-
スポーツ 2019年05月06日 06時00分
「最初から乱闘をする気でした」プロ野球・あの大乱闘を振り返る
野球の華といえばホームランだが、「裏の華」ともいうべき楽しみは「乱闘」ではないだろうか。真剣勝負だからこそ発生する、「大人の本気の喧嘩」である。 昨今は件数がかなり減ったが、平成初期を中心に乱闘は数多く発生した。そこで今回は平成に発生した乱闘事件を振り返ってみよう。1、1991年 ロッテオリオンズ対近鉄バファローズ 秋田八橋球場で行われたこの試合、近鉄のジム・トレーバーが園川一美から受けたデッドボールに激怒し、マウンドに向かって猛突進。園川は外野まで一目散に逃げるが、トレーバーは止めに入るロッテの選手を次々とかわし、外野で園川を捕まえ、倒してしまう。 その後両軍の選手が2人を取り囲み、もみくちゃの乱闘に発展。後に当時ロッテ監督の金田正一氏が話したところによると、その際トレーバーの顔を踏みつけたという。騒ぎが終わると両軍の選手はベンチに戻り、収束するかと思われた。 しかし納得のいかないトレーバーは一塁側の金田監督を見るなり、一目散に突進。気がついた監督が逃げずにたたずんでいると、トレーバーはつまづいて転んでしまう。そこに金田監督の顔面蹴りが炸裂。これにはトレーバーもなす術なく引き下がるしかなかった。 なお金田正一氏はゲスト出演したラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』(TBS系)で、孫から「ジイジよく逃げなかったね、向かっていったもんね」と言われたことを明かし「ああいうものを残したらまずいよ」と語っている。2、1990年 横浜大洋ホエールズ対広島東洋カープ 広島に所属していたロデリック・アレンが7回、ホームインの際に大洋の捕手・秋元宏作に故意に身体をぶつけ捕球を妨害。このプレーで秋元は負傷交代してしまう。アレンは退場にならず、須藤豊監督は激怒した。 そして9回の打席、投手の大門和彦がアレンの背中を通るボールを投じた。報復と判断したアレンは脱兎(だっと)のごとく大門を追いかけ、大門は一目散に逃げる。こちらも止める選手がほとんどおらず、広島側はチームメイトのマイケル・ヤングも参戦し、「追いかけっこ」状態に。 結局大門は外野まで逃げ切るが、ヤングが小競り合いを演じた。その相手は選手ではなく、現役時代東映フライヤーズの選手として外国人選手をパンチでKOしたことがある大杉勝男打撃コーチだった。この乱闘劇は当時選手だった達川光男氏や前田智徳氏が「印象に残る乱闘」と振り返っている。3、2004年 福岡ダイエーホークス対千葉ロッテマリーンズ 6回裏、ロッテの投手ダン・セラフィニがダイエーのフリオ・ズレータに対し投げたボールは、背中の後ろを通り過ぎた。これに怒ったズレータはマウンドに向かい、ヘルメットを投げつけた。 するとセラフィニも飛び蹴りで応戦し、ヘッドロック。しかしズレータが上になったため、首を絞められるような状況になってしまった。その後2人を両軍が引き離しに入ると、ベニー・アグバヤニが興奮するセラフィニをベンチへと戻す。一方ズレータは「俺の勝ち」とばかりに、手を振りながら引き上げた。 なお後に元ロッテの里崎智也氏が『高嶋ひでたけと里崎智也 サタデーバッテリートーク』(ニッポン放送系)で語ったところによると、ロッテの攻撃中、セラフィニから通訳を介して「乱闘が見たいか」と話しかけられ、「意図したものは見たくない」と答えたが、「乱闘を見せてやる」と言ってマウンドに向かったのだそう。 里崎氏によるとこの乱闘は「最初から乱闘をする気でしたもの」だったのだという。どうやらセラフィニは、ズレータを嫌悪していたようだ。 ズレータは2006年にも日本ハム・金村曉に殴りかかるなど、荒くれ者として知られていた。そんな彼だが、何の因果か2007年からロッテに所属。喧嘩相手のセラフィニはすでにオリックスへと移籍しており、チームメイトにはならなかった。 現在は国際試合で他球団選手との交流機会が増えたこともあり、機会が少なくなった乱闘。もちろん「ないほうが望ましい」のだが、少々期待してしまうこともまた事実である。
-
芸能 2019年05月05日 22時00分
ダウンタウン、ウンナン、とんねるず、平成に活躍した芸人の功績がバラエティを変えた
平成が終わりを告げ、令和元年を迎えた。平成はお笑い界の中でも大きく転換した時期だと言える。 土曜午後8時から放送されていた『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)が終了し、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)がスタートしたのが平成元年。明石家さんま、タモリ、ビートたけしのお笑いビッグ3に加えて、ダウンタウン(浜田雅功、松本人志)、ウッチャンナンチャン(内村光良、南原清隆)、とんねるず(石橋貴明、木梨憲武)ら、当時30代の芸人が台頭したのも平成である。 現在、ダウンタウンは、『ガキ使』はもちろん、『ダウンタウンなう』(フジテレビ)、『ダウンタウンDX』(読売テレビ/日本テレビ系)など、東京進出時からレギュラー番組が絶えず、現在でもコンビで活躍中。ピンでもそれぞれ番組を持っている。 ウッチャンナンチャンは『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』(フジテレビ系)や、『ウンナンの気分は上々。』(TBS系)など、前衛的なコント番組からゆるやかなバラエティーなど、数々の冠番組で一世風靡。最近こそコンビでの活動は減ってしまったが、それぞれがピンでレギュラーを持ち、内村に至っては未だに、『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』(NHK)でプレイヤーとしてコントを作り続けている。 『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)や、『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(日本テレビ系)などの冠番組を多数持ち、歌を出せば大ヒット……その“スター性”で芸能界を走り続けたのがとんねるず。コンビとしてのレギュラー番組は消滅したものの、いまだに根強いファンと憧れている後輩が多い2人だ。 彼らのひとつ下の世代は“お笑い第四世代”と呼ばれている。平成初期〜中期頃に20代前半で台頭したナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)、ネプチューン(原田泰造、堀内健、名倉潤)、ロンドンブーツ1号2号(田村淳、田村亮)など、ダウンタウンらが広げた道を若手時代の彼らが走る格好になった。ナイナイらと同世代ながら、遅咲きでブレイクする芸人が増えたのも平成である。そのため“40代で若手芸人”というのも珍しくなくなった。 「お笑いビッグ3はもちろん、ダウンタウン、ウンナン、とんねるずらの活躍で、バラエティーの地位が格段に上がった。この功績は非常に大きく、お笑い界のレベルアップに貢献したのも事実です」(エンタメライター) 平成に活躍している芸人は新元号になっても活躍し続けることだろう。そこに第四世代、さらには下の世代である若手たちがどう立ち向かっていくのか、非常に楽しみである。
-
アイドル 2019年05月05日 21時30分
新規参入はもはや困難、終焉も近い? 平成「アイドルグループブーム」の今後
芸能界で男性アイドルといえば、ジャニーズ事務所の独壇場だが、昭和の芸能界が生み出したアイドルグループが「おニャン子クラブ」。しかし、1987(昭和62)年に同グループが解散後、なかなかアイドルグループの人気は盛り上がらなかった。 そんな中、平成9(1997)年9月、当時、人気だったオーディション番組「ASAYAN」(テレビ東京系)のオーディションを経て結成された5人組が「モーニング娘。」だった。 音楽プロデューサー・つんく♂が手掛けて徐々に人気をアップさせ、98年に3枚目のシングル「抱いてHOLD ON ME!」で初のオリコン1位を獲得。メンバーも増員し、99年に新加入の後藤真希をセンターに据えた「LOVEマシーン」が爆発的にヒット。人気が頂点に達した。 「00年代前半まではモー娘。の独り勝ち。連日のようにモー娘。を取材していたような気がする」(ベテラン芸能記者) しかし、いつまでも天下は続かず、男性スキャンダルによるメンバーの卒業などで徐々に人気が下降気味に。そんな最中の平成17(2005)年12月8日、東京・秋葉原の専用劇場で初公演を行ったのが、おニャン子クラブを手掛けた秋元康氏がプロデュースしたAKB48だった。 「最初の劇場公演の観客はわずか7人。そこから戦略を駆使して48グループを拡大。2012年ごろには人気が頂点を迎え、すっかりモー娘。は霞んでしまった」(音楽業界関係者) 握手会や総選挙など、ファンの競争心を煽りまくる仕掛けで勢力を拡大していったAKBだが、秋元氏はそれで満足せず。11年に結成された乃木坂46を中心とした「坂道シリーズ」は今やAKBをしのぐ人気だ。 平成に入って、雨後の筍のように続々とアイドルグループが誕生。しかし、それなりの人気・知名度を獲得しているのは、「モノノフ」と呼ばれる熱烈なファンを獲得したももいろクローバーZや、ももクロと同じ事務所の私立恵比寿中学、そして、モー娘。と同じ事務所のアンジュルムらごくわずか。「最強の地下アイドル」と呼ばれる仮面女子もその名を轟かせている。 「とはいえ、現在のアイドル界は坂道シリーズが中心。この流れはしばらく変わらないだろうし、今後、新しいアイドルグループが売り出されても、坂道シリーズのグループ以外は当たらないだろう」(芸能記者) 坂道の牙城を崩すのはかなりの至難の業のようだ。
-
-
芸能 2019年05月05日 21時00分
不倫・愛人・ハニートラップ! 『お笑いBIG3』のやんちゃな下半身事情【芸能界“ドロ沼”不倫ファイル】
平成生まれの若者は「BIG3」を知っているだろうか。日本のお笑い界のトップに君臨する3大お笑いスターのことであり、タモリ、ビートたけし、明石家さんまの3人をさす。お笑い第2世代の代表格であり、長きにわたって第一線を走り続けている。 平成に入った1990年から96年の7年間、「BIG3」スペシャル企画で共演を始めた3人。その番組は、毎年夏に放送されている『FNS 27時間テレビ』(フジテレビ系)の前身番組である。 1996年まで継続されたコーナーは、さんまの愛車を無断で拝借し、目の前で破壊する『車庫入れ事件』、『タモリ・たけし・さんま BIG3 世紀のゴルフマッチ』。テレビ史に残る数々の伝説を残した番組だ。 さて、テレビで大暴れしていたBIG3だが、私生活で人生の折り返し地点が過ぎようが、下半身は大暴れしているようだ。 タモリは2018年7月に脚本家・中園ミホとの不倫疑惑をスッパ抜かれた。 「タモリは猛暑の中、異様な変装で警戒しながら中園氏の自宅へ出入りしていた姿を激写されたようだ。しかし、タモリの事務所社長は不倫関係を否定し、なおかつ芸能界でも大きな力を持つ“ドン”。『仕事とセックスは家庭に持ち込まない』と公言するタモリのプライベートに必要以上に触れるメディアも皆無に等しいようだ。タモリは無言を貫き騒動は鎮火したが、その後の恋の行方は公にできずじまいという」(芸能関係者) 続いてたけしは、2018年3月に発売した自著『ビートたけしのオンナ論』(サイゾー)で、「40年間で10日か、20日ぐらいは(自宅に)帰っている。自宅に帰らないんじゃなくて、要は居心地のいいほうに帰っているんだ。それがたまたまオネーチャンの家ってだけでね」と持論を展開し、愛人との生活を公にしている。 また同月には、50代の元銀座のホステスをパートナーにして、「オフィス北野」から独立。愛人らしき女性と新事務所を設立した。 「漫才仲間だった幹子夫人と結婚して2人の子どもが生まれてからも、たけしは数々の女と浮名を流してきたようだ。女子大生からホステス、芸能界では細川ふみえや大家由祐子らと噂になった。だが、『毎週金曜日は夫婦で食事』と、夫人と交わした約束だけは守ってきたという」(芸能関係者) そして、明石家さんまというと、1988年に女優・大竹しのぶと電撃結婚。89年に長女でタレントのIMALUが誕生したが、92年に離婚した。 「さんまは、独身を貫いているが、自宅に女性を連れ込み、週刊誌に撮られるリスクを考慮しているようだ。かつて、独身時代に関係を持った“プッツン女優”こと石原真理子の暴露本では、『ベッドの中でもいたって普通』と下半身事情まで披露されてしまった。『女を見る目がない』と言われ続けたが、“お笑い界のモテ男”と呼ばれ、銀座のホステスや六本木のキャバ嬢といった女の噂は絶えなかった」 2007、08年には、“プロ”との“火遊び”が報じられ、現状“オンナ遊び”は自粛モードのようだ。 「AV女優の優希まこと、紗倉まなと、立て続けに“セックススキャンダル”が報じられた。『ハニートラップや!』と弁解したが、娘のIMALUは自分より若い女との関係に軽蔑したという。あげく、優希には『下半身年齢は20代後半から30代』と、さんまの盛り具合まで披露されてしまったようだ」(芸能ライター) 2人よりも年下のさんまだが、今なおトーク番組の最前線に立ち、マシンガントークで人気を博している。私生活には華がないものの、不貞経験のない唯一のBIG3として、好感度が高いのも理由のひとつであろう。 お笑い界にとどまらず、多方面に多彩な才能を開花してきたBIG3。今でもバラエティの最前線に立っている現状こそ、これらの情事が活力となった証ではないだろうか。
-
スポーツ 2019年05月05日 20時00分
大関復帰を期す栃ノ心 復活したい夏場所の課題とは
“令和初”の本場所となる夏場所(12日から、東京・両国国技館)で、1場所での大関復帰をかける関脇栃ノ心。先月7日配信記事でもお伝えした通り、仮に復帰が現実のものとなれば実に14年ぶりの出来事となる。久しく成功者が出ていないこの難題をクリアするために、栃ノ心はどのような対応を取るべきなのか。今回は筆者が考える3つの事柄について、それぞれ順を追って触れていきたい。■まわしの確保 ここ1年、貴景勝(0勝3敗)、北勝富士(0勝3敗)といった力士に苦しんでいる栃ノ心。下半身にけがが相次いでいることもあり、突き押し相撲には苦しんでいる印象が強い。 一方、四つ相撲を得意とする逸ノ城(4勝0敗)や魁聖(4勝0敗)にはここ最近、無類の強さを発揮している。しっかりとまわしを確保することができれば、苦手の突き押し力士とも十分渡り合えるのではないか。■取りこぼしの減少 新大関で迎えた昨年名古屋場所からここまで、栃ノ心は55番相撲を取り26敗を喫している。この26敗の内訳を見ると、「対横綱・大関8敗、対関脇・小結8敗、対平幕10敗」と安易な取りこぼしが多いことが分かる。 2ケタを目指すにあたっては、当然ながら5回しか負けが許されない。上位陣が待ち受ける後半戦まで1つでも多く猶予を取っておくためにも、格下と対戦する前半戦は今以上に注意を払って臨むべきだろう。■平常心の維持 大関昇進以降の栃ノ心は、取組後に涙を流す姿がたびたび見られる。その人間味もまた栃ノ心の持つ魅力であることは否定しないが、取組ごとに一喜一憂していては翌日以降にも影響を及ぼしかねない。 大粒の涙を流すのは、悲願を達成した後でも遅くはない。それまでは勝っても負けても、「一日一番」の気持ちで平常心を維持し続けてほしいところだ。 「13勝2敗」をマークし、堂々の大関昇進を果たした昨年の夏場所。あれからちょうど1年が経つ同場所で、栃ノ心は“2度目”の大関昇進を成し遂げることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2019年05月05日 18時10分
ヒクソン・カレリン・メイウェザー〜平成の日本格闘技界に来襲した3人の男たち〜
昭和の時代は、アントニオ猪木が「格闘技世界一決定戦」を掲げたことをきっかけに、新日本プロレスに数多くの格闘家が来襲した。柔道のウィリアム・ルスカ、プロボクシングのモハメド・アリ、極真空手のウィリー・ウィリアムスら、今では実現不可能なカードが次々に実現した夢の時代だったと言えるだろう。 平成に入る直前に前田日明、高田延彦、藤原喜明、船木誠勝らによって第2次U.W.Fが誕生し格闘技の一大ブームを巻き起こした。さらにそのU.W.Fが分裂し、立ち技最強を掲げたK-1や、猪木の魂を継承する形で生まれた総合格闘技イベントPRIDEが誕生すると、外国人選手が日本のマットに上がり、日本人が優位だったはずの格闘界に脅威を与えた。 その中でも一度も負けず、平成の格闘界にインパクトを残した3人の格闘家を紹介したい。 「兄は僕の10倍強い」 全てはホイス・グレイシーのこの言葉から始まった。1993年7月にアメリカUFCのトーナメントで優勝したホイスは、兄ヒクソンをこのように評し「まだ強いやつがいるのか?」と世界中の格闘技ファンをざわつかせた。 「400戦無敗」というコピーも強烈で、1994年に『VALE TUDO JAPAN OPEN 1994』に初来日。トーナメントを3連勝、しかも全試合で完勝し、本当に強いことを証明した。同年12月にU.W.Fインターナショナルの安生洋二が道場破りを決行したが返り討ちに。結果的にこれが後の高田延彦戦への布石となった。 翌1995年にも『VALE TUDO JAPAN OPEN 1995』に来日。1回戦では前田がセコンドについたリングスの山本宜久を破ると、そのままチョークスリーパーを武器に3連勝、2年連続でトーナメントを制している。 1997年10月にPRIDEが旗揚げされると、東京ドーム大会のメインイベントで高田延彦と対戦。腕ひしぎ逆十字固めで一本勝ちし、格闘技界のみならずプロレス界にも影響を与えた。高田とは1年後に再戦したが、結果は変わらなかった。 前田らU.W.F出身の選手から「ヒクソンを止めなければ」とコメントが出る中、本格的に準備を始めていた船木が、2000年5月に『コロシアム2000』という単発興行で対戦。試合後、「最も強かったのはフナキ」とヒクソンが認めるほど船木はヒクソンにダメージを与えたが、最後はチョークスリーパーで落とされた。船木は「死んでもいい」覚悟でこの一戦に挑んでおり、ギブアップするつもりはなかったという。 息子の死などもあり、この試合を最後にヒクソンは公式な試合は行っていない。まさに伝説のファイターとなった。グレイシーブランドは今でも健在だが、ヒクソンを超える強い選手が令和の日本格闘技界に現れる可能性は低いのではないだろうか。 “上がるはずがない”選手が日本のマットに上がり、日本のトップと対戦した選手といえば、レスリング“霊長類最強の男”アレクサンドル・カレリンと、プロボクシングで5階級を制覇したフロイド・メイウェザーの2人だろう。 カレリンは何度か新日本への参戦が取り沙汰されたが、実現しなかった。ヒクソンや、マイク・タイソンとのドリームマッチを実現できなかった前田日明は、自身の引退試合の相手として、水面下でカレリンと接触。1999年2月、横浜アリーナ大会で対戦した。カレリンが判定勝ちを収めたが、見応えのある展開で立ち見客が入りきらないほど入った横浜アリーナは大熱狂。ロシアの英雄であり、世界レスリング界のレジェンドであるカレリンが他流試合を行った唯一の試合として、今でも高く評価されている。 メイウェザーは昨年の大晦日、日本の最強キックボクサー那須川天心と、ボクシングルールによるエキシビジョンマッチで対戦。「メイウェザーが日本のリングに上がるだけでも奇跡」という声が上がる中、過去の異種格闘技戦を研究してきたのか、ルールだけではなく体重差も10kg近くオーバーしており、エキシビジョンとはいえメイウェザー側のアンフェアな行為に非難が殺到した。 結果は1R2分19秒でメイウェザーがKO勝ち。メイウェザーが日本のリングに上がり天心と試合をするインパクトだけが残った試合だったが、この試合で主催のRIZINや、天心の名が世界に広まったのも事実。これは猪木対アリの試合後と似た現象になっている。 ヒクソンのように知る人ぞ知る最強戦士と、カレリンやメイウェザーのように世界的な知名度を誇るスーパースターが来襲した平成の格闘技界。令和にはどんな“外敵”が現れるのだろうか?既にマニー・パッキャオら来襲“候補”は出てきているだけにまずは年末に注目したい。※文中敬称略文 / どら増田写真 / 山内猛
-
スポーツ 2019年05月05日 17時30分
山本由伸「絶対に“あれ”は食べますね」オリックス・京セラ選手食堂の断トツ人気はあのメニュー!
オリックスが本拠地としている京セラドーム大阪には、試合前後に食事ができる選手サロンが設けられている。選手からは「おいしい」と好評なのだがそれもそのはず。ロイヤルホストでおなじみの「ROYALグループ」のロイヤルコントラクトサービスが料理を提供しているのだ。果たして選手たちは試合前後にどんな食事をしているのだろうか。選手、ロイヤルコントラクト、そして球団関係者に話を聞いてみた。 「絶対にざるラーメンは食べますね」 開口一番、このように話してくれたのは、山本由伸。ざるラーメンは、今回話を聞いたうち9割の選手が注文すると答えてくれた一番人気のメニューだ。 ロイヤルコントラクト京セラドームスタジアムサービス店の井上正夫店長は「ざるラーメンは、かなり多くの選手のみなさんに召し上がっていただいてます。具はセルフなんですが、オリックスさん以外の球団や、ケータリング担当の方からレシピを聞かれることもあるんですよ。ありがたいことに『京セラのざるラーメンはおいしい』とみなさん、いろんなところで話されてるんでしょうね」と、ざるラーメンが他球団の選手にも好評だと明かしてくれた。 「ざるラーメンをおいしく食べるためにカレーを挟むこともありますし、エビピラフもセルフであるので食べますね。あとは唐揚げ!今年は先発に戻ったので、(食べる)間隔を開けてますが(笑)」 このように“ざるラーメン愛”が止まらない由伸だが、「つゆがうまい」と語ってくれた近藤大亮、西野真弘、西浦颯大ら、ざるラーメンファンは他にもいる。一方で山崎福也は、「ざるラーメンより僕は丼ですね」という。ちなみに昨年、全選手の中で注文数が1位だったというデータが残されている。2位は澤田圭佑。3位以下はあまり変わらないとのこと。 「私どもは、ビジターでは楽天さんとヤクルトさんにも提供させていただいてるんですが、以前、北川博敏さん(現ヤクルト二軍打撃コーチ)がいらした時に、うどんつゆにうどんではなくラーメンの麺を入れた『北川スペシャル』というのがありまして。楽天の選手の方から『北川スペシャルできますか?』と言われた時は驚きました」 そう笑う井上店長は「選手のみなさんはいろんなトッピングをして楽しまれている。おいしく召し上がっていただけているのはうれしい」と話していた。また昨年からは京セラドームの選手サロンで、夕食も提供するようになり、「20名ぐらいは利用されている」(井上店長)そうで、山崎福也は「ナイターの時は助かってます」と話している。 オリックスの久保充広管理部長は、「選手を管理するというほどガチガチなものではないんですけど、若い選手が多いので(重視するのは)『食に対する意識づけ』ですね。遠征先のホテルでも栄養士と話して、メニューをチェックしています。夕飯の提供は昨年から始めたのですが、これも栄養士の提案。『食べてから寝るより、食べて少し置いてから寝た方が吸収が良く、疲労回復につながる』との理由から取り入れました。ここ(京セラ)で夕飯を早く済ませればその分、就寝する前に練習に時間を割くこともできますからね」と語ると「今はかなり食に対する考え方が変わってきてると思います」と続けた。 「これから夏場になってくる。消化のいいものを提供して、選手の期待に応えたいですね」 井上店長は今後も可能な限り、選手や球団の要望に応えていき、チームを「食」の部分で支えていく意向。今年は体が大きくなった選手も多く、「食に対する意識づけ」は間違いなく浸透していると言ってもいいだろう。選手たちには、ざるラーメンパワーで厳しいペナントレースを乗り切ってもらいたい。取材・文 / どら増田写真提供 / ロイヤルコントラクトサービス
-
スポーツ 2019年05月05日 15時00分
ベイスターズがもっと好きになる!「70th ANNIVERSARY MUSEUM」で野球歴史の勉強を!
横浜スタジアムに「70th ANNIVERSARY MUSEUM」がオープンした。昨年まで「BAYSTORE NAIYA 3F」のあったスペースで、入場は無料なので気軽に立ち寄れる。スポンサーは1949年から2002年にTBSへ譲渡するまでの53年間球団経営をしてきた「マルハニチロ」が務め、様々な貴重なアイテムが展示されている。 エントランスには、三原脩元監督の胴上げ写真や、秋山登さん、土井淳さんのバッテリーらが、当時の新聞の切り抜きと共に飾られており、オールドファンには嬉しいお出迎えエリアとなっている。 入場して左手には「HISTORY ROAD ZONE」があり、球団の代表的な出来事が列記された年表が展示されている。各年の成績や記録、だけではなく、“三浦大輔引退”など、印象的な出来事まで記されており、じっくり見たいエリアとなっている。 「GLORY ZONE」には、1960年の優勝時のトロフィーが2点、MVPの秋山登さんへ贈られたトロフィーも展示されている。 「FAMOUS SCENE ZONE」では、1960年の日本シリーズ優勝時のペナントを持ってグラウンドを回った際の写真や、様々なポスターがタペストリー風に吊されている。 「UNIFORM ZONE」は文字通り、歴代のユニフォームが飾られている。1959年の桑田武さん、60年代の稲川誠さんの他、背番号3番の1967年の平松政次さんの珍しいユニフォームが展示されている。 一番奥には「EXPERIENCE ZONE」があり、3月21日に大洋ホエールズ復刻ユニフォームで戦った際の写真が大きく展示されており、フォトスポットとして人気を博している。 その他、1960年の優勝ペナントや、珍しいところでは1959年の寄せ書きや、三原脩元監督の監督就任挨拶状、1950年の選手証などが飾られている。出口前には、白地に赤の"まるは"のフラッグに、ファンからの熱いメッセージが書き込まれている。 なお、展示物は定期的に変更されるとの事なので、「一回行ったからいいや」ではなく、ホームページでチェックして是非リピートしてもらいたい。 実際に訪れた際も、年配のファンが秋山投手のシリーズでの4連投の話をし、若いファンが驚くなど、世代を超えたコミュニケーションスペースとして活用されていた。 4月7日の巨人戦で球団創設通算4000勝を達成したベイスターズ。このミュージアムで今までの歴史を勉強して、より深く球団を愛してみてはいかがだろうか。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
芸能 2019年05月05日 12時30分
指原莉乃、菊地亜美、鈴木奈々…平成に活躍した女性タレントは生き残れるか
バラエティー番組では、いま20代〜30代の女性タレントが席を取り合っている。基本的に、番組に使われるのは女性一人。菊地亜美、鈴木奈々、小島瑠璃子、藤田ニコル、指原莉乃など、バラエティーに引っ張りだこの彼女たちも決して安泰ではない。元AKB48の西野未姫や元サッカー日本代表の丸山桂里奈など、新鋭も続々登場し、それぞれが自分の任された役割を担い奮闘している。 平成を振り返ると、数多くの女性タレントが人気を博してきた。西村知美、松本明子、島崎和歌子などは、元々アイドル歌手として活動し、バラエティーにシフトチェンジ。不思議キャラや豪快なキャラクターなどで、バラエティーに引っ張りだこに。年齢を重ねた今でもたびたび目にすることから、浮き沈みの激しい芸能界でも長く息が続いている貴重なタレントだ。このアイドルからバラエティーに進出し成功する系譜は、AKBグループ(指原、SKE48・須田亜香里)や、アイドリング!!!(菊地、朝日奈央ら)などに引き継がれている。 バラエティーに出演していたものの、役者業に転身したパターンもある。バラエティーに出るのはイメージがつきやすく役に影響するため、女優業専門になるケースは多いようだ。常盤貴子が今田耕司やナインティナインらと、深夜番組『殿様のフェロモン』(フジテレビ系)に出演していたのは有名な話。彼女もすぐに女優専門となり、大成した。その対応力で、芸人から評価の高かった小池栄子も、今ではドラマや映画で観る機会の方が多い。YOUのようにバラエティーに身を置きながらも、女優としても引っ張りだこというのは珍しいパターンだろう。 「平成後期には、藤田や池田美優のように雑誌モデル上がりで売れた女性タレントや、ネットで話題となった人がテレビに出ることも増えました。もちろん、安定感のある人もいますが、勢いだけでやっていると、いつかはメッキが剥がれて路頭に迷うこともありえます。その前に、自分が何をするべきなのか、しっかり研究する必要がありますね」(エンタメライター) 若くてフレッシュな女性タレントは、番組に一人は欲しいものだが、悲しいかな、人は年齢を重ねてしまう。30代を超えても、松本や島崎のように息の長いタレントになるためには、自らを一皮も二皮もむいていく必要がありそうだ。
-
-
芸能 2019年05月05日 12時20分
三瓶だけじゃない「実は料理うまい」芸人 レギュラーコーナーがある人も
お笑い芸人の三瓶が、プロサッカー選手長友佑都の専属料理人見習いとなるため、トルコに移住することがわかった。三瓶は長友のほか、夫人の平愛梨とも親交があり、夫婦からの申し出に応じた形だ。 三瓶は高校卒業後に調理系の専門学校へ進学しており、調理師免許を保有している。三瓶に限らず「実は料理うまい芸人」は多い。 カンニング竹山の相方として知られ、2006年に亡くなった中島忠幸さんは、高校中退後に板前修行をしていたため、料理がうまい芸人として知られた。ブレイク前に出演していた『虎の門』(テレビ朝日系)の料理企画では、元祖料理うまい芸人といえる“キム兄”こと木村祐一と、毎度名勝負を繰り広げていた。 キャイ〜ンの天野ひろゆきも、隠れた料理うまい芸人である。調理師などの資格保有者ではないものの、15歳からレストランでアルバイトをしていたため、料理はお手の物。新人時代には、風呂なし四畳半アパートに住みながらもコンロひとつでビーフストロガノフを作っていたという。 ロバートの馬場裕之は、秋山竜次の有名人の体ものまね、山本博のプロボクシングなどに隠れて目立っていないが、実は料理うまい芸人である。調味料を自分で調合するほか、自宅にはベーコンを作る燻製機械まで用意している。趣味が高じて、現在はテレビ番組で料理コーナーのレギュラーを持つほどだ。 チュートリアルの福田充徳も料理好き芸人であり、著作『チュートリアル福田充徳の家呑みレシピ』(ワニブックス)もある。福田は酒好きとして知られ、簡単に作れるお酒のおつまみを得意とするようだ。新しい料理の楽しみ方といえるだろう。 料理というと、女性の「ママタレ」の専売特許といったイメージもあるが、福田の酒飲みレシピを始め、男の料理も注目といえるだろう。ライフスタイルの多様化にしたがって、男の料理芸人はさらに注目されて行くかもしれない。
-
芸能
東京パフォーマンスドール海外初進出! アジア最大級のイベント「ACG香港2014」に出演
2014年07月26日 13時32分
-
社会
北海道警の元署長が出張旅費の不正受給で懲戒処分 その額たった4万円
2014年07月26日 12時13分
-
芸能
悪目立ち? 鉄人? SKE48須田亜香里に賛否両論
2014年07月26日 11時50分
-
芸能
「27時間テレビ」で「笑っていいとも!」復活か!?
2014年07月26日 09時00分
-
芸能
エルシャラカーニ 放送禁止のタブーネタで観客の笑いが大爆発! これぞ“ライブ”ならでは!
2014年07月25日 18時00分
-
レジャー
白河特別(1000万下、福島芝1200メートル、26日)藤川京子のクロスカウンター予想!
2014年07月25日 18時00分
-
トレンド
今年の夏は松山がアツい!? 「湯快リゾート」体験レポート記事が楽しそうでうらやましすぎ
2014年07月25日 18時00分
-
アイドル
NMB48主演映画「げいにん!」 監督の推しメンは“山田菜々”
2014年07月25日 16時30分
-
芸能
バラエティ番組で出た“迷言”週間トップ3(7/18〜7/25)
2014年07月25日 15時30分
-
レジャー
橋本千春の勝馬ピックアップ!(7/26) 白河特別 他4鞍
2014年07月25日 15時30分
-
レジャー
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(7/26) 札幌競馬場グランドオープン記念
2014年07月25日 15時30分
-
スポーツ
旭天鵬 年6場所制以降史上初の“40代幕内”を確実に
2014年07月25日 15時30分
-
芸能
ナイナイ岡村 「危険ドラッグ」案件に警視庁へ苦言「そんなん募集してる暇あったら、1人でも多くの人捕まえたら!?」
2014年07月25日 11時53分
-
芸能
土屋アンナに不倫疑惑が浮上!
2014年07月25日 11時45分
-
芸能
注目女優・三吉彩花が「ラブ!部活!フェス!」イベントに登場
2014年07月25日 11時45分
-
芸能
すっかり大人の川島海荷 目標は「勉強して貯金を増やす」
2014年07月25日 11時45分
-
芸能
乃木坂46 生田絵梨花が仕事へ復帰 センター待望論も
2014年07月25日 11時45分
-
芸能
AKB48川栄李奈が「薬膳コーディネーター」に合格
2014年07月25日 11時45分
-
芸能
E-girls 武道館で全国ツアーをスタート
2014年07月25日 11時45分
特集
-

あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
-

TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
-
-

元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
芸能
2025年09月18日 17時00分
-

岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-

misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分
