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レジャー 2013年06月15日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(6/16) ユニコーンS
◆東京11R ユニコーンS◎サウンドリアーナ○エーシンレンジャー▲チャーリーブレイヴ△サマリーズ△ノウレッジ△ベストウォーリア ダート3戦全勝のチャーリーブレイヴに注目が集まるが、軽いフレグモーネ(細菌による傷腫れ)で昇竜Sを回避したことによる影響はまったくないのか? 気になるところだ。今週の追い切りでは併せた相手を3馬身ほど突き放してみせたが、若干モタモタしたようなところがあり、抜群とまでは言えない動きだった。成長分を含んでいるとはいえ馬体もやや太く映り余裕残しの体つきも気になる材料だ。前走を叩いてここ目標だっただけに、3か月の休み明けで臨まざるを得ない今回は少し割り引きが必要とみる。 単勝の魅力は、前走・端午Sで初ダートながら0.7秒差の差し切り勝ちを演じたサウンドリアーナ。とてもフロックとは思えないダート適性は、このメンバーに入っても期待の方が大きい。芝のマイル戦は未勝利ではあるが、GI2戦を含み出走した4戦全てが重賞なので距離不安云々は関係ないだろう。前走から、直線の長い東京コースも向くはず。 他では、堅実な走りで大崩れのないエーシンレンジャー、芝の2戦が負けすぎな感のあるサマリーズも全日本2歳優駿の勝ち馬だけにダートに戻れば怖い存在。また、ダートで新味を見出そうとしているノウレッジや東京マイルの合いそうなベストウォーリアも連下なら狙える。【馬連】流し(12)軸(1)(3)(6)(7)(10)【3連単】フォーメーション(12)→(1)(7)→(1)(3)(6)(7)(10)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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トレンド 2013年06月15日 17時59分
レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第139回>
毎週末に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第139回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。◇今週のこの1枚◇ザ・バースデイ・パーティ「Junkyard」(1982年/4AD) 子どもの頃から大好きなバンドの一つで、ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズのニック・ケイヴが在籍していたバンドです。 punkが自分の中で一番盛り上がっていた頃、そのpunkの先にあるものとして、ザ・バースデイ・パーティを捉えていました。同じリズムを荒々しく繰り返すドラム。ヒステリックに掻き鳴らし、時にはノイズに変わるギター。punkの匂いを残しつつも、グルーヴをぶちかますベース。言葉にならない叫びを歌い続けるニック・ケイヴ。決して商業的には成功しなかったバンドですが、その当時はアヴァンギャルドの枠の中で最高のバンドでした。また珍しく、この頃はイギリス一辺倒だった私でしたが、唯一のオーストラリアのバンドでした。 多少、punkで踊ることを飽き気味だった私を含めて、数人の仲間でバースデイ・パーティやポップ・グループなどがかかると、待ってましたとばかり踊り狂ってましたね。今でもこのサウンドを聴くと、血が騒ぎます(笑)。 3年前にギターのローランド・S・ハーワードが他界して、バースデイ・パーティとしてのサウンドはもう聴けなくなったのですが、音源は今でも宝物ですね。1973年から活動していて、AC/DCと同時期だったみたいですが、今考えてみると侮れないぞオーストラリア(笑)。■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html■ライブ日程はこちら http://npn.co.jp/newsrelease/detail/2491382/
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ミステリー 2013年06月15日 17時59分
世界中で見つかっていた? 「小さいおじさんミイラ」!
2013年4月、インターネット上でとある衝撃的な写真が世界を駆け巡った。 その写真に写っていたものはなんと「身長15センチ」ほどの人間の形をしたミイラで、今から10年前の2003年にチリで見つかったものだという。 きゃしゃな体に比べ明らかに大きい頭蓋骨、大きく裂けた口は我々が絵本や映画で慣れ親しんできた宇宙人(ぱっと見「エヴァンゲリオン」にも見える)のフォルムそのもので「宇宙人のミイラが見つかった!」と話題になったのだ。 なお、このミイラは研究が進むうち人間のDNAを持っていることが明らかになり、なんと宇宙人とともに「小さいおじさん」の可能性も出てきたのだ。 リアルライブでもたびたび「小さいおじさん」の写真を集め、随時記事としてご紹介させていただいている山口敏太郎事務所にとってこの事実はかなり興味深い。 実は世界にはまだまだこのような「小さいおじさんミイラ」は存在している。 右の写真は1930年代に撮影されたと思われる「小さいおじさん」のミイラ写真である。 先日、見つかったミイラと比べると顔のつくりはまるで猿のようで、あまり人間には見えない。「おじさん度」(?)でいえばこちらのほうが上であるが信ぴょう性にやや欠けるのは確かだ。なお、このミイラはアメリカのワイオミング州の博物館に保存されていたと言われているが1950年代に忽然と姿を消しており、現在行方不明になっている。DNA鑑定が進んだ現代ならば、新たな情報が得られていた可能性があっただけに紛失は非常に残念である。 また、この写真以外にも同様の「小さいおじさんミイラ」は見つかっていたのだが、多くは宇宙人やチュパカブラ、ドーバーデーモンといったUMAの幼体として扱われてしまうことがほとんどであった。 今回のようにキチンと鑑定をされ、人間のDNAが検出されるようになれば、近い将来「小さいおじさん」の正体が判明していくかもしれない?(山口敏太郎事務所)
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スポーツ 2013年06月15日 17時59分
日本ハム・大谷 6・18広島戦での“リアル二刀流”挑戦が決定
「18日に行ってもらう。何も(故障など)起こらなければ」。日本ハム・栗山英樹監督がついに、そう決断を下した。 栗山監督は5月28日に予定されながら、降雨中止のため、6月18日に順延された広島戦(マツダ)で、二刀流に挑むスーパールーキー・大谷翔平投手(18)を先発させることを決めた。 大谷は5月23日のヤクルト戦でプロ初登板初先発、6月1日の中日戦で2度目の先発をしたが、いずれもパ・リーグ本拠での試合で、指名打者制のため打席に入る機会はなかった。6・18は広島のホームゲームで、指名打者制が使えないため、大谷は初めて、投手として投げながら、打席に立つことになる。 当初、栗山監督は「5番投手とかあるかもしれない」と発言していたが、大谷の疲労度を考慮し、「まだ2つともやれるほど余裕がない」とトーンダウン。打順は通常の投手と同じ下位打線で、起用することになりそうだ。 「打順によって役割があると思う。どこの打順でも、自分の仕事ができればいいです」と話している大谷。下位打線とはいえ、“投手・大谷”が打席に入ることに変わりはない。 二刀流を目指す大谷にとって、究極の形は、投手で先発する試合で指名打者制を放棄させて、打者としても打順に名を連ねること。これに関して、栗山監督は「この1、2、3年でやる必要があるのか。2つとも余裕が出るようになってから」と慎重な考えを示しているが、6・18広島戦はひとつのその指標になる試合になる。 6月11日のイースタンリーグ、巨人戦(鎌ヶ谷)で調整登板した大谷は、初回にプロ初のボーク絡みで先取点を奪われ、3回には河野元貴捕手に本塁打を浴びるなど、3回まで2失点と、立ち上がりは悪かった。しかし、その後は立ち直り、プロ最長7回109球を投げ、5安打2四球で、13三振を奪い、ドクターKぶりを発揮した。 投手としても、打者としても非凡なセンスを見せつけている大谷だけに、18日の広島戦は大いに注目されるところだ。(落合一郎)
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社会 2013年06月15日 17時59分
大阪府警の巡査長が出勤途中に電車内で痴漢行為
京都府警鉄道警察隊と伏見署は6月13日、電車内で女性の体に触ったとして、府迷惑行為防止条例違反の疑いで、大阪府警茨木署地域課巡査長・北口俊成容疑者(38=同府京田辺市三山木南山)を現行犯逮捕した。 同署によると、北口容疑者は「間違いありません」と容疑を認めており、余罪がないか調べる方針だ。 逮捕容疑は、13日午前7時半頃、京都市伏見区の近鉄京都線・丹波橋〜竹田間を走行中の電車内で、京都府内の女性会社員(26)の左太ももを触った疑い。 府警によると、7日に別の女性から、近鉄電車の同線の電車内で痴漢をされたとの被害相談があった。女性はスマートフォン(多機能携帯電話)で犯人の顔を撮影しており、私服捜査員が13日朝から警戒していた。写真の男と似ていた北口容疑者を捜査員が発見。会社員女性の体を触ったため、取り押さえた。 北口容疑者が勤務する茨木署によると、この日は午前9時から勤務する予定で、出勤途中だったという。 大阪府警の平井公雄監察室長は「現職警察官が逮捕され、誠に遺憾。京都府警の捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントした。 警察官が痴漢行為で逮捕されたというだけでも、ショッキングなのに、これから、職務に臨もうという時に、電車内で女性の体をお触りしていたとは、開いた口がふさがらない。厳重な処分を受けても、いたしかたないだろう。(蔵元英二)
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社会 2013年06月15日 15時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 これでも第三の矢を支持か
アベノミクスを語るとき、いま多くのエコノミストがこんな話をする。「財政金融政策を好転させたのは景気の先行きに対する期待だけで、実体経済をよくするためには第三の矢である成長戦略が重要だ」。こうしたセリフを聞いたら、そのエコノミストは間違いなく体制側の代弁者だと判断すべきだ。そもそも、成長戦略に経済を成長させる効果などないからだ。 成長戦略が狙っているのは分配構造の変化、すなわち更なる弱肉強食社会を作ることだ。たとえば産業競争力会議は、解雇規制の緩和を打ち出した。会社が従業員を解雇したあと裁判所が不当解雇と判断し、職場復帰を命じたとしても、会社は解決金を支払えば解雇が有効になるという制度だ。手切れ金さえ払えばいつでも解雇OKというこの規制緩和は、政府の成長戦略に盛り込まれることはなかった。しかしそれは、あまりの世論の反発に参議院選挙への悪影響を恐れた政府が、とりあえず引っ込めただけのこと。その証拠に、すでに同じ理念の政策が再び打ち出されている。 政府の規制改革会議が6月5日の答申の中で、一定の勤務地や職種で働く「限定正社員」の制度を来年度中に導入するよう要請したのだ。限定正社員というのは、勤務地や仕事内容などが限定された形で働く正社員で、すでにスーパーなどの業種で導入されている。 規制改革会議は、パートタイマーを正社員化するための手段として限定正社員を位置づけているが、もちろんそれは詭弁だ。会議は、限定正社員の解雇を通常の正社員より容易にするよう求めているからだ。もしこの制度が導入されると、採用の中心が限定正社員に移り、正社員と比べて賃金が低いだけでなく、クビも切られやすい不安定雇用層が大幅に増えていくことになるだろう。 さらに政府が5月28日にまとめた成長戦略の工程表には、労働市場の弱肉強食化の手段が満載になっている。まず、今年度中の改正を目指す労働者派遣法の規制緩和だ。現在は、専門26業務を除いて最長3年に限定している派遣労働者の受け入れ期間の規制を撤廃しようというのだ。そのため、今後は派遣はずっと派遣の立場のままになる。 また、これも今年度中の実施を目指しているのが、外国人労働者の受け入れ拡大だ。高度な専門技術を持つ外国人は、これまでの5年ではなく、3年で永住権が取れるようにするという。こうした動きは、日本人のサラリーマンをグローバル競争にさらすことにつながる。上司に楯突けば、「外国人に代えるぞ」と言われてしまう時代になるのだ。 さらに、工程表は再来年度までに労働移動支援助成金の額が、雇用調整助成金の額を上回るようにするとした。このことは重大な意味を持つ。 これまで日本政府は不況が来たときに、企業が従業員をクビにしないように求めてきた。その代わりに雇用調整助成金で、企業の雇用維持のためのコストの一部を負担してきたのだ。ところが、今後は方針を転換する。クビにしたい企業はどんどんクビにして下さい、クビにされた労働者の転職を政府が支援しましょうというのだ。しかし、中高年の転職は容易ではない。 結局、転職を経て賃金が大幅に下がる。これが成長戦略のもたらす事態なのだ。
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芸能 2013年06月15日 14時00分
“ななの会”も寂しい相澤会長の死
昨年の5月、“演歌のドン”と呼ばれた芸能事務所『長良プロダクション』の故・長良じゅん会長がハワイのゴルフ場で不慮の事故死を遂げ、1年経った5月23日には『サンミュージック』の相澤秀禎会長がすい臓がんで死去。そのため大手プロ幹部は「“ななの会”のメンバーが次々亡くなるのは歌謡界の歴史が無くなって行くようで寂しい」と嘆いている。 「業界の一部にしか知られていませんが、“ななの会”とは芸能界の重鎮が作った親睦団体が、“七”の付く日に集まり、食事をしたりゴルフをする会なんです」(芸能記者) メンバーは、業界最大手プロといわれる『ホリプロ』の創業者で、現在は最高顧問を務める堀威夫氏、老舗プロ『第一プロダクション』の岸部清代表、『芸映プロダクション』の青木伸樹会長、『田辺エージェンシー』の田邊昭知社長、『小澤音楽事務所』の故・小澤惇元社長、そして、故・長良会長と故・相澤会長の7人だ。 「堀さんは和田アキ子をはじめ、山口百恵、森昌子や石川さゆりらを育てた敏腕マネジャー。岸部さんの『第一プロ』は、ぴんからトリオの『おんなの道』がシングルレコード約400万枚を記録するなど、一時は“演歌の宝庫”といわれた。『芸映−』も、かつては西城秀樹や浅田美代子が所属。タモリや研ナオコが所属する『田辺−』の田邊社長は一世を風靡した元グループサウンズのメンバー。長良会長は氷川きよしを育てた“演歌界のドン”、そして相澤会長は松田聖子ら女性アイドルを育てた。錚々たるメンバーですよ」(音楽プロデューサー) 戦後の日本の芸能界の歴史を作りあげてきたと言っても過言ではないメンバーが集まる“ななの会”。多大な貢献をし、亡くなった3人に改めて合掌。
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社会 2013年06月15日 11時00分
トラックドライバー不足で物流危機
60歳未満の大型免許保有者数は、今後急激に減少する−−。国土交通省が先ごろ調査発表した「物流2015年危機」は、私たちにとっても切実な問題である。ドライバー人口が減り、さらに高齢ドライバーが増えれば、世界に冠たる“即日配達社会”が崩壊することになるからだ。 「物流コストの急上昇で、一部通販がやっている『午前中注文、当日お届け』が消えるでしょう。通販で地方の名産品を注文しようとしたら価格より送料の方が高かった、あるいは宅配がやっと届いたら高齢者がヘナヘナと立っていた。スーパーの棚は品薄気味で、建設現場では資材が遅配されるため工事が中断されたり…という、大震災後のようなことが日常的に起こるでしょう」(経済記者) 若手のトラックドライバーが減っていく根底には少子高齢化があるが、原因はそれだけではない。 「平均月間収入は全産業平均より低く、その割に仕事はハード。年間総労働時間も全産業平均に比べて長い。典型的な3K産業です。さらに、2007年6月に施行された改正道路交通法も激減理由の一つ。総重量5トン以上11トン未満、最大積載量3トン以上6.5トン未満の車両の運転には、中型自動車免許が必要になった。問題はこの免許の取得条件で、普通免許を取得して2年が経過していなければならず、高卒運転者は即戦力にならない。中小零細運送会社にとっては、経営コストが押し上げられるのです」(交通ジャーナリスト) 人材不足を海外に頼ろうにも、運転免許の学科試験は日本語の読み書きができなければだめだし、女性ドライバー“姫トラ”も、基本は力仕事だけに補えるほどは増えない。トラック野郎ならぬ“トラック爺さん”にとって代わるのは、もはやロボットしかない?
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社会 2013年06月14日 20時00分
ハゲタカ外資が狙いうち! ソニー、西武HD、ヤクルト 標的3社それぞれのアキレス腱
一難去って、また一難。恥も外聞もない資産大処分の末に5年ぶりで最終黒字を確保したソニーに、再び難題が浮上した。米国のヘッジファンド『サード・ポイント』のダニエル・ローブCEO(最高経営責任者)が平井一夫社長に面会し、映画・音楽事業を分割して株式の15〜20%を上場するよう提案したのだ。 サード・ポイントは間接保有分を含めるとソニー株の約6.5%を保有、事実上の筆頭株主として6月20日開催の株主総会を前に経営陣に揺さぶりをかけた図式である。 「このファンドは標的企業を攻め立てるアクティビストとして知られ、2年前に米ヤフーとガチンコした際には経営トップの学歴詐称を暴き、派手な委任状争奪戦を演じるなど“物言う株主”として恐れられている。日本で言えば往年の『村上ファンド』に輪をかけたような手強い存在です」(投資ファンド関係者) 米国で悪名を馳せたアクティビストがソニーを狙い撃ちした理由は何か。 「ソニーはテレビに代表されるエレクトロニクス部門が巨額の赤字を垂れ流している。だから映画・音楽部門の上場マネーをエレキに投入すればソニーは復活するとの論法ですが、ローブCEOの本当の狙いは上場に際して既存の株主に新株予約権を割り当てさせることでボロ儲けすること。提案を渋る平井社長にさらなる株の買い増しをチラつかせており、不気味さが増してきます」(ソニーOB) 何せサード・ポイントは米国を中心に1兆3000億円余を運用し、米国のヘッジファンドの中でも資金力は群を抜く。「金だけじゃない。ソニーの切り崩し作戦も見ものです」と前出の投資ファンド関係者は打ち明ける。 「ソニーが総会に提案する13人の取締役候補のうち10人は社外です。彼らはソニー経営の内情に疎い。それに目をつけたサード・ポイントがどう攻略するか。むしろ攻略しやすいと踏んだから標的にしたフシがあります」 その魂胆通りに運べばソニーは遠からず映画・音楽子会社を上場させ、海の向こうから不敵な高笑いが聞こえてきそうだ。 一方、ひと足早く風雲急を告げてきたのが西武鉄道を傘下に持つ西武ホールディングス(HD)だ。同社は米投資会社サーベラスが5月31日までTOB(株式公開買い付け)を実施、保有比率を35.48%に高めた(従来は32.44%)。 目標とする44.67%には及ばず、2004年12月の上場廃止後も株を保有し続けた西武線沿線に多いとされる個人投資家(約1800人=発行済み株式の約13%)の大半から“肘鉄”を食った格好だが、総会で拒否権を行使できる3分の1以上の株式を握ったことは、経営陣にとっては不気味であろう。 「再上場に向け二人三脚で来た両社に亀裂が生じた最大の理由は、売り出し価格を可能な限り高くして市場から利益を吸い上げたいサーベラスと、再上場の果実を優先させたい西武HDの思惑が激突したこと。今回、サーベラスが敵対的TOBに踏み切ったことで、両社の関係は修復不可能でしょう」(市場筋) 両社の凄まじい攻防戦の産物として『西武ライオンズ球団の身売り』『西武線の一部廃線化』などの刺激的な情報が駆け巡り、世間の注目を集めたのはご承知の通り。それだけに、6月25日に開催される株主総会から目が離せないが、西武ウオッチャーは「本当の勝負はもう少し先になる」と警告する。 「西武の6月総会に出席できるのは3月末までの株主で、まだサーベラスは正面突破が不可能です。しかしTOBを通じて西武の株主名簿を取得できたことは大きい。これを次々と切り崩せば株数が増大し、過半数確保も夢じゃない。その場合、再上場の売り出し価格を含めサーベラスの思うツボになる。世間の目には中途半端に映った今回のTOBは、次をにらんだシタタカな布石だったのです」 サーベラスは西武の総会に向けて独自の役員候補を発表した。乗っ取り後への目配りを怠らない点は“さすが”というほかない。 さて、野球ファンの耳目を集める点ではヤクルト本社も負けていない。同社は4月末、発行済み株式の20.61%を保有するフランス食品大手のダノンとの業務提携を解消した。その理由は「ヤクルト経営陣が資金力で勝るダノンに乗っ取られることを警戒した」(関係者)ためとされる。しかし相手は筆頭株主。繰り出す次の手に戦々恐々としているという。 そもそもヤクルトが提携したのはダノンが'00年4月に突如として5%の株式を取得、その後もヤクルト株を買い増したことに危機感を募らせた同社が「一定期間は株を買い増さない」との条件のもとでダノンと業務提携した。その期限が昨年5月で切れたのに伴い、ダノンは「双方合意のもとで」35%まで買い増せることになったが、その交渉過程でヤクルトは提携解消カードを切ったのである。 「これでダノンは遠慮なく敵対的TOBカードが切れるはず。しかし、実はTOBを敢行しなくても、経営権を奪取できる可能性が十分あるのです」(情報筋) もしダノンがヤクルト株の50%超を取得すれば、ヤクルト球団は外資規制に抵触して身売りを余儀なくされる。プロ野球フアンには由々しき事態である。 情報筋が続ける。 「ヤクルトの各地域の販売会社の中には、現経営陣の手法に批判的な面々が少なくない。ダノンはそのアンチ勢力と水面下で手を握れば、この期に及んで株買い増しに新たな資金投入をする必要などないというわけです」 “会社は株主のモノ”という当たり前の経済学がまかり通るのか…、3社それぞれの攻防戦が見ものである。
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社会 2013年06月14日 20時00分
「女子会詐欺」は氷山の一角 インテリ女子も釣られる“SNS商法”
ミクシィを悪用し、5億円もの金を荒稼ぎしていた東京港区の悪徳エステ経営者らが、6月6日に特定商取引法違反容疑で警視庁に逮捕されたが、その犯行はまさに流行に敏感な女性を食い物にしたものだった。 「逮捕された経営者の女(40)は、ミクシィを通じて友人関係を築き、女子会を開催。『私が10キロ痩せたのには秘密がある』『肩こりが取れる秘密のマッサージがある』と巧みに言い寄り、22〜35歳の女性約400人をエステ店に連れ込んで、契約を結ばせていたのです。『自分が紹介すれば親族扱いで、450万円の代金が150万円になる』というのが、殺し文句だったのです」(捜査関係者) もっとも、最近会員制交流サイト(SNS)を使った巧妙詐欺は急増中。被害者は後を絶たない状態だ。 「その一つがヘッドハンティングです。SNSで人を募り、異業種交流会を開催。『知人の外資系会社社長が優秀な人材を探している』『年収は1200万円だが、あなたを推薦したい』と誘った揚げ句、『会社規定に則って、登録料30万円の優良人材派遣会社に登録してほしい』と持ち掛けるのです。無論、登録料を振り込ませたらドロン。会社にバレることを恐れ訴えられない、キャリアOLやエリートが増えているのです」(ネット詐欺に詳しいライター) また、芸能界を悪用した詐欺も巧妙化している。 「アーティストへの夢を語る若者にSNSで応援メッセージを送り、ボイストレーナーを偽って『自分のレッスンに合格すれば、芸能事務所を紹介する』と誘うのです。通信指導として被害者が動画や音声ファイルを送ると、適当に指導。20万円程度の指導料と1曲2万円程度の楽曲を提供し、最後は音信不通になってしまうのです」(前同) 社会部記者がこう語る。 「今年1月には、『宝くじで2億円当たったが、余命少なく1億あげます』とのサイトの書き込みに約2000人が応募。総額2億円近い金を騙し取られた事件も起きている。被害者たちは、タダより高いものがないことを知るべきなのです」 美味い話にはご用心!
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