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その他 2013年04月30日 12時00分
日本人の死因第3位 単なる“風邪”から陥る「肺炎」に潜むワナ(1)
日本人の死因の3位に肺炎が上がっている。2年前の厚労省の人口動態調査でも明らかにされたが、超高齢社会といわれる日本に中高年者の肺炎が増え続け、命を落とすケースが後を絶たない。 新聞の死亡記事などに目を落とすと、亡くなった方の大半の病死原因が肺炎と書かれている。医療関係者も、最近は高齢者だけでなく、30〜40代の若い世代にも肺炎罹患者が増える傾向にあり、油断は禁物と警鐘を鳴らす。 東京・目黒区の国立病院機構東京医療センター呼吸器内科担当医によれば、肺炎という病気は三つに分けられる。入院している人が発症する「院内肺炎」と、介護施設の入所者などの「肺炎」、そして会社員など元気な人に起こりやすいのが「市中肺炎」だ。 「この中で、院内や介護施設などで感染する肺炎は高齢の方が多いのですが、市中肺炎は30〜40代の若い世代の人も発症しています。中には劇症型の肺炎もあって、どんどん進行して亡くなる方がいるので、注意が必要です」(担当医) では、肺炎はなぜ起こるのか。この問いに専門家は「肺炎を起こす原因菌の種類が多いのも一つです。そのために効果のある薬も異なってきますし、的確な診断と治療がどうしても必要になります」と言う。 肺炎の土台は風邪と言えるものの、肺炎と風邪は症状や経過に違いがあるという。たとえば、風邪は炎症箇所がノドや鼻など上気道に起きるが、肺炎は気管支より奥にある肺ということになる。 症状にしても、風邪の場合は発熱、鼻水、咳などが表われるが、肺炎は咳、痰、発熱の他に、呼吸困難や胸痛などが起こる。原因とされるものも、風邪は主にウイルスだが、肺炎はウイルスの他に真菌という細菌に侵され、風邪はせいぜい1週間〜10日程度に対し、肺炎になると期間も長く、重症化すれば死に至る。 また、健康な体であれば、肺炎を起こす原因菌にしても体内の防御機能で排除できるが、高齢で体力が弱っているとそうはいかない。一旦風邪をひくと、ノドや気管支などの上気道に炎症が続いてしまい、機能が崩れてしまう。その結果、肺炎の原因菌が肺の奥に入り込んで増殖しやすい状況を生む。 しかも、前述の通り肺炎の原因菌は多種多用で治療も複雑になるが、予防を考える上ではまず、風邪そのものを防ぐことが大事になってくるというわけだ。 内科、呼吸器科など総合クリニックの院長で医学博士・久富茂樹医師は言う。 「一般的には咳が止まらず、ノドが痛い、熱っぽいという症状があれば風邪と考え、数日間仕事を休んで様子をみるとか、市販薬を飲んでみようということになるでしょう。しかし、風邪の大部分(90%)はウイルス感染であり、このウイルスは人から人に感染して、初めて症状を起こす。人から人へ簡単に感染しやすいところが、ウイルスによる呼吸器感染症の怖いところなんです」
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芸能ニュース 2013年04月30日 11時45分
徐々に明らかになる牧伸二さんが飛び降り死するまでの足取り
「あ〜あ、やんなっちゃった」で知られたウクレレ漫談家の牧伸二(本名・大井守常)さんが29日午前0時15分頃、東京大田区の丸子橋から多摩川に飛び降り亡くなった件について各スポーツ紙が続報を報じている。 遺書は見つかっていないが警視庁田園調布署は自殺とみているが、牧さんは28日午後1時15分から同30分まで、東京・上野の寄席「お江戸上野広小路亭」で、自身が会長を務める東京演芸協会のイベントに出演。その後、同4時10分から浅草の演芸場「東洋館」で公演が予定されていたため、上野から浅草まで弟子とタクシーで移動し、同2時ごろ東洋館前に到着。 牧さんは荷物を弟子に預け、「喫茶店に行ってくる」と告げて、約150メートル離れた行きつけの喫茶店に向かい、アメリカンコーヒーを注文し、2時半ごろまで滞在。店員によると、いつもはおしゃれなスーツ姿なのが、作業服のようなジャンパーを着用しており、普段と同じように「いってらっしゃい」と送り出したが、元気がない様子だったという。 出演時間が迫っても会場入りしないため、弟子らが周辺を捜索。牧さんは携帯電話を持ち歩いていないために連絡がつかず、公演はキャンセル。また、同日行われ出席予定だった会長を務める任意団体「東京演芸協会」の理事会も欠席したが、一部によると、同協会の資金をめぐり、金銭トラブルの渦中で悩んでいたという情報もあることを報じている。 「その後の足取りについては報じられていないが、飛び降りた場所までは、牧さんの自宅から約1.5キロの距離がある。牧さんは足の具合が悪く杖をついていたので、飛び降りた場所からほど近い私鉄の駅で降りた可能性もあるが、何が牧さんを死に向かわせたのかはいまだに謎」(ワイドショー関係者) 葬儀・告別式は近親者のみで行われるというが、牧さんは様々なものを1人で抱えたまま天国に旅立ってしまったようだ。
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芸能ニュース 2013年04月30日 11時45分
AKB48 兼任メンバーの損得勘定
アイドルグループ、AKB48とその関連グループが総出演する日本武道館でのコンサート「AKB10+ 件48グループ臨時総会〜白黒つけようじゃないか!〜」の最終日に“春の人事”が発表された。もっとも話題となったのは、HKT48の指原莉乃の劇場支配人だが、その他にも注目の人事があった。 まず、これまでSKE48、NMB48の兼任であった北原里英と横山由依がAKB48専任となった。二人とも悔しさをにじませた表情を見せた。特に横山は、NMB48として初の単独でのNHK紅白歌合戦の出場を目指していただけに、突然の兼任解除はファンからの同情の声も挙がっている。 逆に、兼任メンバーとなったのが、SKE48はAKB48の大場美奈、NMB48は市川美織が兼任する。「二人とも、期待はされていたメンバーだが、現在のAKB48ではいまいち露出する先がないメンバー。市川はお笑いが得意なNMB48でいじり倒されることで、新たな突破口が見いだせるかもしれない」(アイドルライター) 一方で、地方のグループから、AKB48と兼任になるのは、SKE48の古畑奈和、NMB48の矢倉楓子、HKT48の兒玉遥。それぞれ、将来を期待される次世代のメンバーである。また、各グループでエース級の活躍をするSKE48の松井珠理奈とNMB48の渡辺美優紀は兼任を解かなかったため、「AKB48に、地方グループのエース級が吸い上げられているのではないか。結局、AKB48を中心に考えた人事ではないか」と地方グループのファンの中からは、不満の声も聞こえてくる。 また、海外グループへ移籍したメンバーでは、JKT48に移籍した仲川遥香以外は、すべてAKB48と兼任となった。「上海はビザの事情もあると言います。ただ、これで逆にジャカルタ一本で勝負しようとしている仲川遥香の覚悟が目立った」(アイドルライター)との見方もできる。 今回、兼任を解除されたメンバーについては、約1年での解除は早すぎるとの声も聞こえてくる。ただ、「変化のはやい芸能界で、またアイドルとして、個人の旬な年月が決して長くないことを考えると、冒険するのも1年が限界」(アイドルライター)との意見にも納得せざるを得ないのかもしれない。
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芸能ニュース 2013年04月30日 11時45分
仲間由紀恵が“片づけの変態”を熱演
女優の仲間由紀恵(33)が今秋放送の日本テレビ系スペシャルドラマ「人生がときめく片づけの魔法」(放送日時未定)に主演する。仲間は“片づけの変態”乗田磨輝子(のりた・まきこ。通称のりまきさん)を演じる。また、NHK連続テレビ小説で主演をつとめた夏菜が競演する。
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芸能ニュース 2013年04月30日 11時45分
ハリセンボン近藤春菜が急性腸炎で入院
お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜が28日、「急性腸炎」で都内の病院に入院したことがわかった。27日に下痢、高熱、嘔吐などの症状を訴え仕事を休んでいた。診断で、「数日間の安静加療が必要」とされた。医師から許可がでるまでは、仕事を休む予定だ。
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レジャー 2013年04月30日 11時45分
ハッシーの地方競馬セレクション(5/1)「第51回しらさぎ賞(SIII)」(浦和)
リベンジ達成!! 先週大井競馬場でおこなわれた羽田盃。本命に推したベビーフェイスなイケメン・野村周平ことアウトジェネラルは、まずまずのスタートを切ると得意の先行策へ。道中は3番手の位置で理想的な競馬。3、4コーナー中間から仕掛け始め、直線に入り手前を変えるとビュッと伸びて、あっという間に先頭に立ち、2着馬に4馬身差を付ける圧勝でした。上がりタイムも36秒2と素晴らしく、次位に0秒9差と今回は完全に一頭だけ抜けた競馬をしました。やはり自分の競馬が出来れば強いですね。次走は2冠をかけて東京ダービーへ向かうことになるとは思いますが、距離に不安があるタイプでもないので、2冠馬誕生の可能性は低くはないでしょう。 さて、今週は「第51回しらさぎ賞(SIII)」が浦和競馬場でおこなわれます。しらさぎ賞といえば、昨年当コラムがスタートした際に最初に予想したレースです。早いもので当コラムがスタートして1年が立ちました。これも読者の皆様や関係者の方のおかげです。ありがとうございます。これからもハッシーの地方競馬セレクション及びハッシーシリーズのコラムを宜しくお願いします。 1周年記念の今回は思い出のこの馬で勝負です。沢尻エリカ並の威圧感を持つことから、地方競馬界の沢尻エリカと勝手に認定した◎クラーベセクレタです。言わずもがな連覇を狙う昨年の優勝馬。昨年1年間で連を外したのは僅かに1回と抜群の安定感。と同時に先着を許したのもJRA所属馬と笠松所属馬1頭のみで、南関東所属馬には一度も先着を許していません。今回は久々の斤量57kgがカギを握りますが、昨年も当レースで背負って圧勝しているだけに今回も問題ないでしょう。1400m、浦和競馬場ともに勝率100%を誇っており、負ける要素が見当たりません。ここは不動の本命です。 対抗は1500m以下では連対率100%を誇る○ハルサンサン。昨年のTCK女王盃ではJRA勢を抑えて初重賞制覇と力があるところを見せました。しかも本質的には長いと思われる距離での勝利だけに価値のある勝利。今回はベストと思われる1400mに変わり、スピードを活かしたレースが出来るでしょう。浦和競馬場は初となりますが、左回りは問題ないですし、小回りが苦手なタイプではないと思われるので心配はないでしょう。 ▲は昨年取り消しのうっぷんを晴らしたいサクラサクラサクラ。常に安定した走りを見せている本馬。近2走は重賞で2着、3着と実力のあることがわかります。こちらも浦和競馬場は初となりますが、小回りは門別で経験しているだけに心配はないでしょう。 以下、浦和得意の△ツキノテンシ、前走の勝ち方が強かったナターレまで。◎(7)クラーベセクレタ○(2)ハルサンサン▲(12)サクラサクラサクラ△(1)ツキノテンシ△(11)ナターレ買い目【馬単】4点(7)→(2)(12)(1)(11)【3連単】6点(7)→(2)(12)→(2)(12)(1)(11)※出馬表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えもあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。顔は馬面。現在はフリー。
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社会 2013年04月30日 11時45分
76歳おじいさん機転!オレオレ詐欺にダマされたふりして犯人御用
大阪府警寝屋川署は4月24日、同府寝屋川市の76歳の男性から、オレオレ詐欺の手口で、現金2000万円をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂容疑で、無職・田代卓(24=東京都足立区古千谷本町)と、自称自営業・中川康一(45=東京都豊島区上池袋)の両容疑者を逮捕したと発表した。 逮捕容疑は22〜23日、寝屋川市内の男性宅に男性の息子を装って数回電話し、「知人の社長にカネを借りている。すぐに2000万円を返さないと、社長の会社が潰れる」などと、ウソを言って現金2000万円をだまし取ろうとしたとされる。 同署によると、電話を受けた男性が息子に連絡を取り、本人ではないことを確認した上で、23日に同署に通報。 府警は男性にだまされたふりをするよう依頼し、再び電話してきた男に「カネの準備に時間がかかる」などと言って、時間稼ぎをして、2人を自宅に呼び寄せた。 その間に同署員が駆け付けて、犯人の到着を待った。男性の家に田代容疑者が訪れ、張り込んでいた同署員が現行犯逮捕。さらに路上でしゃがみ込み、男性の家を見ていた中川容疑者を任意同行し、24日に逮捕した。 大阪府内では、ここ最近、同様の被害が相次いでいる。2人はカネの受け取り役で、「指示されてやっただけで、何のカネか知らない」といった趣旨の供述をしている。背後に指示役がいるとみられる。 それにしても、この76歳のおじいさん。高齢ながら、好演技で2人の犯人逮捕に貢献し、いい仕事をしたものだ。(蔵元英二)
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その他 2013年04月30日 11時21分
声優・上坂すみれ 決起集会で鶯谷を赤く染める!
29日、声優の上坂すみれが、東京キネマ倶楽部でライブイベント「決起集会Vol.2〜大正一○二年度御挨拶」を行った。 上坂は、「昨日、原宿も赤く染めたので、鶯谷も赤く染めていきます!」と新曲『テトリアシトリ』他4曲を熱唱。会場へ駆けつけた600人のファンは、「ウラー!(ロシア語で万歳)」で応えた。また本イベントでは、「生産!・団結!・反抑圧!」のライブでの正式なコール方法も決定。上坂自らが同志(ファン)に向かって指導を行った。 会場では、2ndシングル『げんし、女子は、たいようだった』が7月10日にリリースされることも発表。さらに7月から8月にかけて、東京、名古屋、大阪で決起集会(ライブイベント)が開催されることも決定し、上坂は、「この夏、革命的ブロードウェイ主義者同盟は東京を飛び出します!」と宣言。イベントの最後は万歳三唱ならぬウラー三唱で大盛況の内に終了した。 イベント終了後の囲み取材では今日のイベントについて、「(東京キネマ倶楽部に)視察に来た時、会場が現代っぽくない、大正時代のアングラっぽい感じがあり、テンションがあがりまして、(イベントを)大正っぽくしました」とコメント。2ndシングルが上坂の好きなマンガ、『げんしけん』の続編である、『げんしけん 二代目』のアニメ主題歌であることに関しては、「げんしけんは古本で買って好きになりました、今回二代目の主題歌を私が歌わせてもらっていいのかな? と思っています(笑)」と答えた。 また、イベントでプロレスラーのケンドー・カシンのテーマ曲で入場したことを質問されると、「入場曲からプロレスにハマりました、ケンドー・カシンさんのテーマ曲は気持ちが高まります」とプロレス好きでもあるとコメント。「永田さんもいつか(イベントに)来ていただけたら嬉しいな…」と敬礼ポーズが有名な、新日本プロレスの永田裕志選手と一緒に敬礼をしたいことも明かした。(斎藤雅道)
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スポーツ 2013年04月30日 11時00分
復帰でも今後が不安な蒼国来
なんともあっさりと断念。相撲協会は4月3日、両国国技館内で臨時理事会を開き、3月25日に東京地裁が八百長問題で解雇された幕内蒼国来(29、本名恩和図布新、中国出身、荒汐部屋)の処分を無効とした判決について、控訴しないことを満場一致で決めた。相撲協会の全面敗訴だ。 蒼国来は5月の夏場所は出場せず調整につとめ、次の名古屋場所(7月7日初日)から復帰する。廃業や解雇、除名された力士が再び土俵に戻るのは戦後初めて。 それにしても、どうして相撲協会はこんなにも潔く引き下がったのか。 「前理事長の放駒親方(元大関魁傑)と現理事長の北の湖とは、犬猿の仲とまでは言わなくても、不仲は明らかでしたからね。今年の2月、放駒前理事長は定年退職していますが、理事長時代あれほど強権をふるったのに、恒例となっている退職会見も拒否し、ひっそりと大相撲界を去っています。いずれ全面否定される日が来るのはわかっていたんでしょう。だから、今回の控訴断念についても話はしませんよ。もう相撲協会の人間じゃないもん、とまるで他人事のように語り、自分が主導したのに無責任すぎる、と猛批判されています」(担当記者) これで不幸な事件は一応落着したが、問題はむしろこれから。晴れて無罪となった蒼国来はさっそく4日からまわしを締めて土俵に降り、約3時間、四股や鉄砲、すり足などで汗を流した。 しかし、2年のブランクは大きく、体重は解雇前と同じ135キロだが、おなかのあたりはたるんでブヨブヨ。これを元の引き締まった体に戻すのはたいへんだ。これだけ世間の注目を集めたのだから、結果、十両に急降下では話にならない。 蒼国来は、八百長問題に弄ばれた悲劇の男から脱することができるだろうか。
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社会 2013年04月30日 11時00分
日本テレビが役員定年制導入の裏事情 ドン・渡辺氏から見れば“小さな反旗”?
日本テレビがこのほど役員定年制を導入、波紋を広げている。 ホールディングスでは会長・社長が68歳、副社長が67歳。テレビでは社長が67歳などこと細かく決められた。 「大久保好男社長はいま62歳。これだとあと6年、つまり3期はやれるというわけです」(日テレ関係者) ただ、この定年制導入が誰の発案なのかとさまざまな憶測を招いている。 「旗を振ったのは、大手町のドン・渡辺恒雄読売グループ本社会長ではないでしょう。86歳になる本人がいまだにグループに君臨しているのに、定年制を敷いたとなれば『あんたはどうなるの?』と外部から突っ込まれますからね」(読売新聞関係筋) では誰か。言うまでもなく大久保社長であろう。 「大久保社長は68歳までやれるが、そうなると定年時のドンは92歳になっている。Xデーがその前にくる可能性はおおいにあるからだ。しかし、大久保社長にしてみれば、あと6年黙ってつとめれば、自分の時代がくると期待もできます」(前出・日テレ関係者) たしかに役員定年はあくまでも内規であって、次のトップのツルのひと声で反故にされるケースも少なくない。実力者Xデーの直後にはよくあることだ。 あとは、大久保氏の采配である。 「大久保さんの狙いは、94歳まで生きた読売新聞中興の祖・務台光雄さんの年齢まではドンも現役でいて欲しい、という願いを間接的に伝えたかったともとれますが…。美談でしょうか」(新聞業界事情通) だが、現実的に考えれば、90代の老人では舵とりを誤る可能性がある。読売グループの将来を老人に託してもいいのか、といった不安の声が上がっているのもたしか。 そこで、大久保社長が“小さな反旗”を翻したとの見方も出ている。 「ドン引退は88歳の米寿がポイントになるでしょう。新本社も完成しますからね」(前出・新聞業界事情通)