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レジャー 2013年03月30日 17時59分
1500円のおこづかい馬券(3/31大阪杯)
単勝1倍台の馬が出ているレースでの勝負が続いているにも関わらず、負けっぱなし(泣)。巷にはデスブログなんて言葉がありますが、僕の予想はもはや「デス予想」と呼ばれてもおかしくはない状況です。「コイツとは違う馬から勝負すれば大丈夫」というスタンスで構わないので、どうか温かく見守って下さい(今に見とけよ〜っ!)。 今週の勝負レースは大阪杯。1着候補はもちろんオルフェーヴル。今週も2・3着候補をどうするかが問題でしょうが、対抗は懲りずにダークシャドウ。昨年の秋はとにかく信頼し続けたものの、天皇賞(秋)、ジャパンカップと連続4着。今年こそ頼むぞ! 昨年は札幌記念で早めに先頭に立ち2着。あの当時、いつもとは違うレース運びはいちファンとしては複雑な思いでしたが、今回勝ちに行くならこのパターンしかないですよね。鞍上は先行する競馬を得意とする戸崎騎手。これは「先行する競馬を」という意図もあるのでは? また、戸崎騎手×堀厩舎といえば、当時3歳で評価の低かったリアルインパクトで安田記念を勝っていますし、何か起きてもおかしくはない組み合わせ。ハマれば、1着もあると期待しています。 注目馬はヴィルシーナ。今回、まさかの展開があるとしたら、前残り。牝馬と言えど、逃げてもOKなこの馬の評価を下げるのは禁物では!? ということで、勝負馬券は3連単フォーメーション5点。(5)→(4)→(3)に400円、(5)→(4)→(14)に200円、(5)→(4)→(7)に100円、(5)→(3)(14)→(4)200円ずつ、そして、馬単(4)(14)→(5)に200円ずつ。 細かい資金配分になりましたが、いつもどおり合計1500円で勝負です!〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。昨年度のおこづかい馬券の成績は回収率137%、プラス収支をキープ。Twitterのアカウントは「@minoru1202」。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2013年03月30日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(3/31) 大阪杯
◆阪神11R 大阪杯◎エイシンフラッシュ○オルフェーヴル△ショウナンマイティ△ダークシャドウ△ヴィルシーナ GIと見紛うほどの好メンバー。オルフェーヴルの中心は動かし難いところだが、逆転があればデムーロ騎手に乗り替わるエイシンフラッシュか。同騎手とのコンビで優勝した昨秋の天皇賞は記憶に新しい。同レースのように、道中、「タメ」さえ利けば、終いの鋭さは現役随一。とにかく鋭い脚を使う。その切れ味が生きるような展開になれば王者オルフェーヴルとて思いどおりにはなるまい。有馬以来となるも仕上がりは絶好。ピカピカと黒光りする馬体は、いきなり能力全開の雰囲気だ。 連下候補も3頭に絞る。先ずは昨年の覇者ショウナンマイティ。休み明けの京都記念は、引っかかる悪い癖が出てよもやの3着。それでもかかりどおしで0.3秒差なら負けて強し。型どおりに良化しており巻き返し十分。ダークシャドウは、JC、有馬と適距離より長いレースでも崩れなかったことから、地力の高さはGI級。2000mは最も得意であり、鉄砲も走るので馬券圏内の一頭。ヴィルシーナも牡馬に比べて有利な54キロ、また、ジェンティルドンナとの比較から食い込んできておかしくない。【3連単】フォーメーション (5)(7)→(5)(7)→(3)(4)(14)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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ミステリー 2013年03月30日 17時59分
日光に現れた顔無しの女性! 正体は「のっぺらぼう」だったのか?
右の画像は今年3月、リアルライブにてご紹介した「車の中に現れた朧車」に登場したマジシャンKO-1氏の友人、Aさんの所有する写真である。 これはAさんが女性と日光へ遊びに行った際に撮られた写真である。 女性の右肩付近にご注目していただきたい。 髪をかき上げるようなポーズを撮っている彼女であるが、何かがおかしい? よくみると、顔のないもう一人の女性が右肩にいるように見える。 色は白に近い肌色で、目や鼻、眉毛などは無いように見え、これはまるで妖怪「のっぺらぼう」のようである。 「朧車」といい「のっぺらぼう」といい、なぜAさんはこうも妖怪に好かれているのだろうか?(なお「のっぺらぼう」は基本、男性の形状をしており、「のっぺらぼう」の女性バージョンには「お歯黒べったり」がいる。しかし特徴であるお歯黒が確認できないため、 今回は「のっぺらぼう」とした) 日光といえば心霊スポットとして有名すぎる華厳の滝や、戦場ヶ原など多くの恐怖スポットがある。実際、山口敏太郎事務所へ届けられる心霊写真にも日光で撮られたものが多く残っている。さらに日光には東照宮や江戸村など江戸歴史の観光地が多くあり、日光に本当に「のっぺらぼう」が登場したとなれば、かなりおもしろい現象となるだろう。 山口敏太郎事務所のスタッフはさっそく霊能者であるあーりん女史に鑑定をお願いした。 「女性の周辺に写っている顔みたいなのは背景の影や光の錯覚等で、心霊写真ではありません。写真全体からは、うっすらとした霊気はありますが、それは場所的なもので、霊障などの害という点では特に問題はないです。ご安心ください」とのことである。「のっぺらぼう」のような影は心霊的な現象ではないにせよ、写真からはうっすらと霊気が感じられたという。どちらにせよ、実害はあまり無いようなので安全な不思議写真ということで決着が着いた。 みなさんも、心霊スポットなどで不思議写真が撮られた際には是非、山口敏太郎事務所へご一報いただればと思う。(文:山口敏太郎事務所)(写真提供:『世紀末バラエティー ラフ&ビート』http://www.mopal.jp/mopal-new/index.php/laughandbeat/)<参照サイト>あーりん監修携帯サイトau公式 携帯コンテンツ「本格☆香港風水〜恋する護符」http://h-fusui.jp/
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スポーツ 2013年03月30日 17時59分
イチロー ヤンキースのライバル外野手獲得で控え降格危機
今季、レギュラー安泰と思われていたイチロー(39=ヤンキース)の情勢が変わってしまった。 ヤンキースは3月26日(日本時間27日)、バーノン・ウェルズ外野手(34)をエンゼルスからトレードで獲得したと発表した。 ヤンキースでは2月24日(同25日)、ブルージェイズとのオープン戦で、正中堅手で昨季チーム最多の43本塁打をマークしたカーティス・グランダーソン外野手が死球を受けて、右前腕部を骨折。全治約10週間の重傷を負っており、ウェルズの獲得は、その穴埋めとなる。 ウェルズは99年にブルージェイズでメジャーデビュー。02年から11年連続で2ケタ本塁打、通算259本塁打を放っている長距離砲。02、03、06年には100打点をマーク。03、06、08年には3割を記録しており、一発だけではなく、シェアな打撃も魅力。 03、06、10年にはオールスターゲームに出場。04〜06年には3年連続でゴールドグラブに輝いており、堅守も誇る。 しかし、11年にエンゼルスに移籍してから成績が急降下。12年は右手親指の故障で、77試合出場にとどまり、11本塁打、29打点、打率.230と低迷しており、今季は復活を懸けたシーズンとなる。 メジャーでの14年間で、通算1601試合に出場。1695安打、打点908、通算打率は.273。 ヤンキースの外野陣は正左翼手のブレット・ガードナー外野手、イチロー、新加入のウェルズの3人となることが濃厚。 故障のグランダーソンは5月に復帰する見込み。グランダーソンが戦列に戻った時点で、レギュラークラスの外野手が4人となり、一人は控えに回らざるを得なくなる。ウェルズの成績次第では、イチローがレギュラーの座をはく奪される可能性が出てきた。今回のトレードはイチローにとっては、頭の痛い話になったようだ。(落合一郎)
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社会 2013年03月30日 17時59分
小田原マラソンで市職員が採用予定者の身代わりで走って1位に
3月10日に開催された神奈川県の小田原尊徳マラソン大会(市体育協会主催)で、“替え玉事件”が起きていたことが分かった。 同マラソンで10キロの部にエントリーしていた市職員採用予定男性(22)の身代わりとして、現役の市職員(23)が走ったところ部門1位になり、実際には走っていない採用予定男性が表彰を受けていたことを、26日に同市が明らかにした。 市職員課によると、男性は4月の採用が決まり、大学の卒業式を終えたばかり。スタート直前に足の違和感で出場を取りやめたところ、応援に来ていた職員が代わりに走ることを申し出たという。2人は高校陸上部の先輩・後輩の間柄だった。 前年の同マラソン10キロの部で1位だった男性は、職員に対し「ゆっくり走って、入賞しないこと」を条件に身代わりを承諾。ところが、職員は完走後に「高校生〜29歳以下の部」で1位になってしまい、男性に表彰を受けるよう指示したという。 男性は地元では有名な中長距離の陸上選手で、顔も知れていた。大会翌日の11日に「走っていないのにおかしい」と、市体育協会に通報があり発覚した。市は男性の優勝を取り消した。同市は「考えられない軽率な行為。重く受け止めているが、人をだますなど計画的ではなかった」と説明している。 同市は職員を内部処分する。男性についても当面、採用を保留とし、市体育教会でボランティア活動をさせる。職員は「軽い気持ちでやってしまった」と話している。 同大会は、酒匂(さかわ)川周辺を走る市民マラソンで、ハーフと10キロの部があり、計約1900人が参加した。市体育協会は「ゼッケンを渡した後は選手の身元を確認しないため、見抜けなかった」としている。 いくらなんでも替え玉はいけません。(蔵元英二)
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社会 2013年03月30日 15時00分
独占入手 橋下徹 ブチ切れ政界電撃引退2秒前 乗っ取られた維新、タレント復帰の裏に紳助・たかじんが…(3)
橋下氏が手塩に育ててきた維新を捨てる−−。 にわかに信じがたいシナリオだが、その伏線はあった。橋下氏と江田氏の協議では、橋下氏が単独で維新を抜け、みんなの党に加わる“ウルトラC”も話し合われていたという。 橋下氏の維新への執着が薄れつつあるのは間違いないが、良くも悪くも橋下氏ありきの政党であるのも確か。しかし、既に後継者まで念頭にあるほど、気持ちは離れているようだ。 「橋下氏は1月中旬、野党に転落した民主党内で冷遇が続く前原誠司元外相と極秘に会い、維新に合流するタイミングと処遇をすり合わせました。その結果、前原氏は7月の参院選の後で民主党を離れ、維新に加わることで合意したようです。安住淳元財務相や玄葉光一郎前外相ら、何人かも同行させることを約束した。その論功行賞で、橋下氏は前原氏に代表のイスを譲るのです。そして、そのまま政界から引退する可能性があります」(維新関係者) ただ、維新は橋下氏と石原氏の共同代表制だ。前原氏への禅譲に、石原氏が納得するだろうか。 「慎太郎氏は最近、体調不良を理由に入院していましたが、高齢のため一線で活動するのは無理ですよ。永田町では再起困難な重病説まで駆け巡りましたが、その真偽はともかく、もともと慎太郎氏は参院選を終えたら引退するつもりです。橋下氏と慎太郎氏のツートップが同時に退き、後継に保守色の強い前原氏が抜擢されれば、自民党は連立政権を持ちかけるでしょう。慎太郎氏の悲願が成就するわけですから、前原氏を拒む理由はまったくありません」(同) では、橋下氏は政界引退後にどう動くのか。鍵を握るのが、歌手でタレントのやしきたかじんだ。 「橋下氏にとって、たかじんは政界への挑戦を強く後押ししてくれた恩人。昨年1月から初期の食道がんで療養していたたかじんに、橋下氏は何度も密会しており、単なるお見舞いにしては不自然ですよ。漏れ伝わっているのは、橋下氏が政界引退後に芸能活動をスムーズに始められるよう、アドバイスを受けているという情報です。これだけ政界を引っ掻き回したわけですから、いろんなネタを持っているでしょうし、視聴率もかなり稼げるでしょう」(芸能ジャーナリスト) そしてもう一人、橋下氏の成功を語る上で欠かせない恩人がいる。島田紳助だ。暴力団との交際を理由に芸能界を引退した紳助を、橋下氏は復帰させようと動いているという。 「橋下氏は紳助と連絡を取っているらしく、政界引退後は紳助の口利きで吉本興業に入りそうです。一方の吉本は、紳助を復帰させるタイミングを今も探っている。橋下氏を囲い込み、持ち味である突破力を駆使して、紳助を何とか表舞台に引っ張り出すよう促すつもりでしょう」(同) 政界にいても、政界から姿を消しても、橋下氏が世間の耳目を集め続けるのは間違いなさそうだ。
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芸能ネタ 2013年03月30日 14時00分
米倉涼子 高校生出ドラマで見せパンティーがエロ過ぎる収録現場
日本テレビの制作陣が困惑しながらも嬉しい悲鳴を上げている。4月から始まるドラマ『35歳の高校生』でヒロインの“女子高生(JK)”を演じる米倉涼子(37)のフェロモン出しまくりのセクシーコスプレに、男性スタッフのほとんどがデレデレ、骨抜き状態になってしまったのだ。 今回の目玉はなんといっても、本邦初公開となる米倉のミニスカ&ブレザーという制服姿。違和感もない? 女子高生ぶりに多くの濡れ場に接してきたベテランスタッフでさえも心乱されてしまったという。 「収録中は目のやり場に本当に困ってしまう。気が付くと米倉さんの白い太腿を目で追ってしまうんです。熟女の艶があるむちむちの美脚…まさか目を瞑るわけにもいかない。徹夜続きで性欲が溜まり放題の若い男性スタッフなんかは、彼女の制服姿を見ただけで下半身が反応し、腰を引き気味に歩いていますよ」(ドラマ制作関係者) 米倉の板に付いたJKぶりも魅力だが、それ以上に刺激的なのが、ミニスカから時折のぞく“無邪気なパンチラ”だという。ドラマ撮影現場では、大勢のスタッフが彼女のパンチラを目撃していたのだ。 「あのミニスカですからね。走ったり、風が吹いたらすぐにスカートの中が見えちゃうんです。当初は彼女のスタイリストが黒のスパッツや水着を用意していたんですが、米倉本人が『リアリティーがないじゃん』と生下着で収録に臨むことを決断した。しかも、自前の下着で。ただ、それが罪作りというか…。彼女は非常に脚が長く休憩中は99%の確率で脚を組む。当然、ナマ脚です。その度にセクシー下着がチラッ、組み替える度にチラッ。黒だったり白だったりピンクや黄色だったり。それを何度もやるんです。あまりにパンチラが多いので、スタッフに対するサービスかと思ってしまうほどです(笑)」(制作事情通) ドラマ内の米倉は全日制高校に通う謎の35歳の女子高生。高級車で通学したかと思えば、休憩時間は喫煙所、放課後はビールを飲み、思ったことはすぐ口にする豪快な女。その一方で義理人情に厚く、いじめや不登校などさまざまな問題を解決していく。 今回は米倉本人の発案で制服姿での格闘シーンも挿入されるというから股間は膨らむばかり。世のおじさんが、期待するのは地上波での“米倉のパンチラ”場面だ。 「ミニスカでの乱闘となれば、パンチラは避けられない。通常なら『AKB48』のような“見せパン”で収録に臨むはずだが、女優スピリットに燃える米倉の場合は自前下着でOKを出すと思います。ハリウッドのブロードウェーで修羅場を踏んだだけあって、肝が据わっているんです」(日テレ関係者) 米倉のやる気を知った日テレ局内での彼女の人気はウナギ上りだという。 現に収録が行われている生田スタジオ(神奈川県・川崎市)には関係者と称する見物人がやたらと押し掛けているほど。 「そのほとんどが男です。彼女のミニスカ&パンチラ目当てというのは言い過ぎでしょうが、とにかく局内の盛り上がり方はハンパじゃない。視聴率40%超えを達成した松嶋菜々子主演の『家政婦のミタ』以上の熱気を感じる。米倉の代表作の一つになるかもしれない」(制作関係者) 早くも日テレは『35歳の高校生』の映画化の製作について米倉サイドに打診しているという。 テレビ朝日から日テレに鞍替えした米倉は“パンチラ&コスプレ”で高視聴率に貢献する?
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社会 2013年03月30日 11時00分
サラリーマンに忍び寄る役職定年制度
来月4月に施行される改正高年齢者雇用安定法は、事業主に対し、定年の引き上げや継続雇用策を講じることを義務付ける法律だ。年金の支給額が最終的に65歳からとなることに合わせ、無収入となってしまう期間を作らないよう法整備されたものである。 しかし、これがサラリーマンにとって、まさに“地獄”となるかもしれない。ここにきて、同法施行を見据えた経営者たちは、継続雇用を希望する雇用者に対する給与の支払い原資を確保すべく“役職定年制度”のフル活用を模索し始めている。要するに、ある年齢に達した雇用者の役職を解き、ヒラ社員並みに人件費を抑えるというものだが、本来55歳から60歳で支払う給与を、この制度を導入することで55歳から65歳で支払うようにするという、とんでもないカラクリなのである。 「企業側にも言い分はあります。今までは継続雇用するか否かを、その雇用者の能力によって選別できましたが、今後はそれができなくなります。また、年金受給年齢の引き上げに伴い、これまで以上に継続雇用を希望する雇用者が増えると想定されるため、このまま4月に突入すれば、各企業ともに人件費が大幅に膨れ上がることが明らかなのです」(経営コンサルタント) 役職定年制を導入するものの、「会社が必要と判断する人材を除く」と明記している企業も中にはあるが、結局は“使えない人材”を50代半ばから排除する方針に変わりはない。デフレ脱却、景気浮揚、給料アップなどと浮かれる前に、会社にとって必要とされる人間にならなければ、今の半分程度の年収で10年間、食いつながなければならないかもしれないのだ。 バイトでも始めるしかないのか…。雇ってくれるところがあればいいのだが。
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社会 2013年03月30日 11時00分
球団身売りは必至!? 西武ホールディングス再上場をめぐる ハゲタカ外資(筆頭株主)との“ドロ試合”(2)
実をいうとライオンズは、数少ない黒字球団である。西武HDが昨年5月に発表した'12年3月決算によると、球団は親会社からの広告費を計上したものの、球団史上初めて赤字補填を受けず、4年続けて観客数を伸ばしたこともあって約1億円の最終利益を確保した。そこに着目したハゲタカ外資のサーベラスが、高値売却のマネー錬金術に魅せられたとしても不思議ではない。 それにしても'05年11月に「西武再建」でタッグを組み、第三者割当増資などで総額1300億円を投入したサーベラスと西武HDの間に、なぜ深刻な亀裂が生じたのか。 「意外に思うかも知れませんが、早期の再上場という点では双方の考えは一致している。ただ、投資ファンドである以上、サーベラスは投資マネー回収の出口戦略を急ぐ必要がある。それもボロ儲けすればするほど出資者に多く還元できるため、2000円から2500円のIPO価格を想定しており、証券会社が試算した金額との隔たりは大きい。ところが西武はさえない業績が続き、やっと上向いたと思った途端に大震災の影響で大幅減益に陥った。これにシビレを切らせたサーベラスが『もう現体制に舵取りを任せられない』とばかり、揺さぶり攻勢に転じたのです」(金融情報筋) サーベラスが標的に据えたのは西武HDの後藤高志社長。西武のメーンバンクであるみずほコーポレート銀行副頭取から“片道キップ”、即ち退路を断って送り込まれた経歴の持ち主だが、皮肉にも「義明さんが失脚した今、“ミニ義明”と呼ばれるほど偉くなり、西武と心中の覚悟だった当初とは別人になった」(同)と陰口されている。それなのに肝心の業績はパッとせず、再上場も道半ばとなれば、一刻も早くできるだけ多額の投資マネーを回収したいサーベラスが「経営者失格」の烙印を押して引きずり下ろしを画策しないわけがない。 現在進行形の敵対的TOBは、そのためのステップにほかならず、サーベラスは6月総会で五味廣文・元金融庁長官、生田正治・元日本郵政公社総裁、白川祐司・あおぞら銀行取締役の3人を役員に迎えるよう求めている。まだ“後藤外し”までは踏み込んでいないが、市場には「株主総会で経営陣の一掃を狙っている。経営権を奪取した後、IPO価格が高くなるよう大胆なリストラを断行し、上場後に一気に売り抜ける魂胆だろう」との観測が広まっているのだ。 そんな事態になれば、シーズン中であろうと西武ライオンズの身売り話が現実味を増す。「それこそ行きがけの駄賃みたいなもの。高く売れれば、その分サーベラスの懐が潤うのだから躊躇などしません。いよいよハゲタカファンドの本領発揮です」(地場証券マン) 風雲急を告げているのは何もライオンズ球団だけではない。今、東京・紀尾井町の赤坂プリンスホテル再開発事業が進行中だが、約1000億円といわれるこのビッグプロジェクトを「サーベラスがソックリ引き継ぎ、マネー錬金術の総仕上げを狙うのでは」との観測さえ飛び交っている。 王国、落城寸前である。
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社会 2013年03月30日 11時00分
地元おばちゃんが総スカン 鳴り物入りでオープンしたJR大阪駅三越伊勢丹に早くも撤退説
2011年5月に鳴り物入りでオープンした「JR大阪三越伊勢丹」に、早くも撤退説が飛び交っている。当初の期待とは裏腹に開業直後から売り上げが低迷し、運営会社のJR西日本伊勢丹に60%出資するJR西日本と、三越伊勢丹HD(40%出資)の間に不協和音が鳴り響いているためだ。 両社の深い溝を象徴するのは、JR西の真鍋精志社長が「運営会社は既に94億円の債務超過に陥っている」と暴露したことだ。運営会社の傘下には、JR大阪三越伊勢丹、JR京都伊勢丹の2店舗があるが、'97年にオープンした京都店は「当初こそ苦戦したものの、今では大丸京都と並んで地域一番店の高島屋京都店を追撃中」(関係者)で、経営の足を引っ張っているのがどちらであるかは明らか。しかも 「94億円は去年暮れ時点の数字。その後も大苦戦を強いられているため、期末の債務超過額はもっと膨らんでいる公算が大」(同)とあっては深刻だ。 それにしても、デパートのイメージダウンに直結する債務超過に言及した真意は何だったのか。 「三越伊勢丹HDの大西洋社長への不信感が根強いということです。JR西は、隣接するファッションビル『ルクア』のように、人気専門店を売り場に誘致すれば集客効果が期待できると唱えているのですが、自主編成の売り場にこだわって東京・新宿の伊勢丹を成功させたというプライドのある大西社長がのめる話ではありません。それなのに、何ら有効策を打ち出せないため、JR西は撤退カードをチラつかせて大西社長を牽制しているのです」(ライバル百貨店幹部) もし大阪からの撤退に追い込まれれば、三越伊勢丹のメンツは丸つぶれ。三越勢を排除して伊勢丹支配を強化した大西社長のポストも危うくなる。複雑な社内力学を物語るかのように、三越サイドから「大西社長のお手並み拝見」とのクールな声さえ漏れているのだ。 「何か知らんけど、気取ったスタイルが受け入れられてないのと違いますか」 どうやら、大阪のおばちゃんたちの、この“本音”が正解のようだ。