事の発端となったのは、会津鉄道公式ツイッターが13日に投稿したツイート。そこには、「線路内で三脚立てて写真撮影。どんな神経してるんでしょうか?」と、列車の撮影に夢中になるあまり、線路内に侵入する鉄道ファンに対する注意がつづられており、さらに「死にますよ。マジで」と強い言葉が、「写真撮影」「マナーを守れ」「いのちを守れ」というハッシュタグとともに記されていた。
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このツイートは大きな反響を呼んだが、一部からは「表現が過激ではないか」といった指摘が会社宛てに送られてきたといい、会津鉄道公式ツイッターは「不快な思いをされた方にはお詫び致します」と謝罪。しかし、先のツイートを削除するようなことはせず、「但し、みだりに線路内に立ち入る行為は、法令違反であると共に、命に関わる重大事故に繋がる恐れがある、という事は紛れもない事実であります。その危険性については、ご理解を頂きたいと思います」とし、改めて「線路内立入りダメ、絶対」と呼びかけていた。
この一連のツイートにネット上からは、「鉄道会社が強い言葉で注意してくれるの素晴らしい!」「本当に死ぬんだから過激でもなんでもない」「公式ツイッターがここまで強い言葉を使わないとどうしようもない事態になってるってことだよね」といった称賛が寄せられていた。
1976年には、大阪府で当時の国鉄の記念臨時列車を撮影しようと線路に侵入した小学生がはねられて死亡するという事故が起きているものの、一部過激な鉄道ファンの暴走ぶりは今日まで幾度となく報じられており、撮影のために線路内に侵入して逮捕される事件も珍しくなく、中には列車と接触する寸前だったというケースも。SNS上はそうした一部鉄道ファンの暴走っぷりなどがしばしば報告されている。
今回の会津鉄道公式ツイッターの注意喚起について、「公式がこんな言葉を使っていいの?」「言ってることは間違ってないけど、公式の言葉遣いとしては違和感」という指摘はあったものの、それほどまでに大きな問題だと多くの人が認識していたようだ。
記事内の引用について
会津鉄道公式ツイッターより https://twitter.com/happyshouji0716