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芸能ニュース 2013年04月29日 17時59分
AKB48 春の人事 HKT48 指原莉乃は支配人に!
AKB48と姉妹グループによるコンサート「AKB48グループ臨時総会〜白黒つけようじゃないか!〜」が、4月25日(木)から28日(日)の4日間に亘り計6公演、日本武道館にて開催された。最終日には、春の人事が発表され、HKT48の指原莉乃が支配人になることが発表された。 4日間6公演に亘ったコンサートも残り1曲のみになった時、サプライズ発表が。猪瀬直樹東京都知事からのVTRメッセージで、5大ドームコンサート開催決定が告げられました。これに総監督である高橋みなみは嬉し涙をぬぐって表情を引き締め「5大ドームツアー、そんな簡単なことではないと思います。それぞれの力をためて行きますので皆さん楽しみにしていてください。成功させたいと思います」とAKB48グループを支えてくれる皆様に固く誓った。 以下、人事内容・AKB48研究生 平田梨奈チームKに昇格・AKB48研究生 佐々木優佳里チームAに昇格・AKB48研究生 大森美優チームBに昇格・SKE48 北原里英SKE48チームSの兼任を解く・NMB48 横山由依NMB48チームNの兼任を解く・AKB48 石田安奈AKB48チームBの兼任を解く・AKB48 小谷里歩AKB48チームAの兼任を解く・AKB48 大場美奈SKE48新チームKII兼任・AKB48 市川美織NMB48チームN兼任・SKE48 古畑奈和AKB48チームK兼任・NMB48 矢倉楓子AKB48チームA兼任・HKT48 兒玉遥AKB48チームA兼任・SNH48 宮澤佐江AKB48チームK兼任・SNH48 鈴木まりやAKB48チームA兼任・JKT48 高城亜樹AKB48チームB兼任・HKT48 指原莉乃HKT48劇場支配人兼任※尾崎支配人とのW支配人体制
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芸能ニュース 2013年04月29日 17時59分
ウクレレ漫談の牧伸二さんが自殺か
「あ〜あやんなっちゃった」のフレーズで知られるウクレレ漫談で知られるタレント牧伸二(本名 大井守常=おおい・もりつね)さんが29日未明、死亡しているのが発見されたことを各メディアが伝えている。 報道をまとめると、牧さんは同日午前0時半ごろ、東京・大田区と神奈川・川崎市にかかる丸子橋から飛び込むところを通行人に目撃され、病院に搬送されたがまもなく死亡が確認された。橋の欄干には、牧さんが使っていたとみられる杖が残され、自ら飛び降りたとの目撃情報があることなどから、警視庁田園調布署は自殺とみているという。 遺書なども現在発見されていないというが、牧さんは亡くなる前日の28日、2つあった仕事を突然キャンセルし自宅にも帰宅せず。来月5日には静岡県三島市での公演が控えていた。 牧さんの二女・真理子さんは同日午後、集まった報道陣の取材に応じ、28日に帰宅しなかったため、家族は心配したが牧さんは携帯電話を持っておらず、連絡することはできず。突然の訃報に「びっくりしている。本当なのかどうか…頭が真っ白」と話していたという。 牧さんは、1934年、東京都生まれ。漫談家の牧野周一さんに入門し、1960年に始まった文化放送「ウクレレ週刊誌」の司会者となり、ウクレレを手に「あーあ、いやんなっちゃった あーあ、驚いた」と歌う「やんなっちゃった節」が爆発的な人気を呼んで一世を風靡した。1999年に東京演芸協会の会長に就任した矢先、2002年に脳出血で療養とリハビリを余儀なくされる。復帰後の2003年に文化庁長官賞を受賞している。 仕事をキャンセルした後の牧さんの足取りと死因の解明が待たれる。
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芸能ニュース 2013年04月29日 17時59分
オッパイ見せない“NHKの爆乳アナ”杉浦友紀に男性視聴者のイライラも沸点!?
NHK週末のスポーツ情報番組「サタデー・サンデースポーツ」(土曜日午後10時〜10時30分/日曜日午後9時50分〜10時40分=時間変更の場合あり)のMCが、日本テレビ「NEWS ZERO」に移籍した山岸舞彩キャスター(26)から、局アナの杉浦友紀アナ(29)に代わって、早1カ月が経過した。 キャスターとしての杉浦アナの評判は上々だ。お高くとまっていた山岸キャスターとは打って変わって、杉浦アナは常にハイテンションで明るく元気いっぱいで、視聴者の好感度は非常に高い。現場取材では派手な服装をしていた山岸キャスターとは違って、地味目の服装で“取材マナー”も守っている。 毎週日曜日にはいろんなスポーツに体験取材を敢行。これまで、カヌー、競歩、サッカーのスローイングなどに、チャレンジしてきたが、これがなかなか好評で、全力で取り組む姿勢は大いに評価されてしかるべきだ。 しかし、スケベ心で番組を見ている男性視聴者にとっては、そろそろイライラが沸点に達しそうな気配なのだ。 杉浦アナは3月30日の初登場以来、パンツルックもあったものの、ほとんどの回で山岸キャスター顔負けのミニスカを披露してきた。これは、山岸キャスターへのライバル心といえそうだが、視聴者が期待しているのは、杉浦アナの足ではなく、オッパイなのだ。 これまで、杉浦アナは一貫して胸元が目立たない服装で登場し続けてきた。4月14日日曜日の放送では、ピンクの半袖のポロシャツを着用し、胸元のラインを露わにしたが、爆乳を垣間見せたのは、その1回のみ。他の回では上に不必要なジャケットを着るなど、バストラインが目立つのを避けてきた。視聴者的には、「お願いだから、そのジャケットを脱いで」と、画面に向かって叫びたくもなるっていうもんだ。 「制作側としては、適度に胸元を露出してほしいところなんでしょうが、杉浦アナ自身にバストを強調したくないという意向があるようで、現状どうしようもないのが実情です。こうなったら、薄着になる夏場まで待つしかなさそうです。あと、1カ月ほどの辛抱です」(某テレビ関係者) 杉浦アナの爆乳が拝めるまで、もう少し待つしかなさそうだ。(坂本太郎)
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芸能ニュース 2013年04月29日 17時59分
Sexy Zone 異例の降格劇
5月1日、Sexy Zone(呼称・セクゾン)の2013年初シングル『Real Sexy!/BAD BOYS』(両A面)が発売される。それに先駆けて先週から、中島健人、菊池風磨、佐藤勝利の3人があらゆるメディアでプロモーションを展開中。狙うは、デビュー曲から4作連続の首位奪取だ。 そこでハタと気づくのが、松島聡とマリウス葉の不在。セクゾンがデビューした昨年は、メンバーが5人だった。母が、女優・黒木瞳と宝塚時代の同期にあたる明(よう・あきら)であることが話題になったマリウスは、当時、小学生。日本語、独語、英語を操れるとあって、ジャニーズ事務所の世界進出にひと役買うと思われた。 ところが、中学生になった今、労働基準法にのっとって、活動できるのは20時まで。芸能活動をするうえで大きな支障をきたし、世界戦略の一翼になるには、今しばらく時間がかかりそうだ。 そんなマリウスと並んで不利なのは、松島。こちらは高校生だが、住んでいるのは実家の静岡県。通学する高校も、同県内だ。こうなると、こなせる仕事に限界があり、現に、セクゾン初のコンサートツアーの記念すべき初日、3・26福岡を、無断で欠席している。 この一大事のあと、起こるべくして起こったのが、セクゾンまさかの3人体制。両A面シングルのジャケットから心機一転し、マリウスと松島は、事務所の公式発表がないまま、ジャニーズJr.内のユニット・Sexy Boyzに降格した。すでに、セクゾンのカップリングソングを歌っており、9人編成のボーイズをけん引する2トップだ。 振り返れば、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP、NEWS、KAT-TUNも、CDデビュー後にメンバーが減少しているが、いずれも不祥事、本人の意向といった説明が、事務所を通じてあった。だが、今回のような説明なき降格は異例。今後、セクゾンという箱舟は、どこに向かって航海していくのか。
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レジャー 2013年04月29日 17時59分
【ドラマティックレビュー:天皇賞(春)】フェノーメノ、最強馬対決に名乗り
単勝1.3倍と断然の支持を受け臨んだゴールドシップ。いつものロングスパートが決まらず5着。レースを制したのは2番人気のフェノーメノだった。 昨年は同じく長丁場のレースである菊花賞ではなく、得意の東京コースで行われる天皇賞(秋)を選択しただけに今回の天皇賞(春)は難しいのではないかと予想していたが、距離不安を逸走する完勝劇だった。 ゴールドシップとの対決は今回が2回目。初対決となったダービーはフェノーメが2着、ゴールドシップは5着、そして今回はフェノーメノが1着、ゴールドシップは5着とフェノーメノは一度もゴールドシップに先着を許していない。 ゴールドシップは菊花賞、有馬記念を制したことで、オルフェーヴル、ジェンティルドンナに並ぶ現役最強馬の一角との声もあがったが、フェノーメノも最強馬対決になるかもしれない宝塚記念に名乗りをあげた格好だ。 持ち味のロングスパートが不発に終わったゴールドシップだが、次走は違う手を打ってくるのだろうか。ブエナビスタは3歳時強烈な末脚でデビュー2戦目からオークスまで5連勝を飾るもその後はあと一歩のレースが続き、鞍上変更、脚質転換を図ったことがある。いちファンとしてはロングスパート策の継続を臨む。これ以上ないというメンバーが集まるかもしれない宝塚記念。各馬陣営も勝利が第一なのはもちろんだが、各馬の得意な戦法、持ち味を生かす最強馬決戦となれば、よりレースが面白くなるからだ。〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。昨年度のおこづかい馬券の成績は回収率137%、プラス収支をキープ。Twitterのアカウントは「@minoru1202」。
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社会 2013年04月29日 17時59分
電車内で男が隣に座っていた女性に突然チュー
東武鉄道の電車内で、信じがたい事件が起きてしまった。 埼玉県警越谷署は4月26日までに、電車内で隣の席に座っていた女性に、突然キスをして逃げたとして、強制わいせつ容疑で、派遣社員・石橋寿光容疑者(49=同県春日部市緑町)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は、25日午後3時頃、せんげん台駅(越谷市)に停車した東武伊勢崎線の久喜行き急行の電車内で、目をつぶってイヤホンで音楽を聴いていた20代女性の唇に突然、キスをして逃走した疑い。 同署によると、石橋容疑者は女性の右隣に座っていた。電車がせんげん台駅に停車し、ドアが開きかけた時、突然キスをして電車を降りて逃げた。女性は驚きのあまり、身動きができなかったが、近くに座っていた30代の男性が石橋容疑者を追い掛けて、ホームで捕まえた。 石橋容疑者は駅前の交番に連行されたが、女性が降車せずに電車に乗って行ったため、当初は犯行を否認。女性は次の春日部駅で降り、110番通報。警察からの依頼で、せんげん台駅の交番に移動し、被害を訴えた。 被害者が現れたため、さすがに石橋容疑者は観念し、「キスをしたことは間違いない」と容疑を認めた。仕事帰りだったという石橋容疑者は「女性がかわいかったから、キスをした」と、その動機について供述している。 捜査関係者は「今まで聞いたこともない最低な行為」と、石橋容疑者の仰天行為にあきれているという。(蔵元英二)
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芸能ネタ 2013年04月29日 14時00分
独占入手 春のスペシャル全TV番組 制作費・ギャラ極秘資料流出(1)
先ごろ、テレビ朝日が'12年度の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)ゴールデン(19〜22時)とプライム(19〜23時)の二冠を獲得し、話題となった。 「数年前は日テレ、フジ、テレ朝の順だったのが、今ではテレ朝、日テレ、フジとなっています」(テレビ誌記者) というように、近年、視聴率競争は入れ替わりが激しい。 そんな中、現在、3〜4月改編期の特番シーズンを迎えているわけだが、今回、本誌はあるルートから極秘資料を入手。今春バラエティー特番(3月〜4月1週)の制作費、ギャラ、視聴率を並べ、各番組のコストパフォーマンス(CP)を割り出した。 本来、スポンサーのみに公開される資料で、これを見れば、各局の勢いやタレントの地位が浮き彫りとなる。早速、検証してみよう。 最初にまず、CP格付けとは何か。民放編成幹部はこう説明する。 「基本的には視聴率が高いと格付けも上がります。しかし数字がよくても、制作費が高ければCPは悪いということになり、格付けは下がってしまう。要は、スポンサーがお金を出したくなる番組かどうかの評価と思ってもらえばいい」 さて、各局のCP格付けだが、A以上が多いのは、やはりテレ朝と日テレ。如実に局の勢いが現れている。最高評価の3Aを獲得しているのもテレ朝『シルシルミシル特盛版』と日テレ『世界の果てまでイッテQ!』だけだ。 「制作費のわりに数字がいい番組をそろえているのが、この2局ということを意味している」(同) 先に触れた年度平均視聴率の全日(6時〜24時)では日テレがわずかにテレ朝を上回り、三冠を阻止したのだが、トップを争う2局には、実は大きな違いがある。 広告代理店関係者は言う。 「日テレは企画重視で、無名の芸人を出しても数字を取れるような番組作りをしており、あまり視聴者にこびない。一方、テレ朝は『シルシルミシル』『帰れま10』でわかるように、ファミレスに頻繁に通うような、比較的所得が低い層をターゲットにしている」 この違いが、さらに意外な事実をもたらしている。 「制作費を抑え、数字を取ることに成功しているテレ朝ですが、客層が金を使わない層なので、スポンサーもそれなりでナショナルクライアントがつかない。そのためCM出稿量は日テレが1位。ここがテレ朝の悩みでもある」(同)
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芸能ネタ 2013年04月29日 14時00分
辻希美 エロさうなぎ上り 母乳&乳首ブログ公開
3月21日に第3子を出産した元『モーニング娘。』の辻希美(25)がエロ騒動に巻き込まれた。4月4日に自身のブログにアップした1枚の写真が注目を浴びているのだ。 「アップされたのは授乳中の写真なんですが、なんと子供の口元から、辻のおっぱいと思われる白い美肌の膨らみと、乳輪が写り込んでいたんです」(アイドルウオッチャー) ネット上では「辻ちゃんが乳首を公開した!」と騒然となった。 「その後、件の写真は茶色い部分をカットした形で、再度掲載されていますから、やはりアレは乳首だったようですね(笑)。実は、3月23日のブログでも、授乳中の写真をアップしており、お乳を出すためにめくり上げたパジャマの隙間から、辻の乳房の膨らみが見えたと騒ぎになったばかりでした」(前出・同) 愛する我が子に、お乳を飲ませる女性の姿は美しいとはいえ、いくらなんでも大胆すぎるのではないか。 だが、辻のブログが物議に晒されたのは、この一連の授乳カットが初めてではない。以前から、幾度となく問題を起こしているというから興味深い。 「3月末には、出産前日のお腹と、産後1週間のお腹の写真を公開し、その後はビニールパックに入れた搾乳した母乳写真まで堂々とアップ。“どういう感覚をしているのか?”と疑問視されていました」(芸能記者) かつて、子供と夫婦の3人での初カラオケの様子を掲載した時は、テーブルの上にタバコの箱が写り込み“子供がいる個室でタバコとは”とブログが大炎上。また、遊園地へ車で出掛けた際は車内の写真がアップされたが、スピードメーターが130キロを指していたことに気付かれ、大騒ぎになったこともある。 これだけ炎上が繰り返されると、いい加減用心してもよさそうなものだが…。 「辻からすると炎上も計算の内かもしれません。昨年“ペニオク詐欺”問題で、芸能人がブログ広告で大儲けしていることが報じられました。辻のブログでの宣伝のギャラは1回350万円ともいわれ、これは業界トップクラスの額です。騒動を起こしブログが炎上するほど、閲覧回数が増えてギャラが上がっていく。今回も、ビッグマネーを手にしているかもしれません」(芸能ネットライター) おバカなふりして、実はしたたかだったりして!?
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芸能ネタ 2013年04月29日 14時00分
『朝ズバッ!』みのもんたに健康不安説 番組降板、経営専念の本音はどこまで
TBSの早朝ニュース番組に大改革情報が流れている。 『朝ズバッ!』みのもんたに健康不安説が流れているからだ。 今年8月に69歳になるみの。いまや生放送には耐えられない体になっており、本人も早めに降板して、会社経営に専念したいと周囲にもらしているようだ。 「午前5時30分開始で、みのが出てくるのは朝6時前後から。週のうち3日は銀座で深酒しているのがよくわかる。立っているのがいかにもつらそうで、階段の横にぽつんと座っているときが多い。カメラはできるだけ映さないようにしているが、そう広くはないスタジオ、どうしても映ってしまう」(芸能レポーター) 以前と比べると下を向いていることが多く、呼吸をするときも目立つ。さらに咳き込むため、激しい運動をするのを避けているようだ。 番組でのみのは7時頃まではあまり話さず、イケメン局アナの井上貴博がメーンで進めていくのが最近の流れになっている。 原因は、みのの飲み方である。 「昨年、靖子夫人を亡くしてからは閉店ぎりぎりまで飲むことが多い。機嫌がいいときは、店前で取材にきた週刊誌記者やスタッフ全員にオールドパーを配る。ただ、機嫌が悪いと怒鳴りまくります。躁鬱気味ですね」(芸能界事情通) みのは一昨年、レギュラーはすべて降りると発言し、周囲をあわてさせた。 「前回は、どうやらギャラに対する不満があったようです。しかし今回は、単なる健康上の理由でしょう」(夕刊紙記者) TBSとしても『朝ズバッ』が万年3位に転落したことを憂慮している。みのに対し、年間3億円のギャラを払うに値するかを検討しているのだ。 そこで、『朝ズバッ』を2分割してはどうかという案が有力視されている。 「みのも、辞めたいとこぼしてはいるが、本音は複雑ですよ。ギャラのすべてを自分が経営する水道機器メーカー『ニッコク』に入れています。それが激減してしまうのですから」(みのウオッチャー) 降板は、早ければ今秋となりそうだ。(編集長・黒川誠一)
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その他 2013年04月29日 12時00分
本好きオヤジの幸せ本棚(51)
◎オヤジ人生にプラス1のこの1冊『夜に生きる』(デニス・ルヘイン/加賀山卓朗=訳 ハヤカワ・ミステリ 1890円) 今やアメリカに対して純朴な憧れを抱く日本人は少なくなっているかもしれない。バブルがはじけて以降「不況だ、不況だ」と私たちはずっと口癖のように言ってきたけれど、それは贅沢なグチだ。第2次世界大戦終結間もないころ、日本人たちは確かに貧しく、豊かなアメリカに憧れていた。しかし時を経て、私たちも豊かになった。もはやアメリカに憧れる理由はなくなっているのだ。 そういう日本全体の気分は文化の流行りにも反映されている。ハリウッド映画や翻訳ミステリーに憧れを抱く人は少なくなり、日本産の映画や小説を楽しむことが普通になった。アメリカに負けず劣らず、日本人も十分に豊かな文化を作れる、と今の私たちは思っている。しかし、本当はそうでもないのだ。『ゴッドファーザー』のようなスケールの大きな映画を、まだ日本人は作れていない。それは小説にも当てはまることで、本作『夜に生きる』に匹敵する大河的な貫禄のあるギャング小説を書ける人はさほどいない。もともとはチンピラだった男が苦難を経て暗黒街でのし上がっていく物語。読んでいて本当に胸躍る。デニス・ルヘインの小説は、世界に通用する文化とはどういうものか、教えてくれる。日本のアニメや漫画は最高だ、と言い切るのは思い上がりだ。ルヘインを読めば、日本の文化はまだまだだ、と思い知らされることだろう。(中辻理夫/文芸評論家)◎気になる新刊『羽生善治論 「天才」とは何か』(加藤一二三/角川書店 820円) 「神武以来の天才」と呼ばれ、1954年に史上最年少棋士、史上初の中学生棋士となった著者が、同じく天才棋士「羽生善治」を徹底分析。なぜ彼だけが強いのか? 七冠制覇達成を可能にしたものとは? 天才による“天才論”は必見!◎ゆくりなき雑誌との出会いこそ幸せなり 物々しい装備に迷彩服、目だけが異様にギラギラした2人の兵士が表紙を飾る−−。書店の棚でもひときわ異彩を放つ雑誌が『軍事研究』(ジャパン・ミリタリー・レビュー/1200円)。表紙は第一空挺団レンジャーの訓練風景だそうだ。 1966年に創刊された軍事問題専門誌。日本をはじめ、世界の軍事情勢に関する記事や論文を掲載した、極めてハードコアなつくりだ。 中を開くと、沖縄米海兵隊とオスプレイ、北朝鮮の核実験問題、海軍大国を目指す中国の動向など、タイムリーな記事がずらり。新聞やテレビ報道より、さらに詳細な解説は、いま日本が抱えている周辺国との軋轢がより差し迫った現実であることを読む者に突き付ける。 ミリタリーオタク向けの興味本位の内容とはいえず、真正面から「軍」を題材として扱う際立った誌面だ。軍事アレルギーを抱えた日本にあって、この雑誌の存在は衝撃的ですらあるだろう。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)※「ゆくりなき」…「思いがけない」の意