんですけど、前のネタの関係で短い靴下を履いていて……足首が見えちゃうっていうのが許せなくてですね」飯塚「設定がブレちゃうからね」ーータイトルは『不自然体』と創作四文字熟語ですが、どんな意味で名付けられたんですか?飯塚「角ちゃんが『不自然』というのもあります。自然体ではないというか、真顔も作っているし、今も『これは経費で落ちません!』(NHK)ってドラマに出ていますけど、その演技も不自然なんですよ」角田「真骨頂だと思ってやっているよ(笑)!」飯塚「自然体って言葉にも違和感がありました。“自然体でいいよね”って言われている人って、絶対小ぎれいだし、努力しているし、本当の自然体ではないんですよ。本当の自然体って“絶対に汚いもん!”っていう。だったら『不自然体』の方が、人に気を遣っていいんじゃないかなって」ーー今回は2019年の全国ツアー『人間味風』の稽古場がインタビュー場所ですが、『不自然体』の稽古中に思い出に残ったことはありますか?飯塚「今年は2か月くらい同じ稽古場を借りているんですけど、一昨年までは事務所の稽古場を借りていまして。ただそれが24時間借りれないし、養成所の生徒に使わせたいということで、前回から別の稽古場を借りるようになったんですよ。それで薄暗い地下の稽古場を借りた時があったんですけど、SNSにその様子を上げたら『霊安室みたいですね』みたいなリプライが来て……“側から見たら霊安室に見えるんだ”って思ったら一気に嫌になっちゃって」角田「そこから飯塚さんが変わったもんね」飯塚「稽古場にいたくないから、その分効率良かったです。でも、ここは居心地が良いんですよ。屋上行くと人工芝が引いてあって雰囲気良いし、そこでアイス食べちゃったりして……前回はそんな癒しみたいな時間が全くなかったから」豊本「“早く稽古場から出たい”っていう一心で3人がひとつになってましたからね」ーー本作もそうですが、03さんのコントを拝見すると、年齢に合わせたリアルな設定が多いと感じます。そのあたりは意識されているんですか?飯塚「昔は学生ネタとか学ラン着てやっていましたからね。最近では、バイトの休憩所でやった設定をオフィスの休憩室に代えてやってみたり、そこは無理がないように気を付けてはいます。ウチは僕と角ちゃんがネタを書いているんですけど、今回の『待ちわびて』っていうネタは、角ちゃんが持ってきた設定なんですよ。クサい台詞はだいたい角ちゃんに書いてもらうんですけど、持ってきたやりとりが若くて(笑)」角田「飯塚さんが気にしていた部分だとは分かってはいたんですけど、俺がなにせ精神年齢が止まっているので(笑)、そこは修正してもらって」飯塚「僕の場合だと、篠原涼子さんと江口洋介さんが言いそうなセリフで作るんですけど、角ちゃんは横浜流星と広瀬すずのやりとりみたいな(笑)」豊本「若いね(笑)」ーー本作で収録されている回で、単独公演20回目を迎えました。何万人も動員するような形になりましたが、そもそもこのスタイルは当初から目指したものなのですか?飯塚「最初は何も考えてなかったですね。もともとアルファルファ(飯塚と豊本)とトリオ(プラスドライバー:角田)でやっていて、この3人でやってダメなら諦めようって気持ちで『ネタをやれて、みんなが喜んでくれて嬉しい』だけだったんです。ここまで来られたのは、本当にいろんな要素がありますけど、オークラ(との出会い)が一番大きいですかね。『漫画みたいにいかない。』(日本テレビ系)に出演させてもらったり、佐久間宣行さん(テレビ東京プロデューサー)と引き合わせてくれて『ウレロ』シリーズ(テレビ東京系)に出たり、『ゴッドタン』(テレビ東京系)の『マジ歌選手権』で角ちゃんがいい感じになったり……。あと、ももクロ(飯塚は、ももいろクローバーZの番組『ももクロChan〜Momoiro Clover Z Channel〜』(テレビ朝日系)にたびたび出演)と僕を絡ませてくれたのもオークラですしね」ーーターニングポイントに、オークラさんが絡んでくるわけですね。飯塚「そんなこともあって、我々が地道に活動していただけじゃ絶対に興味を持ってもらえなかった人たちがライブに来てくれるのでありがたいです。オークラとか佐久間さんとか、いろんな人に押し上げてもらっています」ーー最近、同じ事務所の芸人さんと番組以外で交流などはあるのですか?飯塚「最近、ザキヤマ(アンタッチャブル・山崎弘也)がフラッとこの稽古場に来て、飲みに連れ去られたことがあります」角田「稽古中ですよ? 『もういいよね? あんまり慣れるのもよくないしさ』って」飯塚「言ったら聞かないんですもん!」ーー角田さんはおぎやはぎ・小木博明さん宅で泥酔したと聞いたことがあります。角田「酔っちゃいましたね〜。小木さんはお酒飲まないんですけど、(小木の義母の)森山良子さんがお酒好きで、よくついでくださるんですよ。ワインとかシャンパンとか普段飲みなれないものなので泥酔しちゃって。飲み終わったらどんどんつがれるので、そこで記憶ぶっ飛んじゃいました。あとで動画を観せてもらったんですけど、トイレに閉じこもった僕を、奥さんが『大丈夫? 早くおしっこシーシー』って介抱してくれていて、その後ろから良子さんが『おい角田ぁ〜。出て来いよ〜!』みたいな」飯塚「地獄絵図じゃねーか! あと、角ちゃんが結婚する前は、良子さんとの雰囲気があまりにも良いから『あの2人デキてんじゃねーか?』って疑惑があったらしいですよ」角田「胸元が開いた服を着ていて、セクシーでいらっしゃいますし……『イケんじゃねーかな?』って」飯塚「いくな(笑)!」ーー貴重なお話ありがとうございます(笑)。では、最後に見どころをお願いします。飯塚「いろいろ盛りだくさんだし、好きなネタもありますし、VTRも泣けるものがあったりとか、いろいろ頑張っています。幕間のVTRとか音楽のレベルがどんどん上がっていると思うので、ぜひ観ていただきたいです。あと、追加公演で僕の『やりたいこと』として、かなり昔のネタをやらせていただいたんですけど出来が良かったので、そちらも注目してほしいです」角田「昔から幕間VTRで曲を作っているんですけど、そのベストアルバムを出しまして、それがなんと前回のツアーで完売したんですよ。まぁ、5年かかったんですけど(笑)」飯塚「そりゃ売ってりゃいずれなくなるよ」角田「僕の『やりたいこと』では、昔のVTRをたどるんですが、映像ばっかり観られて、お客さんに僕の曲が届いていない気もするので、もう1回曲に注目してほしいです。映像は映像でいいなと思ったら、昔の単独でも使っているので、過去のDVDも観ていただけるとありがたいですね」豊本「ツアーをたくさんまわって培ったコント『二人の雰囲気』の中のおしぼり芸を、ブルーレイでぜひ観ていただきたいです!」第20回東京03単独公演「不自然体」品番:SSBX-2665Blu-ray 品番:SSXX-104 価格:¥4,800+税DVD 品番:SSBX-2665 価格:¥3,800+税発売日:2019年8月21日発売発売元:Contents League販売元:ソニー・ミュージックソリューションズ(取材・文:浜瀬将樹)
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芸能 2019年08月01日 06時30分
絶頂期はCM10本レギュラー10本! 今年来年で再ブレイク狙うはんにゃ、Youtubeの再生回数が3回!?
お笑いコンビのはんにゃが毎年開催しているオール新ネタライブが、8月9日に東京・ルミネtheよしもとで開催される。タイトルは「はんにゃ単独ライブ するって〜とDoかい?」。令和初の開催となる今回も、すべて新作ネタを披露するという。タイトルは落語からインスパイアされたものだといい、ライブではその落語を取り入れた芝居のようなユニットコントも披露するという。川島章良と金田哲にライブにかける意気込みなどを聞いてきた。—— 毎年恒例の単独ライブですが、はんにゃの活動の中ではどんな位置づけになっているんですか?川島:それぞれバラバラで仕事することもありますが、単独ライブははんにゃとしての自分たちを再確認できる場所ですね。二人でやる新しいネタも増えますし。そういう意味では自分たちの家のような存在。特別な場所ですね。金田:自分のやりたいフレーズとかネタを発散できる場所だと思っています。だからこそ、スベるネタなんかもあったりするんですけど(笑)楽しいは楽しいですね。毎年しんどくてやめようかなとも思うんですけど、終わるとやってよかったなって思う。15年間ずっと続けてやってきましたけど、やればやるほど新しい自分たちの何かこれまでなかった要素が見つかる気がするんです。—— もう15年目なんですね。その間、コンビを取り巻く環境も大きく変わりましたね。川島:芸人としては同期にオリエンタルラジオがいて、NSCの頃から彼らは売れていて、自分たちも彼らのようになりたいって、そこから始めて……。一回、日の目を見ましたけど、そこから少し下っていっているという感じですかね(笑)金田:「爆笑レッドカーペット」で注目された頃は、CM10本やって、レギュラーも10本あったんです。危機感はありますよ。一番売れた頃が2年目。僕が21くらいだったかな。普通の人が経験できない酸いも甘いも経験できましたよ。でも、一度売れたことで名前を覚えてもらえたし、若い頃にブレイクした経験を持てたのは良かったと思っています。—— 今後巻き返す作戦とかはあるんですか?金田:作戦は……ないですね。それが作戦です(笑)昔の方が作り込んでそういうことも考えながらやっていましたけど、結局、意味なく終わって、逆に自然体の方がいいんじゃないかって。まあ、今年来年は(再ブレイクを)狙っていますけど。—— ネタとしては向上しているはずですよね。キャリアを積んできたわけですから。金田:まあ、そうじゃないといけないですよね。川島:若い頃とお客さんが変わって、年齢層の高い人が増えたんですけど、そういう人にもウケるようになっていますからね。—— これから、はんにゃはどうなっていくんでしょう?金田:今までとは、もっと変わっていくと思いますよ。周りのみんなも本書いたり、小説書いたり、ニューヨーク行ったりしていますけど、僕らもそういう動きになっていくかもしれません。違ったジャンルをやりつつ、また笑いに戻って来るっていう。お笑い以外のこともやるけど、こういう単独ライブも続けていくよっていう形でやれればいいなと思っています。—— 違うジャンルと言えば、川島さんは最近、料理YouTube「かわだしクッキング」とか。料理の方にも進出されていますね。金田:こないだカジサックさんには、ダメだしされたみたいです。川島のあのYouTubeはスタッフさんも制作費も使っているんですけど、このまま行くと打ち切りです。川島:打ち切りにはならないです(笑)金田:どんなもんだろうって僕も見てみたんですけど、僕が見たやつで再生回数は3回でした。川島:僕と嫁と金田しか見ていなかったみたいで……。金田:7人くらい使っているスタッフも誰も見ていないってことですからね。出汁のYouTubeなのに、いよいよ食べる段階で、出汁を入れ忘れていたなんてこともあったみたいです。川島:(笑)—— なんでまたYouTubeを始めようと思ったんですか?川島:芸人の中では料理系YouTuberはいなかったんです。だから僕が始めたんですけど、コメント欄は「料理のことなら料理人がやっているのを見るよ」とか、いろいろ手厳しい反響ばかりで……。でも、出汁に特化していて好きな人は結構ハマってくれたりとかしているんです。「見てますよ」と言ってくれる人も最近は増えています。「オムライス」の回とか視聴数が24万回いったんです。出汁の回よりオムライスの回の方が、はねるっていうのもあれですけど(笑)—— コンビではこういうチャンネルを開設したりはしないんですか?金田:しないですね。川島はYouTubeはもちろん、SNSも一通りやっているんですけど、僕はひとつもやっていないんです。めんどくさがりで……。やろうと思わない。YouTubeを始めて、その後打ち切られた芸人はまだいないみたいですから、僕はどこかで川島のYouTubeが打ち切られるのを期待しています。その第一号になってもらいたい。川島:打ち切られたくないですよ(笑)料理が好きでやっているし、これをやることで料理のスキルもどんどん上がっていきますからね。やらないよりやったほうがいいですよ。金田:でも、はんにゃの個別の活動としては、僕も川島も芸人以外の活動は増えていくと思います。テレビ以外にもたくさん活躍の場がある時代なんで、いろんなことに挑戦していけたらと思っています。だからこそ、本業のお笑いの僕らを見る上で、この単独ライブは貴重な機会です。単独ライブならではの僕らのネタも見れると思うんです。今しかないものを観に来て欲しいです。川島:僕らの単独は一回きり。劇場でやらないネタもいっぱいやるんです。その一回を楽しんで欲しいです。すべるネタもあるかもしれませんが、来てよかったと思えるものになっていると思います。公演名 「はんにゃ単独ライブ するって〜とDoかい?」日程 8/9(金)時間 開場19:00/開演19:30チケット料 前売り3500円/4000円(取材・文:名鹿祥史)
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芸能 2019年07月27日 06時00分
「今はダメなことが多い」取り巻く環境に戸惑い? 20年周年迎えるNON STYLE、令和を代表する漫才師に
NON STYLEが7月21日の北海道・釧路公演を皮切りに単独ライブツアー「Re:争論〜リソウロン〜」をスタートさせる。 ツアーは釧路のほか、大阪・梅田芸術劇場(8月14日)、熊本・熊本県立劇場(8月18日)、愛媛・松山市総合コミュニティセンター 文化ホール“キャメリアホール”(8月29日)、新潟・長岡市立劇場(9月16日)、岡山・倉敷市民会館(9月21日)、福島・けんしん郡山文化センター(9月27日)、東京・TOKYO DOME CITY HALL(10月1日)の全国8か所で開催。TOKYO DOME CITY HALLでの公演では、「VIPシート」(1万5000円)、「つばかぶり席」(4800円)、「漫才通シート」(4800円)といった特別席の用意もあるという。 ツアー開催に合わせ、昨年のツアーの東京公演に密着したDVD 『NON STYLE LIVE 〜38サンパチ〜』も7月24日に発売される。二人に今回のツアーの見所などを聞いてきた。—— ツアーを前に意気込みを聞かせてください。石田明:20周年が来年なんです。来年の助走になるようなライブにしようと思っています。井上裕介:僕はネタを作る側ではないので、石田さんの脳みその中にあるものに、とにかく付き合おうと思っています。面白くなるように二人で頑張ります!—— NON STYLEのネタはどんなところから生まれて来るんでしょう。石田:やっぱり日々の生活から出てくるネタが多いです。自分が見たもの、聞いたものからしか面白い笑いは生まれてこないので。—— ツアータイトル「Re:争論〜リソウロン〜」にはどんな意味が込められているんですか?石田:僕らのライブはだいたいこんなんやりたいって、まず理想の話をして、僕がそれを書いて、そこから争論してっていうスタイルで作っていくんですけど、その理想はそれぞれ違っていて、それがぶつかっていけば面白いなって、そんなふうな願いが込められています。—— 来年結成20年を迎えます。自分たちのキャリアを振り返って今、どんな感想を持ちますか?井上:理想通りではないですけど、上出来すぎる20年だったと思います。ダウンタウンさんとか、さんまさん、ナインティナインさんみたいに、20代で覇者みたいになれると思って始めたんです。理想通りではなかったけど、20年近くこの世界にいれるっていうのは上出来中の上出来だと思っています。それと同時に、芸能界、芸人の世界っていうのがこんなに狭く小さい、つまんないものになっちゃったなっていう不満も持っています。—— 芸人を取り巻く環境が変わってしまったということですか?井上:デビューした頃とは明らかに変わってしまったことが多くて。昔の芸能界って女、酒、金とか、もう少し派手な世界だったんですけど、今はそれが全部無い。ガキの頃はそんな世界に、華やかやな、かっこいいなと思って憧れの目を持っていたんですけど、ちょっと寂しいなって。今は不倫はダメ、これはダメ、ダメなことばかり。いいこととダメなこと挙げたらダメなことの方が圧倒的に多い時代になってしまって……。—— お笑いに対するモラルも強く問われる時代になりました。井上:最近だと、「お前」って言葉すら使えなくなってきているんです。言葉の制限も増えてきたし、学もなくて、ダメ人間だからって、お笑いの世界に入ったのに、今はお笑いが一番真っ当なこと求められている。そこが理想とちょっとかけ離れている印象です。石田:僕は自分が憧れた人がいて、その人を追いかけてこの世界に入ったんですけど、今、その憧れた人たちと一緒に仕事ができて、何のあれもないですね。結婚できて家も買うて何の問題もない(笑)。もともと理想として抱いていたものが僕は低いんで。今の暮らしは余裕でかつての理想を越えていますからね。—— お二人は芸人にならなければ何をしていたと思いますか?石田:普通に就職していたと思います。もともと板前ですし。井上:教職の免許取りたかったから、ひょっとしたら勉強し直して、教員免許取ろうとしていたかもしれないですね。—— 結構、現実的で真面目な回答ですね。井上:いや、真面目じゃないです。真面目じゃないのにこの世界が真面目にしているというか……。この世界に入って人間の作りを真面目にせざるを得なくなっているんです。本当なら今でも不倫だとか、毎日お姉ちゃんはべらかしてとかしていたいんですけど(笑)石田:(苦笑い)—— この20年で笑いの質の部分も随分変わりましたか?井上:使えない言葉が増えましたよね。ほんまはこうしたいのに、ここで叩きたいのに叩くのもダメ、この言葉もダメ、っていうのがものすごく増えてきたので、どうしてもこじんまりしてくるなって。—— そういう環境だと新人も伸びにくい時代ということになるんでしょうか?石田:いや、それはないですけどね。何でもありやと逆に伸びないと思うんです。井上:成長しにくい世界ではないと思いますけど、憧れにくい世界になったなと思います。最近、若い子がYouTuberになりたいっていうのも、少し気持ちがわかるんです。だって、あれは自由にやれるから。石田:(ネットで)顔を隠して、歌い出した人は天才ですよ。なんでもありやもん。芸人でも今後出てきそうですね。—— そんな時代の中、NON STYLEは今後どうなっていくんでしょう。石田:時代に変に付いていこうとしたら無理やと思うんですよ。例えば、今風のコント作るとなると俺らもこっ恥ずかしいし。そうじゃなくて、自分たちの型を崩さずに、面を合わせるというか。そういう形でやっていければ。井上:付いていくというより、置いていかれないようにしないとあかんなと思うんです。大きい時代という空間があるんで、その中心にいなくていいんで、ぎりぎりはじっこで、円の外側に最後までしがみついていれば、上には上がっていけると思うんで。—— 今後の目標はありますか?石田:100年後とか200年後に平成を代表する、令和を代表する漫才師っていうので絶対NON STYLEって入ってくるよなとか。そういう存在になりたい。あと、NON STYLEといえば、これやなっていう定番のネタを作りたいです。落語とかも現代落語の分野で、今後何百人という人がこの先やっていくような、そういうネタを作れたらいいなって。井上:自分はNON STYLEとしてではなく、井上裕介面白いねって言われたい。一人の芸人として認知されたい気持ちがあります。作戦なんてたててもどんどん壊れていく。一生懸命やるしかない。ツアーを見に来る客が井上裕介が出るなら見に行こうかって、言ってくれるような存在になりたい。この先の10年でそれができたらもう未練はないかもしれないです。それができたらどの世界でも生きていけますもん。それが例えば、明石家さんま師匠、島田紳助師匠のような存在になれるということだと思うんです。(取材・文:名鹿祥史)■全国ツアー【公演名】 NON STYLE LIVE 2019「Re:争論〜リソウロン〜」【出 演】 NON STYLE【公演日】 2019年7月21日(日)〜2019年10月1日(火)■NON STYLE・石田明 作・演出・主演幼児・小学生・戦隊ファン 夏休み企画 ももたろう【出演者】石田明(NON STYLE)、小澤亮太、峯岸みなみ(AKB48)、カートヤング、こうすけ(初恋タロー)、五明拓弥(グランジ)、アイパー滝沢、サルゴリラ、バイク川崎バイク、しいはしジャスタウェイ、ウエスP、ゆきえ(シャインハッピー)、大石敦士、久保田創【公演日】7月:7/22(月)、7/24(水)、7/25(木)、7/26(金)、7/30(火)、7/31(水)8月:8/1(木)、8/2(金)、8/5(月)、8/8(木)【会場】ルミネtheよしもと
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