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社会 2016年11月19日 16時25分
手遅れになる前に! モラハラによる健康被害と改善策
以前からセクハラという言葉は一般的でしたが、モラハラやパワハラなどもよく耳にするようになりました。 恋人や友人、夫婦といった様々な関係において生じてしまう問題で、知らず知らず抜け出せない状態になっていることが多いです。受けているほうは精神的に追いつめられ、健康を害してしまうこともあります。 今回は、看護師の大木アンヌさんに、モラハラによる健康被害や改善方法についてお聞きしました。■モラハラとパワハラの違い 「ハラスメントとは“嫌がらせ”という意味で、モラルハラスメントは海外から来た言葉ですが、パワーハラスメントは和製英語になります。パワハラは主に職場において、権力があるものが下の立場の者に対して行う嫌がらせです。モラハラは夫婦や恋人関係などに多く見られ、相手の人格を否定するような嫌がらせをします。立場はあまり関係なく、部下から上司などに行われることもあります。嫁姑問題も、モラハラの一種と言えるでしょう。パワハラが威圧的で周囲からも分かりやすいのに対し、モラハラは陰湿で周囲が気付きにくいという特徴があります」■モラハラによる健康被害 「モラハラにより、人格を否定するような言葉や態度を繰り返されることで、受けたほうは強いストレスを感じます。やがて不眠症や食欲減退といった症状が現れ、それが続くと胃痛や頭痛、円形脱毛症などに発展し、さらにはうつ病などの発症につながります。モラハラはDVに発展するケースも少なくありません。すると健康被害だけでなく、身体的外傷まで受けることになります」■モラハラ改善のためには 「モラハラは周囲からは分かりにくいため、友人などに相談を持ち掛けても親身になってもらえない場合があります。かといって、本人と話し合おうと思っても、逆に火に油を注ぐ結果になることもあります。だからそれを恐れて我慢し続けてしまう方も多いです。モラハラの加害者になりやすい人の特徴としては、自尊心や嫉妬心が強かったり、相手を束縛する傾向にある人、他人の悪口ばかりを言う人などが挙げられます。こういった人が周りにいるようなら注意しましょう。また、自分がそういった傾向があるかどうかも認識できるといいですね。モラハラの被害に遭っているのに抜け出せないのは、自分が相手に依存している可能性が高いです。相手が同情を誘ってきても厳しく接し、しっかりと距離をおくこと。専門機関などに相談することも解決策のひとつです」 モラハラの被害に遭えば、健康を害すだけでなく、日常生活もままならないほど精神的なダメージを負ってしまうこともあります。身に覚えのある方は、まず相談を。また、加害者になり得る性格的な傾向をお持ちの方は、普段から自分の振る舞いに気をつけるべきです。【取材協力】大木アンヌルーマニア人ハーフの看護師。家庭や恋人同士で使える簡単な医療の知識を少しでも伝えていくため、ライターとしても活動中。
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芸能 2016年11月19日 16時03分
平愛梨がサッカー日本代表・長友とついにゴールイン!
交際中のサッカー日本代表のDF・長友佑都と女優の平愛梨が来年1月末に結婚することを、一部スポーツ紙が報じた。 2人は今年6月に「フライデー」(講談社)で交際が報じられ、愛知・豊田市で日本代表の合宿中だった長友が「僕のアモーレですね」と堂々と交際宣言。そのため、「アモーレ」は社会現象となり、今月17日に発表された今年の「新語・流行語大賞」の大賞候補にノミネートされている。 記事によると、今年1年は平の大殺界だったそうで、大殺界明け早々の来年1月にゴールインすることが決定。すでに両家の親にあいさつを済ませており、婚姻届を提出するのは、長友の所属するイタリア・セリエAのインテルがリーグ戦を予定している1月22日(日本時間23日)から29日(同30日)の間とみられるという。 リーグ戦の最中、来年3月からはW杯アジア最終予選が再開。長友をバックアップするため、平はテレビ番組を来年1月中旬で全て降板し、イタリアに渡って新婚生活をスタートさせるという。 2人は13年12月にタレントの三瓶を通じて出会ったが、昨年春からの交際に発展したのは、3人で食事する予定だったのを、三瓶がわざとドタキャンして2人きりにしたおかげ。そのため、婚姻届の証人は愛のキューピッドとなった三瓶に頼むつもりだというのだ。 「今や平の事務所で一番テレビの仕事が多いのは平。女優の観月ありさに次いで稼ぐほどになっていた。安室奈美恵が独立して減った稼ぎを平が埋めていただけに、ゴールインにより芸能活動を休止するのは事務所にとってはダメージ。いずれ長友がJリーグに復帰することがあればタレント活動を再開するかもしれないが」(芸能プロ関係者) 結婚への“ご祝儀”として、「アモーレ」にはぜひとも「新語・流行語大賞」を獲得してほしいものだ。
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芸能 2016年11月19日 16時00分
藤田ニコル、クリスマスを一緒に過ごす男性はまだまだお預け
モデルの藤田ニコルが映画「トムとジェリー すくえ!魔法の国オズ」初日舞台挨拶にスペシャルゲストとして出席した。 藤田はヒロインの少女ドロシーをイメージした可愛い水色のワンピース姿でトムとジェリーと共に客席から登場。「いつもと違って今日はドロシーちゃんの女の子ぽい服装で嬉しいです」とニッコリ。 小さい頃から大好きだというトムとジェリーについては「歯医者さんの待ち時間や家でも絵本を見ていました」と笑顔で話した。 この日のイベントは大半が親子連れの観客。自身の結婚観を問われると「“ニコ”ルなので25歳です。怒鳴らない人がいいです」と語り、理想像は「程よいイケメンです。カッコ良すぎても浮気をしそうだし…。ちょうどいいお父さんタイプが良いですね」とコメント。 クリスマスの予定を聞かれると「友達と家でパーティ−をして、綺麗なイルミネーションを見たいです」と語り、一緒に行きたい男性はと問われると「気になる人はいません」とキッパリ。
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スポーツ 2016年11月19日 16時00分
早実・清宮幸太郎獲りで早大VSプロ12球団ドラフト攻防戦
日本シリーズも終わり、FA権を行使する選手との交渉が解禁となった。「選手が動く」のは、オフの風物詩。だが、そんなオフシーズン真っ只中にあって、12球団の一部幹部の目はすでに来季に向けられているという。今秋のドラフト会議で指名された選手たちと仮契約も結んでいないのに、すでに'17年のドラフト会議に向けて水面下で動き出しているのだ。 「清宮クンですよ。来年は大変だよ」(在京スカウト) 11月3日、秋季東京都高等学校野球大会で清宮幸太郎内野手(2年)のいる早稲田実業が優勝し、来春のセンバツ大会出場を確実なものとした。高校通算本塁打は、すでに74本。1年夏の甲子園で2本塁打、打率4割7分4厘を誇ったスタープレーヤーが戻ってくる。 昨夏、甲子園だけにとどまらず一般メディアを巻き込んでのブームは、“異常”ともいえるものだった。あのブームが再び…。この人気が12球団スカウトを悩ませているのだ。 「彼が来秋ドラフトの主役になります。でも、清宮は早大に進学するのではないか、との見方も強まってきました」(同) 清宮は初等部から早稲田で学んできた。また、現在はラグビートップリーグ・ヤマハ発動機ジュビロの監督を務めている父・克幸氏も早大出身のスター選手で、後に早大監督として、3度も大学選手権を制した“早稲田のカリスマ”でもある。早大側も「今度は、(清宮の)息子が東京六大学野球を盛り上げてくれる」と期待していたとしても、決しておかしくはない。 しかし、大学に進んで素質を開花させた選手も多いが、その反対もまた多い。同じ早実・早大出身の斎藤佑樹(日本ハム)がその典型だ。 斎藤が夏の甲子園大会を制した'06年当時、12球団のスカウト間でこんな言葉が交わされていた。 「最強のスカウトは巨人でもソフトバンクでもない。早大を始めとする有名大学」 球児の親とすれば、通用するか分からないプロの世界に進むよりも、安全パイとして大卒の学歴を望む。「プロの世界はいつクビを切られるか分からない。4、5年でクビになるよりも、『学士』として堅実な人生を」と考えるのだ。こうした学歴志向は中学球児にまで及んでいる。 「有望中学生がどの高校に進むかを決める際、進学に有利かどうかをはっきり確認してくる親御さんも少なくありません。進学を意識して、付属校や系列校を選ぶ家庭もあります」(スポーツライター・飯山満氏) 硬式野球部を持つ大学は、8月から10月の間、翌年入学の高校3年生を対象としたセレクションを行う。『自己推薦制』とも呼ばれており、有望球児はここで大学合格の内定を取る。セレクションはどのスポーツ競技でも行われており、重要な戦力補強の場となっている。 野球で進学できる、それも有名大学なら…。すでにプロでやっていける力を持った高校球児でも、『大学ブランド』にグラついてしまう者は多いという。 「清宮クンを獲った球団がプロ野球報道の主役になるのは必至です。『清宮見たさ』で球場を超満員にできるはずですし、大学に進んだとしても、大学側にとってはこれ以上ない学校宣伝になります。早大グループ校の早実も『東京六大学リーグで勉強してからでもプロ入りは遅くない』と勧めてくるでしょうね」(前出・スカウト) 先の東京都大会決勝で、清宮は5打席5三振を喫している。 「対戦した日大三高の左投手、桜井周斗クンもプロ注目の逸材です。一級品の左腕に適応できないとなれば、清宮クンもプロ入りに怖気づいてしまうかも」(球界関係者) 昨年8月、清宮はU-18W杯の壮行試合で大学代表チームと対戦している。そのとき、「清宮対田中正義(創価大)」の“真剣勝負”が実現した。清宮は「ちょっと詰まった」と言いながらも、センター前に適時打を放った。田中はプロ交流戦で二軍選手をキリキリ舞いさせた男。12球団スカウトは清宮の素質を再認識させられた。 「清宮クンの通算74本塁打のうち、左方向に打ったのは1本だけ。スピード、パワーは一級品でも、トップクラスの左投手や変化球への対応は『これから』です。一時期、センターを守っていたけど、守備は二流。ですが、たとえ一塁しか守れなくても、あの人気はすごい。プロ側は是が非でも欲しい逸材なんです」(同) その課題を、格下の大学生投手相手に克服するか、プロ相手に揉まれるか。清宮にとっては人生の岐路となる。 「父・克幸氏の意向も大きい。清宮家と交流もあって、早大グループにも顔が利くとなれば、ソフトバンクの王貞治会長しかいません。王会長を信頼してプロ入り表明となれば、他11球団は手が出せなくなってしまうが…」(同) 大谷投手流出が避けられない日本ハム、スター不在の巨人は二重丸を付けている。阪神も「高山俊、大山悠輔、そして清宮」のクリーンアップで超変革を完成させたいはず。早大も手放したくない。この熾烈な争奪戦、果たしてどうなるか。
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ミステリー 2016年11月19日 15時52分
なんだこれは!? 空に穴が開いたようなUFO写真
こちらの写真を見て欲しい。白黒だが、空の元に円盤状のUFOが浮かんでいることが解る。 この写真は1952年5月7日、ブラジルはバラ・ダ・チジュカ地方のイルハ・ドス・アモレス島にて撮影されたとされているもの。風光明媚な観光地として知られている場所で、取材に訪れていた『オ・クルゼイロ』誌という雑誌の記者2人が目撃したものだという。ジョージ・マーチンス氏が海の方から飛んでくる奇妙な物体に気付き、エド・ケッフェル氏が慌てて手にしていたカメラを向け、撮影に成功したとされているものだ。 この2人の話によれば、円盤状の物体は旅客機ほどの大きさがあり、飛来してきた後は森の上空をぐるりと半周した後、急に速度を落として、木の葉のようにひらひらと落下したという。だがその後ふたたび急上昇し、海の方へ急加速して飛び去っていったという。彼らはこのUFOを追いかけながら、5枚の連続写真を撮影したとされていた。 この写真も証言も非常に信憑性が高いものであると永らく考えられていたが、数十年後、コンピュータを用いた分析にかけてみた所、トリック写真であることが判明したという。というのも、写真に撮影されたUFOはひっくり返ったりして角度を変えて飛んでいるように見えるのだが、光の当たり方や立体感に不自然な点が多く見られたのだ。また遠景に木が写っているのだが、この木に見られる光の反射も、UFOと大きく違っている事が解る。 そして、現地調査を行うと、件の写真を撮影した2人が模型を手に写真を撮影している様子を見たという証言も出てきた。二人は模型を元に再現実験を行っていただけだと反論したのだが、分析の結果このUFO写真はフェイクであるという結論が下されたのである。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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アイドル 2016年11月19日 15時37分
NMB48矢倉楓子、御茶ノ水男子のゾンビメイクに絶叫! 「腰が抜けました」
NMB48の矢倉楓子が18日、都内で行われた映画『ホラーの天使』(26日公開)の舞台あいさつに主演の葵わかな、メガホンをとった長江俊和監督、ガリガリガリクソン、シークエンスはやとも、御茶ノ水男子と出席した。 本作は元乙女新党の葵が初主演し、地下室に閉じ込められた少女を巡って巻き起こる怪奇現象を描いたホラー映画。アイドル役で出演する矢倉は「まさか自分がこうしてこの作品に出れると思っていなかったので嬉しかった。NMBでは色が白くて普段からお化けみたいと言われることが多いので、最初はわたしがお化け役かなと思っていました」と嬉しそうにコメント。 “おばけは劇場に集まりやすい”というガリガリガリクソンの持論に対しては「NMBの劇場でも出るかもしれないです。わたしは見たことがないですけど。一度皆さんも確かめに来てください」とちゃっかり大阪のNMB48劇場もアピール。自身も霊感は強い方だと明かすと、「撮影中に背中が急に重たくなったりすることがあって、絶対何か取り憑いているって思っていました。帰ってからもずっと寒気が止まらなくて、家に帰ってもずっと震えていて…撮影中はちょっとした光とか、何でもないものがお化けに見えたりした」としみじみ。葵も「肝試ししているみたいで本当に怖かった」と本作の撮影を振り返った。 イベント終盤には、ガリガリガリクソン、シークエンスはやともが壇上で怪談を披露。怪談披露後に突然停電し、ゾンビメイクの御茶ノ水男子が登場するというサプライズ演出も行われたが、これに矢倉が絶叫。舞台でへたり込んでため息を零し、「人生で初めて腰が抜けました」と話して会場をわかせていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能 2016年11月19日 15時30分
小島瑠璃子 クリスマスに向け彼氏募集中「まだ空いてますよ」
タレントの小島瑠璃子が18日、都内で携帯ゲーム機ニンテンドー3DS向けソフト「ポケットモンスター サン・ムーン」発売記念イベントに出席した。 会場に主人公のコスチュームで登場した小島は、今作の新要素の1つとなっている「Zワザ」のポーズを実演。スクリーンにピカチュウの「スパーキングギガボルト」を繰り出してみせた。 来月23日に23歳の誕生日を迎える小島は、「あまり実感ないですね、23歳は大人だと思ってました」とコメント。また、誕生日の直後にはクリスマスもあるが、現在空いているとのことで、「まだ空いてますよ。仕事がないんです。なので、駆け込み彼氏募集中です」とアピールした。 理想のタイプについては「ずっと言ってるんですけど、向井理さんの皮をかぶった、(爆笑問題の)田中裕二さん。本当、田中さんに失礼なんですけど、向井理さんのルックスで、内面が田中裕二さんだったら最高です」と語り、「ディーン・フジオカさんもカッコイイな」と目を輝かせる。事務所も“いい人だったら”と言ってくれているそうだが「ホリプロなのでめちゃめちゃハ−ドルは高いですけど」と発言し笑いを誘っていた。 同日は女優の木村文乃が、30代後半の演技講師の男性と結婚していたことが報じられたということで、そのことに関して意見を求められると「めでたいですな!」と笑顔で答え、「続きたいですよ。28歳とかで結婚できたらいいなと思います」と話した。(斎藤雅道)
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その他 2016年11月19日 15時00分
【不朽の名作】これで終わっていればシリーズの評価も高かったかも「踊る大捜査線 THE MOVIE」
今回は“踊る”愛称で親しまれ1990年代後半にヒットした刑事ドラマの劇場版第1弾『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998年公開)を扱う。 同シリーズといえば、続編の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年公開)が邦画歴代興行収入で現在実写映画としては1位に位置していることで知られている。同時に、このTHE MOVIE 2と、10年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』、12年公開の『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は、伝説の実写版『デビルマン』ほどではないが、かなりの酷評を受けている邦画としても有名だ。 本作はというと、続編である3作に比べれば、世間的にはだいぶマイルドな評価となっている。が、よくよく振り返ってみると「これは…」と酷評される要因となりそうな部分が随所にあるのだ。ドラマシリーズから追いかけて来た人のための、ファンサービスムービー的な要素を維持しているからそれほど悪目立ちしないだけで。 まず、同シリーズは地上波放送時のドラマで、他の刑事ドラマとの違いを強調してきた点で評価を受けていた。凶悪犯とのド派手な銃撃戦やカーチェイスはなし。警察の内部矛盾、キャリア制度による官僚主義などをドラマの中心に置き、所轄警察署と警視庁の捜査時の力関係を所轄の湾岸署側からサラリーマン的に描いた物語が特徴だった。主役も脱サラし、交番勤務も経て刑事となった青島俊作(織田裕二)ということで、これも当時の刑事ドラマの主役としては斬新だ。 本来売れ線である部分からの外しと、所轄のある意味でのユルさダメっぷりを描くことで、このシリーズはドラマで成功してきた。しかし、劇場版の本作ではその部分が活かし切れなくなっている。扱っている事件が警視庁副総監拉致事件と湾岸警察署内で発生した猟奇的殺人事件という2テーマだからだ。 ドラマシリーズでは、殺人事件などは起きるものの規模的には作品のノリに合ったものが多かった。しかし、劇場版になった影響なのか、事件の規模を大きくしすぎている。もう本作特有のユルい空気とシリアスのバランスが危うくなってきてしまっている。それでも湾岸署内での窃盗事件を絡めることで、ギャグのノリは維持してはいるが。これが、『あぶない刑事』シリーズなら、元々荒唐無稽な作品なので、相手がテロ組織だろうと、巨大マフィアだろうとノリは変わらず「まあ、あぶ刑事だし」で許されてしまう。しかし、本作はある意味での警察や刑事の「リアル」な姿が売りだったので、さすがに事件にそのあたりが追いつかなくなっている。 加えて、同作はとにかく凶悪犯の描き方が下手くそだ。被害者の胃の中に熊のぬいぐるみを入れて殺した日向真奈美(小泉今日子)は、おそらく『羊たちの沈黙』のレクター博士を意識したのだろうが、これがとりあえず狂ってればいい的なノリでかなり安っぽい。これはドラマシリーズの最終回あたりでも言えたことなのだが、作中にサイコパスを出す際、同シリーズでは狂ってる感を、とりあえず思わせぶりで笑わさせるか、変な表情をさせるかでしか表現しない。このワンパターンは今後のシリーズでも続いていくことになっていく。 また、警視庁副総監拉致事件の犯人も非常に安っぽい描写しかされない。オチを言ってしまうとこの拉致事件は犯罪マニアの少年グループがネットを通じて「ゲーム」感覚で引き起こした事件となっている。その犯人の性格付けが、ドラマ第8話「さらば愛しき刑事」に登場した、警察の若手プロファイリングチームと同じく、とにかく相手を小馬鹿にする言動を繰り返すだけのキャラとなっている。これは偏見かもしれないが、「パソコンをやっているやつは大体こんな性格」という脚本家の意識が透けてくる部分だ。今後の作品でもパソコンを武器にする犯人やキャラはこんなノリで出てくる。家や職場にパソコンがあるのが当たり前になった2000年代に入ってからも、だ。 それでも同作が一応面白さを維持しているのは、テレビの特別編で未回収だった部分を回収するという緊張感があったからだ。ドラマのレギュラー放送時に青島との身分を超えた信頼関係を強調されていた室井慎次警視正(柳葉敏郎)が、管理官から参事官に昇格してからの誤解や、わだかまりの解消。さらに、恩田すみれ巡査部長(深津絵里)が辞職するのか否かの答えがこの作品では出る。また、拉致された副総監と和久平八郎指導員(いかりや長介)の関係をそのまま青島と室井の関係性にスライドさせることで物語に厚みを持たせることにも一応成功している。 そして、本作の予告編で目玉となっていたのが、青島が殉職するかどうかだった。有名な「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」のセリフの後から、クライマックスに向かう途中まで、完全に青島を完全に殺しに来ているノリで、かなりの緊迫感がある。負傷の描写もよく刑事モノである殉職シーンそのまま。しかし、最後の最後で大きな外しをする。それが本作中最大のギャグシーンとして語りぐさになるほどで、本作が危うい部分はありつつも、なんだかんだでギャグとシリアスのバランスを維持しきったことを象徴するシーンでもある。 踊るがテレビシリーズでやってきたものに一応の決着をつけたのが、同作だった。正直おふざけシーンのノリ的にはその後の作品と大差がない。ドラマシリーズで未回収だった部分に答えを出すというメインテーマがあったので、多少の粗やツッコミ所があっても本作では許されていた。しかし、その後の作品では全くの新展開となるため、粗ばかりが強調され、酷評されていくことになる。また、本作とテレビシリーズのキャラの性格はそれほどズレていないが、その後の作品では答えに向かうために無理やりキャラを捻じ曲げる要素なども目立つようになる、そのあたりも評判の悪い理由だろう。今考えてみると、同作で終わりにした方が、踊るシリーズは伝説になっていたかもしれない。 ちなみに、酷評されている続編の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』だが、BL(ボーイズラブ)的な視点で考えると意外とよく出来ているかも。本庁初の女性管理官・沖田仁美警視正を完全に悪役として描いており、青島と室井の、ホモソーシャル的なノリをシリーズ中でもかなり強調している。その徹底ぶりは凄まじく、途中ですみれを負傷退場させてしまうほどだ。その結果に向かう為に、時々登場人物の知能指数が著しく低下しているのは問題だが…。他の2作は…。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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社会 2016年11月19日 14時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 急速に進む中高年非婚
昨年行われた国勢調査の基本集計結果が発表された。そこに現れていたのは、急速に進む中高年非婚という現実だった。 国勢調査では、配偶関係が、(1)有配偶、(2)未婚、(3)死別、(4)離別、(5)不詳の5区分で集計されている。不詳というのは、調査をしても結婚しているのかどうかを答えなかった人のことで、たいていの場合は、結婚していない。そこで、不詳を含む有配偶以外の人を非婚と定義して、年齢別に非婚率をみると、中高年のところで大きな変化がみられたのだ。 30歳台後半(35〜39歳)の非婚率は、40.6%と5年前と同水準だったが、40歳台前半は+1.6%ポイント、40歳台後半は+4.1%ポイント、50歳台前半は+4.0%ポイントと、非婚率の割合が大幅に上昇しているのだ。 人口学では、50歳時点で結婚していないと、生涯未婚として扱われる。40歳台後半の非婚率は34.2%だから、もはや3分の1以上の男性が生涯未婚に追い込まれる時代がやってきているのだ。 政治家や政府は、少子化対策のため、保育所の拡充など、さまざまな子育て支援策を講じている。しかし、結婚したカップルは、そこそこ子供を産んでいる。例えば、厚生労働省の「出生動向基本調査」によると、2010年の夫婦の完結出生児数は1.96と、結婚したカップルは、一生の間にほぼ2人の子供を産んでいるのだ。 30歳台後半の非婚率が横ばいになったことからも分かるように、晩婚化の流れは頭打ちになっている。いまや少子化の大部分の原因は、生涯未婚化になっているのだ。 なぜ結婚できないのか。その最大の理由は、所得格差の拡大だ。 '12年度の国土交通白書の調査によれば、20代から30代の男性の場合、年収が600万円までの区分では、年収が上がれば上がるほど、結婚している率が高くなっている。 非正社員が該当する年収100万円から200万円の階層では、94.2%が未婚だ。同時に、全体の73.1%が恋人もいないとしている。ちなみに、年収800万円から1000万円の階層では、未婚率は56.0%、恋人がいないのは28.0%にすぎない。 つまり、いまの日本は、高い収入を得ている勝ち組以外は、結婚はおろか恋人も持てない社会になっているのだ。 いま保育所では、0歳児保育に、1人当たり年間400万円以上の税金がつぎ込まれている。それが悪いとは言わないが、結婚して子供を産めるのは、大部分が勝ち組だ。そこに膨大な税金がつぎ込まれる一方で、結婚や恋愛の機会さえ与えられていない若者には、一銭も税金が投入されていない。それどころか、彼らを何とかしようという議論さえほとんど行われていないのが現状だ。 いまや役人も、加えて役所が制度改正の意見を聞くために審議会に呼ぶ有識者も、すべて勝ち組ばかりだ。このまま、勝ち組の、勝ち組による、勝ち組のための政治をやっていたら、社会が崩れ落ちていくのは当然だろう。 昨年行われた国勢調査では、歴史上初めて総人口が減少した。それも、国が崩れゆくことへの警告なのかもしれない。
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芸能 2016年11月19日 12時00分
TBSに絶縁状! マツコ・デラックスを怒らせた二つの理由
マツコ・デラックス(44)がTBSに絶縁状を叩きつけたという。MCを務める人気番組『マツコの知らない世界』の年内いっぱいの放送を最後に、自ら降板を申し出たというのだ。 「TBSにとって唯一、出演していたのがこの番組だったんです。高視聴率が取れる優良コンテンツだっただけに局上層部は大騒ぎです」(テレビ関係者) これまで蜜月関係を保ってきたTBSに対し、突如反旗を翻した理由は、先頃報じられた訴訟事件だという。2月にミニチュア玩具を扱った特集で、バツイチ女性が出演。その際に元夫について語ったのだ。 「元妻は男性との離婚について『結婚してから生活費を一切もらえなかった』といった発言をしたんです。ところが、その後にこの元妻の発言の大半がウソであることが判明し、元夫から名誉を棄損されたとTBSが約1100万円の慰謝料などを請求される裁判を起こされてしまった。直接、マツコに害はないが、イメージは急落。この一件で、TBSに対する信頼感をなくし、苛立ちを募らせているんです」(芸能事情通) さらに、マツコを激怒させる出来事があったという。TBSでいくつもの番組を抱える放送作家が証言する。 「同じ事務所の先輩で、敬愛してやまない“くりぃむしちゅー”の有田哲平がTBSから惨めな扱いを受けたことに怒っているんです」 実は、マツコのトラブルと並行し、有田もTBSと揉めていたのだ。 すべての始まりは、有田がMCを務める『ご対面バラエティー7時にあいましょう』の打ち切り問題。年明け1月から、TBSの肝いり番組『結婚したら人生劇変!○○の妻たち』が始まるのだが、なんと有田を降板させ、代わりにみのもんたの起用が決定した。 「そもそも『ご対面バラエティー7時にあいましょう』はいわくつきの番組なんです。前番組の『私の何がイケないの?』から一緒に司会をしていた江角マキコが降板した際、有田も『降りる』と言った。だがTBSサイドは『新番組は有田さんのための有田さんによる番組。あと10年お願いします』などと言われ、口説き落とされたんです。今回も、9月の段階で番組継続を公言していたが、6月に編成部長が代わったとたん、一方的に番組打ち切りが決まってしまった。TBSの二枚舌と誠意ない態度に怒り心頭なんです」(芸能プロ関係者) TBSは短い期間に、視聴率が取れる人気タレント2人を一気に失おうとしているのだ。 「損害額にしてン十億円の損失に近い。マツコのギャラは1本160万円〜、有田が180万円〜。ギャラは高いが、スポンサーが付くんです」(前出・テレビ関係者) TBSの未来は暗い。
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