>>前編:<実録! 不倫カップルの顛末>親友へのコンプレックスが生んだ許されざる関係<<
「親友Y子の旦那、K夫との密会はとても楽しいものでした。見た目はいいし、会社経営者ということでお金もある。さすがY子の選んだ男って感じでしたね。それからしばらくして、Y子を含む学生時代からの親しい友人4人で集まり、ランチをしたんです。場所はイタリアンのレストラン。久しぶりの再会に、会話も盛り上がりました。Y子もすごく楽しそうにしていて…。でも、彼女が楽しそうにすればするほど、夫を奪ったという優越感が膨らんできて、私は気分が良くなりました」
4人は話に花を咲かせ、お酒も進んでいったんだそう。すると、気が緩んだのか、ひとりの友人が口を滑らせる。それは、Y子の思いがけない近況だった。
「友だちが、『Y子、どうするの?』と尋ねると、Y子は少し気まずそうに、『不倫しているの』と言ったんです。最初、K夫と私のことを言っているのだと思いヒヤッとしたけど、違いました。Y子本人が、不倫をしているという話でした。相手は、K夫同様、会社経営者のようでしたが、規模で言うと数段上。経済誌にも取り上げられたりするような青年実業家だと。しかも、『離婚を考えている』という言葉を聞いて、ガクッと打ちのめされたような気分になりました。結局私は、彼女の不要なものを引き取っただけだったんです…」
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その後、Y子はK夫と離婚し、新しい彼と幸せに暮らしているのだとか。千春さんはというと、K夫との関係は続いているものの、惰性でしかないとのこと。Y子との連絡は完全に断たれたようで、「敗北感しかない」と語っていた。
文/恋愛ライター・塚田牧夫