「S吾に貢いだのは、“ボート部の遠征費用が足りない”と言われ、3万円を渡したのが始まりでした。それからアルバイトをしなくてもいいようにと、月に10万円を渡すように。貯金はみるみる減っていきました。
>>前編:<実録! 不倫カップルの顛末>若い男の逞しい肉体に溺れた果てに…<<
そんなある日、S吾に“後輩を紹介したい”と言われ、食事の席に招いたんですね。名前はE太といい、S吾とは対照的に幼い顔立ちで、笑うと中学生ぐらいにも見えました。でも、カラダつきはたくましく、そのアンバランスさに興味をひかれました。“お姉さん”と慕ってくれる様子もすごくかわいかったんです」
後日、E太とは個別に会い、案の定カラダの関係になってしまった。ちやほやされることに快感を覚え、若い男を手放せなくなってしまった雅代さんは、同時に2人に貢ぐようになってしまう。
「貯金が底をつき、カフェでパートを始めました。それでも間に合わず、ついにキャッシングに手を出してしまったんです。借金が100万円を超え、200万円に到達しそうになり、危険な状況であることを悟りました。
もうお金を渡すことができないと告げるため、S吾を呼び出しました。きっと分かってくれる…と思ったんですが、“そうなんだ”と冷めた口調で言われました。後日、”彼女ができたからもう会えない”と連絡が入りました。E太からも同様の連絡が入り、関係はアッサリ終わりました。今は、借金を返すためだけにパートに精を出しています」
借金は残ったものの、自業自得であると現状を受け入れているのだそう。悲壮感はなく、「夫の貯金に手をつけなかったことが不幸中の幸いだった」と、むしろ安堵の表情を見せていた。
文/恋愛ライター・塚田牧夫
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