>><実録!不倫カップルの顛末>不倫男を独り占めしようとする女たちの醜い争い<<
「ある日、仕事帰りに職場の同僚とお店で飲んでいたんですね。すると、隣に座っていた男性が声を掛けてきました。会話が聞こえたらしく、“うちの子が○○幼稚園なんです”と言ってきたんです。それは私たちが勤めている幼稚園。しかも、その子どもというのが、私の受け持つクラスの児童でした。
男性の名前は、T也さん。“今度うちの職場の独身の男を紹介したい”と言われ、後日飲み会が開かれました。でも、私はT也さんの大人の色気に惹かれ、ほかの男性は目に入りませんでした。それからも、ダメだと分かっていてもたまに連絡を取ってしまって…。どんどん私の中で彼の存在が大きくなっていきました」
有菜さんはT也さんのSNSを覗くようになり、誕生日が迫っていることを知る。せめて食事でもできないものかと、願望を抱いた。
「T也さんの子どもはY太君といって、T也さんをそのまま小さくしたような可愛い子でした。ある時Y太君に、お父さんがよく家で何をしているのかをそれとなく聞くと、“ダーツ”だと。そういう趣味があることを知り、ダーツのあるいいお店を探して、行きませんかと誘ったところなんとOKが!
初めての2人の食事でした。ダーツを教わり、誕生日を祝い、和やかな雰囲気に。その雰囲気に任せて、私は思いを告げたんです。すると、“俺も最初から気になっていた”と言われて…。そのままホテルへ。待ち望んだ瞬間でした。彼に抱かれ、幸せな時間を過ごしました。しかし、園児の父親と関係を持ってしまったという事実は、私の肩に重くのしかかりました」
ついに禁断の恋に落ちた有菜さん。これ以上は…と葛藤しながらも深みにはまっていく。そして、職場を巻き込む非常事態が起きてしまう。
文/恋愛ライター・塚田牧夫
写真/John