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「東京との笑いの違いなんてない」小籔千豊&すっちー、“大阪の笑い”の正体を語る 60周年の吉本新喜劇、まもなくワールドツアースタート

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すっちー、小籔千豊

 吉本新喜劇が60周年を迎えたことを記念して、3月28日より『吉本新喜劇ワールドツアー〜60周年 それがどうした!〜』をスタートさせる。

 川畑泰史、小籔千豊、すっちー、酒井藍の4座長が「小籔・川畑班」「川畑・すっちー班」「すっちー・酒井班」に分かれ、全国47都道府県を巡るほか、中国、タイ、インドネシア、シンガポールなど、海外公演も行うというもの。

 今回、小籔とすっちーにインタビューを敢行。ツアーのことはもちろん、内場勝則と辻本茂雄が座長を勇退し、新体制となった新喜劇のことなど詳しく聞いた。

ーー4座長に加えて、次期座長候補の清水けんじさん、吉田裕さん、信濃岳夫さん、諸見里大介さんがリーダーに就任しました。新体制で変わることはどんなことなのでしょうか?

すっちー:若手がどんどん入ってくるので、正直よく知らん子も増えてきています。その辺りは距離感近い4人だと思うので、“この子、こんなことすんねや!”って使い方が増えるんじゃないかなって思います。

小籔:内場さんも辻本さんも辞めはるわけではないので、基本的には何も変わらないと思います。ただ、リーダーは動きによっては座長になるので、あの4人がむっちゃ頑張り出すと思うんですよ。そんなんされたら僕らも頑張らなアカン。「リーダー頑張っているけど、座長全然頑張ってないやん」ってなったらむっちゃマズイですよね。最初は、会社から圧かけられているの見て、“大変やなぁ”って思っていたんですけど、“いや、大変なん俺らやん!”って焦り出しました。だからプレッシャーです。

ーーワールドツアーで楽しみなことや不安なことを教えてください。

すっちー:海外って“あれ? こんなことアカンねや”っていうことがたまにありまして。スリランカ公演に行ったときに、僕が三蔵法師の役で、吉田が孫悟空役で、服を脱がして乳首ドリルをしたら「お坊さんが男性を裸にしてる! 乳首を棒でなんてもってのほかや!」ってなったんです。ワールドツアーも主に日本の方が見に来られますが、情報が洩れて「なんとけしからん!」ってならんように、ルールだけは聞いておかないとなと思います。

ーー小籔さんは、すっちーさんの座長としての働きをどう評価されていますか?

小籔:これまでの新喜劇の歴史上で『コロコロコミック』(小学館)の表紙になったヤツおらんと思うんですよ。これもうちょっと会社と座員が褒めなアカンことです。子どもの頃にも読んでたし、娘に「コロコロ買って」って言われたこともありますし、その表紙に新喜劇の座員がなるってほんまにスゴい。

すっちー:小籔さんこのことめっちゃ褒めてくれるんですよ。

小籔:劇場での結果の出し方は言うまでもないですけど、CMに出たり年末のビッグ番組に出たり、今まで座員がやってないようなことをアプローチしているのは、新喜劇にすごくプラスになっていると思います。

ーーそれぞれタッグを組んで全国に行きますが、意識することはありますか?

すっちー:一緒にやる川畑さんが小籔さんともやるので「向こうはどんな感じですか?」って聞いています。全員が似通っていたらアカンし、全組観に来てほしいので、それぞれ違う味が出たらええなと。ただ、川畑さんから“小籔はこんな感じ”って聞いても突然ゼロにしたり、“できたー”思ったら「キープで!」って言われることもあるらしくて(笑)、そんな話を聞きながら4人で情報交換しています。

小籔:基本的にこの座長4人は、新喜劇をよくするため、大きくするため、力を合わせて仲良くするべきやと思うので、僕が4人の中で断トツ“おもんない”って評価を得ても、結果、新喜劇が大きくなるならそれでいい。僕は風通しの良い内閣を目指していますから、縦割り行政はやめたほうがええ。すっちー省イケてる、小籔省イケてない、じゃあ協力しない……っていうて日本が傾いたりしているので、省庁連携して頑張りたいです。

ーー(笑)。小籔さんは2011年に東京所属になり、「新喜劇を広める」とおっしゃっていました。2019年になってみて実感はありますか?

小籔:東京のテレビに出て“新喜劇のことこれくらい喋れたらいいな”っていう目標値ははるかに超えたかなと思います。まさか47都道府県回れる日がこんなに早く来るとは思わなかったし、TOKYO MX(関東ローカル)でNGKの舞台が流れるのも革命的。僕が『ワイドナショー』(フジテレビ系)で新喜劇のことしゃべると、松本(人志)さんと東野(幸治)さんから「なんでも新喜劇に例えてうっとおしいねん!」ってツッコまれますが、許していただいている部分もあるとは思うんですよね。

ーー他にはない自分だけの魅力ってどんなところだと思いますか?

小籔:意識してんのは、他の座長が思いつかへん台本をするということですね。一時期“似通った新喜劇があったかな”と僕は思っていまして。“いつものアレが来てほしい”っていうお客さんが多かったんですけど、同じことやるから同じお客さんが来るというか、毎回違うことやったら“今回どんなことやってくれるんやろ?”って育つんですよ。お客さんがマンネリを求めたんじゃなくて、僕らがマンネリを与えたからそうなってしまった。それって絶対アカンことやと思うんです。

知っているお客さんは笑うんですけど、初見の人は笑わない。それが、大阪と東京の新喜劇の食いつきの差やったと思うんですよ。大阪ではバリバリ馴染みのあるギャグ持った人がそれをやる。大阪の人は笑うけど、東京の人は笑わない。これでどっかのアホが「これお前分からんの? 大阪の笑いわかってへんな」って言うて、「私は面白くないけど、やっぱり東京と大阪って違うんだな」って分かれたんです。でもそうじゃないんです。大阪と東京の笑いの違いなんてあるわけなくて、同じマンネリをやっているか、やってないかだけなんです。

すっちー:僕も自分の中の一番の課題は面白い台本を書くことですね。昔、今まで以上に悩んでいた時に、舞台で池乃めだかさんと間寛平さんが猫と猿のケンカコントをやりだしたんですよ。寛平師匠がパッチの中にモノをいっぱい入れて暴れはって、いったん袖に戻ってきたら、そこから血が出てて(笑)。でもまた舞台に戻ってワーってやりはったんです。お客さんは気づいてないけど、それがめっちゃ面白くて。

そこで「理屈いらんな」って思ったんです。それから“なんか知らんけど面白いもの”をやっていこうと考えたので、ツアーでもできたらいいなと思います。

ーー最後に意気込みをお願いします。

小籔:新喜劇とは一生触れない予定やった人も多いと思うんですよね。そういう方に近くの町へ僕らが行かせてもらいますので、一口試食に来てもらえたらと思います。“あれ? 意外と美味しかったな”って思う人が1人でも増えたらという気持ちで回らせてもらいますので、どうか時間があれば一口食べにきてもらえたら嬉しいです。

すっちー:新喜劇に興味のある方が友だちを誘っていらっしゃることもあると思うんですよ。その人が恥かかんようにしますので、いろんな方を誘って観に来ていただけたら。ちょっとねずみ講みたいですけど。

小籔:いや、これはねずみ講じゃないから(笑)。

すっちー:あとは、乳首触られて急に「ピュリッピュ……」(今別府直之のギャグ)って言い出すヤツがいたりするので、「何これ?」っていう違和感も楽しんでほしいというか。

小籔:あれに関しては大阪の人も「何これ?」って思っています。

すっちー:(笑)。好きに観ていただければと思います。

吉本新喜劇ワールドツアー 〜60周年 それがどうした!〜
日程:2019年3月28日(木)〜2019年9月8日(日)
料金:前売5500円〜
チケット:チケットよしもとにて発売中!

◎ライブ・ビューイングも開催!
詳しくはこちらhttps://liveviewing.jp/contents/shinkigeki-60th/

(取材・文:浜瀬将樹)

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