search
とじる
トップ > レジャー > 3冠阻止! GI菊花賞 サムソン最大の敵はダービー2着馬アドマイヤメイン

3冠阻止! GI菊花賞 サムソン最大の敵はダービー2着馬アドマイヤメイン

 メイショウサムソンの3冠なるか、が話題の中心となる「第67回菊花賞」(GI 芝3000m 京都22日)だが、他陣営が黙って指をくわえているだけかとなると、もちろんそうではない。これまで3回も3冠阻止をやってのけているダービー2着馬…今年の該当馬アドマイヤメインにもそれを阻止する資格は十分ある。前走の神戸新聞杯は不利がありながら0秒3差まで詰め寄っており、得意の逃げがかなえば、大舞台での逆転も夢ではなさそうだ。
 秋華賞→菊花賞→天皇賞・秋と、3週連続でアドマイヤの冠とともにGIロードを歩む武豊騎手。キッスは不本意な結果(秋華賞4着)に終わってしまったが、“メーンイベント”はあくまで今回。ダービー2着馬のアドマイヤメインがリベンジに燃えている。
 秋初戦の神戸新聞杯は、2番人気に推されたものの7着敗退。数字だけ見れば秋の活躍に黄信号が灯ったが、「まず初めのコーナーでゴチャついてしまったやろ。それに、4角でもあの不利ですわ。完調手前やったし、力を出し切れてないんやから、悲観せんでもええと思います」とは橋田師。その4角の不利とは、内外から他馬に挟まれ、立ち上がりそうになるほどの“痛恨の一撃”だった。むしろ、それで最後まで集中力を切らさず0秒3差に健闘したことを評価すべきだろう。巻き返しに燃える今回、主戦の武豊騎手が「もともと使って良くなるタイプ」と言うように、状態面は右肩上がりに上昇している。
 1週前追い切りは坂路800m53秒3→39秒8→13秒8。全体的な時計こそ目立たなかったものの、「こんなもんでいいでしょう。来週もありますし、いい感じにきています。前走はケイコの絶対量が足りなかったけど、使った分、やっぱり良くなってますわ」と同師も順風満帆な調整過程に納得の笑みを浮かべた。続けて、過酷な京都3000mの克服術についてたずねてみると、「前走は逃げなかったが、武君は長丁場を意識した戦法を探っていたんやろう。今回?それはやってみんと分からんが、どちらにしろパッタリいったわけではなかったし、距離はもつと思う」とキッパリ。
 名伯楽と天才騎手にとって、あくまでトライアルはトライアル。本番でこそキッチリ結果を出すのが、“GIコレクター”と呼ばれるゆえんだ。「力があるのはこれまでで証明済みだし、中京の2000m(神戸新聞杯)よりは京都3000mの方が競馬はしやすいよ。ライバルは強いけど、頑張ってもらいたい」(武豊騎手)脚質的にいえば一見、小回り向きにも思えるが、振り返れば未勝利脱出はこの京都。青葉賞勝ち→ダービー2着(ともに東京)の戦績を見ても広いコースでこそ持ち味を発揮するタイプであることはいうまでもない。絶好の舞台でアドマイヤメインが、メイショウサムソンの「ストップ・ザ・3冠」に名乗りをあげた。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ